同じ秋田だから言う訳でもないが、藤あやこはトークが面白い。
たまに「どかちかでぇ」どごろも含めて、面白い。
坂本冬美とは対照的な性格らしく、夫婦漫才的なやりとりが楽しい。
演歌ファンにとっては毎度のパターンかも知れないが、話の持って行き方
なのか妙に引き込まれる。確か函館あたりに二人で旅した時の市場での
やりとりが印象に残る。いないと思えば、イケメンの店員さんと話し込んで
いたり、孫がいるとは思えない活躍ぶりだった。孫の話と言えば、ごきげんよう
での話も面白かった。たいした話でもないのに、ふんふんと聞いてしまう、話術
を持っているのだと思う。幼稚園の孫に弁当を作るのだが、毎回こっそりと
全部食べたか確認するらしい。一つでも残っていると無性に気になるらしい。
そんなたわいない話だったと思うが、これが印象に残るのだ。
思えば、ビートたけしが昼の番組で良くゲストに呼んでくれていた。あの熱湯風呂
のある場違いな番組にだ。きっと気があるからだろうと、考えていた。それとも
あの白い肌が真っ赤に染まるのを見たかったのか。
いずれ彼女のトークはいい。歌を聴くよりいい。オレにとっては。
なぜそこに注目するテレビがないのか不思議なくらいだ。
こころまでバアさんになっちまう前に取り上げてほしい。
週刊文春の記事に小林よしのりが怒っている。おれも同感だ。剛力彩芽が
作られたアイドルだろうと、魅力は十分にあるよ。大体が芸能人というテレビの
向こうの人間は形而上学的に言っても接点はないわけだし、こっち側の人間
からはどうせ皆、作り出されたアイドルでしょう。
その中で彼女は異彩を放つ存在に見える。美人かと言えば多分そうじゃない
と思う。しかし考えてもみてくれ。タレントが皆、吉永小百合だったら(例えが古くて
申し訳ないが)世の中つまらない。韓国ドラマがいい例だ。悪い例というか。
次々ドラマを作っているが、我が家にも次々はまっている人間がいる。見てると
同じ顔がしょっちゅう出てくる。要するに人材不足なのだ。その点、日本には
いろんな型の美人女優が存在する。悪いがウチの県は美人の産地として名が
売れている。多少の美人じゃ物足りないくらいだ。そこらへんにゴロゴロしている。
そういう目でみても、見なくても、剛力彩芽という人間はひとりしかいない。
おれは貴重な存在だと思うよ。