上小阿仁プロジェクトの小沢田会場です。
これは、ポリプラネットカンパニー、橘さんの作品。これでもか、と言うぬいぐるみの数。
本題はこちら。沖田面(おきたおもて)会場です。その部屋に入っていくなり、蛇口から水があふれ出した。
ここは保健室だったみたい。ほんのご挨拶代りなんでしょう。
中央に、大きな切り株が置いてある以外、これと言って見るもののない部屋のように見える、まずその切り株に、細かい仕事がしてありました。
年輪が出来た年の、大きな出来事を、細い小さなリボンに書いてありました。まめな方です。窓の方を見て下さいと、言われて外を見ると、アサガオが咲いている。
それではなく、窓ガラスに何か書いていた。「憎ったらしいヤツめ」それはアブだった。しかも本物のアブ。
私も八木沢会場では、付きまとわれて冷や汗をかいたが、相当悩まされたのでしょう。災い転じて、芸術を成す、ですかね。
次はテーブルに双眼鏡。外を見ろ、という意味です。そこには水の張ってないプールがありました。
おお、船がいる。これは艦隊か。どうもタンカーのようです。
まんず芸が細かい。押入れには、つい開けたくなる人のために仕掛けがありました。現代美術が専門の滝沢達史さん、覚えておきます。上小阿仁に来て、そこにある物で、何かを表現する。しかも自分の割り当てられた部屋の枠を超えて。発想が見事です。