一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

天然素材モイス

2012年12月11日 | 石上のゼロエネハウス

石上のゼロエネハウスでは、内装材のモイスを張り始めています。

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住宅の内装は、ビニールクロス(壁紙)仕上げとする場合がほとんどだと思います。 非常に多くの色柄が用意されており、仕上がりもとてもきれいです。

しかしながら、当社ではここ数年、新築・リフォームいずれでも90%以上の物件の内装材にこのモイスを採用させて頂いております。(しかも全室に) 価格的には、おおよそ延べ床が30坪程度の住宅ですと、約プラス10万円程で、全室をビニールクロスからモイスに変更可能です。


内装用モイスを採用するメリットは・・・ 調湿効果、消臭効果、カビ抵抗力、帯電防止、耐火性、土に還る、接着レス、曲げ強度、素材感、メンテナンス性などなど、たくさんあります。 というかあり過ぎですね・・・

ではデメリットは・・・ 色柄が決まっている(天然鉱物なので)、高くなる(延べ床30坪をオールモイスにして約10万円)、施工が難しい(施工精度や納まりに高いレベルが必要)、前述に伴い若干工期が余計にかかる、などです。

つまり、モイスの見た目(素材感)さえ問題なければ、ほとんどのお客様がビニールクロスよりモイスを選択されているのが現状です。 

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とはいえ、全国的にみてもこの内装用モイスを全室に標準的に採用している建築会社は、そう多くはありません。  モイスがとても良い建材なのは皆さんが分かっているはずですが、なぜ積極的に全室に採用しないか? それは、お客様ではなく 作る側が積極的には採用をしたくないからです。 材料が高く、施工も難しく、他では当社の様に30坪でプラス10万円では絶対にできないと思いますし、工期も伸びてしまいます。

昨今のローコストデザイン住宅ブームでは、いかに安く、早く、ぱっと見の良い物を作るか?が勝負になってきています。 すると色柄が豊富なビニールクロスを使い、クロス柄を部分的に切換えて装飾としてしまう安易な方法をとってしまいます。 手間のかかる格子や板張り、塗り壁などを採用したとしても、あくまでもデザイン上のポイント程度。 とにかく安く、早く、ぱっと見の良さを追求します。 

実際のところ、限られた人数でより多くの物件数を設計・施工しようと思うと、そうならざるをえなくなってしまうのもよく分かります。 

が、しかし、お客様にとってみればその住宅が唯一の1棟となるわけですから、作る側はより良い物を使って、見えるところも見えない所も、誠心誠意心をこめた仕事をしなければならないのです。 もちろん、当社の職人は皆そういう気持ちで毎日作業しています。(そう信じています。

作り手にとっては、数百分の1の住まい。 しかし 住まい手にとっては、1分の1の住まい。 住まいに対する想いにギャップができてしまう事を、常に意識していたいものです。


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