松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

厳しき中にも晴れ間あり、親しき仲にも礼儀あり。

2023-11-30 13:50:12 | 日記・エッセイ・コラム
 家族会議でスポーツマンの妻が議題に上った。落合、野村、姉さん女房が楽に決まっている。有名人の妻は、年上が多い。
 それに引き換え、あの男は何だ。結局、マザコンから抜けられなかったわけか。いくら栄養管理や競技に疎いと言っても、割り込む隙がないんじゃ、どうにもしようがない。自身の素養を投げ打って、支えようと決心したのに。

 これが昭和の時代なら、父上が怒鳴り込んで行ったことだろう。うちの娘を傷ものにしておいて、どうしてくれるんじゃ。
 カネの問題じゃないが、誠意を見せてもらおうじゃないか。
 では、これで。(と、1おくえんを差し出す)
 何だと。娘の価値は、たったのこれだけかっ。
 ならば、これで。(と、指3本出す)
 おちょくっているのか! その指、詰めたる! 覚悟せいっ!

 楽しいっ。脚本家に、なろうかな。
 人の不幸で楽しむのが、正しい庶民のあり方。
 これでイメージが落ちなかったら、世の中がおかしい。
 オレより深い傷を負うことは間違いない。
 有名人だからな。
 この先、何を言っても、自分の首を絞めることになるだろう。
 あの男に吹雪は吹いても。
 晴れ間は来ない。

 ps. ちょっと厳しかったべが。ま、これも現役時代に応援していた反動ということにして。信濃の国は十州に 境連ぬる国にして~ ごふぉっ。
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箱根駅伝の光と影

2023-11-29 11:20:59 | 日記・エッセイ・コラム
 正月の恒例行事「箱根駅伝」、楽しみです。あれ、ずるいですよね。だって正月早々、何もする事が無い上に、起きてテレビを点けたら、もう始まっているんですから。

 元来、東京周辺の学校だけ出場権利があって、地方は関係なかったです。それが地方でも日テレ系列で放送するようになって。
 大事なのは、その前。暮れの高校駅伝。これで成績が良かった頃の秋田工業、中央高校。男子は、そういうことがあって、注目するようになりました。

 全国区になると当然のように、アレが絡んで来るのですが。大会自体に賞金は無いと聞いています。ですが大学側の勧誘の実態を垣間見ました。
 Cランクは授業料・寮費免除。Bはそれプラス奨学金月額5万円。Aになると月10万円。その上にSがあって月15万円。これ、返済義務無しの奨学金です。要するにお小遣い。
 別の大学では、30万円というところもあるそうで。ケニアの留学生も特待生はいるが、慎ましく生活して、親元に送金したりする。対照的に日本人は派手にブランドもので身の回りを固めたりする。

 エリートは就職の際にも就活なしで実業団に入り、半日働いて、半日練習。しかし日本代表になってオリンピックにでも行かない限り、目標が立てられなくなり、大学時代のような栄光には無縁となる。
 なんか甲子園と似たり寄ったりになって来たな。野球人は甲子園をピークに終わり。ランナーは箱根をピークに終わる。

 こういうことを、知らない方が良かったのか。知ってから見る方が面白いか。ビミョウ~。

 2024年の大会は第100回記念となるそうで。益々のご繁栄をお祈りいたします。
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秀麗無比な~る、鳥海山よ~。

2023-11-28 13:10:27 | 日記・エッセイ・コラム
 で始まる秋田県民歌を秋田の人たちは愛しています。愛しているだけではなく、全員が歌えます。それは学校で必ず歌って来たから。それに、素晴らしく良く出来た曲だから。

 秋田県民は、ことあるごとにこの曲を歌います。年末に第九とともに歌うほどに。そしてバスケットボールチーム・秋田ノーザンハピネッツの試合開始前にも恒例になっています。大曲の花火では、フィナーレの尺玉30連発をバックに津雲優の県民歌が流れます。
 作曲が「浜辺の歌」「かなりや」で有名な北秋田市米内沢出身の成田為三。これを歌っている時は、秋田県民との一体感を感じます。思わず心が高揚し、涙が流れます。

 あ~、それなのに、それなのに。私はこの曲を知ったのが、退職する数年前なのです。私らの世代は、学校でこの曲を歌うことが許されませんでした。代わりにステージ正面の左側に掲示されている歌は「秋田県民の歌」だったのです。
 これもいい曲です。ですが、遠く県民歌には及びません。なぜ歌えなかったのか。まだ存在して居なかったのか。とんでもない。秋田県民歌は1930年(昭和5年)の制定です。ボクらが歌っていた県民の歌は1959年(昭和34年)のヒヨッコだったのです。
 理由は3番の歌詞にあります。「錦旗を護りし戊辰の栄えは」
 戊辰戦争時、奥羽越列藩同盟を裏切り、新政府軍に就いたせいです。
 秋田県には、新政府から「朝敵」とされた亀田藩や、盛岡藩の所領だった地域が含まれているため、だとか。

