黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

春風は畔道にも…

2021-02-28 | 日記
 ぐっと寒かったり~また暖かくなったり~
 三寒四温…まだ春とは? いえ、もうそこまで。
 「啓蟄」も すぐだよ!
  雑草も 勢いを増してきた感がある。

昨日までの寒さも ちょっと和らいだ?
太陽も出てきて、さほど寒さも感じない。
     そうだ 歩こう!

久しぶりに散歩のコースを「畦道」に入っていった。
靴のクッションがいい感じです。
柔らかさが靴底から伝わってきますね。
住宅街の小路や、田舎の舗装、コンクリート道路とは
     一味違う優しい感じです。

庭の花や樹はどんどん盛りを迎え、目を愉しませてくれていますが
静かで まだ足音が遠のいている畦道。

    どんな雑草が息づいているのか? 
デジカメ片手に 一歩一歩 確認しながら歩いて行く。

畦道に入る手前に ほんの少しの土地を上手に使って
 畑が ありました ~竹を差し、 網がかけられている・・・
     おお、花が咲いているぞ!
 「エンドウ豆」 色合いのいいこと~
     豆の花? まるで スイトピーみたいな。
  同じ種類 「豆科」なのかもね。

 隣には「白」の花も
 

収穫もまじか? ・・・
私は、 これより、酒の肴に 
ほれ、「スナップエンドウ」が 大好きです。

さぁ、降りていこう。 たんぼ道へ

 早速、黄色の小さな タンポポ?  似て言いますが

   これは「ノゲシ」ですね。

  薄青の小さな草は? ネモフィラにも似た感じだが
     これはね 「オオイヌフグリ」です。
  
 道端に忘れられた・・・菜の花 
   きっと去年咲いたまま 枯れて そして また今年も
  芽を出した・・そんな逞しい 花だよ、きっと。


 ご存じのクローバー~(シロツメクサ)
  暖かくなったら、近所の女の子たちが 手を携えて遊びに~
   そして、白い花を千切り、髪に刺したり
      編んで遊んだり・・・

    


 春の七草のひとつ。 「ホトケノザ」
  物凄い雑草魂の持ち主?
   その勢力の広さは? 圧倒的
  この近くを歩いていると そこかしこ・・・
 
 

 これは? 
  「カラスノエンドウ」
  つる性の これも蔓延り易い草
  根も強いし、成長力も抜群!
   夏を過ぎると~豆がいっぱい実ります
  これが 庭に生えてくると 厄介者です。


 おお 見つかった~
 「ヨモギ」です。
先日、農協の直売所で「おもち」が並んでいました。
   「白」と「ヨモギ」がワンパックに。
久しぶりにヨモギのお餅食べたら・・・そう、香りしましたね。

昔の人は、正月前の餅つきには、このヨモギよく使っていた
 他に、「クチナシ」なんかもね。
 

 香りといえば、これ!
 「セリ」です。
 先日、このセリ 和え物で食しましたら とっても臭みがあって
  ゴマとの相性、居酒屋で出したら 大いに受けそうな?

 ちょっと病みつきになりましたよ。
  今日も 少し 摘んで帰ります。
  なんといっても、「野」の「野性的な苦み、香り」
  ほんと、最高ですよ。
都会の方は、ハウスものの野菜しか口に入らないのでしょうが
 これだけは、やっぱり自然の中で育ったものが一番です。


 これは 「オツタチカタバミ」です。
  我が家の庭の周囲の縁取りも
   同じ科の「オキザリス」を植えていますが
  野に咲くこのカタバミも 風情がありますね。
 
 

 
 農道? 車の跡が~ ぬかるまないように砂利が敷いて
  畑に行く方たちの 生活道路? 軽トラが活躍ですね。
   

 こんな風景も もう珍しくなってきました。
 稲刈りの跡の 時間経過・・・
 もうすぐ また 耕運機が 活躍するのでしょか?


