黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

旬の「いちじく」を

2016-08-29 | 日記・エッセイ・コラム

「いちじく」

秋の味覚のひとつです。

 この京築地域は昔から果物栽培が盛んで秋には

「桃」「いちじく」「なし」「柿」「ぶどう」と

地域がフルーツの香り? で窒息しそう…ちょっとオーバー

 

 毎年 「いちじく」を息子たちに送り我が家では毎日の食卓に

 顔を出す。

 種類は「蓬莱柿」と呼ぶ 

 

 味がさっぱりと 姿しっかりしたもの。

 「とよみつ」という甘いもの。

  これは 糖度が高く 凄く甘い。

 

 我が家は「蓬莱柿」の方を好んで食べています。

 これは 足が速いので この周辺の方が主で あまり遠くには

 流通していない かも・・・

  逆に その点から 贈答品としては 都会の方には

 大変に喜ばれるんですよ。 

  こんなお言葉も いただきます。

 「えっ こんな高級品を・・・」 だって。

 箱詰めしたいちじくを見れば 凄いと 思いますよ。

 その割には お手頃な値段ですものね。

 (こちらの価格では と 思います)

 大粒で 新鮮で 美味しく・・・また 珍しいから。

 

 「無花果」って 名前 おかしいでしょ。

 確かに 「花」は表に見えないのですが、 実を割って見える

 あの「ブツブツ」が花なんですね。

  じゃ 受粉は といえば これが また 不思議?

 その無花果の受粉の役目をするのは?

  原産地の アラビアやアジア地方では 「イチジクコバチ」が

 イチジクのお尻から入って 卵を産み 育ち 出るときに花粉を

 身体につけて ・・・ということらしいが。 

 しかし 日本にはそのイチジクコバチがいない。

 つまり 日本の無花果は 花粉がついたのと同じように実がなる性質

 (単為結果性)を持っているのだそうです。

 面白い 果物ですよね。

 

  とにかく ただの フルーツじゃなくて ワインのつまみに最適ですよ。

 そのまま 食べちゃう・・・も ありですが。

 アレンジで  ゴマを擂って生クリーム&砂糖で

 とろっとさせて イチジクにかけて食べる。

 カットして 生ハムを巻いて…

 チーズ (ゴルゴンゾーラ)の癖のある青かびとの組み合わせも GOO!

 もちろん 野菜 肉と合わせての「サラダ」にも。

 肉と巻いて 軽く焼く。

 バリエーションは いろいろ楽しめますよ。

  こうなりゃ、レストランのシェフ料理に。

 

 生産者から毎年手に入れていますが食べるのとは別に

 「ジャム」用にも 少し いびつなものや 商品価値に欠ける?

 のを使って 朝食用に自家製を作ってます。

 無花果は 簡単です。

 

  皮をむき 鍋に入れて 砂糖をたっぷり。

 煮詰めていき 灰汁を丁寧に取ることが一番です。

  どんどん浮かんでくるのを 辛抱強く。

 煮詰めていけば・・・

  30分もあれば 完成

 仕上げに レモン絞って・・・ちょっとブランデーを数滴たらしました。

 

 鍋一杯の完成品は 袋詰めして 冷凍庫へ。

 

 食べるときに 取り出して

   パンに ヨーグルトに、 アイスクリームに

  そして 料理のソースに 幅広く楽しんでます。

 

 そうそう 先日 美味しい「ブルーベリー」を頂きました。

 これが ほんとに美味しかった。

 先方さんは 「ジャムにしても美味しいよ」と 言ってくれるほどの量でしたが

  熟し加減が最高! 毎晩のワイン・ビールのつまみで 

 ぜ~んぶ食べちゃいました。 

 今まで食べた中では「秀」の判定ですね。

  つまみには オシャレでしょ。

  

 次に 控えし、フルーツは? ・・・ 

   

