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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

鬼と、天狗と、鬼婆?の英彦山めぐりを

2011-05-14 | 日記・エッセイ・コラム

 「まちづくりカレッジ」も2年目に入り、最初の

館外研修「ゆとり学」

「ボランティアガイドとめぐる「水分りの山」英彦山」

総勢30余名、一路英彦山へ ひた走る。

「英彦山」・・日本三大修験場、山岳信仰の霊山である。

他は(山形・羽黒山、奈良・大峰山~和歌山熊野本宮)

内容的には仏教だが、神仏混合融合し、権現、明神様

が信仰の対象である。従って、お経もあれば、祝詞も。

 古来、霊山と称するところ・・・高い山、深山幽谷なのだ。

鬱蒼と茂る樹々、樹齢何千年?の杉や古木が。

ご多分に漏れず、ここ英彦山も、さすが霊山

 昼、尚暗き・・・でもなかったが。 大いに雰囲気あり。

Dscn2188_2 

Dscn2193

神が宿ってる? この杉・・・樹齢は? 

品のいい、お育ちしてます。

カレッジの生徒? 平均年齢? 相当なもの。 

無理できませぬ。

「山伏」の修験場を さわりだけ歩くのが精一杯。

Dscn2203

この地図の真ん中あたり。

の鳥居」からスタート

銅です この立派な構え(高さ7m、本物の青銅製)Dscn2179

堂々たるもの?

肥前藩主

鍋島勝茂公により寄進

鳥居の「英彦山」という額

霊山法皇より下賜されたと。

(国指定重要文化財)

さぁ、参道を歩くよ。

 今日は快晴、風も爽やか・・・やはり歩くべし。

だが、本来はそのままのところ

ちゃっかり、スロープカー・・などという乗り物で

たった7分で上がってしまいました。

(これじゃ、とっても、ご利益はいただけない・・)

Dscn2190

英彦山神宮 奉幣殿・・・手を合わせて、神妙に。

(国指定需要文化財)

様式は、千鳥破風入母屋造り

現在の社殿は、小倉藩主細川興公の寄進

元和2年(1616)により再建された。

 それからでも・・約400年

 いやぁ~、やっぱり気持ちいいね。

 下りくらいは しっかりと歩かないと・・

Dscn2195

今日はかなり勉強になった。

特に、本日のボランティア・ガイドの「早田真智子さん」

の圧倒的なエネルギーには敬服しました。

まず、この地を、心底愛して止まない・・・尋常じゃない。

どこから来るのか? この熱さは。

「まちづくり」って、机上のプランじゃ進まないね。

(*大いに反省、大いに自信も喪失?)

この住んでいいる人の、真摯な「この里」を愛する

半端でない慟哭に似た感情が、動かしているのだと。

きっと彼女が女性だから、 「山ノ神」が応援してる?

とっても、奥が深い勉強をさせていただきました。

この山の「主」や、「鬼」も「天狗」も顔負け?

こんな顔して・・

Dscn2187

そう言えば? ちょっと、負けたような顔じゃない。

迷惑そうな・・・。

「早田さん、これからも、頑張って下さい」

 お別れの時、 全員でお礼を言って「英彦山」を

後にしました。

 ちょっと目に止まって、興味があったものが。 Dscn2182   

 

 参拝中、「財蔵坊」の

裏庭に、「九輪草」の花が。

 この地に、静かに

 花弁が9個、大きく廻りを丸く、9つ並んで輪に。

山伏が本当に吹いていた「法螺貝」。

Dscn2185

・・・これ、絶対

 誰かさんの

 「法螺吹き」じゃないよね。

 さらに、宮本武蔵、巌流島での佐々木小次郎との決闘

そう、その武蔵の養子 宮本伊織の古文書が資料として

ここにあった。(この坊、現在 町立英彦山民族資料館に。)

Dscn2186

                ↑

            このサインです。

どんな云われか・・・詳細カット。

昔、山内三千坊ありと・・・(修験坊が住んでいた家)

そのうちの一つに。

珍しや! この野面積の石垣あり。Dscn2183_3 

これって、

築城の折の石垣

を積み上げていくあの手法

 線が綺麗ですね。

 凛とした姿は、秀麗です。

 かなりの高僧?が住んでいたのか。

 いや、「坊」という構えは、かなり瀟洒な構えであったと。

各、「坊」には、必ず「池」を配置し、庭も立派だった・・。

う~む、「歴史」にはまると、夢が膨らんで来て楽しくなるね。

 機会があれば・・・・

本当は英彦山3峰「南岳」「上宮・中岳」「北岳」に行って

こそ、本来の「詣で」になるのだから。

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。