 その隣の田んぼは もう、
   今年も 誰も手を入れてくれそうにない?
  雑草が枯れ、土の見えなくなってきた・・・
  小鳥たちの「巣」が きいとこの枯草のどこかに~

  

 
 そんな 彼地の隅に・・・これは? 「狐の牡丹」
  「キツネノボタン」です。
   

 
 もう、この道は ここでお終いのよう。

 すぐ目の前には、工事中の2階建てのアパートの骨組みが
 ああ、またひとつ増えてくる・・・。

 数年先にはこの道は? 
 そんなスピードで開発が進む
 ここ。

 大昔ここは、強力な勢力の豪族が~
   そのなごりの「古墳」が海から見ても
 一望できるほどの巨大なもの~
 遠浅白砂の綺麗な海岸であった。

 時代は近世に入り
 周防灘の海風に 街道の松林並木も続く 中津街道筋には
 大名の行列の交じり 今の その縁を残す。

 幾星霜 この地の姿が変化を繰り返す。

 海水を塩に変えて一大塩の拠点となった地。
 新田開発は 広範囲に及び 埋め立てられ「農地」に 
 さらに、その農地も埋め立てられ 「市街地」に。

静かな田舎の風情? なんて もうどこにも見つからない…

時代「息吹」を変わらずに 
じっと我慢強く 繰り返しているのが
遥か大昔から この「雑草」たちなのだ。

その必死の願いも もうあと僅か?

そう、1年でも、2年でも 
先になれば いいのだが。


  

 

  

「寒暖差疲労」って言葉?

2021-02-22 | 日記
 今朝の「天声人語」は、春の訪れを…語る。

 黄色の菜の花が店先に~
  春の色が、春の香りが、そして春の味がある。
   いいですね。 流れるような軽やかな言葉の響きです。
 味? そうか 
 「菜の花」「蕗の薹」など 苦みのある食材を皿に盛る。
 それで 春を感じる・・・これって昔の人?
  じゃないよね、現代の私たちだって「感じる 感じるよ」

 この記事を読んだから~「苦み」を思い出した。
  「セリ」のほのかな苦みを。
  思い立ったら~即、行動!
  近くの田んぼの溝に、おしゃるような「春」の苦み。
  「セリ」を少し 引き抜いてきました。
   いい香りですよ!
    鍋にはもってこいの食材。
  
    今晩は、これ ゴマで「ヌタ」にしてみよう。
 
 「蕗の薹」があれば、天婦羅でもいいんだけれど? 

と、「人語」氏の記事を読みながら~この数日の天気について
 また、明日からは冬の寒さに戻るという。
「寒暖差疲労」という言葉もあるほどで、体調には十分気を
付けたい。滋味あふれる野菜など いただきながら。と
筆を納めていた。
 
  「寒暖差疲労」 う~ん、なるほどなぁ~。
 こんな言葉使いもあるんだと。

  我は、「サーモスタットの調整」なんて表したが・・・
  この方が、分かりやすいね。 また、勉強になりました。

さて、今日が暖かい日。 また 明日から寒いと。

そんな折の「花」たちも、寒暖差には閉口しているのだろうか?

 ベランダには、すでに太陽がいっぱい!

 「ガーベラ」「サクラソウ」「ビオラ」 輝いてますよ。

       

       

       

   

  昨日のアップしましたが、今朝はさらに 膨らんでます。
   

   上だけ眺めてるばかりじゃないんです。
   下に目を向けると~ 「水仙」
 
   顔を近づけると そう、春の香りですよ。
   ツーン と鼻に 上品な香りが・・・

  
 欅の木の下には 「リナリア」
  日差しを浴びて ぐんぐん伸びてます~


  ほら、藪椿も・・・あっと いう間に 数が 一つ 三つと。
   花は早いですね・・・油断をすると この花
   すぐに 首落ちしてしまいますから~

  そして 後続部隊? も 準備万端のようです。

 「スズラン水仙」の芽が 規則正しく~先週から一挙に顔出しです。
       

   一列縦隊で 緑色の葉と真っ白な花弁が
    絶妙な味わいで 奏でてくれます。
    小さなその花弁は、まるで 「鈴」が鳴るような感じで。
     きっと、明日からの「寒さ」にもめげずに
    「春」を届けてくれることでしょう~。
  



