しばらくぶりに、盆休み頂きました。象潟へ行っていました。
その帰り、西目高校前の信号が赤になり、止まると出し抜けにハスのことを思い出しました。西目コロニーへ向かうと、案内がある、と聞いていたので西目小学校前を通り、山に向かいました。独身時代、良く通ったコロニーだから、迷うことなく目的地に着きました。コロニーの人たちは、私と同じ仲間だと、いう気持ちがあります。とても人なつっこくて、知らない私にも気軽に声を掛けてくれます。あの裏表のない人間の集まりの中にいると、帰ってきた、という実感が湧きます。
で、敷地にお邪魔するなり、箱があり、維持費にご協力お願いします、という内容の紙が貼ってあります。まず、小銭入れをガラガラとひっくり返し、入れました。倉田鉄也氏はどこからともなく現れ、見どころを案内してくれます。多少くたびれた、人のいいおじさん、といったところです。というのは、今草刈りの最中で、やってもやっても、きりがない状態のようです。だって広すぎるんだもん。しきりに長くつに履き替えることを薦めるので、そうしました。おかげで助かりました。今度からはマイ長靴持参で行こうと思います。
1週間ほど、盛りを過ぎたそうですが、それでも目の前で蓮の花を眺めると、大きくて見応え充分です。
白とピンクのほかに、微妙に色の混じった花があり、聞いてみると、交配して楽しんでいるそうです。
本業の陶芸のことは、分からないながらも、いい土が出るのか伺うと、県内のあちこちから持ってくるみたいです。作業場をのぞいてみました。
こっちならいいよ、という場所はギャラリーになっていました。ハスに囲まれたギャラリーなんて、なかなかオツです。
子猫が1匹いて、可哀想なくらい痩せていました。おじさんもくたびれているし、一人暮らしの大変さが、分かったような気がしました。でもオレの歳を聞いて、まだまだひよっこだな、と空元気を出したようです。何もかも悟ったような、仙人のような人でした。