団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

やることがなくなったら、つくればよいのですが‥

2017-08-18 09:32:57 | 健康・病気

認知症の父の介護生活をもとに「ロング・グッドバイ・ダディ」を著した中島京子さんは、父は大学を定年後、やることがなくなったときから、物忘れが目立ってきたといいます。それなら、やることをつくればよいのですが、これがなかなかの難題のようです。

定年後、「毎日が日曜日」になると、周囲の人たちの行動を観察すると、喫茶店に行ってモーニングコーヒーを飲みながら、スポーツ新聞を読んだり、喫茶店仲間らとだべったりする▽パチンコで遊ぶ▽図書館で雑誌を読んだり、映画をシルバー割引で見たりする、といったところでしょうか。

パチンコは勝てばよいですが、大負けしたら小遣いがすっ飛んでしまいます。私はパチンコをすると、肩こりに苦しむようになり、40代でやめました。映画も毎日見るわけにはいきません。喫茶店仲間との雑談も、当たり障りのない話でしょうから、私はあきてしまうことでしょう。

そこで、私は整骨院を始めました。人を雇わない一人院長の自営業ですから、やめたくなったら、いつでもやめることができます。体力が続けば、75歳までやりたいと思います。加齢に伴い、体がどう衰えていくか、は初体験ですから、想定できません。体力的、技術的に無理とわかれば、そのとき閉院しようと思います。 

老後をどう過ごすかは、人それぞれです。でも、時間は一人ではつぶれませんし、ひとりでにつぶれません。仲間や工夫、仕掛けが必要です。ですから、やることのつくり方も人それぞれで考えるしかないようです。

 

 

 

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認知症って「長い別れ」を示すのだ!

2017-08-17 10:50:12 | 健康・病気

ロング・グッドバイ(THE LONG GOODBYE)というと、私たち団塊の世代はレイモンド・チャンドラーの探偵小説「長いお別れ」を思い出します。私立探偵フィリップ・マーロウが「さよならをいうのは少し死ぬことだ」という名セリフを残した小説です。

ロング・グッドバイが認知症を示す英語であることを、作家中島京子さんの小説「ロング・グッドバイ・ダディ」で知りました。とはいえ、中島さんの本を読んだわけではなく、NHKのラジオ深夜便の「明日へのことば」で中島さんが認知症になった父を10年間介護した体験をもとに「ロング・グッドバイ・ダディ」を書いたことを聞いたからです。

中島さんの父は大学でフランス語とフランス文学を教えていました。定年後は、趣味の囲碁が大好きで近くの碁会所に通っていたそうです。ところが、その碁会所がなくなって、やることがなくなったといいます。そのころから、物忘れが目立ってきたといいます。

2004年の春、父の同窓会があり、いつもの場所なのに、わからくなって家に帰ってきました。中島さんら家族が心配して「物忘れ外来」を受診しました。認知症と診断され、進行を遅らせる薬を処方されました。しかし、病状は少しずつ悪化し、転倒して大腿骨を骨折したことから、車いす生活になり、2013年12月、亡くなりました。86歳でした。

大学教授という明晰な頭脳の持ち主だったお父さんの認知症の引き金は「やることがなくなった」ことでした。認知症を先延ばししようと思ったら、「やることをつくる」しかないようです。

 

 

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モノを売るのは難しい!

2017-08-15 10:21:37 | 健康・病気

頸動脈に動脈硬化が見つかった2013年11月から天ぷら、唐揚げ、中華料理など脂ものを控えるようにしています。さらに、酵母菌やミドリムシなどの真核生物を摂取すると、動脈硬化の元になる血管プラークを減らすことができると聞いて、ユーグレナが販売している「ミドリムシのちから」を服用しています。

そのおかげでしょうか、頸動脈の狭窄率は48%から37%に減少し、危険ラインとされる50%を少し遠のきました。ミドリムシはビタミン、ミネラル、アミノ酸など59種類の栄養素があり、中性脂肪やコレストロールを排出するパラミロン、有害物質やダイオキシンを吸着して体外に出すクロロフィルなども含まれています。

健康づくりに役に立つ「ミドリムシのちから」を求める患者さんがいたら、お分けしようと、販売を始めました。ミドリムシでもうけるつもりはなかったので、ユーグレナが希望する小売価格より安く患者さんに、お売りしました。「ミドリムシのちから」は仕入れ単価が購入数によって異なり、200粒入りで1~4袋は7200円、5~9袋が6240円、25袋以上は5720円となっています。