脹らむ・・・

2021-02-21 | 日記
我が家の庭には5本の小振りな「桜の樹」がある。
 3本は普通に咲く花の桜
 2本がサクランボが実る桜
花の後に「実」を愉しむという仕掛け?

 昨日の暖かさ~今朝も天気上々…
予報によれば4月下旬の気温まで上がるそうな?
 つい数日前に大雪が降り、そして週末には春到来…
 身体のサーモスタットの調整も追いつかぬ? そんな日々です。

 午前8時を過ぎると太陽はすでに高く、日差しも柔らか~
 鉢植えのガーベラの赤が ぐっと映えて美しい

 えっ? もう 気が付いた・・・・

 サクランボの樹の桜  花が咲いているぞ!
  昨日はどうだった? きっと つぼみも膨らんでいたのだろう

 この暖かさは、成長を促す それにし手も早い。
 つい、数日前に「梅」をアップしたばかりなのに~

 角度を変えて 眺めてみましょう~
  



 
 少し離れて 全体を ・・・

   真っ白な花びらが・・・風に揺れて 凄いぞ!


   

  花の後は~ 「実」になる。  2度愉しむ?
   ほら、去年のサクランボの収穫は こんなに立派でしたから

   今年も 小鳥との格闘が きっとあるのでしょうから・・・
  細かい網を用意しておかないと~

                        (昨年 掲載の写真です。)
 
 もう1本のサクランボの樹は?
   種類が違うと・・・
   ほら、まだ こんな状態なんだよ。   


 空に向かって どんどん伸びていく 


 でも、きっと数日のうちには開花? かも。

 一方、ソメイヨシノは どうだ・・・
   まだ、まだだねぇ~


 さてさて、桜ばかりじゃなく 膨らんできているのは
 「サンシュユ」
   清楚な花ですが、この季節に顔を出してくれないと
   なんとなく寂しいですからね。
   

  先日の 「椿」の小さな種類「港の華」
   もう 枝いっぱいに蕾が膨らんでいます。

    

  いよいよ本格的な春ですね。

   コロナさえ 去ってくれると~ 本当の「春」が来る!
  なんですが まだまだ 油断はできないのかも・・・

  最後の ひと踏ん張りが、 「鍵」となる。
   もう一度 引き締めて 峠を乗り越えていきましょう!

       「春」よ来い! 早く来い!

春は順番にやって来る!

2021-02-15 | 日記
 「は咲いたか はまだかいな~」歌の文句じゃないけれど…

 我が家の庭に春の兆しが…小鳥たちも若芽や、咲いた花の
 蜜を狙って、飛んでくる。
  鮮やかな薄緑色の羽が西日を浴びて葉から葉へと移り飛ぶ
 「目白」がいつも仲良く3羽です。

  梅の花も すでに 満開~
    古木の幹の元にも。 可愛らしく…
      

   今日は風が強いので 優しいほのかな香りは
      運ばれてしまって匂いは感じられない~ 
 

 さて、そうは言っても、まだ 春にはもう少し~

 桜は どうしてる? ほら、やっと小さな芽が
       

 空に向かって もうすぐ もうすぐ と背伸びしています。
  


 じゃ、「桃」は ?
  まだまだ 眠りから覚めていない感じ? 
 節句までに間に合えばいいのよ…と、言っているような~

 

