黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

葉室麟さんのこと

2019-11-30 | 日記
私のブログのアクセス状況で気が付いた。 

随分前のページを開いていただいてる方が~
エッ、どうして? 今日のページより、昔の記事に興味?
 「墨龍譜」なんてのが目に飛び込んできました
  絵師 海北友松の1冊です
       
これは葉室麟さんの著で 
そのころ講演で 権力者(スポンサー)と絵師
 その時代背景と「絵師」の話を 題材にと思っていたので・・・
いろいろ読んでいた中の一冊。
 絵師の関連で~ 狩野永徳、長谷川等伯、若冲、俵屋宗達・・・・と。

ページ開いてくれた方、きっと「絵」に興味、」または趣味に。
 嬉しいことです。

葉室さんといえば、亡くなってもうすぐ2年に。      

 わが町の隣、小倉の生まれ。 身近に感じており、フアンでした。
  本当に残念です。

 そんなことで本棚には葉室もの
  

  引っ張り出して~今週の夜は、葉室に浸かっていました。

その中で、彼の最後の旅エッセイ 「曙光を旅する」を読んでいると
私の大好きな「司馬遼太郎」さんのシリーズ本「街道をいく」を
葉室さんも「司馬遼太郎」フアンとして同じようなこの1冊。
 最後になろうとは~
    
 
   葉室版、「街道をいく」 九州編ってとこですね。 
 
 
そして まず ここ小倉から この本は始まった
  

   彼の多く残した作品は50冊以上にも~
この本には 全40編もの話が・・・
超多忙な執筆の合間に、これほどの旅をしていたのかと~
驚くばかりです。
   小説には ない「視点」に・・・感銘
  奥が深いですね。
やはり 現場に足を運び体感すること だと。 凄い! 
 我々普通の感覚では「視点」が届かないところに光を当てる。

   本中に 「曙光」とは
   ①夜明けの光 ②暗黒の中にわずかに現われ始める明るいきざし
    そして
   「まだ輝いたことのない許多(あまた)の曙光がある リグ・ヴェーダ
  
帯にも 綴る 歴史の裏通りや 路地を・・・
 そんな誰もが気が付かない部分に「光」を与える眼~ 
 なるほど~ と、読み手に感動を。  

 歴史って、 今朝の朝日 1面 折々のことば
 「どんな歴史でも、あとから、あとから押してくる現実に、
   追い立てられるようにして過ぎていくものらしい」 と。

  昭和、平成が終わり 明治維新から150年
   令和になった・・・今なら
   葉室さん、どこを旅して、誰に会い
   何を語り そして 私たちにその光を運んでくれたのだろうか・・・
     もっと九州中心の歴史紀行を読みたかったのに・・・

 2005年5月から始めた ブログ 随分自分でも頑張ったと。
  平凡な日々の繰り返しの私。
   そんなにアップする「ネタ」がないとき・・・
 
昔の記事を読んでいただいている方から、こうして「思い出」編を
アップできる~  まさに「光」を当てていただいた
  私にとっての「曙光」です   御礼申し上げます。
これからも そんなヒントを拝借させてもらいながら、
しょうもない田舎爺さんの「黄昏時」もう少し続けていきます。
     

フランスパンが大好きなんです!

2019-11-29 | 日記
この数年間地域の活動で
「サロン」での講演を続けています。

このサロンはまぁ、今時どこの地区でも賑やかな活動
そう、私も 高齢者向けの話題を中心に
 「病気」「介護」「認知症」 総じて「終活」の話
視点を変えて、「旅」の話、戦国時代の武将や女たちの活躍ぶり。
美術の話で「生活の中の色彩の秘密」「美術館巡りの話」
「1枚の絵の見方楽しみ方」など
毎回、いろいろな話していますが、
先日 この絵 「フェルメール」の {牛乳を注ぐ女}
     
 
彼の絵の中でも特に有名な1枚ですが・・・他
全作品をスライドで解説をしたんです・・・

いえ、今日は絵の解説ではなく 

強烈なインパクトの「黄」「青」の色彩表現~ なんて
絵の解説ではなくて~
画中のパン 美味しさを感じませんか?

