今度はドイツのミュンヘン安全保障会議でやりあっているらしいが、
岸田外相の反論は、私には非常に生ぬるく聞こえる。
中国が「最も重要なのは日本が第2次大戦の犯罪を否定していること。
歴史教育の失敗だ。」と批判。また「日本が大戦で起きたことに誠実に
向き合えば、周辺国と和解できる」と主張したとか。
そのあと、岸田外相は「日本は歴史を直視し、大戦や植民地支配について
反省を明確に表明している」と反論し、「日本は戦後一貫して東アジアにおける
自由、民主主義、法の支配を擁護してきた」と訴えた、とある。
「あなたの国は、王朝が交代するたび自国内で悲惨な虐殺が行われたり、
またその後は諸外国から無理やり割譲されたり、反対勢力に悩まされた
ために、被害妄想の意識が強い理由も良く理解できます。
その強い脅迫観念を取り去れば、実りある議論ができるでしょう。」
このくらいのことを、前段で言ってやらないと、
こっちもすっきりしないし、相手にムカッとさせることはできない。
これは、言葉による戦争なんだから、平静に上から目線で、諭してやる
くらいの姿勢が欲しい。こっちが大人なんだということを、はっきり
自覚させるくらいのことを言って欲しい。
これくらいで、応酬しあった、なんて言ってほしくない。
その前に、きのうのいいともに出た、ギバちゃん、途中から見ました。
刈和野大綱引きの、ミニ版の綱を持参で説明してました。
最初を見てないので、男綱(おづな)と女綱(めづな)の説明があったか
どうか分かりませんが、そこが大事なところです。めづなの輪に、おづなを
通すところが、肝心なところです。日本の伝統的な行事というものは、
少なからずエロスの香りが残っているものです。それは豊作につながる
ものだからです。元気がないと、野良仕事もできませんからね。
そして、秋田では今、何をしているかと聞かれて、毎日雪かきが日課だと
答えてました。それも日に何度も。子供たちの通学のためならば、朝早い
のも、苦になりません。親というのは、そういうものです。
もう一つその前に、海江田の国会質問はひどかったなあ。まるで、お隣の
国の代弁者のようだった。中国と韓国なら、こう言うだろうと思える
ことを、延々と演説していた。同じ国内でああいうのがいると、国賊
と言いたくなる。彼は名前が良すぎる。「沈黙の艦隊」の艦長と同じ
名だ。それに万里が付く。海江田万里。かっこ良過ぎ。名前負けか。
おまたせ。で、またもやNHK会長の就任会見に対して、隣国の横槍が入った。
当然入るだろう。降って湧いたチャンスだもんね。しかしノーコメントと
一旦、言っておきながら、スラスラ口をついて出た会長も悪ノリだが、
質問者の質問も、どうかと思うよね。いきなり就任会見で思想を
チェックするんだもんね。
加えて、尖閣・竹島の教科書記述に関する、いちゃもん。
こういうイライラした時はボクは、右翼のチャンネルを見る。
保守なんとか、や大艦巨砲がどうとか言うサイトだ。
すると日本の海上自衛隊の実力は、世界の5本指に入るとか、
アメリカを除いたら、そこそこいいところまでいけるとか、
核は使えない現状で、通常型潜水艦の最新型の潜水能力のことや
静寂性や、その最先端技術の数々。
うっとり、してしまいますね。同時に隣国に対してある種の優越感を
覚えます。こんなこと書くと、首が左に傾いた人は、危険な軍国思想だ
なんて、言い出すことでしょう。構いませんよ、それで。
皆、それぞれ考え方が違うのが民主主義でしょうから。
でも、自分の国を、伝統を、おとしめるやり方は、
なしに、しましょうや。
スマスマを見るともなしに、見ていて感じたことは、
宝塚の男組の演技に、スマップの誰が一番迫れるかということより
大階段をただ降りるだけで、大変な労力を要するということだろう。
そしてガガ様は、大胆衣装だったが、わずか数秒横腹が写り、
2段腹がくっきり写ってしまったことだ。かわいいから、見て見ぬふり
するしかないだろう。
安倍首相の靖国参拝に関しての、さまざまな反応を見ていて、
昔書いた文章を思い出した。ので添付するのだが、あの頃より増して
日本語達者な外人が増えた。テレビによく登場する人物はすべて
スパイの素質があるし、現に利用されている人間もいることだろう。
中には関根麻里のように、純粋日本人でありながら、英語を教える
人間まで出現している。お父さん、気を付けた方がいいよ。
アメリカ賛美もいいけど、ボクらの世代はよく覚えている。給食に出された
脱脂粉乳は、家畜のエサにもならないものだったことを。
わしら、家畜以下だったのだ。
以下、2006年8月18日時点での文章だす。
靖国参拝でアメリカがかってに失望したそうだ。
安倍さんよ、アメリカという国に、日本の価値観を小学生に教えるように
丁寧に説明してくれ。キミらの国とは善悪の判断が違う。キミらは一神教の
国だ。キミらには白か黒かしかない。善は栄え、悪は滅びる。
そんな単純な図式で、歴史は動くのではない。
かつてアメリカは敵だった。かつての敵も今は友。原爆投下も責めてないだろう。
人口密集地への無差別爆撃も責めてないだろう。それが日本人のあり方なのだ。
日本人にとって、A級もB級も区別はない。等しく日本のために戦った
「殉難死者」と思っている。昭和27年、サンフランシスコ講和条約が発効して
すぐに国会は彼らの名誉回復に取り組んだ。まだ1860人の「戦犯」が服役して
いた。彼らを釈放せよと、4000万人の署名が集まった。
そういった国民の総意を受けて、国が「戦犯」を含む戦死者名簿を靖国に届け
靖国神社は、ご祭神として祀ったのだ。
スープの中に溶け込んだ「ルー」と「水」と「具材」は、別々に取り出すことは
できません。日本人のたましいのふるさとは、伊勢神宮にあるかも知れないが
本質は自分の心の中にあることを知っている。だからエルサレムのような
悲劇は日本では起こらない。それが日本人なのだ。
靖国に行かなくても、どこにいても今の日本の礎となった英霊に祈る
ことはできる。一国の首相が靖国参拝することは、その心のありようを
国民を代表して内外に示すことの意味が大きい。
それをやってのけた安倍さんはエラい。