  春の声を聴けば~やっぱりこの3つの花は欠かせない。
 「梅」「桃」「桜」  大和の心ですものね。

 大和と言えば、この花も 純種の水仙 「大和水仙」

 今、一番きれいです 玄関の上り口に
   清楚な感じで、でも キリッとして品のいいこと… 

 

 そうそう、先日のブログにもアップしていました
   ツバキの「ロイスミナウト」
  もう、 どんどん咲いてきました・・・

 華やかさは、抜群!  
  「私を見て! どう、豪華でしょ・・・」と自慢げに。





 大輪が風に靡いて~ 大振りに枝が撓ります・・・
 遠くからでも、分かるんでしょうね、鳥の目には
 ムク鳥? が 高い木の上から
 この花を狙って舞い降りてきます。

 花びらを 喰い散らすんですよ~ひどい!

 この椿は いまが最高です・・・これは西洋椿

 次に 「藪椿」です
  椿は日本が原産地だという。
  北海道を除く古代の日本列島は椿が茂っていた。

  「万葉集」巻一の歌にある。 大宝元年(701)

    巨勢(こせ)山の つらつら椿つらつらに
      見つつ思(しの)はな巨勢の春野を 
                  坂角人足 (持統天皇の従者)
          *巨勢は 大和から紀伊への道の峠。
                 このあたりに椿の自然林があったらしい。
  
         

  

       

   この椿 西洋に渡ったのが18世紀ころ 長崎からイギリスに
   そしてヨーロッパ全土の貴族の庭園に植えられるようになった…
 
    そうそう、有名な オペラの「椿姫」
    当時のフランスの社交界は椿ブームだった・・・・。

   でも、日本では、「椿」 かなり おとなしい花なんですね。

  そして 次に  この可憐な小さな 薄ピンク色の椿「港の華」
 



 
  根本の陰で、つましく 静かに ひっそりと・・・
   白い 清楚な「クリスマスローズ」です。
 
  
 春よ来い、早く来い! 

  もうすぐ来てもいい「頃な」
   でも、こちらは 去って欲しい「コロナ」 の春です。

         どちらも、待ち遠しい???

「美夜古の風」 第15回絵画作品展

2021-02-11 | 日記
美夜古の風のタイトル… 申し合わせたような春の息吹を感じる
今川土手を左岸辺に咲く「菜の花」の黄色が帯のように続く~
  なんとも心 「ウキ、ウキ」 ハンドルの軽く 
会場のみやこ町 「みどりの館」へ。
     2月9日から始まった 
美夜古の風 第15回絵画作品展
   ご覧のような おなじみの顔ぶれがずらりと・・・
  
 
午前11:00 2分前に到着、準備中の看板もまだ…

ガラス越しに 展示中の 紙の看板が・・・・
      

すぐに館の方が顔を出して 一番乗りの入場です。

まずは いつもの通り 記帳して 作品鑑賞へ~

数多い作品の中から~鑑賞される方の 邪魔にならぬよう目にとまった
のをアップさせてもらいます。
 
   
                     「朝光」 久野金之亟
いつも柔らかいタッチの作品でまさに「光」が主役?
     すがすがしい 素敵な1枚です。

   
                     「白馬への道」 池田春雄
   
                    「早春の白馬岳」 田中博史
「白馬」この山の呼び名は
若いころを思い出しました~独りで山歩きをしていた。
九州、屋久島、山陰 、大山 北海道、旭岳~
富士登山を終え、長野へ足を延ばし、「上高地」から
白馬~八方尾根 穂高、槍方面に…
 そんな元気もあったんだと・・すでに50年も前のことだ。

会場で 奇しくも、 その地の絵がすぐそばに~
   それも、2枚続けて 同じ 山の絵が 
   いや、それに さらに 次の絵も~

いつも会場の正面で大きなカンバスと対面し、見事な作品に
惹かれていました~ 重鎮の 犀川愛子さんの作品です。
   
                             「早春の上高地」 犀川愛子

いや、ほんとにうれしい限りですね。
それも「春」に相応しい~タイトルで

私の 好きな画家 有益人良竹さん 「にらめっこ」

この強烈な眼は~ 誰に向けているのでしょうか?
きっと、「コロナウイルス菌」じゃないでしょうか…
私たちも ずいぶん我慢してきました。
     そろそろ終息を願っていますが
      この 「睨み」が 願いを叶えてくれそうです。 
    


     
                    「クメールの微笑」宮本ちず子
おやおや この方も 思いは同じ?
   