 と言うことで、私のフランスパン大好きの話を。

 まず、この6月に大阪で開催された「フェルメール展」の帰りに
念願の「ビゴのパン」芦屋本店に行ってきました。
 パンが好きな方ならご存じのパン屋さん。
    

 そして この方 創業者のフィリップ・ビゴさん
  日本のおけるフランスパンの普及に大いに貢献されました。
 残念なことに昨年なくなりました。
     
    

このビゴのパンは、私が以前、東急田園都市線沿線「鷺沼」に住んでいる
とき、近くにあったので土曜の朝は、決まって、ここのフランスパンを
買いに行くのが楽しみの時間でおよそ9年間も通いました。

 この九州の現在地では、なかなかおいしいパンがなく
見つけたのが 小倉「井筒屋」内の「ポンパドール」です。
この赤い袋にいっぱい詰めて 車中の座席に座ると
パンの香りが 鼻にまで・・・・至福の時です
     
 
 この写真のように、 フランスパンは
外側がパリッと・・・こんがり色でなきゃダメです。
そして、中はふっくら、噛んでいるうちに麦そのものを感じる。
   

 フランスパンといっても、数種類ありますが・・・
私は、これ。 
  バゲット
   
 
 オリーブオイルたっぷり、ちょっと焼き目をつけガーリックバター
などつけ、熱いコーヒー と共に~

そして もうひとつは

  大き目の「ドウリーブル」
  
 
これは、生地厚め斜めに切り、 溶かしバターとカラシを
混ぜ レタス、卵、ハム、ポテトサラダなど自前で作り
サンドウッチで頬張るのが最高です。 

必ず小倉の帰りにはこれを買って帰るのが楽しみ。

このポンパドールには 思い出があり
昭和の40年代には東京勤務でしたので、このポンパドールは
横浜元町にありました。
 この袋 「幸せを運ぶ赤い袋」と呼ばれているんです。

 そうそう、この店の名前
そもそも「サロン」って 、どんな意味?・・・という講演の話の中で
 ルイ15世の愛人だったポンパドール夫人にちなむ・・・
彼女は、自分の城に当時の貴族たちをあつめ集め、著名な
知識人から話を聴く~ それが「サロン」の始まりの彼女であった。
そんな話を。
  すごい美人ですよ・・・ 彼女の その後の話題は
ヨーロッパ中を巻き込み・・・美貌と権力を大いに発揮した歴女ですぞ。
    

パンの歴史を紐解けば・・・今日の「パン文化」にたどり着くまで?
 何時間でも尽きない話になりますから~

     たかが「パン」 いえ、されど「パン」です。

 博多が近ければ・・・まだまだ いろんなパンの食べ比べしながら
楽しめるんですがね~ 
 たまに行けば 市内 うろうろはしませんのでデパートでお手軽に
 「フォション」「メゾンカイザー」「PAUL」 など 買って帰るんです
 
   やっぱり都会でなきゃ 駄目  う~ん、残念!

 今日は この1枚の絵の中の 「パン」眺めて お昼にします。

  


 



 



 

冷たい風 「枯葉」が目覚める

2019-11-28 | 日記
 今日の風は冷たい。
温度は下がって、襟元も寒々とする。

午後3時すぎには少し日差しも出てきた…
 幾分風もやんだような~

 この1枚は 逆光で 暗くなっていますが…
 周囲は まだまだ 明るく 日に映えています

 こんな時間って~ 色の変化が楽しいんですよ。
 真っ赤なに 正面から陽に当たったら、 真っ白に。
 ちょっと外れた個所は、真っ黒に・・・
  色の演出家は まさに 太陽の仕業です。

  この紅葉は 朝の太陽を受けて~

 
風が運んだ庭の片隅に落ち葉が集結だ、明日の朝の
庭掃除は大仕事かな?

