今朝、いつものように朝の庭掃除を。
ベランダの椿の鉢植えの枝に…何かが?
近寄ってみると~なんと、「赤とんぼ」だ。
おお、一瞬、感動ものです。
どこから飛んできたの、お前さんよ。
ここ数年、周辺は区画整理事業のため田園風景はなくなり
埋め立てた後にアパート群の建設ラッシュ。
およそらしからぬ風景が出現し、「故郷」が消えた。
そんな朝、君が私のそばにいる。
それも仲間と外れたのか…一人ぽっちだね。
昔、見たとんぼは、夕焼けの空に、いっぱい仲間と一緒に群れて
飛んでいたよ~ 仲間はどうしたの?
こんな一句を思い出したよ。
種田山頭火に「いつも一人で赤とんぼ」
孤独の人、しかし、同時に孤独から逃げようとしていた
山頭火。
そんな山頭火に近づいてきた赤とんぼに対し
自分を重ね合わせていたんだな、この一句は。
彼は心の中で
「お前、仲間とはぐれたのか?
それとも一人が好きなのか…
なんだか、俺に似ているなぁ~ 」とでも。
それと同時に、今、思い出しましたよ。
「赤とんぼ」の歌詞に
「とまっているよ 竿の先」
これって日本人なら誰もが口ずさみ
童謡「ふるさと」と、ともに子供時代の郷愁を。
お前さんの突然の出現に、懐かしい昔を思い出したよ。
ありがとう!
これから どこへ 飛んでいくんだい~
気を付けて行けよ…空は広いし、大変だけどな。