野菜の天ぷらの中でも、アツアツのウドは美味でした。
付け合わせのニンジンは甘くて最高でした。もうこうなると
何を食っても、飲んでも、「うまい」しか出てこない。
そのうちテーブルにはグラスが多くなっていき、空いたグラスは自動的
に下げられる。
心強い。相棒はご飯が欲しくなって、しゃべれば持ってくるんじゃ
ないかとおっしゃる。でも最後に鶏雑炊がきて、これまた美味しすぎて
隣の帰った人の分を、うらめしそうに眺めるオレだった。
ボリュームが凄くて二人で耳をふさいで聞いていた。
そのくらいが、ちょうどいい。
個人折衝に任される。たいがい千円札1枚か2枚で商談は
成立する。だから常連はお開きの合図の前から交渉に入っている。
相棒は酔いが進んでいたためもあって、遅れをとり、残った4合瓶を
4本ほど千円札1枚で、ゲットしてきた。
気前よく、一番残量の多い大吟醸を店にプレゼントしたら
二人で3,500円で済んだ。ここら辺までくると、彼は記憶に
ないはず。証拠写真を見て、びっくりしているだろう。