黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

画家 「和田三造」を知る

2021-10-22 | 日記
 今回、福岡市美術館の「近代美術室A」の展示に
 和田三造≪博多繁昌の図≫を初めて見た。

 解説によると福岡市ゆかりの画家とある。

 会場は、この≪博多繁昌の図≫ができあがるまでの(習作)20枚が
 展示され 完成作品(282.3×250.3㎝)がこれだ!


             
 この作品は、福岡市ゆかりの画家「和田三造」が1958年に発表したもの。

 初めて見ました。 凄い作品です。
    ひとり一人の「動き」が実に丁寧に描かれています。

手元の解説資料をそのまま引用します。
《 江戸時代初期に商業都市として賑わう博多の街を舞台に、南蛮船の来航や町人と南蛮人の交流が描かれています。上空から見上げるような構図で隅々まで細かな描写が施された画面には、色彩学や染色工芸など多様な表現手法に関心を持っている和田ならではの特色が見られます。》

 この完成図とは別に展示された「習作」の一部が紹介され「本画」との
関係から、制作のプロセスを見ることができました。


           習作(紙)。(一部分)      
     

           油彩画布のもの。
         


  和田三造は1883年兵庫県生まれ。
       1896年に一家をあげて福岡市に転居。
       現・修悠館高等学校入学。
       1901年東京美術学校西洋画科入学。
       1907年文部省美術展覧会(文展)に出品作
        《南風》が最高賞を受賞。

   そうなんです、 私が知っていたのは、この《南風》の絵。
  とても印象的な1枚だと~ 画家の詳しいことは全くしらないまま。
  ましておや、和田三造の画壇における数々の功績など…
   その程度でしたが、今回、この会場で本人のこと改めて知ることに。

   会場には展示されていませんでしたが 
 作品《南風》
                          *東京近代美術館蔵   
   この絵なら、美術愛好家なら一度はご覧になっているとは思いますが…



     1909年 文部省より美術留学生として海外に派遣され、
          洋画を学び、フランスを中心としてヨーロッパ
         各国を巡歴、工芸図案の研究に従事する。
         留学の帰途、美術工芸の目的でジャワ、ミャンマー
         インド等に滞在。
     1923年 この頃から本格的に日本画の制作に取り組む。
     1945年 空襲のにより自宅全焼。留学中の作品を含む
         100余点を焼失。
     1952年 《博多繁昌の図》 製作開始
     1958年  完成。 文化功労者の表彰を受ける。
     1967年  84歳で死亡。
     1992年  五代太田清蔵が《博多繁昌の図》他
           和田作品約150点を福岡市美術館に寄贈。
     1993年 「和田三造=大宰府と博多」福岡市美術館にて開催
                           (*解説より抜粋引用)

  この作品展から帰り、「和田三造」作品について資料を検索
 実に幅広い活躍をしていました。

 全貌を知るには、今後の福岡市美術館および全国の美術館が所蔵
している多くの作品が一堂に集まるような大型の企画でもない限りとても
願いが叶う訳にはいかない‥‥。

 そこで、少しでも追いかけてみようと~
彼の作品群の中から私流に抜粋してみました。

 洒脱な画風あり、重厚で熱っぽい作品、上品で細やかな日本画も
こんなに、幅の広い画家も‥‥なかなかですね。

 機会を見つけ、美術館巡りの中に、この画家に絞って~
 足を向けてみたい衝動に駆られました。

   東京・関東なら…国立近代美術館、現代美術館、出光美術館、
           アーティゾン美術館、ポーラ美術館等に。
        

 それでは 和田三造の作品をご紹介します。
                   (一部資料収集の際に修正してあります。)
 
          

    とても興味深い絵 「昭和職業絵尽」と題して、庶民の生活風景を
 数多く描いています。 その中から一部を。
    
   「金魚屋」 
   懐かしい風景ですね…今では、お祭りの夜店に出店? くらい。
      
 
    「風呂屋」
   もう街中には、お風呂屋さん、(銭湯)の煙突の姿も…
    着ているものにも 昭和の面影が~

 
 日本画で「雨の墨田川」
     夕闇迫る頃でしょうか…
   


              大島を望む

        
   
    「軍鶏」
   
   さらっとした筆使いに軍鶏の動きが感じられ、鋭さも。


 
  多彩な彼の腕は~「土」も熟しています。
   白い花(瀬戸焼)



 色彩の研究の成果? 

