松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

鵜養(うやしない)の冬

2017-01-31 16:23:12 | 日記・エッセイ・コラム

 県道28号を遡って行くと、岨谷峡のあたりまでは除雪した道幅も十分で走りやすい。しかし秋田市の最奥・鵜養(うやしない)までは、山の間を抜ける恰好になる。

 少し風が吹くだけで、道路に出来たわだちが隠れてしまい、道を見失う。前を車が1台走ってなければ、不安で戻っていたかも知れない。

 市街地はうっすら降っただけだが、こっちは違う。集落内は四駆でなければ進めない。トラクターの後ろにショベルをセットして除雪している人がいた。

 上流の方から側溝に雪が流れて来る。まめに雪を流しているお宅は、家の前が綺麗だ。ここだけ降ってないように見える。

 わざわざここまで見に来る人間は、私ぐらいのものだろう。

 トラクターのおじさんは無言で私の車が通過できるように、脇に寄って待っていてくれた。物好きにも優しい集落、それが鵜養だ。

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日本がバナナを輸出する日

2017-01-30 16:14:02 | 日記・エッセイ・コラム

 岡山県に田中さんというおじさんがいます。田中さんの小さい頃はバナナが貴重品でした。だからバナナを腹一杯食べたいという願望から、或る時バナナの栽培に挑戦するようになりました。

 40年前に始めてから10年経った頃、ある考えが浮かびました。ソテツの葉の化石があって、今もソテツが育つということは、ソテツは氷河期を何度もくぐり抜けてきたはずだ。

 バナナの茎を輪切りにして、マイナス60度で冷凍する技術を編み出しました。解凍された苗の一つ一つから芽が出て、しかも成長速度が3倍になりました。

 今、田中さんは全国から見えた農家に技術を教えています。バナナだけでなく、マンゴー、グァバ、パパイヤなど熱帯フルーツ全般に成功しています。教えを請う人の中には北海道の方もいます。田中さんは北海道でも可能だと思っています。

 こういう先進的な技術は往々にして、闇に葬られてきました。それは既得権益をもつ人間によって妨害されるからです。エネルギーの永久機関や常温核融合、STAP細胞もそうではないかと思っています。

 田中さんの技術が広く知られるようになった時、日本の食糧需給率は100%になっているかも知れません。今はまだ、夢のようなお話です。

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国語が変

2017-01-29 17:12:10 | 日記・エッセイ・コラム

 NHKの三輪解説委員が、恵方巻のコンビニ・アルバイトの強制ノルマの件で「給料から相殺(そうさつ)」と言っていた。「そうさつ」と言うこともあるらしいが、この場合は間違いだ。若い頃居た下宿に韓国人が住んでいた。いつも衣類のことを「きるい」と言っていた。こいつに2万円貸して、結局戻ってこなかった。そのあと警察に捕まった。モノが大きいことだけをプライドに生きていた男の末路だった。

 アクティビティ。カタカナにすれば、ありがたがる日本人のくせは治らない。 遊び?行動?体験?そんな簡単なことだったのか。

 大統領令に署名って表現、おかしいでしょ。日本で言えば、書類にハンコを押したってことでしょ。ハンコを押したことでニュースにはならないでしょ。

  陛下退位後の活動の、これがダメとか、いいとか、そういう事は一番陛下にお聞きしたいことだ。ご本人を差し置いて、周りでああでもない、こうでもないと議論する前に、なぜ陛下が発言出来ないのか。このことに疑問を持った国民はいないのだろうか。お気持ち表明の時には既に、そのあとのことも熟慮なさっているに違いない。仮に陛下がベラッベラおしゃべりになったとしても、「ありがたみ」が減ることはない。私はむしろ「お言葉」をたくさんお聞きしたい。と思う。良く分からない「御簾」越しの存在では、ないのだから。

 民進・野田さん、がんばれ。女性宮家の議論は、今しないと安倍さんにごまかされる。

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除雪車の仕返し

2017-01-28 10:05:40 | 日記・エッセイ・コラム

 ゆうべ11時頃、除雪車の音がした。もう布団の中だったし、朝に確認するしかない。それがこれだ。

 岩石の置き土産を、これでもかと置いて行きやがった。気温はマイナスではないが、互いにくっつき、蹴っても離れない。いちいち砕いて捨てるほど心臓が強くない。オレよりお年寄りは、手に負えないだろう。向こうの母と二人住まいの主婦が一人で頑張っていた。7時からやっているそうだ。今は9時。顔中、汗と鼻水でくしゃくしゃにしている。

 これは仕返しに違いない。会長が頼りにならないから、あちこちで電話したらしい。あれから何日経ったろう。雨の後にようやく来たと思えば、この始末。心配した通りになった。これだから、雨が降る前にと言ったのに。

 ps.もう外へ出られませんわ、あちこちで苦情言われるから。

 やっても、やらなくても苦情は出る。やってられませんわ。

 

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赤れんが郷土館

2017-01-27 15:03:45 | 日記・エッセイ・コラム

 明治45年建築の旧秋田銀行本店、通称「赤れんが郷土館」です。

 基壇は男鹿石。1階は白タイル。2階が赤レンガと言う組み合わせになっています。

 中心部にあり過ぎて、夜の街に隣接し、かえって入る機会はないものです。

 常設展示は勝平得之(かつひら・とくし)の版画ですが、撮影禁止なので絵はありません。帝展入選の作品である、雪景色の商家の絵はどこの田舎だろうと思っていましたが、ど真ん中「通町」の商店街でした。私が生まれる前ですからね。昔の賑やかな通りだったのですね。

 彼にちなんだ版画の年賀状が飾ってあって、審査員をして来ました。受付で投票券が渡されたので、真剣に投票して来ました。小学生とは思えない、素晴らしい出来でした。

 本館ではありませんが、ピンクの大理石の階段が美しかったので印象に残りました。

 奥の管理棟にあります。代わりに本館2階の貴賓室を見逃した事を、帰ってきてから発見しました。また行かなくちゃ。

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