松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

先入観はオソロシイ、格付けチェックを見て思う。

2021-03-31 06:47:46 | 日記・エッセイ・コラム
 人間の感覚なんて、モロいものだと思う。弦が1本無い弦楽器による四重奏曲。Aの調べは、不安定な、か細い旋律から始まった。選曲が見事だった。そのために「1本無い」が頭の中を支配して、それを元に論理が構成されていく。一度構築されると、音がそういう風に聞こえてくる。音楽関係の芸能人ほど、見事にハマった。自分が判断した理由を滔々と述べるさまは、見るに値する。



 オレも最初はそう思った。しかし聞いているうちに、ハーモニーが綺麗な音がしてきた。あれ、意外と心地いい音がしてるぞ。豊かな音というのは、聞いていて心地いい。これが音楽の本質だろうなあ。
 そう思ってBの曲を聴くと、豊かな感情は湧かなかった。ステレオで聞いているとはいえ、たまたまかも知れないが。いつも当たるとは限らない。


 舌もまた、不安定な器官だと思う。マグロとハマチとハンペン。単品で出されたら、間違う人はいない。のり巻きの具だからね。舌全体で味わうには、スプーン1杯では足りないだろう。そこを補うのが頭脳だ。舌の表面には、得意分野が分かれた突起が散らばっている。難しいと思うよ。


 昨日の朝。やけに暖かくて、太陽がボーッと見えて、何も考えず夏掛け布団を干した。冬の間、頭を保護していた布団で、いい加減ダニもいるだろうから、早く干したかった。


 午後、日が陰って、取り込んだが、ろくに叩きもしなかった。18時のローカルニュースで、秋田にも相当黄砂がやってきて来ていると言うので、あわててベランダへ戻り、ほこりを払った。
 布団を抱えて部屋に戻ると、「シルクロード」のかほりがした。不思議と懐かしいような香りだった。嫌いじゃなかった。


 そうか~。こうやって、三蔵法師さんや偉い人々が渡って来た黄土高原の砂漠の砂なんだろうなあ。と思うと、まるで海外旅行をしているようじゃないか。一瞬で、シルクロードまで飛んでいたんだ、オレは。


 とっても得した気分だ。タダで、海外旅行をした。

 おーい、みんな。海外旅行、してるか~。もったいないぞ~。
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今からでも遅くない、日本が一発逆転の国策。

2021-03-30 14:16:01 | 日記・エッセイ・コラム
 仙台育英の2番手で投げたエース伊藤君は、秋田から行ったんだってな。ありゃ~、責任感じるわ。ボロくそ文句言って御免。まあ、夏に頑張ってくれれば、それでいいよ。


 スエズ運河を止めてしまった愛媛の船主の心中は、穏やかでなかったでしょうね。運航した台湾の会社が、補償は船主だって言ってたもんね。1週間で収まって良かった。これでガソリンの値上がりも止まると嬉しいんだけど。


 明治大学准教授の内藤朝雄って人、知ってますか。興味深い文章を読みました。彼によると日本はコロナ対策を一石二鳥どころか三鳥から六鳥ぐらいまでの素晴らしい作戦があるそうな。これで、失われた30年を取り戻して、おつりが来るという。


 ただし、すぐに結果が現れるわけはないし、コロナが数年は収束しないだろう、という観測に基づいている。
 文章は切れ味鋭いし、バッタバッタ切り倒す。久々気持ちいい文章に出会った。

 SFだと思って読んでも、十分楽しめると思うよ。夢のある話だしね。

 これ、採用して、一発逆転。と行きたいね、すがさん。




  コロナ危機、劣化ニッポンが「世界で一人勝ち」する「スゴい国策」があった…!


 しかし本当にこういう世界が来るんだろうか。だとしたら団塊の世代が味わった「古き良き昭和」はどこへ行く。少年少女は、団体生活とは縁が無くなるの。
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サンディ、マンディ、さっしぼ~。

2021-03-29 16:25:17 | 日記・エッセイ・コラム
 あんまり暑いので、もしかしたらサシボが出ているかもな、と考えた。思い浮かぶともう、伸び切って、オレを待っているかもと思って、じっとしていられない。さっそく、確かめに「畑」に向かう。

 オレの畑は、金足の集落を巡って流れる馬踏川(ばふみがわ)が八郎潟残存湖に注ぐ河口から程ない場所にある。
 大概、行く途中の道端を眺めていると、育ち具合が分かる。全く、その気配が感じられない。


 良~く観察すると、赤い芽が見えた。出始めのようだ。どうしようか、考えた。


 この赤い目印を探して目を凝らすのはとっても「はがいがない」いえいえ、墓には行がないよ。この「さわり」は過去の秋田弁講座をご覧ください。つまり「生産性が低い」出来れば、一つ見つけて座ったら、次がまた見える。そういう「芋づる式」が理想的だ。


 だから一旦掘った土を、枯れ葉と共に戻してカモフラージュする。またあとで、採りに来よう。妻が、綺麗なのを採ってきて、と注文つけたのを思い出した。そこまで面倒は、掛けないけどな。


 それにつけても仙台育英は、やりおった。なんとこっぱずかしい試合をしてくれたんだ。指摘したい事項は山ほどあるが我慢しよう。お互い高校生のやることだからな。予想外の展開もあるだろう。
 何も知らずコーフンしていたオレがバカだった。


 相撲も終わったし、寂しい。撮りためた金田一耕助でも見るか。「貸しボート13号」は、なかなか良かった。前も見たけど、ご本人たちの反省会付きなところが、2倍楽しめる「グリコのおまけ」のような
良い企画だ。
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愛子さまのティアラ

2021-03-28 16:39:10 | 日記・エッセイ・コラム
 きのうの新聞に、珍しいチラシが入っていた。マンガを買って!という立派な紙にカラー印刷した広告だった。秋田編は、3巻に及んでいるようだ。さぞかしイザベラ・バード女史には珍しい見ものが多かったのだろう。
 裏の漫画を読むと、明治の初めの婚礼に、許可をもらって潜入し、余計なことまでお手伝いして、酒を燗した様子が描かれている。
 興味あるね、買いに行こ。とツタヤに行ってみたが、無かった。だろうな。こんな内容の本が売れるわけはない。売れないものは、店頭に置かないし、店員はチラシのことも知らなかった。



 宮内庁が来年度予算に、愛子さまのティアラ代を要求しなかったんだと。
 どういう意味だろうね。節約して、どうにかなると思っているのか。それとも、誰かから譲り受ける見込みでもあるというのか。まさか、あの件で。誰かが、皇室を離れるとでも。
 離れてくれたら、それが一番いいと。まさか、思ってないよな。宮内庁が一番、皇室の足を引っ張ってる気がするなあ。


 プロ野球が始まって、忙しいったらありゃしない。どこを見たら、いいんだ。 秋田県人としては、明桜高校からロッテへ行った山口を追いかけている。あの吉田輝星と県予選の決勝で対決した4番バッターだ。大阪出身だが、3年間寮生活をして、お互い高め合った永遠の良きライバルだ。


 いきなりソフトバンクとの初戦でDHの5番バッターとして出て来た。プロ初打席は、どん詰まりのレフトフライ。しかし解説も驚いた。どん詰まりのどん詰まりで、フェンス際まで運んだパワー。スイングが気持ちいい。これは、当たれば飛ぶ。しかし穴も多いようだ。
 今日はファーストをそつなくこなしているが、ヒットは出ない。

 相撲も見なくちゃならないから、本日は忙しい。そろそろ、相撲に集中しよう。
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夢に励まされ、生きる三陸の人たち。

2021-03-27 17:46:41 | 日記・エッセイ・コラム
 10年前のあの日、宮城県の亀井さん(50歳)は、当時39歳の奥様と1歳だった次女の娘さんを亡くした。しかし家族と共に、今を生きている。

 夢での再会は、二人を荼毘に付した夜から始まった。二人がお別れを言いに来たんだと思った。それ以来「魂の絆」という夢の日記を書き続けている。


 震災から5年後、生きる力となる決定的な夢を見る。私「何にもしてあげられないよ」妻「でも信頼してる」「急がないから」「待ってる」そして二人は、再会を約束する指切りをしました。


 亀井さんは毎年の3月11日、二人が発見された場所を訪れている。そこは道路の脇の、人二人分も深い溝になっている。帰ろうと斜面を登っているとき、2年前に奥様の時計を発見する。


 それは「今も見ているよ」「そばにいるよ」というメッセージのように思えた。


 だからこれからも、妻と娘と共に生きていく。


 という「夢に励まされた人たち」の話を聞く番組が「天国DJ 夢での再会」だ。代弁して語るのが、リリー・フランキーと満島ひかり。

 画期的な番組だと思う。いつかの教授を思い出した。「呼び覚まされる霊性の震災学」やっぱりそうだった。東北学院大:金菱清先生の名があった。


 夢の中に、時間の進行は無い。だから故人とも逢える。夢は誰かが作ったものとは思えない。自分が作ったものに、自分が感動するっておかしいでしょ。夢の世界は、そこに実在するんだと思う。たかがこの世は仮の住まい。そう思うと、皆平等だ。この面倒なカラを脱ぎ捨てると、次のステージに行けるんだと思う。


 ♪夢でもし逢えたら は、前やったな。サイサイ。

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