松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

偏執狂的「凝り性」のゲージツ家発見

2015-08-24 17:29:52 | 日記・エッセイ・コラム

 上小阿仁プロジェクトの小沢田会場です。

 これは、ポリプラネットカンパニー、橘さんの作品。これでもか、と言うぬいぐるみの数。

 本題はこちら。沖田面(おきたおもて)会場です。その部屋に入っていくなり、蛇口から水があふれ出した。

 ここは保健室だったみたい。ほんのご挨拶代りなんでしょう。

 中央に、大きな切り株が置いてある以外、これと言って見るもののない部屋のように見える、まずその切り株に、細かい仕事がしてありました。

 年輪が出来た年の、大きな出来事を、細い小さなリボンに書いてありました。まめな方です。窓の方を見て下さいと、言われて外を見ると、アサガオが咲いている。

 それではなく、窓ガラスに何か書いていた。「憎ったらしいヤツめ」それはアブだった。しかも本物のアブ。

 私も八木沢会場では、付きまとわれて冷や汗をかいたが、相当悩まされたのでしょう。災い転じて、芸術を成す、ですかね。

 次はテーブルに双眼鏡。外を見ろ、という意味です。そこには水の張ってないプールがありました。

 おお、船がいる。これは艦隊か。どうもタンカーのようです。

 まんず芸が細かい。押入れには、つい開けたくなる人のために仕掛けがありました。現代美術が専門の滝沢達史さん、覚えておきます。上小阿仁に来て、そこにある物で、何かを表現する。しかも自分の割り当てられた部屋の枠を超えて。発想が見事です。

コメント
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