松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

八郎潟町名物、「あんごま餅」。

2015-08-07 16:27:19 | 日記・エッセイ・コラム

 八郎潟町の名物を買いに出かけた。どうせなら、二か所ある店を食べ比べしたら、ということになってまず、誰でも知っている畠栄に行く。

 ここは通りに面しているし、駐車場もあるので分かりやすい。ここでは「あんごま餅」を買った。

 一方、土橋さんの方は、あまりメジャーでないが、もち自体が柔らかいので、もち好きな人はファンが多い。で、初めて店にお邪魔した。

 すると商品が置いてない。おそるおそる聞いてみると、「ありますよ」ということで一安心。ごまの乗ってない、あんだけの餅を注文した。そしたら結構時間が掛かる。まさかこれから作るのか、と言い始めたら、そのうち出来て来た。次の客が、車の中で待機している。常連さんらしい。この、注文を受けてからの作業が、あの柔らかさの秘訣なのだろう。しかもきちんと「賽の目」に切れ目が入っている。

 畠栄のは、馴染みだから後にして、土橋製を食べてみる。

 1区画を間違えて、取り損なったら、ぐいーんと伸びてきた。

 これはもち好きにはたまらない。あずきも、優しい甘さになっている。結構昼飯をがっつり食ったあとだったが、素直に入って行く。やばい、その気になればいくらでも入りそう。暑さに対抗して、こってりしたものばかり食べていた口に、非常に良く馴染むし、腹に優しい食べ物だ。もちの力で、体力回復も望めそう。

 夕飯の後、また食べた。するとあの柔らかさが既になくなりつつある。賞味期限を見たら、畠栄のは二日後まで。土橋の紙には、「本日中にお召し上がり下さい」とある。いいところ3時間と見た。持って帰って、ゆっくり、なんて悠長なことは言っていられない。できれば、店の中のベンチで、すぐにでも食べることを、お勧めする。今度行ったら、待っている間、どんな作業をしていたのか、聞いてみよう。

 伊勢に行ってきた人から、良くもらう「赤福」も大好きだが、地元の餅は格別だ。赤福も、つきたては、もっと美味しいのだろう。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする