松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

国文祭最終日の目移りする絶頂ぶり

2014-10-31 08:21:33 | 日記・エッセイ・コラム

 国文祭の最後をかざる、3日のフィナーレ・イベントは、見どころがあり過ぎて、困っている。昔、竿燈の開催場所だった広小路を舞台に運行する各地の祭り、土崎湊まつり、角館の山ぶっつけ、花輪ばやしの屋台。刈和野の大綱引き、六郷の竹打ち、平行して、なかいち広場では踊りや舞いや囃子のオンパレード。西馬音内と毛馬内の盆踊り、福島のじゃんがら念仏踊り、番楽、竿燈、なまはげ。そして県内3大囃子の共演。隣の、にぎわい交流館では、ただ一人の伝統職人「オエダラ箕」の制作実演。他に角館イタヤ籠、天筆体験もある。3階多目的ホールでは、チョウクライロ舞いや、東湖八坂神社の牛乗りクモ舞で有名な統人行事、その他神楽などが、どういう形でか分からないが見られる。この時間帯を眺めながら、電車で行って、持てる体力の範囲内でどう見て回ればベストか考えている。

 あと数日は、県内どこへ行ってもその地の特色を出したイベントが開催されていて、個人的にはニュースで知った八郎潟町の願人踊りと他県の願人踊りの共演、これが見たかった。男鹿市では持ち回りの「種苗交換会」が開かれているし、これは農業の祭典だが農家だけで済ませるのはもったいない。花き農家のダリアが新聞に載っていたが、あれは雄和で見たのに似ている。他県にはないこの大会は、明治11年から戦争時も途切れず開催されて、今回が137回目。農聖と呼ばれた石川理紀之助の功績だ。この人の言葉に「寝ていて人を起こすことなかれ」というのがある。率先してまず、自分が起きなさい、という意味だ。金足の奈良家出身なのでつい力が入る。

 問題は天気予報だけだ。しこたま悪い予報が出ている。まあ見ていなさい。晴れ男の私が、なんとかしましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大潟村生態系公園温室にて

2014-10-29 16:03:28 | 日記・エッセイ・コラム

大リーグ・ワールドシリーズと、日本シリーズの合間、時間を持て余して

外出する。今回もし阪神が日本一になったら、MVPは松田選手に上げたい。

やつは、なんで、ボールカウントが良くなるまで待たずに、悪球に

手を出すんだ。かなり阪神を助けてるぞ。まっ、いいけど。

おお、ハロウィンバージョンかいな。知らない花に、

ブーゲンビリアに、

また知らない花。

この時期、花の種類はバラエティと言うほど多くはない。むしろ外に収穫はあった。

今回は色の細工は、一切なし。レンズの見たまんま。こんな、もみじは京都へ行かなきゃ

見られないと思った。くらい紅葉の庭も良かった。

3連発、いきます。

おまけに燃費が、キャリアハイの22.1km/L。159円で入れた油なので、453円で

往復したことになる。まったく、ハイブリッドなんて買う必要なし。庶民の選択肢に

間違いはなかった。本日の教訓。安全運転に勝るものなし。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「11年ぶり」という表現から伝わる違和感

2014-10-28 08:10:28 | ニュース

 

 雅子さまが晩餐会に出席なさるのが、11年ぶりだとNHKのニューズは伝える。

まず、敬称に文句をつけたい。「さま」は最も簡単な言い方だ。

小学生でも通じると、言えないこともない。せめて「雅子妃」か「皇太子妃雅子様」

ほんとうは、「皇太子徳仁親王妃雅子」様と言ってほしいが、まあそれは

制約があるだろう。この「11年ぶり」を強調するのは、まるで11年も

空白期間があったんだぞ、と聞こえてしょうがない。

 大事なのは、公務を遂行できるようになられたことで、

それを喜ぶべきなのではないだろうか。

そういう雰囲気は、微塵もない。ほかのニュースと同じく無感情に

阿部渉は淡々と文章を読む。

 皇室を敬う気持ちが薄れていくのは、決していいこととは言えない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広域農道を使った、田沢湖への旅。