  この 仏像は?
きっと、カンボジャ北西分にあるアンコールワット遺跡群
9~15世紀にかけて繁栄したクメール王朝の遺跡。

これは「アンコール・トム」の中央部分からかな?
みんなよく似ているから 想像・・・

でも、優しく、 そう、慈母観音のように微笑み
みんなに心を癒してくれる この不思議な魅力では
  
    さて、もう1枚
    
これは、時代がもっと 下がっています。
                     「化石より」 中村正範
     
ジッと飽きずに眺めていると~ 変な気分になりますよ。
時間を忘れて 日頃の憂さも どこかへ~
「吸い込まれような~」

 現代の 忙しい世間から 飛び出して・・・
   何も考えず、しばらくは 「無」で 行くか・・・

     

     
この方の1枚を。
   斬新な色彩と強烈で繊細な 
    心象表現 !  筆の妙です。 
 作者との距離は遠いのでしょうが、なんとなく雰囲気だけは?
   
                  「ゆらぎぐらつく人」 神崎久美子

   
     
絵を愉しむのに 理屈はいりませんね。
 素直に 鑑賞するのが よろしいようです。
 「おいしそう!」 今晩は 鍋にしようかな?
   
                       「白菜」 渡辺ひろ子
   
絵の表現に 決まりはなさそう・・・
 誰に対しても「忖度」「気遣い」は ご遠慮被りたい。
 近頃の どこかの会長さんの お言葉などは気にせずに~
 
 空間の妙、一筆の真剣さ この1枚と決めるまでの葛藤?
   いつも 楽しみにしている 画面です。
   
   
                             「いけがきの斧」 西頭 誠

  
                               「山門」 近藤祐司

          「イレーヌ・カーン・ダンヴェール(複写)」 田中みどり
            

あっと 驚いた! これは?
そう、あの巨匠 ルノワールの作品の1枚だ。 
これも即座に おもいだした。

2018年に 日本初上陸した1枚 
「史上の印象派展 ビュールレ・コレクション」展
2018年7・5~6日にかけて私のブログ 
「名画に酔う~美術館巡り」にアップ。
              (*時間あれば 覗いてね。)
   
すごい勇気に エールを送りましょう・・・
   参考までに ルノワールの
       


  「気になる」この方の1枚です。 
                         「日本海(航港)」 山路博之

 色彩はいつも控えめ? 
 いや、色彩の組み立てには毎回驚いています。
 シンプルで鋭く、 決して暗いイメージではなく、 
 グサッ と重みを突きつけられる


 最後に この方     「・・・・禍」 八並順子
  
               
   
タイトルからも~ 
この1年の 世界中の人々が 闘ってきた 「コロナ」との時間
それは、国 民族 性別 老若男女を問わず 
誰もが 同じ 苦しみを共有してきました。
衣装を着た ピエロが代弁しています。
 「心の内を あなたの叫びを~ 」 

個々の心のうちは それぞれで ・・・  

作品 60点以上を鑑賞すると~  心地よい疲労を感じますが

1枚1枚  作者の「思い入れ」を
   私たち それぞれが「 ~を 」感じ取り 
   「コロナ禍」の日頃の鬱積を吹き飛ばし
    鑑賞し、愉しむ瞬間 
    それが 今日の 「1枚の絵」なんです。

  「不要不急」ではありませんよ、
     こんな時間の過ごし方は~とても有意義なのです。

   