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヘウケモノ」 織部焼のロマン

2016-08-28 | 日記・エッセイ・コラム

 「古田織部」

 歴史の好きな私にとって 馴染みのある名前です。

戦国時代の三英傑 信長 秀吉 家康のもとで武人と茶人

の道を使い分けながら 自由、奔放 そして斬新 かつ独創的な

精神の持ち主。

 彼の芸術の展開は おおいに信長の気性に影響を受け培われた

のではないか…。

以前に 土岐信吉氏の「古田織部」を読んだ。

師匠 利休から 「己の茶の湯を目指せ…」 と。

展開は、その心をゆるさない政治的軋轢、相克 

織部の判断と生き方を中心に 語られる。

 

 昨日 「かんだ郷土史研究会」例会のテーマが

九州の「へうげもの」ー知られざる織部高取焼

の講演があった。 

私も趣味で 器を使うのが好きなので以前から主に

「備前焼」には興味を持ち、伊部の窯元へ足を向けたこともある。

講師は 直方市在住の古陶磁研究家小山亘氏。

 話の展開は初めから興味深いもの…

「江戸時代初期に黒田藩が築いたとされる内ケ磯(うちがそ)窯と

そこで焼かれた高取焼をめぐる謎」  の話。

いや、謎ではなく、 この窯こそ 古田織部の隠し窯だった。と。

ぐ~いっと 引き込まれる 。

 

会場には 氏が収集した 織部焼の作品や 掘り出した焼き物の破片

資料が展示され 言葉も熱く 思いを語り

「是非、皆さん 直接 触れてみてください!」

  裏も表も 「ふ~ん…」

   これが くびれ 沓形

   唐津? 織部

  う~ん この色 深くて…美しい暗緑色

  これが 「緑釉」なのだ。

そこに 本当の味わい、その土の香りを感じて下さい」と。

 

織部焼といえば 普通 少し 知識のある方なら

 これ 織部焼だね。 と 判別できる。

名前のあるもので 現在各美術館で所蔵されているものから。

   

  

この器の姿や 文様を見ても分かるように…

織部は「織部好み」の沓形茶碗が好きだった。

 

室町時代の流行語で「バサラ」(カビで派手な服装をしたり、勝手

気ままな振る舞いをすること」という言葉があった。

信長は正に そのバサラがいかんなく発揮された バサラな人物?

織部も その影響大!

不均衡な形 いびつ ゆがみ、アンバランス …

でも 見ていて楽しいですよね。

 「あそび」がある。 「粋だね」 とも。

美しいって、いろいろな表現があり、どう感じるかです。

その点、私も 美的感覚からいうと 織部は「面白い」

形も 色も デザインも 現代をしのぐかも?

 こんな話が 古い資料に

 「此人世の宝をそこなふ人也。・・・・」以下 

現代語に訳して「織部という人は世の中の宝をそこなう人であるという。

「たとえば掛物が長すぎるといって切り捨てたり、わざわざ

完全な茶碗や茶入れを割って、修繕したあとの景色がおもしろい

といって喜ぶようなことをする。

 そのような宝物をきずものにいておもしろがるような人は…」

  (以下略)

  このような話の 例が これだ。

「十文字」 一度割って 繋ぎ合わせた。

 掛けたものを 「金継ぎ」にするのとは 違う。 

 

  と、織部のこうした破壊をもそれぬ美の創造は ?

 やっぱり 彼は 戦国時代の武将だからか・・・・

 

 テーマの 織部高取焼の話は

 その焼き物の焼き方つまり技法なのですよ。

 「誰が焼いていた窯なのか」 これがスタート。

 焼き物は 途絶えた窯の跡から 出てくる「陶器」や一部の

 破片から 土はどこの? 窯は どんな ? 

 この時代の陶器といえば、美濃焼 信楽 丹波 備前 常滑

 唐津 志野 黄瀬戸 等  窯跡には多くの破片が…

 こうして各地で作られた陶器

 流通するものもあれば、破片で 眠るものある。

  「何焼」は窯と破片が 証明になる。

  これは 何焼? …焼とそっくりだね。

  これは 偶然でがない きっと …焼だ。

 

  研究家たちの ロマンそのものなのです。

 その時代(信長~家康)は 「器」は大きな存在価値があった。

 話には、「器」ひとつで 城が動く…とまで。

 それだけに大きな流通の要素ともなっていた。

 天下人 秀吉を含め 各武将たちは競って茶会を開き 茶の湯の

 位置を推し進めてき 各地の陶工の関心を高め、桃山文化の演出者として

 広がっていく。

 その先頭に立ったのが 織部 その人なのだ。

 

  この講演で 私の眠っていた「器」への関心は

  器そのものから その器の「生まれ、育ち」

  そして 「流転」 最後に 「今 は?」

  の 器に人生を追いかけてみよう・・・なんて興味が。

 

  6月に東京の美術館巡りをした際にも、利休の使用した

  花瓶や茶筅(当時のもの 国立博物館蔵)を見ましたが

  

  ひとつの「器」が 時代を超えて 現代まで 息づいている。

  その物語は きっと劇的な内容が。

 

  私は 研究家ではないので 歴史考証するエネルギーはないが

  歴史の中の 「ヒトコマ」を取り上げて

  何か 物語の脇役に使ってみたい と。

   たかが器物語…されど器物語 なのだ。

   興味の尽きない 「テーマ」でした。

 

  講師の小山さんの 古高取に魅せられ 陶芸の楽しさを語る

  その姿は ひとつに向かって 人生を楽しみ それを宝とし 

  また 「伝えていきたい」 熱意に 敬意を表したい。

   

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々の庭の手入れを

2016-08-26 | 日記・エッセイ・コラム

 やっとその気になった?

 そう、この猛暑の中では 庭いじりなんて とても とても。

 と、しばらくご無沙汰していました。

 一滴の雨の気配もなく、我が家の庭の姿は すでに秋?

 いや、「水不足」で どの樹も 「枯葉」状態

 「水遣りはしなかったの?」のことですが…

 ほんのベランダの鉢植え程度は続けられましたが…

 広い庭全体は 無理!

 

 この際、「生きる気力発揮したもののみ」 生き残れ!

 主の残酷な仕置きによって かなりの樹が 「残念!」の結果

 

 雑草もその勢いを増して 「伸びる、伸びる」

 

 午後から 少し 雲が出て なんとなく 降りそうな様子

 そこで やおら 作業開始 久々の手入れを。

 

 まずは 大きく伸びた 萱などを 草刈機で・・・・

   

 芝生もまだら模様になって 景色がよくない

  どこから来たの? この芝生

 我が家の芝生は 植えたのじゃないのに 自然発生?

 これが 凄い 生命力があって どんどん その勢力を拡大

 今では かなりの広さで まだまだ拡大中  

 雑草取りの範囲が狭くなって これ幸い…

 かなり固い芝生で 伸びのも早い 何ていう品種? 不明

 

 入り口の 垣根及び傍の「柘植の木」をきれいに…

  

  

 刈った後始末も大変

  作業用大袋にいっぱい 詰め込んで

 それでも 間に合わなく…花壇にもっていき 乾燥させるしか…

  真ん中が 新しいの 枯れたのは以前の

 これをまた ゴミ出し用の袋に詰めて ゴミの日に…ほんと面倒なこと。

 ベランダ前の 樹の下の枯葉と 草取り

  「龍の髭」も 完全に枯れてしまってます。

 手前の緑は 「ニセアカシア」の葉

 これは強い、 切っても切っても すぐに新芽が出て すぐに大きく成長します。  

  大きくなれば棘を持っているし…庭を荒らす 暴力団です。

  個性が強すぎる花です 花は咲けば ほんとに 綺麗なんですが…

  言葉にあるように 「綺麗な花には棘がある」 これ ほんとです。

 

 

  夕方 五時には終了 すっきり… これで 一雨欲しいなぁ~・・・・

 

  なんと 今朝 涙が出るほどの一滴…雨 ? う~ん じゃないね。

  降るなら もっと 降れ!

 

   ちいとも 効果なし  

  また 夏の太陽が 強い日差しで 今日も 猛暑の気配

  いつになったら 雨 なのか 。

 

  神社に行って 雨乞いの行事でも と。 思いたくなるね。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家康 江戸を建てる

2016-08-22 | 日記・エッセイ・コラム

猛暑よ いつまで続くのか・・・・

 甲子園の熱気 リオ五輪の熱気 列島の異常な熱気

これほど「熱気」の揃い踏みの夏は 過去に経験がない。

 外気も夜更けになっても冷めない…

ベッドに体を休めていても 扇風機とクーラーは作動中

 こんな夏の夜もいまだ経験のないこと 

 眠れぬ夜 コップの水を飲んだら 目が覚めてしまった。

 

 この本、面白いよ と 本好きの友がわざわざ貸してくれた

「家康 江戸を建てる」

 実は 私も 注文しようと思っていた矢先のことで

 以心伝心?

  彼とは いつも 同じような「本」が重なっているのですよ。

 お互いに歴史が好き

 そして 同じように地域で「まちづくり」に首を突っ込んでいる仲間

  

 偶然にも このところ 数冊がガチンコで。 

  こんな数冊 「信長私記」「天地雷動」「鬼神の如く」「若冲」

 

    

 作者は 「門井慶喜」 

  よしのぶ…どこかで? そうだ 最後の将軍 徳川慶喜…と 同じでしょ。

  そしてこの物語は 初代の家康

  徳川の最初の将軍家康を描いたのが 奇しくも  慶喜という名前の作者 

  意味深だね。 それとも 受けを狙って? 

 

 この本のタイトルが いいでしょ。 「江戸を建てる」

 これも 以前に 歴史の話をする材料に 「豊臣期大阪図屏風」

 これは 豊臣秀吉が大阪の街と大阪城を作る物語で

 その当時の屏風絵が はるかヨーロッパの古城に

 400年の時間を超えて 今に 残っていた…

 これも 壮大なドラマなんです。 

 (*今年 4月8日のブログにアップしています。)

 

 その延長線上に 秀吉の命により 家康が三河から江戸に…国替えを。

 そして 関東一帯を治めていく 長大な物語

  

  ここで面白いのは 歴史に出てくる武将家康  ではなく。

 家康って こんな隠れた壮大なドラマの主役だったのだ…と。

 とにかく 新鮮!

 角度を変え 俯瞰して 視る力があったから 「先を見る力だ!」

 そして 膨大な時間と 膨大な人間の知恵と汗と未来へのロマンが 

 この広大な 湿地帯である関東平野が 今日の東京にしたのだ。

 

  家康の凄いところは  「関東に未来がある」と どうして判断したのか

  国替えという ある種 残酷な仕置きなのに

  棟梁と家臣との強いつながりなくして このことはならない。

  三河武士の逆境を跳ね返す エネルギーの凄さを感じないではいられない。

 

 物語の展開は

 

  まず 「川」を制することに この物語が始まる。

  そして最後に「天守」 つまり 江戸城を…。

  しかし その江戸城も 

 

  

 

  物語に出てくる脇役陣は 歴史には残っていないのだ。

  「徳川家」 いや、家康の壮大なプロジェクトの 

  ただの 一員で生涯を終わり、さらに 子へ 孫の代まで…

  この「仕事」への挑戦が  いや、それは 「平和」を願う人としての

  希望を求めての男たちのロマンかもしれない。

 

   このところ「田中角栄」の名前が出てきますが

   彼の「日本列島改造論」って これがお手本?

   いや、この本は 最近だものね。

   稀にみる鬼才、奇才 は 角栄 家康  持っている発想は似ているのかも。

   リーダーの 先見性なのだろうか

 

   しかし 歴史はいつも 主役だけが残る

   その点でも このプロジェクトに登場する面々も 同じ。

 

   作者が 光を当てたからこそ 我々は その歴史的事実を学ぶことができたのだ。

   「建てる」 本当の主役たちといえば…現場の職人たちなのだ。

  

   考えてみると テレビだって 舞台だって 

   脇役の良しあしが 成功物語につながっているのもまちがいないこと。

 

   夏の暑さを ふっとばしてくれた 1冊でした。

 

   さらに 面白い…と 思ったのが

   巻末に 「あなたにお願い」

   この本をお読みになって、どんな感想をお持ちでしょうか。

   100字書評を編集部までいただけたら…と。

   様式まで添えて…

   

   アイデアとしてもユニークだね。

 

   どんな感想・・・・ だから こうしてブログにアップ した 私です。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の終わり・・・

2016-08-17 | 日記・エッセイ・コラム

何か月ぶり? と 思わせるくらい 雨が。

 我が家の庭の樹(小さな種類は)はすでに秋?

いや、水不足で茶色 そして枯れています。

水撒き…こんなに暑い日が続けば もう 無駄…

あきらめています。

 弱肉強食? 我慢して この暑さを乗り切り 残ったものが生き残る。

相当、残酷な仕置きをする 主です。

言い訳ですが、庭も広くて とても そこまで手が回らない。

 

 少しばかりの鉢植えだけは なんとか水やりを・・・

しかし この花だけは さすが 夏の花

「百日紅」です。

 我が家には 5本ほど庭に。

鮮やかな薄紅色の花 濃い緑の葉 

 周囲を圧倒する力強さです。

  

 この力強さが 名前の由来 夏の日差しに負けずに 100日も咲き続ける・・・

 蕾が 次々に 膨らんできます。

 

 白もいいですよ 可愛らしく・・・

 

 少しばかりの雨が降った 昨日の夕方

 地域の夏の行事 合同慰霊祭が行われ  

 読経は静かに流れ  手をあわせ しめやかに。

 

 続いて  公民館の広場で「盆踊り」

 大潮の晩 空から月も 笑顔で 応援してくれていました。 

     

 休憩時には 冷たい飲み物で 水分補給 

 かき氷に舌を潤す人も… 

 

 男女交替の「くどき」に合わせて 2時間ほどの競演でした。

 

 さぁ、これで 夏の終わりになるのか?

 

 予報では まだまだ しつこく 暑さは 続くのだと・・・・

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猛暑の中でシェフ奮闘!

2016-08-11 | 日記・エッセイ・コラム

暑い、暑い…いつまで続くの この暑さ。

 こんな時に 頭が下がりました。

 いや、本当にもうし訳ない! 

 ポン友が わざわざ 思い出してくれ この猛暑の中

山へ入り 大量の「イクリ」の実を持ってきてくれました。

 

それは 1年前の話。

「イクリ」の実 いる…

その実の呼び方さえ…知らなかったのです。

 見ると 「これ スモモ?」じゃない。

 スモモ プラム ネクタリン・・・

 同じようですが、少しずつ 違うのかな?

 イクリは 九州で使われている スモモの総称 ってこと。

 

 その時は、「これ 焼酎に漬けて置くと美味しくなるよ」

 1瓶だけやってみた (まだ開封していないまま 寝かしていますが)

 

 それより このイクリでジャムを作ろうと 

 毎年、私の担当で夏みかんのマーマレードを作って、朝食のヨーグルトと

 一緒に食しています。 秋には「無花果」ジャムと。

  少量でしたので ジャムというより、料理のソースにと

  この甘酸っぱさと ルビーのような赤を うまく引き出せればと やってみました。

  まぁ、なんとか 。

  来年は ジャムを作ってみたいなぁ…

  そんな話を 以前彼に話していたのです。

  1年は早いもの…そして 冒頭の場面に。

 

  今、この「イクリ」 この町では「天空のルビー」 って。

  苅田町に派遣され 地域おこし協力隊で頑張っている 妙齢な女性が命名 

  こう呼ばれてるんです。

  頂いて2日ほど 置いて いよいよ作業開始です。

  

  頂いた 実の整理から 小粒、青いもの 汚れもの 腐ってるもの

   葉っぱや 小枝 も きれいに処理。

  まず 洗って  綺麗でしょ 

  

  イクリの実は 可愛らしく小粒なので 皮を剥くのが一番大変。

   そうなんですよ、今回は丁寧に 皮をむいたのです。

  最初、お湯で煮てみたのですが…皮は解けて、身も解けてしまう。

  やっぱり面倒だけれど この「赤」と「酸味」を大事にしないと と。

  1粒 1粒 包丁で皮をむく作業…数時間 腕も 手先も

  思った以上の さぎょうです 

   実も綺麗ですよ…齧って見たら おお酸っぱい!

  大きなボールに 2杯 

  これが皮  この皮も 後で使います。

 皮むき作業 何時間 かかった?  無事終了 くたくた…

 

 しばらく休憩 今度は 種取りの作業

 丸い実の周囲をカットしていく…これも面倒…我慢、我慢

 こんな風に 実をカット 

 次に 皮をと種を煮て 皮と種についている少しの実を エキスとして使う。

  どろどろになったのを 濾す作業 

 さらに もう一度 濾して ソース用に 

  透明で真っ赤なエキスが出来ました。

  この酸味は 肉、魚 料理にはぴったり…

 

 次に  カットした実を フードプロセッサーにかける

   こうして  

 鍋に移して 皮、種からのエキスを加え 砂糖を入れて煮詰めの作業

 灰汁をすくいながら 根気よく 甘さ ねばり 色具合を見ながら

 最期に レモンを絞って…完成

   冷やして… 

 皿に載せて 色具合を…

  深みのある いい色です。 料理も色彩の効果が 味をワンランク上にしてくれますからね。

 

  今朝は こうして 贅沢に 味わってみましたよ。

 トーストに たっぷりと。

      

 最期 口にするのは ヨーグルト 

 

 この甘酸っぱさ 夏の暑さを 和らげてくれます。

 

 「イクリ」の実 のみ、 砂糖とレモン 自然が一番美味しい!

 

  美味いものを愉しみたかったら 手間かけなかけなきゃ 駄目ってこと。

  そうそう、この味には 

  もうひとつ ポン友の「あったかい心」がたっぷり入っているのはもちろんです。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

九十三歳の関ケ原

2016-08-09 | 日記・エッセイ・コラム

 灼熱の日本列島!

まさに 燃えてる毎日のこの頃です。

特に今年は超がつくほどの「異常」な暑さ。

庭の小さな樹、草木もみんな枯草色になってしまい

立ち木のままに上から枯れてきている。

 もう水なんかやっても 無駄…

「生き残れるものだけ」 頑張れ! と、この家の主の私は

 彼ら? に そう言い聞かせる この暑さです。

 日中部屋にクーラーがもしなければ どんな状態になるのだろう。

 一部屋に クーラー 隣には入れない。

 なんと クーラーなしでは 36℃以上二も…

 身体に感じることが出来なくなったら…もう 蒸し焼きだね。

 

 そんな寝苦しいい夜に1冊の本を読んだ。

 「九十三歳の関ケ原」

  作者 近衛龍春氏

 初めての作者

 ともかく 表題からして ちょっと興味が沸いてきた。

 今どきじゃないが、先日の発表で日本人の平均寿命

 女性87.05歳 男性は80.79歳

 現在 リオで開催中のオリンピックではないが。

 世界の女性は2位 男性は4位

 そんなに長生きしていいの?  いささか困惑です 私。

 

