岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ディフェンス2

2010年10月06日 | ビデオ連続画像
ラインアウトからです。
マイボールが相手に出たため、岡山のディフェンスが、上がりきれていない状況です。
まず、基本として、ラインアウトで相手にボールが出た場合、バックスはトップスピードでディフェンスラインまであがること、ただし、アタックラインから上がるので、どうしても外側が遅れ気味になることを理解しておこう。

相手は、ブラインドウイングがライン(スタンド位置またはスタンドの横)に入り、フルバックが第2センの外に入り、ハーフを除いて6人でラインを組んでいます。
一方、岡山は、フルバックは後ろにおり、左ウイングはラインアウト側からのスタートですので、ハーフを除くバックスは最初は4人であり、1人が1人を抑えても、パスをつながれれば必ず外に余ります。

この場合、当然、フルバックは外側にあがる必要(キックは注意しながら)がありますが、まず、ディフェンス側のバックスは、相手がパスしたら、確実にプッシュしながら(ずれながら)外に追い込んでいかなければいけません。

なお、この画像ではよくわかりませんが、ラインアウト最後尾のフォワードの選手が自由な状態であれば、ハーフを抑えながら、パスとともにスタンドに向っていくことが大切です。これにより、味方のバックスが最初から一人ずれることもできます。


この画像は、スタンド(またはラインに入ったブラインドウイング)へのパスです。
岡山のスタンドがスタンドへ、その外の選手へは第1センがディフェンスに行っています。(内から2人目)



相手スタンドが次の選手(ブラインドウイング?)にパスしますが、岡山の第1センがディフェンスに行っています。
この状態で、自然に相手は一人あまりますが、相手が第1センにパスすれば、そのまま岡山の第1センが外にプッシュできる態勢です。
なお、アタックラインからの上がりであるため、岡山の第2セン、ウイングがやや遅れています。



相手は、第1センをとばして、第2センターににパスします。
岡山の第1センがずれてプッシュしていますが、距離があるためプレッシャーをかけれていません。岡山の第2セン、ウイングも、上がりきれていないため、相手ラインの前に大きなスペースが生まれました。
このあたり、相手バックスの上手さを感じさせます。



相手は、ラインに入ったフルバックがさらに外に開きながらスペースをつくり、第2センからフルバックにパスしますが、岡山の第2セン、ウイングが、大きなゲインをさせることなく、相手を抑えています。



最後に、相手がフルバックからウイングにパスしますが、相手がミスします。
この画像では、第2セン、ウイングが、さらにトップスピードでずれる(プッシュする)ことが必要です。
フルバックがあがりきれていないため、ウイングがミスせず走っていたら、危ない場面もあったかもしれません。






バックスは、まず対面との勝負ですが、対面がパスしたら、必ず、ずれて(プッシュして)相手を内側から抑えていかなければいけません。
相手が余っていれば、次の選手も順番にずれていきます。
なお、ずれる(プッシュする)場合は、必ず声をかけあって(特に内側の「プッシュ」「ずれろ」の声)、その上でトップスピードでなければいけません。
そうしないと、中途半端に味方がずれてしまって大きな穴ができます。

逆に、こういうアタックをされた場合に、外にまわされないようにプッシュをかけながら、対面もきっちり抑えるには、声の連携、相手が簡単にパスできないようなプレッシャーが必要です。そうでないと、どうしても穴ができやすくなります。フォワードも、意識をもって抜けてくる相手を注意しなければいけません