松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

最後のうどん

2016-03-31 16:29:13 | 日記・エッセイ・コラム

 どうしても最後の日は、確認しに行きたかったのです。自販機の行方は分かりましたが、社長の動向は誰も教えてくれません。

 甲子園の決勝も見ないで、午後2時前に行きました。テレビカメラが3台います。佐原の社長から話を聞きたいけど、取材で忙しそうです。

 合間を縫って聞きました。「社長はこの後、なんとなるあだすか」すると答えが返ってきました。セリオンへ行くそうです。まさか自販機と一緒に?「いやいや」違いました。セリオン言うたら、一応「道の駅」になっていますから、いろいろ入っています。その答えは、4月になれば分かるでしょう。

 店の中はガランとしていましたが、タバコだけは豊富にそろえてありました。表紙の変形した大分前のらしいエロ本が1冊、寂しそうに刺さっていました。

 セリオン・リスタは、大分くたびれて、おりました。足元がでこぼこで、つまづきそうです。

 むしろレトロな自販機は、似合うかも知れません。

 私の感では、ここら辺に置かれるのではないでしょうか。レトロなテーブルもイスも、置けるスペースがあります。ただ、入口からは、やや遠いかも知れません。裏口の方が近いでしょう。

 船舶食糧商という立派な肩書を持つ佐原氏ですが、店じまいと共に、それも廃業すると聞きました。だから引退するのかと心配でしたが、セリオンで会えるなら、その時に昔話が聞けるのを楽しみにしています。

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折渡地蔵尊の怪

2016-03-30 16:20:01 | 日記・エッセイ・コラム

 それはある地蔵様のある峠を、通った時のことでございます。

 売店はまだ閉鎖中で駐車場に車はありません。一人階段を上がって行くと、川原石を敷き詰めた、千羽鶴も鮮やかな地蔵様が祀られておりました。

 鐘楼を背にして、居並ぶ千体地蔵を撮っていた時で御座います。うしろから「がお~~ん」と鐘が鳴ったのでございます。びっっくりして振り向くと、誰も居ないはずの鐘楼で鐘が鳴り、ひもが揺れていました。

 思わず「びっくりしたー!」と声を出しました。でもあたりに人影は見えません。誰かがいたずらして、隠れたのだろうと思いました。

 耳を澄ますと「カリカリ」と機械的な音がかすかに聞こえてきます。鐘の前まで近づいた時、またも「がお~~ん」とやられました。音量が大きく、またも不意打ちを食らってしまいました。

 何のことはない、オートマチック鐘楼だったのです。ちょうど12時でしたので、その時間に鳴り響いているのでしょう。

 すっかり魂を抜かれた旅人は、小銭入れを取り出し、あらためて地蔵様を拝んで帰りましたとさ。

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相撲界は、日本の縮図?

2016-03-29 16:24:29 | 日記・エッセイ・コラム

 貴乃花親方が何を考えているのかは分かりません。しかし「伝統」という言葉から感じることは、もしかしたら私と同じなのかも知れません。

 相撲界の伝統は崩れている。そう感じます。暗黙の了解みたいな、相手を重んじる精神も含めて、外人勢にはそれが感じられません。特に記録の上で「大横綱」に並んだ白鵬が、そう感じます。今場所の相撲は、横綱相撲とは言えません。

 塩の撒き方からして、3人の横綱の手は、上から下へ塩を叩きつけるやり方をします。あれが個人的には非常に気になっています。傲慢不遜な心のうちが、あの塩まきに現れているようで、胸騒ぎがします。賞金を受け取る前に、右手をさっと横に開き、うやうやしく受け取る日本人力士を見ました。あれは形として優れていると思います。片や横綱は、上から「わしづかみ」です。多いと両手を持って行きますけどね。

 全体的に立ち合いが気になります。どうも相手より後に、手をつきたいようです。それで両者、棒立ちの時間が長くなります。あれは改善して欲しいです。呼吸を合わせる、という基本的な立ち合いを、見たことがありません。

 ダメ押しは、論外です。興奮しているから自然に手が出る?それが横綱ですか?

 暴力団との関係も含めて、私の知らないことは多いでしょう。千代の富士の弟子だった、八角理事長は、クリーンな親方なのかどうか分かりません。相撲にとって、必要悪なのか、それも分かりません。しかし目に見えるところで確かに変化は感じます。

 翻って、日本から核物質が引き揚げられたり、自衛隊と米軍が一体となった今回の法案。こちらもアメリカに飲み込まれる日本を感じます。どうやらイルミナティの日本征服は近そうです。

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さしぼはまだか

2016-03-28 16:13:17 | 日記・エッセイ・コラム

 カーリングという競技は、見ていて疲れます。だいたい3時間かかるので、終わると頭がふらふらします。多分、投げたストーンの軌道を追っているからでしょう。LS北見チームは良く頑張りました。なにより可愛い声のやり取りが良かったです。「・・・でいいんだよね」「んー」「んー」

 「はい」でも「イエス」でも、はたまた「んだな」でもなく、「んー」。あれが可愛いです。だいぶファンも増えたことでしょう。

 病院で薬を処方してもらったついでに、「いとく」に入ってみました。土日は双六漁港で揚がったワカメの「めかぶ」が並んでいたはずですが、きょうは見当たりません。代わりにすぐに食べられる「ボイル刻みメカブ」新物を購入して、裏を見たら宮城県産と表示されていました。なんだ地物じゃないのか。でも美味しかったです。

 町内を回っていると、水仙の花を見つけました。それでこの陽気だと、もしかしてアレが収穫できるのではと思い、マイ畑に向かいました。可哀想すぎる芽が出ていました。意外と慎重な「さしぼ」でした。去年よりむしろ遅いかも知れません。

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帰らない、という選択。

2016-03-27 16:33:13 | 日記・エッセイ・コラム

 カーリングを見ていたら、午後になりました。だから近場を散策です。天王グリーンランドは、何か大会でもあるのかと思ったほど、人がいっぱいでした。

 ここだけは、少子化を忘れそうになります。潟上市唯一の高校の美術部の絵が、市民ギャラリーにありました。

 前の美術の先生は、男性ですが人形制作の隠れたプロで、可愛い女の子のフィギュアが得意でした。売ってる関節やパーツでは飽き足らず、自分で制作します。

 だから迫力が違います。しかし変態ではありません。衣装は奥様の手作りです。顧問の先生の絵もありました。その名前が一字違いで、驚きました。

 白鳥さんは、やっぱり帰らずに居ました。近寄ると、向こうも近づいてきます。ほれ、食パンより美味しいぞ、まめも入っているし。

 車が止まって、散歩中のおじさんに聞いています。「この白鳥、ずっといるなだが」「んだ、年中いる」「ほーっ」

 全部で10羽ほど。おじさんによると、10年ぐらい前から住み着いているそうです。どうしてこういう個体が現れるのでしょうね。

 帰巣本能より、楽してエサがもらえるから?それとも帰る長旅の自信がないから?いずれキミらの選択は正しいかも知れないな。人生はすべて選択だ。人間もまた同じ。

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