午後からは 紅葉が西日で一際鮮やかな姿  
 

 
  好きな1句を
 「枝々を 透きて日の照る 紅葉かな」 久保田万太郎

 「朝」と「夕刻時」 同じ紅葉でも 味わいが違ってくる

 色彩とは、いろいろな光の波長のなす神業なんです・・・
  これを今から 楽しむことに。

 「モミジ」も そろそろ終わりの舞台です。

 そう、足元にはこんな姿に
 

 



さて、ちょっと庭の周囲を見渡すと~ほら、どれも枯葉の様相です。

 その枯れ具合?が とっても素敵ですよ

ちょっと眺めて行きましょう。

 「柏葉アジサイ」
   あの白い花の咲くころは濃い緑ですが・・
 今は、この鮮やかな それも変化のある枯れっぷりです。    
    

 「桜」
 いい感じです。 色紙に描いてみたいような「葉」の色合いです。

 
 これ何の葉だか 分かりますか?
 答えは 「ブルベリー」なんです。

 この二つ 「シマトネリコ」

   
 みどりの中に混じって・・・黄色になったり、赤になったり
 楽しいですねぇ~


 これは、「トキワマンサク」
 紫色が基調で この時期 赤みが多くなる。

  これ、「柘榴」の葉
   棘がいっぱいで あの強烈な「朱色」の花が咲くとは・・・
  
 

  庭の芝生も 放っておけば こんなに伸び 荒れてます。
 

 暖かくなったら「芝刈り」だな・・・


  鮮やかに真っ赤な「実」はこれから正月にかけての主役
 「南天」ですね(葉の「緑」と実の「赤」が素敵なんですが 
  我が家の「南天」 日差しが強すぎて~ 茶色に変色です。
  これじゃ、生け花にも向かないです。
  う~ん、これが ほんと 「難点」でしょうね。
 

  
  と、 「葉」だけでも、結構楽しめるでしょ!

変化とは、 「生きている」という、証拠でもありますよ。
 しかし、 すべてのものは 変化し、最後は朽ちていく。
 その「美」もまた 値千金です。
 
 

「街」歩き

2019-11-26 | 日記
今日はタイトルの通り、日豊線「行橋駅」より下りの駅
降りたのが~なんと半世紀以上前のこと。

 行橋駅まではまま、ありましたが…
    →   
  3両編成 ワンマンカーに乗車~
 
「宇島」で豊前市美術展が開催中
      
 友達が「絵画」部門の奨励賞を~という訳で、軌道を利用しての短い旅を。
ついでに宇島の街中散策と、「町」の実態を
実際に歩いてみようと…勉強を兼ねて出かけてきました。

 あいにく、天気は薄曇り、風もあり、予定より短めで切り上げましたが。

 思うに、日豊線の変わりようの凄さを感じましたね・・・
 昔の方が「町」にインパクトがあったような。

 押し寄せる高齢化、少子化は 町を変えていく。
 人口の減小は、即、乗車人数に反映ですね、朝晩の学生さんが終われば
 あとは、もう 惨憺たるものです。
  今朝も、乗車の際(9時ちょっとすぎて)は、5人、3両編成に。
 1車両には、私と他、4人でした。
 これなら「赤字」しょうがないかなぁ・・・
 この沿線なら、どこの町も、駅前付近
  こんな風景ばかり~ここ宇島駅前も

 

  そんな中、この美術展開催の豊前市「多目的文化交流センター」へと。

 行く前に、構内にある「観光協会」 ありです。
 改札機出たらすぐ前でした。
      

 *これは絶対必要ですね。
  よそから訪れた客が始めて降り立った場合
  どこへ行くにも、わからない~ 誰に聞くにも、人もいない。
  それじゃ、喜んでもらう街とは言えないでしょ・・・
  (わが苅田町の駅には らしきブースはありますが、観光案内所
   もしくは、観光協会はなく、いくらスマートフォン時代だからと言っても
   町の玄関口が「おもてなし」を~ と言えないでしょ。
   町には---「人にやさしく~ 」のフレーズがあるのに・・・ 
   これ、一考ありですね。

まぁ、こんな小さなことなんですが、実は、他所からの人には
「町のよさ」を即、実感できる要素であることを、町のそれぞれの方が
気が付いてもらうことなのでしょう。
早速、観光協会の方に尋ねると、親切に説明、さらにこんな細かい
 心づかいを・・・ここは一時間に一本くらいですからと、時刻表を。
さらにプリントされた「豊前市街地MAP」まで渡してくれました。
        