 それが 戦国時代に戦いの中で「弓」を武器に 生き抜き…

 なんと 97歳の生涯を  とてつもない人物を探し出し

 そこにスポットを当てた この作者  凄いことです。

 この登場人物「弓大将 大島光義」 実在の人物と言うから…

 またまた 驚きです。

 しかも さらに物語の脇役が これまた凄い。

 まぁ 脇役と言っても 実際は ご主人様ですが・・・

 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕え 

 その腕を認められたという これだけで舞台の中身は興味津々…

  世は 戦国時代 弓 槍 刀の時代の終焉を迎え

 戦い方にも 大きな変化が…そう それが「鉄砲」

 しかし この 大島光義は 磨き上げた己の弓を信ずることに

 一生をかけ、 無欲で ひたすら 信ずる道を歩くのみであった。

 実在の人物であったことは間違いない が。

 この天下人 3人 信長 秀吉 家康

 さらには明智光秀との出会い…そして あの 「本能寺の変」・・

 それぞれと 絡む 「会話」が 面白い。

 

 小説家の夢想力 って、どこからくるのでしょうか?

 実在の人物ではありますが、 残っている史料の中から

 うまい使い方だ…読みやすく、どんどんページを捲って

  そして 終わった。

  暑い 夜を 熱く 読み終えた…

  集中すると この夏の暑さも 案外 感じないもの。

  

 

  「今のは 爺?」  … 光義は縁側によりかかり、眠るように息を引き取った。

 

   いやぁ~ 私も この光義のように…

   振り返ったら… 静かに 眠るような 最期 

   今、最も 願うことのひとつですね。

 

   ただただ 長生きをしているだけは 御免だ。

   だから 脳も身体も まだまだ 使わなければ…

   「後期高齢者の仲間入り」という節目で 

    何か また 新しい挑戦を 見つけよう!

 

   この爺さんんを追いかけるなら?

   まだ 20年

   これだけあれば 相当なこと出来そう…

   「真夏の夜の夢」で 終わらないように…と。  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リオ開幕!

2016-08-06 | 日記・エッセイ・コラム

 

テレビは 地球の裏側 ブラジル リオから オリンピック開会式

の映像が流れている。

 

  開催国 ブラジル選手団

  行進が終わって 日本選手団

 IOCバッハ会長のあいさつ 

 オリンピック大会旗の入場

  オリンピック賛歌は子供たち

 そして 聖火が 

   いよいよ最後の点火 

 趣向を凝らした 開会式でし。  

  

 

 こちら(日本列島)は 猛暑の毎日 

 あちら(ブラジル・リオデジャネイロ)は熱気ムンムン…

 開会前からいろいろ問題のあった今大会

 しかし、始まれば 選手1人1人 国を忘れて頑張れ!

この夏の1大イベントの始まりです。

 

 

  あの日の朝 8:15 人類最初の原爆が投下され 広島の街は

  一瞬にして焦土と…そして 数十万人の犠牲者が

  犠牲者は 今日も まだまだ その数を重ねているのだ

  71年目の 朝を迎え 式典が始まった

   私も、その時間には 部屋から「黙祷」を。

 

  平和の鐘が 鳴る…

 

 今、 自分が 平和であることを確かめる。

 

 広島市長の平和宣言 

 今年は アメリカ大統領として初めて広島を訪れた

 オバマ大統領   

 アメリカ社会の世論をも 配慮しながら 謝罪ではないが、原爆の悲惨さを

 現実としてアメリカ人にも理解してほしいという思いと

 世界の核保有国に対しても 」  言葉に…

 原爆当事者たちの「思い」は 歓迎、反対 と 交差

 いろいろ複雑であったろうけれど 

 そこには超えなくてはいけない という 思いも。

 

 言葉でなく、 世界平和のために 非核が どこまで実現できるだろうか?