発掘された日本列島…

2021-02-08 | 日記
 コロナ禍の今、 本当に時間が たっぷりあまる? 毎日。
 読書には少々飽き~ 草取りには少し早く…
 新聞、本、ネットのニュース 等々~ 以前の記事や面白そうな話題を
 今一度・・・追いかけてみたりの この頃。

 そんな折、最近 
 「約、2000年前のカウンターに描かれた壁画」発見!
 のタイトルに目が。
 約、2000年前 イタリアのポンペイ火山が爆発し街が一瞬のうちに
 埋もれて消えた。 
 それから数世紀の時間を経て・・・この街が 地表に顔を出して以来
 数々の新発見が続く。

 そのポンペイで 「ファストフード」のカウンター」
 今年に一般公開されるかも・・・の記事だ。

 これを見てください!
    2000年も前の時代に すでに 賑やかな街に ファストフードの店が
 あって、大勢の人たちが 思い思いにメニューをオーダー~
   これって凄いことですよね。 日本人から考えれば…
  

 この絵は、ここで食べられることのできる食事の内容を示すものとされ
 鶏やアヒルが描かれている~ そんな記事が (2020・12・27)

 そのちょっと前には、ポンペイ遺跡で新たに発見・・・
 「富豪と奴隷の遺体跡」のタイトルで ~ 
 まだまだ これからも  新発見あり ?

 ポンペイといえば こんな絵からでも理解できる 
 誰もがご存じの歴史。
  「カール・ブリューロフ作 「ボンペイ最後の日」からでも
  状況が想像されますが。 

  

 と、ポンペイを追いかけていた最中に、今度は日本の古き時代の
 こんな催しの入場券を頂いた。

         

 そうなんです、わが日本の縄文時代から近世までに日本各地で
 発掘された「古墳」の全貌が一堂に展示される企画。

 この開催は昨年から全国を巡回するものですが、九州では 
 ここ「中津市歴史博物館」のみでの開催なのである。

 我が地域も「古墳」では負けず劣らずの規模ですがまだまだ
 整備されておらず、全貌と そして 発掘された副葬品など
 では少々力不足?
 
 さておき、早速 中津まで足を延ばして来ました。

      

  真新しい近代的で瀟洒なつくりの博物館です。
   開館1周年記念の特別展でもありました。

  入り口では、体温計測、消毒、来館者の記入カードを提出の後
  展示場への入場でした。 展示の写真撮影はOKでした。

   

  日本列島では毎年9,000件近い発掘調査が行われており、
  このうち、近年発掘された遺跡や、差異化がまとまった
  注目の7遺跡約200点を
  速報展示されており、「ほやほや」?のお宝だったのです。

  歩きながら~全体を一回り ガラス越しのもの。
  裸で展示のもの 数々。

  先に 「古き出土品」の香りと雰囲気を味わって くださ~い!

  

  

  ◆時代は~縄文時代(約3100-3000年前)~弥生~古墳~古代~
  中世~近世(17世紀江戸初期)









     


 
それでは 地域の遺跡からの珍品をご紹介しましょう。

 石船戸遺跡(新潟県 阿賀野市) 遮光器土偶 「縄文時代)
     
 宇木汲田遺跡(佐賀 唐津市) 
  翡翠の中でも良質なものでつくられた「勾玉」
        

  伝法古墳群 (静岡県 富士市) 雁木玉
           
            
  土下古墳群(鳥取県 北栄町) 鹿形埴輪
         可愛い・・・ひづめ 見て。


           

   
  長原古墳群 (大阪府 大阪市) 人物埴輪
        
 
  上野国多胡郡正倉遺跡(群馬県 高崎市) 複弁六蓮華紋軒丸瓦
   
        

   百足塚古墳 (宮崎県 新富町) 人物埴輪
  
     「わいわい・・がやがや ? 楽しそう~ )
   