 もうこれで 迷うことなく スムーズに歩くことが~ 流石です。

 もうひとつ 気が付いたこと。

 こんな風景です。
  トイレ  扉開閉式男女別
 

   男子用 えっ このスタイル・・・ 駅にしては珍しいね~
    こう言っては 失礼だが、 綺麗に掃除されていた。 ご立派。
          

今時の「おもてなし」は、最重要箇所ってのは、「トイレ」なんだもんね。
 ここが 「汚い」「狭い」「使い勝手が悪い」は もう絶対ダメ。

 いやいや いい勉強になりました。
 また、どこかの 駅や、公共施設に入って チェックの必要ありかもね?

 
   さて、歩いて そう、7~8分でしょうか
    
   「美術展」 会場の「文化ホール」です。

 豊前と言えば、ご存知の「神楽の街」と呼ばれるほどい市民の生活に深く
 根付き、豊前を代表する文化と言える。 その起源は~
  詳しくは 興味を持って 一度 神楽を味わってくださいね。

 このホールの入口には~ もう、賑々しく~ 神楽三昧です。
   
  
  私も、数枚のパンフレットを手に 
 何とも言えない 勇ましいパンフです  
  「豊前神楽」 国指定重要無形文化民俗文化財
   
  
 大村神楽講 三毛門神楽講 中村神楽保存会   黒土神楽講    岩屋神楽講     山内神楽講

  目的の「美術展」が
 

  受付の係りの方に~
  会場の作品 カメラ許可してもらえますか・・・
  (私、ブログを通じて、この美術展へのお誘いをしたいのですが・・・
   本部の方へ連絡を・・・と。 結果、許可が下りませんでした。
   残念!  )

  1枚だけ、 許可の前に 素敵な絵だと思って~
  会場には 70数点ありますから まだまだ お見せしたかったのですが
  本当に残念です。  
  

 
出てすぐそばには 「埋蔵文化センター」が
   

  

  照明も明るく、説明も分かりやすく、

  さらに隣には 「図書館」も。
  

  「豊前ふれあい市場」
  地産地消でしょうか・・・野菜果物、魚 加工品など・・・新鮮が売り?

  

  この一画には、 ドラッグストアー、ナフコ、ダイソーと
 庶民の日常生活お店
 メディカルセンターも ちょっと足を延ばして
 豊前総合庁舎、市民会館、商工会議所、学校群(小中高)も隣接
 大手銀行もそろって近くに・・・

  こうした「町づくり」は 我が町も 大いに見習って
  今後の参考に~

  また、田舎の駅なんですが・・・
  それなりに 工夫がありますよ。

  こんな看板が
  「いいね、可愛いじゃない。 電車って言ったて、あの3両編成です。」
   でも、駅前が みどりの公園で、道路から電車が見える
  小さな子供とお母さん~ そんな一コマ 想像できるでしょ・・・
 

  やっぱり、「駅」は、 「街」の顔です。 そして「緑」が必要なんです。
 
  駅も小ぶりです。 駅員さんも時間勤務で、無人の時もありますが、
  「人にやさしい」 明るく 住みやすい町 としても顔がありました。
  駅へ向かう 道には公園が その道にも みどりの樹がいっぱい。
 
   
  
  帰りに 観光協会の方に 「美術展のことで」ちょっと一言
 「展示された作品リストくらいは 簡単なものでも欲しかったです」と。
 だいたい美術展なら、大体、会場に置いてあるもんなんですがね~
 
 帰りにもう一つ思い出が
 昭和36~8年にかけて 小倉から中津方面 営業してた折
 中津の昼飯と言えば~ 「宝来軒」のラーメンだった。
 今日は、宇島だから ないだろう・・と。 ありましたよ。
 中津本店とは親戚だそうですが、麺も、味も、その店の味だとのこと。
 でも、懐かしいので  食べてきました!
   
