松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

高校野球の不思議

2015-08-08 19:17:22 | 日記・エッセイ・コラム

 甲子園の開会式を見た。ヘリコプターから旭日旗が舞い降りて来て、王貞治が始球式でストライクを投げた。えっ、あれ旭日旗じゃない? 朝日新聞社の社旗? そうなの。軍国主義が復活したのかと思った。良かった。

 冗談はさておき、この猛暑日の続く中、炎天下の真っ昼間にプレーさせるのはどうか、というご意見があった。もっともな意見だ。せめてお日様の高い時間は休むとか、なにか工夫はないものか。高校教育に熱心な朝日新聞様は、どう考えているんでしょう。あれは拷問以外の何ものでもない気がする。でもベンチに帰ると冷たい風が吹いていることは全然知らなかった。そうすれば一番気の毒なのは、スタンドの応援団だろう。あそこに行ったこと、ありますか。屋根のないスタンドの、30度以上の日の、カンカン照りの日に、スタンドに上がった途端、めまいがします。自分が陽炎(かげろう)になりそうです。おじさんには、とっても無理。若いから何とか正気を保てるのでしょう。その意見の彼氏は、最も過酷なのはブラスバンドの諸君だろう、と言います。文化部でありながら、酷暑で楽器を鳴らすのは、ほぼ運動部に匹敵すると言ってます。

 健康面を考えたら、あり得ない設定です。そこで兵庫県の気温は何度か、見てみました。意外と32度から33度くらいで止まってます。猛暑日にはなっていないようです。やはり海の近くは違います。だから生徒がバタバタ倒れるシーンは、見ないのかも知れません。それでもせめて決勝戦くらいは、涼しい時間帯に、やらせてあげましょうよ。なんで一番暑い午後1時なんでしょうね。まあ、常識の通用しない新聞社ですから、何を言っても無駄でしょう。

 次にアンパイアのジャッジです。ストライクゾーンが、毎年のように変化します。甲子園は、だだっ広いのは知ってます。ボール2個分は確実広いです。しかし今年は、内角すれすれを通った球は、ボールになります。あれ、これは大リーグの真似じゃないのか。高めも採ってくれない。外角は異常に広い。それはそれで試合の最初から最後まで貫けばいいものを、だんだん試合が落ち着くと、常識的なストライクゾーンに代わっていく。主審の1球が、生徒の人生を変える力を持っているのです。どうも人情に流されるジャッジが、たまに見受けられる。つまりドラマチックな展開を演出しているのは、どうも主審のようだ。主体は生徒ではなく、主審なのだ。これだけ技術が進化しているのだから、画面からでも、ボールがストライクゾーンを通ったかどうか、判定できるはずだ。ところが誰もこのことを言いださない。

 一番人権にうるさい、不平等を嫌う新聞社が、なぜに不平等を放置するのか。これが分からない。

 冷静になって、あしたのチラシご覧下さい。お近くの方、カメラ持参でどうですか。

コメント
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