   
   東深井7号墳(千葉県 流山市) 魚形埴輪
        

   愛宕山遺跡(京都府 京都市) 青織部筒向付 (安土桃山)

    近世、それもあの安土時代の そして 古田織部の織部焼が
    戦国の 名だたる武将たちを おもてなし ・・・
     戦乱に巻き込まれて~その後、 器の運命は?
      数百年の時を地中で過ごし… お目見えです。

   
  
  こうして貴重な品々を眺めていますと、当時の人々の生活ぶりが
 列島の多様な文化の中に息づいているのを感じました。
 日々の生活は、自然の環境と共生しながら~時代は変われども、脈々と
 形を変えて受け継がれているのではないでしょうか・・・

  人類の凄さを そして当時の人々のエネルギーを熱く感じ取ることが
 でき、古墳ならず、興奮しての帰り道でした。

 それと、そうひとつの楽しみも。
 今から60数年前に、当時「小倉」での新入社員時代に、
 ここ中津も営業範囲。
  セールス後のお昼、いつも腹を満たしていた 名代のラーメン屋さん。
     「宝来軒」です。
     懐かしの本店に 行ってきました。
 

  午後の時間、数人の客。

  ゆっくりと味わってきました。
  そうそう この味です! ・・・・
  

 ついでに、中津名物 「からあげ」の店を散策し~少しずつ小分けで
  各店の味をと、土産に持ち帰る…

  コロナ禍の一人旅 「GO To トラベル&イート 」でした。 

もうすぐ! もうすぐ!

2021-02-03 | 日記
昨日は節分、今日は「春分の日」
暦は間違いなく、季節を告げてくれる。
 124年ぶりの「節分の日」が変わった・・・
各地の節分の行事「豆まき」が中止された。
 何で? そう コロナのせいです。

「鬼は外、福は内、そして「コロナ」は永久追放!」と。

 私も、コロナの影響で? しばらくブログへの気力なくし
漫然とした日々に 少々 疲れ気味です。

しかし、春の兆しは…もう、すぐ目の前まで来ていますよ。

あの、往年の声が聞こえてきます!
 「もうすぐ春ですよ~・・・・」 キャンディーズでした?


 花や木は、絶対に季節の到来を忘れません。
どんなに「コロナ」が猛威を振るっても~
 大したもんです。 感謝・感謝です。

昨日、またまた「緊急事態宣言」が発令
社会ではまだまだ、「春」が遠い~

我が家の庭には…。 兆しが、ほら そこかしこに。

 この季節に一番乗りの 「ロイスミナウト」(西洋椿)
ふっくらと蕾、

 そして 膨らみ…ちょっと顔を出し始めました。


    

  これが一挙に花開くとき・・・正真正銘の春がやってくるはずです。

 そして、桜も小さな 小さな 芽?  

   
 「ユキヤナギ」も?
 小さな小さな緑の葉が ~ おちょこちょいの花も 
  間違えたか? 白い花を咲かせて 顔出した…

 
 もうそこまで 間違いなく 「春」はやってきています。

 私たちの「春」は いつになるのだろう~

 思いっきり 羽を伸ばして 外気を力いっぱい吸ってみたいのだが?
 もう少しの辛抱ですね。
 これは 誰のせいでもありません。
 一人ひとりが 頑張るしかないのです。
 
  庭の花も 知っています。
  静かに、ひっそりと この時期は過ごすことを・・・

 この花は、いつも 庭の片隅で 辛抱しています。

 私も、静かに 声をかけてあげています。
 華やかな 春の花よりも 「あなたの姿はうつくしいよ!」と。

   

  1月は去る~2月は逃げる そして 春3月

  きっと いい季節になるように~

例年、この時期 1筆を愉しんでいます。
せめて、紙の上でも 早めの春と、安らかさを感じたいと~

今年も、同じ 姿の「雛」を描いてみました。
 

 

続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。