     
          

 時間は  まだまだあるので と 駅前の寿司屋さんに。

 
  昼 ランチメニュー 1100円 にぎりすし
  
   お吸い物 
 私、醤油は甘いの嫌いなので、普通のに変えてもらいました。
 にぎりは 亭主が握ってくれ、 追加で これから 鉄火巻き2個も。 
  
 
  さらに「茶碗蒸し」まで・・・  シャリも小ぶりで食べやすく~
 ガリの酸味と甘みが う~ん、納得の仕事しています。
 なかなか お安くて 美味しい ランチの「にぎり寿司」でした 
 満腹 満腹

 ちょっと、市民会館、総合庁舎の方も 見学に~ 勉強勉強

 でも、かなり歩きました・・・ 疲れました。 もう、切り上げですね。
 
 駅に向かい 無人の駅の 自動販売機で切符を~
 
 さぁ、列車が入って来ました  お疲れさまでした~
 


美術展より、  「宇島」の街~ ちょっと寂しい田舎ですが?
 いや いや とっても いいところです。 楽しかった。
 とっても、町づくりに 勉強になりました。
住んでいらっしゃる 皆さんは 
当然、胸張って 「いい町」だと。  でしょ。
  
        
  
 
 


こんな大きな柚子頂いた…

2019-11-25 | 日記
 柑橘の香りは鼻を刺激します。
昨晩、夕闇迫る時間に玄関で「ピン、ポーン」

近くの奥さんが「これっ、我が家の収穫品、もらって頂戴!」
大きな、大きな「柚子」でした。
 えっ、これ柚子?
 というほど でっかいもの。

 ご覧ください 普通じゃないでしょ 
  メジャーで測ったら なんと、 
  幅18㎝ 胴回り52㎝  やっぱり大物だ
 姿は う~ん、美人じゃない、そうブスだね。

 しかし、面白いね・・・これは絵になる。

 ハガキ絵の題材には格好の姿になるねぇ~
  どう? あの特徴ある南瓜の絵を描く「草間彌生」さんが
 
 喜びそう…
  小鹿田焼の大皿に載せてみました。
 

  いやいや これは 面白い・・・ ちょっと皮削って 置いておけば
部屋中 柚子の香りで ~~ いいかも?

 我が家も 柑橘類は植えていますよ。

 我が家は、「レモン」「カボス」「みかん」を・・・

 柚子って こんな表現を「桃栗3年柿8年 ユズの大馬鹿18年」

 育ちが遅いんだ~でも、近年は接ぎ木で5~6年で実がなるみたい。

 料理には必要ですから、庭にあるのは重宝しています。

 今、こんな状態です。 無精して「摘果」していないので 鈴なり?
  「カボス」 2種類
    

    

  「レモン」
    

  そうそう こんな1句がありました・・・

   「古家や 累々として 柚子黄なり」 正岡子規

  まさに我が家の姿?

  この柚子で ジャムができそうです。

  やってみようかなぁ~

 

 

秋の日帰りバス研修に・・・

2019-11-24 | 日記
 今回は「豊前の国」から「長門の国」へのバス旅行です。

海を隔てて朝鮮半島と向かい合う位置にあるので古代には
北部九州に準じて外交・防衛上重視されていたところです。
 また、ここ長門・周防は 室町・戦国時代は、大内氏が本拠地とし
 九州の筑前国まで勢力圏としていましたが、後に毛利氏に取って
代わられる。
 しかし、関ヶ原の戦いで毛利輝元が敗れ、中国8か国を領有していた
毛利氏は周防、長門に減封され居城も萩に移された・・・
 さらに幕末に長州藩は尊王攘夷の拠点に。
維新前後は 豊前の国との 熾烈な戦いもあり、 
我々、北九州、京築の者にとっては因縁浅からぬところです、
それだけに「見どころ」の多い、山口です。 が。

その歴史的なところは、今回は省き・・・ 自然を楽しむことに。

バスは北九州空港ICに入り高速道路をひた走り~
二つ目のトイレ休憩所 道の駅「北浦街道豊北」に到着
 小休止後~山口県を代表する人気観光スポット
「角島」へ
 出発時は少し薄曇り気味でしたが、空の晴れ・・・
陽も差してきました、おかげさまで海の「碧」「青」「蒼」・・・
 七変化の海の色を楽しむことが・・・
ここに来る意味がない~
 エメラルドグリーンの神秘的な海なんですから。

 バスは橋を渡ります・・・左右の眺めも最高です!
     

