松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

「金粉ショー」

2015-08-23 17:54:10 | 日記・エッセイ・コラム

  大曲の花火、テレビで見ました、最後まで。「打・ち・留・めーっ」後の、花火師と観客のエール交換、良かったです。そのために、あの角度のカメラを用意していたんですね。雄物川を挟んで、左に花火師の赤いトーチ。右に色とりどりの、めいめい持ち寄った明かり。あのためだけに、最後まで残ってもいい、と思うくらい感動しました。

 というわけで、わざわざ金粉ショーを見るために、上小阿仁村の八木沢集落まで行って来ました。

 金粉ショーと言っても、決していかがわしいのと違います。舞踏です。大駱駝艦(だいらくだかん)という麿赤児(まろ・あかじ)率いるグループです。

 しかし女性が、若くて可愛ければいいなあ、と出掛ける前、考えたことは、否定しません。彼女がリーダーで、いろいろ舞踏の指導をしているらしいです。一度、手違いで電源が切れ、再びテープを流すと、「レッスン・イレブン」と練習用の音が流れて、しばし爆笑の場面もありました。

 切り取って、写真にすると、大した踊りに、見えないでしょう。腕が悪いせいだと思いますが、実際私には、物足りなさが残りました。

 でも後ろから来たお母さんと子供の会話は、「凄いなあ」とか「度胸あるなあ」と言って感心していました。皆さん満足して、帰られたみたいです。

 私の中では、田中泯が存在するので、そう思ったのかも知れません。

 入場料500円に、終わってからの投げ銭を要求されて、千円札が大分入ったようですが、わざわざ見に来て、あれで1500円の価値があるだろうか、と思い、500円玉にしておきました。ケチですか。ま、人それぞれですから。価値観というものは。

女性が若かったら、もっと弾んだかって? そんなことは、ありませんよ。もちろん。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする