松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

クロマンタ、そしてストーンサークルへ

2013-10-16 10:16:08 | 旅行記

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クロマンタという愛称はアイヌ語から来ているらしい。

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ピラミッドの条件は、4角錐とは限らない。階段状ピラミッドは中南米に多くある。

また石積みでなくともよい。自然の山を加工したものでもいい。

重要なのは、その周りに祭祀遺構があること。

頂上に祈りのためのスペースがあり、太陽石があり、そのまわりに石組遺構がある事。

もちろん美しい三角形をしていること。

黒又山はそれらの条件を満たしている。それどころか、数ある日本のピラミッドと

言われる山の中でも典型的な山だ。東西南北に神社を配しているほかに、

夏至、冬至のライン上にもある。

日本環太平洋学会の調査で地中レーダー探査をした結果、10段のテラス状構造が

確認された。

頂上部からは4千年前の縄文後期の土器が出土する。つまり、4千年以上前に

山を整形して階段状ピラミッドに仕上げた可能性が高い。

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まるで、入る人を拒むかのような杉の列。

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本宮神社の鳥居から入山するらしい。まだ訪れて2度目なので、

お馴染みになったら登ろう。傾いた太陽が気に掛かる。

ここから南西に2kmの場所に大湯環状列石はある。

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魚眼でなければ全体は入らない。しかしサークルの輪が大きい割に

ひとつひとつの石は大きくない。多分だけど、世界遺産の候補になって

視察に来た人は、イギリスのストーンヘンジを想像して、あれ、思ったより

小さいな、と思ったかも知れない。といっても一人で運べる大きさではない。

始めて見た時、墓だなと思った。しかし人骨はほとんどないらしい。

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中央の日時計のような石組に比べ、やや雑然とした感がある。

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道路を挟んで向こう側に、もっと典型的な日時計があるが、こっちほど

整備されていない。なにしろ広い。

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生徒たちが中に入って、何やらしている。

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なんと、石をみがいている。しかも動かしている気配がある。

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石の下にタオルがある、ということは・・・。

なんにしろ、幸せな連中だ。

こんな経験はめったにできるものではない。

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念願の「エデンの園」へ、お参りに行ってきた。

2013-10-15 09:16:18 | 旅行記

山根キク氏の著した「キリストは日本で死んでいる」に従って、日本でいうところの

高天原へ向かう。あと数キロ行けば十和田湖という所まで来て、103号線と別れ

104号線に入る。

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5キロ程行って、高原に向かう。田代平とは秋田県側。行きたいのは

迷ケ平。昔は眉ケ平と言っていた。

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林の中を登ること10kmあまり、急に視界が開ける。ここは約600mの

高原だ。

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いつの間にやら、風車天国になっていた。イメージダウン。

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青森県側に入るやいなや、お店が2軒。目的はここのキリスト餅。

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丸い串が1個100円のキリスト餅。安いでしょう。普通、観光地なら500円は

とるかも。四角いのは確か豆腐だった。味噌をつけて食べる。いわゆる田楽。

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普通ここまで来たら、田子のにんにくだが、

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店の中で、この棚が一番気にかかった。タケノコやキノコやウメやその他

あらゆる、山の恵みが漬かっている。

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この場所を象徴するのが、十和利山、991m。峰続きの奥にキリストの遺骨が眠る

戸来岳がある。1159m。その云わば拝殿が、この山。

へらい(戸来)はヘブライの訛りではないかと思っている。

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青森県が力を入れている「キリストの墓」はこの先にあるが、日が暮れる前に

帰りたいので引き返す。

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周りにぽこぽこ山があるが、この西ノ森と東ノ森が妙に気にかかる。

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ここまでくると、尖った山はすべて気にかかる。

環太平洋学会がピラミッドと認定した黒又山は

次回にまわします。

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沖縄の印象Ⅲ

2013-03-14 17:11:49 | 旅行記

それにしても観光地という所はどうしてこんなに歩かなきゃいけないのだろう

と思いながらホテルに戻ってきて、美しい夕日が落ちるのを眺めていました。

気が付くとフルートの音楽が聞こえて来ました。きのう到着した時は何気なく

聞いていたけど、下まで降りていってじっくり聞きたい気分になりロビーに

行きました。夕食前の時間を三々五々皆さん集まっています。

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解放された空間からは、万座毛の断崖。まったくの心地良い風が入り込んで

疲れた体にメロディと共に沁み渡り、全身から力が抜けて行きます。

私の耳はコウモリほどではないにしろ、跳ね返ってくるフルートの音をエコー

として捉える事が出来ます。この音の広がりが、気持ちいい程開放的なのです。

曲線から成る内部空間は、音響の設計まで計算したのではないかと思える程

快適です。一曲終えるごとに拍手が起きます。最初に聞いた沖縄の民族音楽と

「さくら」は最高でしたね。彼女がプロだと思ったのは、最後の音を長ーく、

ビブラートさせながらきっちり終わるところです。さくらのロングブレスは

凄かったです。

あとで、音楽の先生のまねをして、彼女の場所から「パンッ」と手を叩いて

みました。案の定、その残響は意外に短くフェイドアウトし、しかも抑揚が付いているような

気がしました。

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