 1953年日本映画でアカデミー賞をもらった 大映映画「地獄門」
  (監督衣笠貞之助) 主演 長谷川一夫 京マチ子
 この映画の色彩指導と衣装デザインを担当。
  翌年、アカデミー賞最優秀外国語映画賞および衣装デザイン賞受賞

           
  
  「油彩画」は重厚でエネルギッシュ
        筆の感触が柔らかで…ほっとする画面。

        画面の「光」が素晴らしい!
    
        人間の自然な動作が 素直に受け止められますね。

    「新聞を読む男」   

  「裸婦」
   

  風景(パリ)
   
   

 「少女」


 「休息する踊り子」

 

 「婦人像」



 如何でしたか?
   とても いい感じでしょ。
 世の中には、まだまだ 著名なアーティストは星の数ほど?
 私の勉強には 終わりがなさそうです‥‥


 今回のコロナ明けの博多のひととき
 実に爽快な気分で過ごすことができました。
 収穫も盛りだくさん。
 来週からは、「飲み屋」も時間制限なし!

 実に長い間の「我慢」を、アートで気分和らいだからね

 来週は 実弾で吹っ飛ばすぞ! 「居酒屋」談義だね。

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コレクションハイライト=福岡市美術館 

2021-10-20 | 日記
美術館内 近現代美術室 A,C へ足を向ける。
(2021.5.18ー(通年展示) 
ここは企画展会場とは違って静かです。

 この美術館を訪れた方は、ほとんどご覧になっている作品かも?
でも、年によって都合により展示が変更になる場合もあるので今日も
会場へ。

入り口の出品作品リストを片手に~
       

入った途端にこの名画からです…
 マイク・シャガール 「空飛ぶアトラージュ」

 

 シャガールは、第2次世界大戦を経験したユダヤ人でした。
亡命先のアメリカで、ナチスによってユダヤ人迫害の知らせを。
 終戦の前年には、再際の妻ベラを亡くし、絵筆を握ることができない
ほど失意の底に沈みました。
 この作品には、平和を願う社g-ルの祈りにも似た希望が込められている
のかもしれません。
                        (美術館解説より引用)
 
 ルイ=ジョセフ=ラファエル・コラン 「海辺にて」

                         

    黒田清輝など日本洋画壇に新風をもたらした画家たちの
    渡仏中の師であり、パリの日本人美術商林忠正とも親交が
    厚く、日本と深い縁を持つ画家です。

      *林忠正については、私のブログ「あのゴッホを追いかけてみよう」
         (2020.10.17)に掲載しています。
       
     柔らかで繊細な光の描写と軽やかな裸婦の表現はコランの
     特質です。


 コンスタティン・プラクーシ 雄鶏 (彫刻)
        


 レナール・フジタ (藤田 嗣治)  「仰臥裸婦」  


  藤田と言えば、まず連想されるのが独自の「乳白色」、そして「裸婦」
のモチーフ。

 1913年、念願のパリへ。
当時にパリには、ピカソ、モジリアーニなど、ヨーロッパ諸国から
芸術家たちが集まり、それぞれ独自の画風を追及していた。
この油絵の本場で、自分はどのような絵を描くべきか?
自分ならではの絵?
藤田は悩みに悩んだ…そして、一つの答えにたどり着く。
それが、いまや、藤田の代名詞となっている「乳白色の下地」の技法
である。この技法については秘密にしていた。
しかし、最近の研究でベビーパウダーを白い画材と混ぜることで
半光沢の滑らかな質感や上品な乳白色を得ていたことが分かっている
・・・・。
 

ジョアン・ミロ 
   「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」

  20世紀のスペインの画家
 ミロはパリでシュルレアリスムの運動に参加したことから、シュルレアリストに
分類されてはいるが、ミロの描く人物、鳥などを激しくデホルメした有機的な形態、
原色を基調とした色使い、あふれる生命感は他の画家の作風とは全く異なり独自の地位を築いている。
     *日本では、このシュルレアリスム本来の目的から離れ、
      「現実離れした奇抜で幻想的な芸術」という意味で
      「シュール」という日本独自の概念・表現が生まれる
       ことになった。

        

 以下、それぞれの作品には、独自の「意味」があるのですが・・・・
    やっぱり、「鑑賞者の目」と「どう理解するか」は
    お任せすることにしましょう・・・・。

   サルバドール・ダリ    「ポルト・リガトの聖母」
   


 ジャン=ミシェル・バスキア   「無題」
   


 草間彌生 「無限の網 A.H.T 1960

        

  マーク・ロスコ  「無題」

        

   白髪 一雄   「丹赤」 

        

   イブ・クライン  「人体測定」

     

   
 アンディ・ウオーホル  「エルビス」
    
       
        

    松尾藤代 「TOTAL  LOSS ROOM」
          
   
   やなぎ みわ 「アクアジェンヌ・イン・パラダイス」 

 

             
Eternal City 1 

     
 本会場の作品 合計43点 
  (個人寄贈、銀行所蔵などあり作品撮影禁止の為紹介が無理
         また、資料として写真収集ができませんでした。)

  
  最後に、美術館の庭の彫刻 例の あれ…
         
  作者の インカ・ショニバル氏
             

  彼の作品は会場にも・・・
    「桜を放つ女性」
     *この作品だけ 撮影許可ありましたので~ 私、パチリ
   


         次は、もう一つの会場へ。
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企画展「電力王 松永安左エ門の茶」を

2021-10-19 | 日記
 大丸デパートを出て、天神から地下鉄で大濠公園へ。

 日曜日(10月17日)の昼 
この日は晴天 お濠の周囲には大勢の家族連れ、若者たちが休日を
楽しんでいる、趣味のマラソンに汗をかく常連たち。
 なんとなく、皆さん晴れやかな顔は、やっぱりコロナ明けなのか?
こんな日々がずっと続き、元の生活に早く戻ってほしいと~

リュニューアル後、初めての美術館だ。

お目見えした噂のあのシンボル彫刻も、心地よい光の中にそびえていた。
  インカ・ショニバルの大型彫刻作品
    (ウインド・スカルプチャー(SG)Ⅱ)*
                   *セカンドゼネレーション
       
 
 しかし、シンボルではなく、「パブリック・アート」へと。
  みんなに開かれている「交流の象徴」から
 「交流をあきらめない象徴」となり、その大きな役割を担う存在に。

福岡市美術館は、この作品を通じて、「ミッションステートメント」
を 「人が美術を通して交流し、未来を創造する場となります」

 
もちろん 階段をあがると 目に入るご存じ草間彌生の作品も
お迎えしてくれます。
       

  

          

   福岡市美術館が収蔵する古美術コレクションの柱である
 「松永コレクション」 茶人にして実業家の主。
 没後50年を記念しての特別展。

  今までも、何回かこのコレクション作品は鑑賞してきました。

 今回の企画は、東京国立博物館から、電力中央研究所等からも
貴重な作品を借用しての優れた作品群が一堂に公開とある~

 「電力王」と呼ばれ、鬼とも…剛腕を振るう一面、「茶人」としても
その収集力は今日、私たちに「文化」という大いなる財産を提供してくれ
ました。
 実業家は「利益」を追うばかりでなく‥‥
  その「恩返し」を後世に残し、伝えていく「文化」を遺すことこそ
 本来の優れた実業家ではないでしょうか~

 近郷の方は皆さん一度はこの」松永コレクション」に出合い、
鑑賞した方も多いのではないでしょうか…
改めてその逸品に触れることにしましょう。

 実業家の顔 
         松永先生肖像  中村研一(1936(昭和11年)
        


   還暦を迎えるころ第一線を退き茶の道に没頭
   16年に及ぶ隠居生活の間に茶人としての名声を高める。

 松永耳庵老之像 (下絵) 前田青邨 1953(昭和28年)頃
   
        


  茶の湯
         「備前水指」 共蓋  桃山時代

        

          「志野筒茶碗 銘 「露香」
   
         

  どちらも風格あり、どっしりとして重厚、しかし、柔らかく
   心落ち着くような~   
   備前の灰釉の無骨さや、切込みの鋭さ…

  志野の釉の 優雅さ 上品さ。
   手に取ってみたい 柔らかさ、 こんな名品で一口って
   そんな夢は~


  これは以前から、期待していました。
  「器」は、ともかく
  織田信長と松永久秀 この二人の出会い、
   武将でありながら、茶人。
   利休の弟子としても知られる久秀。
  権力者としての信長 この葛藤は 
   私の講演の「権力者の茶道とは」 好きな部分ですね…。 
   久秀の蒐集・所蔵に由来するとは~
          「肩衝」については、時の権力者から次の時代へ
    延々と引き継がれていく様は、格好の話題です。
 
   ただの「器」 いや、されど「器」 の物語です。

   そして、時代を経て~同じ姓の「松永」が所持するとは?


      唐物肩衝茶入 銘「松永」  明時代 15~16世紀

         

  
      黒楽茶碗 銘「次郎坊」 長次郎 桃山時代 16世紀

         

        この姿の美しいこと~
       両手で触れることが…叶いませんでしょうかねぇ~
    

  黒織部筒茶碗 銘「さわらび」 美濃焼(織部焼) 桃山時代  

   「織部」と言えば、古田織部の登場です。
    茶人織部、千利休の後継者と目された茶人・・・
    戦国から江戸の時代を生きた武将 大名でもあり茶人でも有名
                                   
    信長に仕え、さらに秀吉 今までの功績を認められ
    ここから「古田織部」と呼ばれるように
                               
     利休の 「人とは違うことをしろ」という教え
    「激しく動的で 大胆でありつつ自由な美」を確立していった。
    最後は、家康によって切腹を命じられその生涯を終える。

   轆轤の味とは違って、手の妙ですね。
     偏屈者だから造作できるのかも?
       真似して形はできない。 信念こそが織部流。

      また、この「釉」の使い方が独特
          さらにデザインの斬新さは抜群!
     400年も前? 凄いですね。           

  
    織部角切透鉢  美濃焼(織部焼) 桃山時代

         

    黒織部沓茶碗 銘 「鶴太郎」美濃焼(黒部焼) 桃山時代

         
  


      「花籠図」  尾形乾山  江戸時代 
 
  兄「光琳」は絵で、乾山は「器」 絵もたしなみました。
 
  
    

         芦屋香炉釜   芦屋釜  室町時代1506年

          

 
  

 「書」にも腕を~ 晩年の作です
   「乾坤一擲」 松永安左エ門 1964年

 

 
  粋、 洒脱、  さらりと流す 筆の妙~

 富士画賛  

 

      

  最後は、松永記念館の華

   重要文化財 色絵・吉野山図茶壷 野々村仁清 江戸時代

   
   

 


  茶をたしなむとは~

  「茶を点てる」には
   「絵」「書」「器」「花」「心」  

      

松永氏は 茶道を語る の中で・・・

『 最善を尽くすということがお茶の真理で。
お茶ではもう、「なるように」ということ。
それからお茶をやればおちゃになりきる、それから「まことごころ」
一生懸命やる、これだけが、まぁ、お茶の信念だからね。
 まごころということは、無心ということ。無心ということは、
結局、自分の都合だとか、自分の希望だとかいうようなことを一応はやめてだね、
ほんで、お客をすればお客の心持の良いように、またその時の自分もお客も、
またその時の環境も、ともかく一緒に歩いていけるように、融合するように。
お茶では、それでよく「和敬清寂」といいますがね。
この標語は、
「和」というのは、「やわらぐ」、それから
「敬」というのは、「うやまう」というけれども、
 本当は「つつしむ」というのかね。

つまり、人とも環境とも、自分が一緒にこなれて和らいでゆく。
それから、天地万物にたいしてモノを慎んでゆく、愛重してゆくことが
「和敬」だね。 』

                           
        

                                                          

    コロナ禍で気持ちが鬱々いていましたが、静かに「器」を眺め
 書を読み、名画に触れる そんな貴重なひとときが

    爽やかに体の芯を通り抜けて言ったような気がしました。
         「触れる」ことの大事さ・・・・ 

       一息入れて‥‥次の会場に足を向け 出発!
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コロナ禍、少し和らいだこの時に「博多」へ

2021-10-18 | 日記
 随分と長い時間だった~
 「博多」が遠かった。
 高齢者にとって「非常事態宣言」は素直に普段の動きを止めてきた。
 「人ごみ」を避けてきた。
 「予防接種」も2回終了した。

  「ART FUKUOKA 」の情報を得たので、早速出かけることに。

 世界の現代アートが福岡に大集結! このチラシ
 
       

  Banksy が、 今、話題の人気アーティストだ。

  ウォーホル、バスキア 村上隆、草間彌生‥‥おおおおっ。

  これは凄い、300点もの作品が集結だと。

  高速バスも久しぶり! 

 「大丸デパート」が会場
          
  1階から 展示コーナーがあり、8階の本催場に続く
  
   「現代アート」 どう説明すればいいのでしょうか?

  専門家の解説は、難解? 
  まぁ、楽な気持ちで、まずはゆっくりと作品を眺めてください。
  それぞれ作者の「言い分」を、どう受け止めるかは
   「あなた次第です」

  えっ、これ何に? そんな作品も数々ですが、それこそこれが
  現代アートなのかもしれませんね。

     ひとまず、モネ、セザンヌ、ゴッホ‥‥は忘れてください。

  1階は パネル最初に なんと バンクシー
     シャッター…あああ 私が 映ってる…
             「これだけ 撮影許可」なのに。
          
  お値段… この版画で    声…出そうか。 いや、無言。
           

  以下、会場の作品には すべて お値段が
         あまりの高額で 掲載止めました。 

               
    「樋口新」           「たかくらかずき」
   「パンサーと鳳凰」          「Emoji-Alligator」      
     

     KENZ(ケンツ)            向井正一
     「Break Dance」        「Babytector Prism」
           



  本館8階の本催場へ

   一目でわかります 「村上隆」 あの手法ですよね 

     「花」「花」…
        
 
   草間彌生 「フルーツバスケット」
        

        
   
 そうそう、福岡市美術館にも 草間彌生さんかの有名な「かぼちゃ」
 


さぁ、バンクシ―を見ましょう! 

  バンクシーは何者なのか? どんなアーティスト?
  詳しく語るには、多くの時間が必要…今回は 彼の作品
    複数の個人コレクターの協力により制作した
  版画・シルクスクリーンを中心に。

    


 この原画をシュレッダーでの事件は大いに賑わいました。
   ザザビーズでのオークションで落札されましたが、その額
  なんと 約25億円~ その後の話題も何かと尽きません…
   

   

        

 


  
        


 次に ご存じの 「アンディ・ウォホル」 

  
      缶シリーズ ?
          

 
     「Love]               「魔女」
  

  「The star」           「イングリット・バーグマン」
   


         DOLK    

           キース・ヘリング
  

         
  インベーダー 「Blue Mirror」
 

 ベン・アイン 「Tenderloin A-Z」

 
   Onemizer 「ビコーズ・ピピ」

  元永定正 「無題」


         ニック・ウオーカー 「Vandalism]
     
 

 如何でしたか?

  あなたの心に訴え掛けてきた作品は? 
       でも、じっと眺めているだけで
           楽しいもんですよ。
               いい作品は。

    「絵」に、現代の作品、昔の作品
          よければ 好きになりますよ。
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家屋のメンテナンス終了

2021-10-10 | 日記
 屋根と外壁のメンテナンス工事がやっと終わりました。
 
 ある日の午後、2人の営業員が私の庭に訪れ、今、車から目視して
お宅の屋根が少し隙間があるように見えましが‥‥
 私、「こういう者です。〇×建設 △営業所」

 「修復の無料査定をしていますので、よろしかったら~」

 そこで、私。 いえ結構です。この家は、私の同級生の会社に
任せていますので・・・」
 と、お断りしました。

 同級生に事のいきさつを話したら…最近、こんな話が多いようだ。と。

 これをきっかけで、台風のことや、帰郷して19年目、屋根のタイルも
少し剥げてきており見栄えも悪くなってきた、外壁の目地もゆるんだり、
少し落ちた個所もあって…そんな話から・・・・

 「えい、いっそこの際だ、メンテナンス頼むよ!」 と、話は進展。

工事前の屋根
 やっぱり、なんとなく煤けているのが分かります。
 普段は、あまり上を向いて目視なんかしていませんものね。
 言われて眺めてみると~ああ、なるほど。って感じです。



早速、工事に入りました。

屋根からスタート。

最初は、ゴミや黄砂、コケなどの洗浄から。

足場確保のピゲの組み立てが始まりました。
 

 洗浄の際に飛び散る水やゴミを受け止めるための網をかける。
           

玄関、階段、ベランダには、ビニールを敷き


 電源も入り準備完了、始動開始 です。

 作業員はホースで洗浄開始です。


 この作業が大変です。
 丁寧に、1枚、1枚に水を吹き付けての作業。

 凄い汚れですね~ 積年、積ったゴミ(大陸からの黄砂も?)
 もう、真っ黒です。
 驚いたのは、「コケ」になっていること。
 塊が、どんどん流れていきますね~

 外に設置している手洗い場や、コンクリート面にも

   

 

   
 

作業1日目終了。
 洗浄した屋根・・・古いゴミを落とした後は…
なんとも剥げて、見栄えのしない憐れな姿の面です。


 2日目から 塗料の塗りが始まりました。
 作業は、「刷毛、ローラーによる手仕事です。」

 この数日の暑さは、作業員の方、ほんとうにご苦労様です。
 黙々と、頑張っていただきました。
 この塗料の作業、合計4回も重ねての仕事でした。

 作業終了の3日目には
  見違えるように立派な姿に。
   なんだか家の風格が上がった? ような 気持ちがいいですね。

 最初の画面から比べると・・・
 角もはっきりと、色はしっかり落ち着いて完成です。
 




 同時に、外壁の「目地」の修復作業も。
 外壁を繋ぐ際の、「つなぎ目」のところが古くなって、落ちたり、
剥げたりしていた個所の修復です。

 この古い目地を落とし、新しく繋ぎ目を埋めていく。
  先ずは、マーカーで左右を守り 
         

  新しい塗料を注入して乾燥させ、最後にマーカーを取る。
  終了した箇所
   これで綺麗に出来上がりです。
          
      

  その1週間前に 玄関上り口に「手すり」の設置をしました。

  私の友達も、みんな「お年寄り」です。
  芝生のアプローチから、階段を歩く~

  もし、ここで 転んで怪我でもされたら???

  「転ばぬ先の杖」ならぬ、 「手すり」にすることに。

 




 さてさて、外のことは一段落しましたが~

 屋内のことも。
 部屋はバリヤフリーで平坦になっていますが…
 ここかしこで聞く話に「老人の転倒、つまづき、複雑骨折、脳震盪」

 いやはや、他人事ではありませんね。

 室内の「手すり」や、車いすのことも考えておかねばと…

 「年を取る」って、大変ですぞ!

  いつまでも、五体満足で有るはずもありませんからね。

    お互いに「ご用心! ご用心!」ですよ。
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清々しい「朝撮り一枚」を

2021-10-05 | 日記
 この数日の朝の気持ちのいいこと。
 日中は、まるで猛暑を思わせる暑さだが・・・。

 今朝も上々の天気
 ベランダ御鉢植えの花も、水をたっぷり吸って元気です。

 この秋、珍しい花をいくつか鉢植えにして楽しんでいます。

 「白」を基調に、上品さと、気品。
 秋の燃えるような暖色系の周囲の景色と相反する勝負を?

 朝食のテーブルから、ストレートに眺め
 トーストを齧り、熱いコーヒを飲む。
 しばしのひとときをこの「白」が気分を落ち着かせてくれます。

  まずこの花
   「彼岸花」ではありませんよ。
  その名も 「猫の髭」
 
 
  なんとも言えない~可愛らしさ、スマートな髭の伸び具合…
  「白」だからこその 味わい。
   朝の陽ざしがあってこその、「白」が一層効果的に。

   後方の「サンパチェンス」の朱色が また「白」を引き立てる。

        

 風が出てくると~髭が揺れ、太陽の反射で、薄紫色 にも見えてくる
   静かに、ヴァイオリンの弦を奏でているかのように~

 


  隣には、これも珍しい一品。
  なんと名前が「岩沙参(いわしゃじん)」

  「蛍袋」のような、「すずらんすいせん」のようにも・・・
   白い桔梗?  膨らんだチューリップ?

   でも、やはり違います。 これは「岩沙参」なんです。

    枝から、多くの小さな白い花が~次々に 。



  太陽が西に沈み、辺りが薄暗くなって~そんな時間に眺めると
  ボーッと白い提灯が浮かび上がって来るような~
  不思議な場面も また 趣向です。

 大鉢に植えたのが これも 小さな花ですが 「白」と「薄紫」で

  その名も、「ストレプト カーパス」 初めて購入しました。

 細い細い小さな枝から、小粒のような蕾
 そこから 可憐な「白」の花が、時間と共に 顔を出してくる。

 か細いだけに、寂しげな~風に揺られて 枝が絡む・・・
  花弁が反射して、白が、銀色にも、紫と交差して色彩の競演です。




 そして、もうひとつ。
  庭の片隅に 「緑」と「紫」が強烈に表現してくれるこの花。
 
「デュランタ」
  こぼれるような咲き方です。
  この花は花木なんで、花瓶に活けて鑑賞は無理。
   すぐにこの小さな花がこぼれていくのですよ。
  こうして、朝の日差しを受けて、輝いている時間にこそ
  この花の美しさが味わえます。




 もうひとつ。

 これこそ秋です。
 「サンシュウ」の赤い実です。
 今朝気がつきました。
 すでに熟れており、しぼみ始めているのも・・・・
 
  小鳥も気がつけば・・・きっと 啄みに来るのでしょう。




 さて、朝と言えば、この時期 この花とも言えます。

 「酔芙蓉」 今現在お時間では、「白」ですよ、もちろん。

  なんとも 素敵な姿でしょう。
  真っ白ではなく、この色合いが上品です。
  芯に向かって、グラデーションの微妙な変化と、中心のピンク
  
   この花の名前が「酔芙蓉」
  もう朝から、飲み始めているのですよ・・・


 お昼には、花弁の色が「薄ピンク色」になります。
 そして、夕方には、濃ピンクで、完全に酔ぱらいになっています。

 樹全体を眺めてみると 夕べ 飲んだくれの強者が赤くなっているのが
  枝にまだ捕まっているでしょう…
 もうすぐ、花弁は落ちてしまいます。
 この花の根元には~赤が黒ずんでしまっている固まった花弁が
 溜まっていく~


 
 如何でしたか、「白」って いいですね。

 朝の「ひととき」でした。

 
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ちょっぴり祭りの気分を

2021-10-03 | 日記
 ご当地の10月はじめと言えば
 「苅田山笠」で町内は賑わうところですが、この2年、コロナで
 お祭りも中止。

  勢ぞろいした時の、山笠会場・・・もう、う~んと 昔? って

 
そんな感じに。 2年間 中止がね。
 
 あれもこれも「中止」に、いささかうんざり。

うっぷん晴らし? ではないが、緊急事態宣言解除を見通しながら
 地区の役員は考えていた…
 せめて「お神輿」巡行くらいをやって
 地域の皆さんの心をほぐすのはどうかと…

10月1日の夜、地区役員会を開き、明日(10月2日)に決行! と。

というわけで昨日(10月2日)
 「お神輿」の地区内巡行となりました。
この町内でも、「神輿」のあるのは、2か所くらい…
 
白庭神社に集合(地区役員と神輿の担ぎ手 総勢40人弱)
 全員、法被着用 「白庭」の文字もくっきり、気分も充実。

 先ずは、宇原神社宮司による「お祓い」の儀式。
  神輿への入魂?

  「神輿」は子供用もあり、元気な子供たちもそろいの法被で参加です。

 
 本日の参加者全員、お祓いを受け、「本殿」に手を合わせて無事を祈願
    
  
  さぁ、いよいよ町内の巡行です。
 地元下区青年団「白庭会」の威勢のいいお兄さん方によって
  出発、進行 !!

 そろいの法被、白の地下足袋、ピンクの帯に紫の襟巻。
  いなせな姿で勢ぞろい。

 まるで初夏?
  いや、それより秋の日差しが強く感じる午後のスタートでした。


 
 「子供神輿」も、可愛らしく…女子も男子も力を併せて
  頑張りました。

 
 
 特に、「老人ホーム」の前で、入居者の皆さんは神輿を楽しみに
していたようで、ガラス越しではありましたが笑顔で迎えていただき
「子供神輿」の、「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声に大きな拍手を
頂きました。
  まぁ、これだけでも、コロナ禍の鬱憤は晴れたかな?
入居者の方々も、少しが元気がでたような…

 その後、町内各所を巡行し、神社へ戻って 無事終了。

 いやぁ、午後いっぱい、歩き続け、足腰、くたくた?
 80の身には、いささかしんどい半日でした。

 さて、来年の「苅田山笠」本番の行事ができるだろうか?

 「緊急事態」解除の後の、私たちの「心がけ」次第では?

 何はともあれ、油断することなく、
 心して、これからも、
 「コロナ対策」 十分気を付けていきましょう。


 
 


    
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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。