200粒入りの希望小売価格は税抜きで10400円(税込み11232円)ですから、その差額が販売店の利益になります。私は200粒入りを9000円で販売しましたから、患者さんから当初は「こんなに安くしたら、先生にもうけはないのでは」といわれたほどでした。

それが今年に入って購入する人がパタッといなくなりました。先日、いつも買ってくれた患者さんが、そのわけを教えてくれました。200粒入り3袋で1万8500円、しかも送料無料で通信販売をする会社があるというのです。1袋当たり6167円です。私の仕入れ価格より安いのです。太刀打ちできるはずがありません。大量に仕入れれば、この価格でも利益は出ます。

売れなくなるはずです。モノを売るのは、ほんまに難しい! 

 

 

 

 

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おしっこが二つに分かれたら‥

2017-08-14 09:22:34 | 健康・病気

「先生、おしっこをしたとき、二つに分かれませんか」と70代前半の男性が尋ねます。60代になってから「飛び散り」を防ぐため、私は便座に腰かけて排尿しているので、放物線をよく見ていません。それで、「二つに分かれることはありませんが」と答えました。

すると、男性は「私が孫の小学生1年の男児と並んで小便器におしっこをしたとき、私のが左右二つに分かれて放物線を描いたのです。孫が『おじいちゃんのおしっこは二つに分かれている』とびっくり。それ以来、私がおしっこをすると、孫が寄ってきて、二つになるか、見に来るので、かなわんのです」と言います。

調べると、「尿線の異常」といい、男性特有の症状のようです。シャワーのように散らばったり、二股に分かれたりします。尿道の出口が何らかの原因で狭くなったり、結石や腫瘍があったりすると起こるとあります。前立腺の肥大がかかわっているとされますが、排尿にかかわる筋肉がうまく働かない神経性膀胱でも発症します。

でも、私の感じでは、加齢に伴い排尿の筋力が衰え、おしっこの勢いが弱くなってくることから、発症するようです。尿線分裂という診断名もあります。防止する方法は簡単で、おちんちんをちょっとつまんでやると、勢いが増してきて、放物線を描くようになります。

結石や腫瘍ができたら、尿道に痛みが出るから、そのときはお医者さんを受診するよう伝えました。そんなことを男性に説明して「少し様子を見ましょうか」と告げました。

ところが、プロ野球のオリックス対西武戦を京セラドームに観戦に行ったとき、早めにおしっこをしておこうとトイレに入ったら、尿量が少なかったからでしょうか、私のおしっこが上下二つに分かれて飛んでいきました。「私も二股組か、あ~あ」です。

 

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坂道トレーニングは脚力アップに効果

2017-08-11 09:18:11 | 健康・病気

スクワットやレッグエクステンションで大腿の筋肉は鍛えていると思っていたのに、淀川堤防のランニングを2日したら、太ももに痛みとツッパリ感が出てきました。持久走ですから、全力で走るわけではありません。息が上がったら、ウォーキングです。

それでも、淀川の堤防には鉄道の下をくぐる坂道がいくつもありますし、堤防に上がる階段もあります。そうした坂道トレーニングが、スクワットやレッグエクステンションで使う筋肉のレベルより、ハードだったようです。

坂道トレーニング(階段の上り下りも含め)は、上りでは太ももの前側の大腿四頭筋、ふくらはぎの腓腹筋・ひらめ筋、下りでは大腿四頭筋、太ももの裏側のハムストリングス、すねの前脛骨筋をよく使います。上り下りで最もよく使うのは大腿四頭筋です。太ももの前側が張って痛むのは「当たり前や」と思いました。

心肺機能を維持するためにも、ランニングは良いようです。高齢者になり、朝の4時、5時に目覚めることが増えました。家族を起こしてはいけないと思い、寝床で5時から始まるNHKラジオ「マイあさラジオ」を聞いて「健康ライフ」が終わる5時50分ごろ、起床していました。ラジオを聞きながら、走ればよいのだ、と考えました。

早朝ランニングは思わぬ効用がありました。通勤の自転車のペダルが軽くなり、速度も速くなりました。「鍛えれば、筋力は向上するのだ」とあらためて思いました。

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