2014-10-27 05:47:21 | 日記・エッセイ・コラム

うちから13号線へ出る際に、和田までは以前から良く広域農道を使っていたが、

一気に、荒川鉱山入口まで伸びたので、角館・田沢湖方面に行く時は

これを使わない手はない。しかし信号がない代わりに、アップダウンが多いし、

曲がりくねっているし、古い道路は波打っていて、はなはだ走りづらい。

上新城道川から、さとみ温泉へ抜ける山道を行く。道川入口には庚申塚が

並んでいて、サルビアも美しい。今日も無事でありますように、とお願いしながら

40kに落として村をゆく。ここには40基以上の石が並んでいる。

信仰心の厚い土地柄だと思う。ついでに仁別へ向かう道路沿いに、涙を流すマリア像

を左に見ながら(本体は見えないが)ここでもお願いする。

まっすぐ、御座の石を目指すために、旧西木村方面に向かう。両側のマリーゴールドが

どこまでも続く。あともう、たつこ像に着くという手前に、むらっこ物産館という、いかにも

田舎な、寄りたくなる風情の建物がある。結構、栗ソフトや、炭火で焼く「みそたんぽ」

で、グルメに載っていたりする。行きは昼前で、店の前では、みそたんぽ、中や裏の

東屋では、そばを食べている人で、盛況だった。帰りに「手打ちそば」800円を食べた。

まず、会計で番号札をもらう。囲炉裏端には持ってきてくれるが、外の客には「何番さーん」

と呼びかける。とっても細い、美味しいそばだった。漬け物がまた、しょっぱくなくて、うまくて

ビールが欲しくなる味だった。

御座の石神社の前の湖面は、期待どおりの色をしていた。

たつこさんの前の駐車場は、なかなか順番待ちがいたりして、入りづらいが、

ここは余裕だ。なにもみんなが休日の日に行くこともなかったが、あまりに天気が

続くので土曜日行ってみた。

魚影が濃い。ウグイの数がぐっと増えているようだ。エサまで売っている。

土産物のメインは、やっぱり地物か。これでもかと、山の物が並ぶ。

周遊道路に紅葉の綺麗な場所は少ない。山は紅葉しているが、遠いので写真向きではない。

これらは、色を強調してある。しかしどうして、人間の目で見たとおりに、感動が写らない

のだろう。ここが、もどかしいところだ。

ブナ林の紅葉は、黄金の国にいるように、美しい。北大の銀杏並木も、黄金色に

輝いているはずだが、おそらくフォトブログの絵より、実物は美しいに違いない。

 

広域農道は、時間を短縮できる代わりに、混む日は緊張の連続だ。対向車が中央線に

迫ってくるたび、相手がまともな精神の人間でありますように、と祈る。

排気量に余裕がある車は、ワインディングロードは楽しいに違いない。

おそらく路面に吸いつくように、走りを楽しんでいるんだろう。

何とか無事に戻ってきて、道川の庚申塚にお礼をいう。

小泉潟に白鳥がいないか、目と耳で確認する。

冷蔵庫のカビた食パンの出番は、どうもないようだなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池田修三「花のプロフィール」PROJECT

2014-10-26 12:30:34 | 日記・エッセイ・コラム

池田修三版画展の最終日、生花(なまばな)によるプロジェクトを見に、

県立美術館まで行った。一人の小さな願いから始まった企画が共感を

呼び、ダリア園や高校生の協力を得て、大きな広がりになったと聞く。

10時の開館前から、広場にはたくさんの人がいて、ほぼ私とカメラを回している人以外は

女性だった。しかも若い子が多い。そういえば前も、こんなことがあったな。

無料の池田修三作品展も、女性ばっかり。もっとも版画の前では、女性も目に入らない。

しかしなぜ写真はダメなんだ?池田修三先生の遺志に反するのでないか。多くの人の

目に触れるように、というありがたいお言葉に。物分かりのいい、初老の紳士の言葉に

甘えて、2~3枚撮っていると、若いのが禁止ですと止めに入った。

こういう、メモの入ったスケッチをじっくり見ていると、あのおじさんは許してくれたのに。

ほんと、ち密な計算のもとに、1回目から8回目までの色が書いてある。

200点あるというからすごい。ガラスに、はまった作品は、照明が反射するし、細かい

ところが見えないので、壁際のはだかの作品を見て歩いた。背景や髪の毛のクルクル

した表現にボカシが入っている。近づいてよっく見ると、縦に細かい線が無数に入って

いた。斜め彫りとは違うようだが、これも先生の地道な作業が良く分かる作品だった。

版画だということが、分かっているけど、信じがたいほど美しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする