依然として続く「コロナ」
もう、うんざり気味…福岡県もこの今週6日までが、延長か?
そんな結論もここ数日だとか~。
先日、福岡市美術館で「ゴッホ展」行き、ブログもアップした。
その続きではないが、コロナ禍では、そうそう外出も気になるので
本読みが多くなる。
今回、またまた原田マハさんの「幻想美術館」という1冊。
対談形式で…
出版社からの提案が、「もしこんな美術館があったら?」と
妄想を好きなだけ膨らませる対談をしませんか。
との話に…マハさん迷わず。
即、飛びついた。なぜなら、対談の相手がヤマザキマリさん。
私も、新聞広告の下段に、大きく掲載されていたのを見た瞬間
アマゾンに注文です。
発想が素敵ですよね… 私も、今まで「絵画」の本を読み、
その時の感想をブログにアップしたり、美術展の感激を皆さんにも
味わってもらおうとアップしてきました。
これも、ひとつの「架空美術館」です。
画面を通じてですからね。
文中、原田マハさんの好きな作家ベスト10
・フィンセント・ファン・ゴッホ
・クロード・モネ
・ポール・セザンヌ
・ポール・ゴーギャン
・アンリ・マチス
・レオナルド・ダ・ヴィンチ
・ジョルジヨ・モランディ
・俵屋宗達
・東山魁夷
う~ん、納得。
マハさんの描いた本に登場している主人公がずらりですねぇ。
私のブログにも、モランディを除いては、登場していますよ。
バックナンバーで是非ご覧ください。
二人の美術に対する深い洞察力に圧倒され、また、新しい空気を
十二分に吸収することができました。
これは全く偶然なんですが~
先週、「断捨離」で、本棚の整理をしていたら…
栞が1枚。 パラリと落ちた。
それは デトロイト美術館展の割引券…
そう、日本初上陸! 上野でこの美術展がある~ その券。
本の購入した際に、付いていたものが…この日まであったのだ。
(2016年9月)
この本は とても感動した1冊。
「デトロイト美術館の奇跡」だったのです。
劇的な展開 魂の物語・・・だった。
確か、ゴッホも、ゴーギャンも、そしてセザンヌの絵が
ここにはある。
よし、再読だ! と、
1日掛けて読み上げました‥‥。
この本は、実話に基づいた感動の物語。
そして、私の記憶の中にも、この実話の美術館展が、日本で開催!
2016年10月~2017年1月 東京 上野の森美術館で。
当時の写真
行きたかったのですが・・・叶わず、残念な思いをした。
だから、しっかり覚えています。
今週は、この「デトロイト美術館の奇跡」について
登場する「絵」をご覧いただきながら お話を進めます。
この表紙のセザンヌの描いた…「マダム・セザンヌ」
これからたびたび出てきますので~覚えていてください。
作家原田マハさんと 「マダムセザンヌ」の絵の前で
この本で登場する主要な人物
・フレッド・ウイル 主人公です。
妻のジェシカ。
ウイルはデトロイトの自動車会社で溶接工として40年間働く。
・ジェフリー・マクノイド DIY(デトロイト美術館)
コレクション担当チーフ・キュレーター
・ロバート・タナヒル
地元デトロイトの百貨店ハドソンズ創業者一族に生まれた彼は
20世紀の最も偉大な近代美術コレクターの一人として名を残した。
死後、自邸にあった550点超もの美術品を遺贈するだけでなく
作品購入のための多額な基金を美術館に遺し、現在もなお役立て
られているという。
タナヒル邸の玄関に飾られていた
ゴーギャン「自画像」や、
ピカソ「アルルカンの頭部」
マチスの「コーヒー・タイム」
セザンヌの愛妻を描いた「マダム・セザンヌ」
などは大のお気に入りだっただろう‥‥
リビングに掛けて日々眺めていたようだ‥‥。
まるで美術館の中で、生活しているようなものですね。
そう、この絵は 全部現在の「デトロイト美術館」に展示されている。
第1章 フレッド・ウイル《妻の思い出》 2013年
第2章 ロバート・タナヒル《マダム・セザンヌ》 1969年
第3章 ジェフリー・マクノイド《予期せぬ訪問者》2013年
第4章 デトロイト美術館《奇跡》 2013~2015年