一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

基礎断熱

2007年09月21日 | 白くて四角い家

「白くて四角い家」の基礎断熱です。

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床の断熱方法に、

床下は換気させて、床部分で断熱する「床断熱」と

基礎で断熱して、床下は室内とみなす「基礎断熱」があります。

高断熱・高気密の場合は、後者の方が多い様です。

気密が確実に取りやすいからです。

一般的な「床断熱」で床下を換気した場合、

ユニットバス廻り、玄関廻り、壁の直下などで

断熱が途切れ易くなります。

ここで外気と室内の空気が接すると、

断熱の効きが悪くなるのはもちろんですが、

壁内部で結露がおこってしまいます。

これは木材の腐朽の原因にもなります。

リフォームなどで、見かける腐朽の原因に

雨水やお風呂の水漏れと、もう一つはこの壁内結露です。

「高気密まで必要ないんじゃ・・・」と、言われる事が時々ありますが

気密性をとらず(隙間がある状態)、断熱性だけを高めると

必ず、この壁内結露がおこります。

室内の暖かい空気が、冷たい外気と接する所があるわけですから

ここで結露するのは当然です。

また、それらは表面から見えない部分になるので、やっかいなんです。

後にリフォームなどの時に、見つかったりする事が多いです。

「断熱」と「気密」はセットで考えなければならないのです。

少々極端に言うと、

耐久性のある(壁内結露しない)家にしたいなら、

「昔ながらの 隙間だらけで断熱をしない家」か

「高断熱・高気密の家」のどちらかを選択するしかないのです。

  ◇

ちなみに当社の基礎断熱は「内側断熱」を採用しています。

基礎の室内側で断熱します。

基礎の外で断熱する「外側断熱」もありますが

白アリが、基礎の断熱材を伝い登ってくるという事例もあり

不安なので、断熱材が土に接しない「内側断熱」を採用しています。

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