 ただただ 平和を願うばかり…

 

  さて オリンピックも始りましたが 是非、終了まで 何事も起こらないことを祈る。

 しかし、すでに朝のニュースで、この大会を反対するグループのデモに

警察が発煙筒で対処する…とのニュース… えっ、大会当日に

  ほんとに何も起こらないようにと。

 オリンピックこそ 「平和」でなければ。

 

 8月は忙しい、明日からは 夏の甲子園も始まる。

 次の週は「お盆」だ。

 お墓参りもある 先祖へ感謝し、私たちの日常生活の安穏を祈る。

 地域でも「合同慰霊祭」「盆踊り」も

 あれこれのお手伝いも。

 

 でも、今年の暑さは異常だ!

 連日の暑さは 何だ…

 地球が燃えているのか、 ここは オリンピックと違って

 燃えなくていいよ。 静かに そして 涼し気に いて欲しい。

 

 一方、庭の樹から 「つくつくぼうし」の声が聞こえて来た。

 赤とんぼの姿も…たった1匹 飛んでいたが…

 もう秋の気配なのか、昨夜は少し涼し気な感じがしたが…

 まだまだ 気を許せないようだ。

 今日の庭の作業、猛暑の予報、熱中症対策じゃないけれど 様子見にしよう。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気分を変えて・・・

2016-08-01 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝も早くからセミの鳴き声…

地上に顔を出して、毎日、鳴くだけ鳴いて…

そして 自分の役目を終える 彼らの次代を生きていく摂理。

「鳴くだけ鳴いてもいいよ!」

 

 

 

 今日から8月

7月の終わり 大きな「闘い」のうねりが。

東京都知事選 「小池百合子氏」 女性で初!

ソフトもハムに喰われて…連敗 じわじわと迫りくる

 という 熱い戦い。

一方、過去に 熱い熱い 戦いで魅了した 

角界の、偉大な横綱千代の富士 逝くの報 残念!

 

 そしてこれから 世紀の闘い 

オリンピックも始まる 熱い 暑い 本格的な夏の始まりだ。

 

と、いうことで 我が家も気分一新で スタートだ。

先週、部屋のワックスを掛け、ピカピカにしたので

もっとすっきり、明るくを考え 模様替えを。

 絨毯は外し、床をむき出しにする。

 

 ここに寝転んで テレビ観戦! ひやっとしていい気分に…

テーブルには 藍の器でシャッキとさせる。

 夏は 生花はすぐに枯れるし…

リビングはこんな風に 

 全体 明るく 清々しいを狙って。

緑は 長年のお供? 観葉の「パキラ」が主役です

 もう、20年以上も部屋の顔になっています。

 

 部屋の「絵」も替えてみました

季節に合わせ 「桃」の絵を

(これは 小倉遊亀さんの作品 リトグラフですが)

 大きなイーゼルに架けてみました。

  

玄関口には 華やかに「ひまわり」を  

亡くなった恩師からの贈り物

 

今までリビングの「富貴寺」の油絵を和室の壁に架けてみました。

 

玄関上り口 ここは夏の西日が強いので 

衝立と籐の籠を シンプルに 

 

 これで いくらか 気分転換です。

連日の猛暑 温度計は 35℃が下がりません… 気分を変えれば

体感温度も少しは 下がる?

 

 昨日の夕方、 もうすぐお盆と

 お墓の草取りで汗を流し、ここも 綺麗さっぱりにして来ました。

 

 「気分一新」って、いいものです。

 過去は過去、これからが大事、そのためには と、言う「気分」を持つ。

 気持ちが動けば、行動にもつながり、結果 オーライ!

 そうそう、30日の夜は、土曜日の「土用の丑の日」

 我が家も 世間並みに 「うなぎ」で暑気払い…

 「暑さ 乗り切って 元気で行こう!」 でした。

 

  さあ、いい気分で 8月をスタートです。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。