  小さな岩には あの「鵜」が羽を休めていました。
  黒い岩場には、真っ白な彼ら?「鵜」の糞が これも景観?

  ガイドブックによると、この海土ヶ瀬戸(あまがせと)に架かる橋
 2000年に開通、長さは1,780m 離島に架かる橋の中で無料で渡れる
 一般道路としては日本屈指の長さを誇っている・・・と。
 
 角島灯台前で降り、各自自由散歩を~
  「角島灯台」
 明治9年に初点灯した総御影石造りの洋式灯台
 高さ29.6m 螺旋階段で~
         
 我こそはと、ここの角島灯台の螺旋階段を上り展望台から下に手を振る
 元気な方も・・・

  灯台下の公園は季節柄 花もあまりありませんでしたが
 小さな花を見つけました・・・
  ご存知の「やまぶき」
  もう少し早いときであれば、もっと生き生きとした感じかな?
  
    

 名前はわかりませんが・・・
  可愛らしいこんな花も   
 

  

 

 少し風が出てきました・・・ やはり海風は 体温を奪います。

 ここ角島が舞台の「四日間の奇蹟」という映画
  吉岡秀隆と石田ゆり、尾高杏奈、中越典子、松坂慶子、西田敏行
  西村和彦、小林綾子、平田満…豪華な顔ぶれで

  地元出身の佐々部清監督の作品は・・・劇中のピアノ曲は
  この物語の重要な役割を・・・

  ちょっとご紹介してみると 名曲ばかりです。
  ・シューマンの「トロイメライ」
  ・ショパンの「子犬のワルツ」
  ・リストの「ため息」
  ・ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」
  ・ショパン:ノクターン第2番
  ・ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
  ・ショパンの:別れの曲

   ストーリーの展開にピッタリ? スクリーンの映像と
  素敵な音楽、一緒に楽しみ、涙する~ 
 
   人生を見つめ直していく すてきな映画ですよ。


  さて、バスに乗車、一路お待ちかねの 昼食場所へ

  一の俣温泉グランドホテル到着

 玄関前の紅葉が 華やかに迎えてくれました
 

     

  今回は総勢30名 今年は春のバス旅行を止めて、秋に絞り今回
 このコースに。

  ちょっと豪華なお昼が メーンイベントです~
  ホテル作成のチラシより・・・
 

 メニューは13品もあって、もう満腹でした。
   「新鮮なお造り」「フグの叩き」「アワビの酒蒸し」「黒豚のしゃぶしゃぶ」
  どれも、ほどよい量で・・・箸が楽しい。

  山盛りなんてのは芸がないからね。
  お酒がすすむ逸品でした。
          

  腹がいっぱいなると・・・皆さん気持ちもゆったり
  誰か一曲! と声が出てくると、 待ってましたと~

   舞台に上がり、マイク持つ人、曲に合わせて踊る人・・・

  いやいや 盛り上がってきました~

  
   バスは 夕闇迫る海峡から門司港レトロ地区の景観を見て 
  

  
    無事 予定時刻には到着  秋を満喫しての1日でした。

    
  



秋、 味覚の秋でもあるよ。

2019-11-21 | 日記
昨日は「赤い実」の話。
 今日は「味覚の話」
ツグミやヒヨドリは赤い実を食べ、その種を運び、花の命を
次代に残す役割・・・
 という話でした。

しかし すべての鳥がその役割を果たしているとは思えない。
いや、もしかするとあるのかもしれないが・・・こちらの鳥は
悪役の方だ~ 「カラス」だ、とっても賢い鳥で、カラスの
脳はすこぶる有能? らしい・・・
だから人間と丁々発止で渡り合って生きている。

