松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

チェーンソーアートは、想像より凄かった。

2014-10-19 16:25:44 | アート・文化

 国民文化祭で、心残りなものがあったので、北秋田市の北欧の杜公園まで

行ってきた。うちから62km。黒川から五城目まで広域農道を使えば、

1時間ちょっとで着く。何しろみんな速いから。

そうそうたる彫り物が、並んでいた。丸太1本から切り出すんですからね。相当太いですよ。

芸術というのは、見る人によって好みが分かれる。しかしいずれも大作で、6人の作家の

力量が分かる。個人的には、これが強く惹かれる。顔がリアルだ。

他にも、魂を揺さぶるものがある。

あくまで個人的感想です。こんなアートも、あります。この広さ。212ヘクタール。

お馴染みの、言い回しで良ければ、東京ドーム45個分。あれ、大したことないな。

いやいや、ここを端まで行けったら、無理。北海道並みに広い。

老夫婦か、不倫カップルか知りませんが、ギターを弾いている。まったく景色に馴染んで

絵になる。ひゅーるりー、ひゅーるりーららー。森昌子の曲だった。

この驚くべき広さを、体験しに、行ってみでけれー。

 

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日本人より世界が高く評価する「春画」の神髄

2014-01-21 09:20:18 | アート・文化

週刊ポスト1月31日号によると、大英博物館で開催された「大春画展」

に長蛇の列ができ、しかも大手新聞に最高ランクの評価が出たそうだ。

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これはほぼ1年前の、SAPIO2月号に載った記事。

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日本では好色の目で見られるが、世界では高く評価されているぞ、

というわけで、ついに世界最古にして最大級の大英博物館で、

春画をメインに扱った展覧会が開催される、というものだった。

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このプロジェクトが開催されること自体、画期的だったが、高い評価と人気を

呼んだことで、あらためてどんな絵だったか確認してみた。

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やっぱり、スケベだわ。間違いなく。しかしその表現のしかたが芸術なのだ。

浮世絵のすごさは、たいがいの人が知っているでしょう。

しかし浮世絵が幕府に認められた出版物であるのに対し、

春画は非合法の出版物であったのです。だから贅沢な材料の色や紙を

禁じられたスター絵師たちは、純粋に春画の世界で作品の芸術性を

競い合ったのです。つまり絵師にとっては最高の表現手段だったのです。

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その上、フランス大統領のスキャンダルの例を見るまでもなく、

古来、日本の性風俗はとても、おおらかだったことが良く分かるのです。

今あるバリエーションは、すべてこの時すでにあったし、時と場所を選ばず

方法もバラエティに富み、牧歌的と言えるほど奔放かつ寛容だった様子が

良く分かります。

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世界に先駆けて、こういう文化が起こった背景には、安定した社会の

形成がまず、挙げられます。女性でも子育てと仕事の両立が可能だったし

それを支える長屋の連帯感みたいなのがありました。

この頃の思想が今に引き継がれていたら、少子化などという奇妙な現象は

起こらなかったでしょう。

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村山留里子展「果てしなく近い楽園」を撮る快感

2014-01-11 14:46:35 | アート・文化

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秋田テレビが、何度か紹介しているのを見て、冬の墨絵の世界と

対照的なカラフルさに惹かれ、実物を見たくなった。

それと、「果てしなく」が田島貴男を連想し、「深く、果てしなくあなたを知りたい」

と思ったから。

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美術作家、村山留里子は最近注目をあび、プラダやコムデギャルソンと

コラボレーションしているという。

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色彩の豊かさと、材料の使い方が特徴だ。特にタイトルのない作品が多い。

色や光で空間を埋めていくのが、彼女のやり方のようだ。こっちも望む所だ。

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チケット売り場の彼女が不思議そうな感情を抱いているのが分かった。

男一人で? もしかして、そっち系。

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助言します。なるべく女性同伴で行ったほうがいいです。

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個人的には、この色彩感覚が好きです。

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仮面のコーナーもありました。初めて男に出会う。

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帰ってきても、吹雪でした。

最初の作品に鏡があって、何を映そうか考え、カメラが見えるように

撮りました。赤いのが愛用のコンパクトデジカメです。見えないですね。

照明が暗いので、ほとんどがシャッター速度15分の1秒です。手持ちの

限界ですね。これがまた、楽しい。その場で確認しながら、十分撮った

満足感を感じながら、あとにしました。

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光の王国展で北斎を見た。んー、本物が見たい。

2013-11-19 15:38:14 | アート・文化

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赤富士ですねー。主催者は赤より青を見てほしいんでしょう。フェルメール・ブルー

を再現したのですから。思ったより地味なブルーでした。このシックな感じが

いいんでしょうね。当時たったの16文(300円)で買えたなんて、奇跡としか

言いようがない。

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最も有名な絵は大きかったです。もっと感激するかと思っていたら

こんなもんかあ、という感想です。もっと緻密に描いているのかと思いました。

構図の斬新さが、見どころですからね。それはもう飽きるほど知っているから

それで感動しないのかも知れません。

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これは気に入っている浮世絵です。桶の間に、はめ込んだ富士が粋ですよね。

桶というか樽でしょうけど、このデフォルメの仕方は大胆ですよね。

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そして注目はむしろこれ。阿波紙の手触りが新鮮でした。

やっぱり和紙を使った浮世絵は、印刷だとしても本物に近い感覚があります。

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みんなにめくられた隅の方が大分傷んでいるが、そこが雰囲気出てる。

西洋紙なら、とっくに擦り切れていることだろう。

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思う存分、めくって、さわって、感触を楽しんできた。

 

  ps.現代の名工が漉く・彫る・摺る木版画をネットで見た。

    13,650円なら安いと言えるかも知れない。

    広重の京都名所のうち「あらしやま満花」が構図といい

    色彩といい、買ってもいいかな、と思う。そして買うなら

    ガラスに入れて飾るのはナンセンス。

    触って楽しむのが、最高の贅沢というものだ。

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オリジナルアサガオの総括

2013-09-19 17:02:38 | アート・文化

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あさがおにウマオイです。ウチの飼い猫が時々こいつを捕まえてくるんですよ。

ほめてもらいたいのか、見せに来るのです。しゃべれたら「とったどー」って言う

んですかね。

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ネットに絡んだやつが、一番いい色だしてます。でもこれからタネは取れません。

他のが混じってますから。

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なので、いち早く室内に取り込んだ鉢から、来年用のタネを取ります。

この品種の好きなところは、たくさんありますが色が変わるところがいいです。

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夕方になると赤くなります。だから

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咲いたやつと、明日咲くつぼみが同じ色。しかも赤。というかピンク。

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で、朝咲くと、鮮やかな青。ここがオネエ系という所以。

だから

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雨の日の朝、両方の色が、いいコントラストを出しています。これはこれで

きれいだと思います。

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写真と音楽のスペシャリストだった門脇さんに、

この一枚を捧げる。

「花は咲く」今度はきめてみせるよ。

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