松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

海の女だけど、海女じゃない。

2015-08-18 13:52:34 | 日記・エッセイ・コラム

 夏は帰ると真っ先に海へ行く。象潟の海は、砂浜と磯浜が混在する。磯は鳥海山の恵みだ。家の近くの漁港は小澗と言って、大澗漁港よりは小さいが、噴石がゴロゴロしている磯浜だ。

 妻は海を前にすると子供のように元気だ。さすがは漁師の娘。男鹿では密猟者の摘発が厳しいが、ボクらは漁師の獲物を狙うわけじゃないので、大目に見てくれる。アワビ採りのボートがいる前で、磯遊びをする。食べるために採るというより、採ること自体が楽しい。足を水に浸けているだけで、暑さは全然違う。しかし飲み物は忘れない。普段使わない両手両足の筋肉を使い、多少くたびれるが、その分次の日調子がいい。

 初心者が約1名。「これは?」 「それは食べないヤツ」

 今度は、岩風呂を堪能。なわけありません。足が滑っただけ。

 「あーあ、パンツまで濡れちまった」

 「どうすんのよ、替え持ってこなかったでしょ」

 満潮で、散々だったけど、楽しかった。

 鳥海山に向かって、「とったどー!」

 浜では、女の方が、断然強い。

コメント
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