この付近の庭には、この季節大体、庭に「柿の木」がある。
我が家も以前3本もあったが、渋柿なので
 その処理が面倒なので切ってしまった。

今はもう どこも ほとんど熟して落ちてしまっている
その後の 姿がこれだ。
青空に 枯れた枝が 幾何学模様で なんとも芸術的な・・・
  

   こんな姿もある

いいねぇ、これは絵になる1枚ですよ。
    こんな句と 「一葉の落ちて天下の秋を知る」
この最後の柿の実が 落ちれば やっぱり、秋の深まりを感じるね。
 偶然にも こんなショットが・・・
        

  現実的には 悪役の仕業で 無残な姿の柿も~
          
          
   熟して 一番甘く、おいしい・・・そんな瞬間を
 彼(カラス)は 知っているのだ!  それも、先っぽだけを上手に。
 ちょっと中まで嘴を入れると…渋いのを知っている??

 この近くにあった柿の木・・・こんな風に 大分やられていた。

  そういえば、この春、我が家の「さくらんぼ」も
 毎年、カラスにやられていた。
 今年は、寸前に彼との戦いに勝った。 かなりの収穫でもあった。

 
そんな折に、本題の味覚の話。
お友達の朝倉のおばあちゃんが 
毎年、手仕事で干し柿を作っていらっしゃってその柿を頂いた。
 本当に甘くて 美味しい! 心が伝わってきます。

 さらに、これは毎年、恒例の「お取り寄せ」のリンゴです。

 以前、ここのリンゴを食し、大変においしかったのでそれ以来、
毎年 リンゴはここから。
山口県の徳佐のリンゴ園から・・・
とにかく 美味しいんです。
 甘くて、しっかりして、噛み応えあり、酸味も~
家庭用を注文していますが、これで十分、いや、十二分です。

大粒、小粒、少しいびつ・・・口入れれば、味が肝心なのですよ。
姿かたちに囚われて 高いものを買う必要はありません。
 常に思うのですが、消費者も、もっと生産者の苦労を配慮してあげれば
無駄もなくなり、価格にも反映してくるのになぁ~と。
 無粋な考えでしょうか?

 さて、これがこのリンゴちゃんです。

 胴回り 測ってみたら…14~16㎝ 結構大きかったですよ。
 
 とっても綺麗なので・・・器に入れて
 素敵でしょ。
 

 柿は 干し柿、 リンゴには花器  季節は    

  愛でて 美味しく 食べて美味しい まさに味覚の秋です。

 まだまだ なんとなく 味覚にありつけそう??? 
  


深秋から冬への通り道

2019-11-20 | 日記
我が家の庭も、草はなし、木々の葉も選定され、それぞれの秋を迎えている。
庭の一部は隣の柿の木や、赤い実をつけている「ナナカマド」がちょうどよい
借景になっています。
 そして、ちょっと足を運んで、墓地のまわりに大きな木があって、そこには
 これも絵になる、そして生け花の材料にもなる「サンキライ」が
秋は、「赤」が楽しい季節でもある。
 そう、赤い花と言えば、この花・・・「山茶花」ですね。

 一世を風靡した歌謡曲でも同様の題が~福岡県大川出身の大川栄策さん
大ヒットの「さざんかの宿」
 赤い花って、すぐに燃えて・・・そして寂しく散っていく~

 冬の花の代名詞

 そのサザンカ 日増しにつぼみ膨らませ、咲き始めています。
         
  ほんの一瞬の華やかさ・・・だから 
   「散る」のが早い・・・ 恋の歌にピッタリ?

   サザンカも散る時が きれい?
  そう、パラパラ~と、 散って 重なり合って その姿が
   またまた 豪勢な花と なって 散った花も鮮やかです

   こんな 1句も
   「山茶花の ひねもす 散りて 盛りかな」  石原舟月
   「静かに落つる 山茶花の花」  長塚 節
   「ふと咲けば 山茶花の散りはじめかな」 平井 照敏

   咲いたかと見れば もう散り こぼれていく この花
   ものの命の不思議を みる。

       日常の ちょっとしたこんな変化も
   庭を楽しむ こつかな?  