 要するに、私たちは「政治」に翻弄された口だったのです。
 だから音符の正確な発声は実は良く分かりません。一緒に歌っていて、隣から振り向かれた事もあります。悔しい~っ。
 それに公園でスピーカーから流れた時も、歌詞は正確に知らないので、鼻歌でした。
 なんか凄く時間を損した気分。
 オレの時間を、返してくれ~っ。

 尚、秋田県民歌は、長野県歌「信濃の国」、山形県民歌「最上川」と共に「三大県民歌」と呼ばれるそうです。
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少子化を陰謀論として考える

2023-11-27 11:23:43 | 日記・エッセイ・コラム
 日本の少子化の原因を考える時、仕事と子育ての両立の難しさがまず挙げられる。それと若い男性の収入。だと思われている。
 でもそれは1面だけで、実は格差婚がキーワードになると言っている人がいる。つまり女性の社会進出が伸びている陰で、女性は結婚する時、自分より収入の低い男性と一緒になる割合が低いのだそうだ。学歴・収入の社会的地位が旦那の方が低い。
 これは統計の話なので、うちはそうじゃないと思う人もいるでしょう。

 自分の事を考えると、二人目が生まれたのは遅く、ちょうどバブル崩壊の年だった。見方をかえると、ギリギリ間に合ったと言ってもいい。一人稼ぎで家族をやっていく時代は、あれが最後だったのかも知れない。

 旦那は外で稼ぎ、妻は子供と家を守る。それが核家族でも出来た。
 何がそれを変えたんだと思いますか。ひとつは外圧。女性の権利。これも、もしかしたら日本を貶(おとし)める陰謀のひとつだったのかも知れません。

 日本人は自分から進んで生活自体をアメリカナイズして来ました。フローリングにベッドの子供部屋を作ったりしながら。
 あの頃から、家族は希薄になっていったのですね。うちはメシの時しか、子供と顔を合わせる時間がありませんでした。それでもその時間に、子供に声を掛ける元気すらありませんでした。それなのに、グレもせず、いい子に育ってくれたから、今がありますけどね。

 一番いい多産の方法は分かっています。ジジババと同居して、妻は家で子育て。まあこれも今では通用しません。世代間が離れ過ぎて、ジジババは年金暮らし。20代前半で結婚しないと、理想的な暮らしは出来ません。

 日本の、日本的な家族観は、なぜ消失してしまったのでしょう。自分たちの暮らしに自信が無くて、人の言うことを鵜呑みにしてしまったからでしょうか。80年も前の戦争に、負けたからでしょうか。

 そうね。勝っていたら。或いは理想の家庭が築けて、いたかも知れませんね。
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続けている、あの習慣。

2023-11-26 12:05:34 | 日記・エッセイ・コラム
 朝、1時間だけ晴れ間が広がった。エアコンだけでは盛り上がらない部屋を、得意の力で補助してくれた。有り難い。妻は洗濯していたので、曇ってガッカリ。
 あの習慣、続けています。朝のあの習慣ですよ。ご挨拶、ご挨拶。どちらからとも無く、両手を広げる。「あっ」忘れていた。ここでオレも両手を広げて、ハグ。

 いいもんですよ。今さらって、言いました?今。それだからダメなんです。大事なのは、これからじゃないですか。どっちが負担を掛けるにしろ、これからが大事です。離婚されないように、しっかりコミュニケーション、取った方がいいですよ。どうせ口では言えないんだから。

 いつも買い物は午前中。それも惣菜が出揃う10時半頃。ハグをしながら、今日は買い物だという。それでその前に散歩に出た。スノトレ風の安物ブーツを出し、歩いてみる。足が温かいと、やる気になる。少々足首に負担が掛かる。靴が曲がらないから。
 毎日続けるようにしているせいか、足の指で靴の底をつかむ感覚がある。指を曲げて、しっかり地面をとらえる。

 冬支度をするのは、人間だけじゃない。ごっつい肌をした植物も、冬を感じている。触れると、共に生きているという感じがする。
 青二才め~。ワシを何歳だと思っている。叱られた。

 ハコネウツギの狂い咲き。また、ひと枝。

 ここだけ、季節を間違えてる。
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