電王戦全5局、楽しませて頂きました。人類はがんばった、しかしコンピューターは
強かった。それを開発した頭のいい人たちにも敬意を表したい。プロ棋士ほどでは
ないにしろ、持てる情熱を注ぎ込んだことでしょう。でも東大だからね。片手間とは
言わないが、遊び心満載で開発していたに違いない。もっと時間が掛かると内心
思っていた。意外に早くこの時は来た。これからは新幹線が普通列車を追い越す
がごとくピューッと加速していくのだろう。それにしても0と1しか知らない二進法の
機械がここまでがんばるとは驚きだ。
来年以降、電王戦があるとすれば、同じ考慮時間を与えるというのは公平ではない。
人間側には誤りを犯さないための時間をあげるべきだ。それで初めて「ガチの勝負」
が出来るというものだ。スピード勝負なら機械が勝つに決まっている。そんな理不尽な
対決は認めない。その上できちんと所定の手続きを踏んで、タイトル戦に臨んでもらい
たい。タイトル戦が何番勝負かよくは知らないが、そこで勝ち越したらコンピュータは
強かったと言えるだろう。何度も言うが将棋のことは良く知らない。日本に冠たるゲーム
だと言う誇りだけは持っている。あんまり意味ないか。所詮素人のたわごとです。
ボクが知りたいのは、「機械が人間を超えたか」、ということ。純粋に両者が全力を出して
闘えば、何番やっても機械が勝つのか、ということ。
今回はどちらも、今できるルールの範囲内で全力を出し切った。そのことに敬意を表して、
僭越ながらねぎらいたいと思う。どちらも良くがんばった。大変お疲れ様でした。