     小さな動きだけで 意外に 勉強できるんですよ~
 

   赤いといえば 次に 「つばき」でしょ。
      こちらは まだ 蕾状態です。
         

     我が家には この「藪椿」のほか

 「ロイスミナウト」という西洋椿、 可憐な薄ピンク色の「港の華」

  こちらは もう少し 冬が深まり~春にかけて賑わいます。

 枯れるといえば・・・この花?  「尾花」 (ススキ)も 最後のあがきを。
         
         
  このススキ 西日にとっても映え すてきですね~
  
   風にそよぎ、光の当たる角度で、思いもよらぬ色彩が
  それは 橙色、真っ白、銀色にと 変化が楽しい・・・


  でも やっぱり秋と言えば  「もみじ」

    同じ赤でも、 これほど 多様な色彩変化で
    楽しませてくれる花はない。

    今 こんな色の我が家の「紅葉」です。            
     玄関へ続く 屋根の上までに枝が
 


  一雨を 期待している それはなぜ?
  白砂の庭に雨の日に 赤い紅葉の散り重なっていくのも
  また 風情なのだ・・・
  
        

   秋は 「鳥」たちにとっても、 うれしい季節です。
   いや、うれしいというよりは、寒い冬支度のための 餌を確保する
   忙しい季節なのだ・・・

    この 小さな我が家の庭にも 季ごとに 小鳥が飛んでくる。

    秋には  「ヒヨドリ」だ
             

     狙うのは~
            

     そうだ この可憐な花の「赤い実」・・・

  

   この風景にピッタリの 1句が 

    かの有名な 尾崎紅葉に

   「南天の実の ゆんらりゆらりと 鳥の立つ」

   何よりも赤いこの実の色は 鳥たちを引き付ける色
 
   その鳥たちによって、食べられた種が 運ばれ 子孫を残す

    これってうまくいってるねぇ~ 

    「花も 実もある 人生」ですよ、 花も。 ね。 

  


冬空に花火を・・・

2019-11-18 | 日記
 随分とご無沙汰いたしました。
 「ブログアップ」無精続きで…忙しい! と言う「言い訳」を自分に。
 でも本当のところはちょっと疲れ気味、倦怠感、面倒・・・
 「筆がのらない~」 

 でも、このままだとずるずる…いやこれではいかん、と。 
  
 昨晩は 「かんだ港まつり」
 我が「まちづくりカレッジ」OB会もボランティアで参加し、
港の岸壁付近の警備を担当・・・
スタッフジャンパー、懐中電灯、お茶、ホッカイロを支給され
予定の場所に配置。

 当日は風もなく、今頃としては暖かで助かりました。
集合が17:00花火の開始は19:15~20:00まで

 開始までの時間が 長~い、長~い… これの方が疲れます。

薄暮の港には、警備の船も波音を立て巡回、各国道、町道にはずらりと
交通警備の方も配置に・・・辺りが段々暗くなり
苅田工場群の灯りも 波に映り「工場萌え~」の素敵な景色に。

駐車場には車が続々と~家族連れも賑やかに 大小 まさにモーターショー
イベント会場へ足を向ける方・・・駐車場付近で陣取る方
徐々に盛り上がりの雰囲気です。

 時計の針も そろそろ打ち上げの時間~

突然、大きな音とともに夜空に舞い上がる火の玉・・・

大きな輪が 暗闇に輝き、 感じ、少し遅れて バーン・・・と大きな音

  こんな1句 どこかの句会の作品にありました。
   この情景、まさに その通り・・・
   作者の観察に 敬服です、
      「花咲かせ 遅れて届く 花火音」
      

      

 次々に、仕掛けが 続きます そのたびに歓声が~
  
      
 
      
 
       
 
      

       

      

  打ち上げの数は どのくらいなんでしょうか?

  まぁ 花火大会と 言うよりは・・・花火会?
  規模としては 少々 小粒ですが。

  でも、なかなかのものでした・・・やっぱり海の近く

  段々、身体も冷えてきました~  というところで お終い。

  きっと、花火師さんは 最後の打ち上げを終えて

  夜空を眺めて いたのでは?
  (今宵の出来栄えは・・・まぁまぁ 上出来だな ・・・と つぶやき)

  ご苦労様でしたね。
   
   
  そして、われわれボランティアスタッフの皆さん 総勢90名強
  
  夜寒の中 ご苦労様でした。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。