黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「花芽」摘みに追われています

2017-11-30 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は昨日とは大違い。

「寒い」日です。

 今にも雨が降ってきそうな…

 午前中に予定が入っていないので「花芽」摘みの作業を。

 「パンジー&ビオラ」を今年は90株ほど植えました。

 ベランダに鉢植えで一鉢に2株 13鉢で26株

 玄関先に 3鉢 11株  アプローチに3鉢6株

 正面花壇に地植えに40株 

 ベンチに1鉢 5株

 カラーは 「紫」「黄色」「薄紫」の3種類に絞りました。

 ベランダ 

 

 玄関先

    アプローチに 

 ベンチに 

 

 

  玄関先、アプローチ、ベンチの鉢は、現在 「花を咲かせています」

  明日 12月に入ってから 全部 花を摘んでしまいます。

  今日は、 ベランダ、花壇 全部の花芽を摘みました。

 

 

  冬の間は 花を咲かせずに 株を大きく成長させたいから…

  こまめに花芽を摘んでいく作業 大変なんです。

  成長が早いので、うっかりしているとすぐに花が咲いてしまいます。

  どうしても、春の開花が楽しみなので…今は、ぐっと我慢に時です。

  摘めば摘むほど~次々と元気な芽が出て 

  それを摘み取っていく…

  ちょっと可哀そうですが、このことで株がしっかりしてきます。

  そうすると、茎から、元気な花芽が沢山出てきて

  春には 元気で綺麗な花になります。

  寒い冬を乗り越える~ そして温かい春を待つ…

  「この春を待つ」 

  主の私も、花も もう少しの辛抱を 時に任せて…。

 

 

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「美術の秋」 作品展へ

2017-11-28 | 日記・エッセイ・コラム

少し傾きかけた今川堤

 みやこ町の「みどりの館」へ車を走らせる~

道路沿いの芒が西日に反射して銀色に輝いている。

車を止めてシャッターをと思いながら走りながら止めるとこ

ないかなぁ…一直線で、なかなか見つからないまま

芒の景色もなくなった…。

 

平成鉄道の踏切を超えれば、もうすぐです。

「みどりの館」ギャラリー

 第10回記念展」 碧の風 絵画作品展

 北九州、福岡市、田川市、嘉麻市、山口の(下関、宇部、小野田市)

中津市、由布市 地元みやこ町 行橋、築上と幅広く

 そこで活躍されている画家たちの作品およそ70点が。

 

案内状を頂いた そのはがきに。

 

  100号の大作です。

 

 このほか、2、3点 100号~の作品もあり、会場が狭く感じるほどでした。

 

以前から この臼杵の石仏を描きたいと思いながら、なかなかの私ですが。

今日は 2点も会場に

   芦屋町の 秋山さんの作品 「臼杵大日如来像」

   こちらは「油彩」

 

 

 お馴染み行橋市の 有益さんの 「里の祈り」 こちらは「水彩で」

 

 

いいなぁ~と。 シャッターを押した作品を数点。

 小品ですが…思わず~ カトラン風だな。 

   「赤と黒」 ピシャッと決まってます。 福岡市の 平山さん。

 

  これも 素敵です。

   八幡の高椋さん 「FAMILY」

  

 

 いつも 安心して ゆったりとした気持ちで 眺められる

  有益さんの 作品です。 今回も 2階会場に2点

 1階には「(碧の風)作品ではなく」 有益さんの作品が 5~6点も展示されていました。

 ちょうど 今川の風景が

 

 秋って 絵になる季節ですよね。

  館を出て すぐ 車から 近くの風景を見て 帰りは 車を止めて 写しました。

 こんな具合に 「キャンバスに入るでしょ…」

 

 帰り道では 毎年この時期に気になっていた1軒の家の「皇帝ダリア」の花

 今日は 車を止めて ちょうどご主人が 手入れをしていたので お願いして

 見事な皇帝ダリヤを写させてもらいました。

 この大きさで 2年だって…

 家の周囲に 何本? かなりの数でした。

 ご主人の話だと…今年は あまり良くありません…ですって。

 

 ついでに 家の前の道路の向かい側に これまた 素晴らしい「銀杏の木」が。

  これぞ 盛りだと 言わんばかりの…見事さ!

 

  絵を見て~ よく描いてるなぁ ~ 「本物みたい」と いい。

  この自然の 花や樹を 見て  「絵のようだ」と。  ????????

  このような表現 って どうですかね。

 

 まぁ、これも 「アート」です。

 「絵」も。「書」も、「音楽」も、「舞台」も  

 大げさに 芸術だ!  

 なんて 固く考えないで、まずは 気軽に 愉しんで 楽しんで 行きましょう! 

 

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色の盛りは、今

2017-11-27 | 日記・エッセイ・コラム

今日は 上天気

久しぶりに庭の手入れを

落ち葉の掃除に汗を流した。

パンジー・ビオラの花芽を摘んだ…

今、花を咲かせないようにするため

(冬を越して、株を大きく、強くするために)

両方で90株 植えたので この作業もかなりしんどい。

「花」も やっぱり咲きたいようだ。

すぐに新しい芽を出してきます。

すかさず芽を摘んでしまいます…競争です。

水をしっかり、栄養もしっかり与えます。

春の陽気がやってくるまで私の方の辛抱なのです。

…と、いうわけで 庭にはあまり花が咲いていません。

今、咲いているのは 「オキザリス」の「白」のみ。

これが なかなかイケます

 

花壇いっぱいに広がって、午後の陽ざしいっぱい吸い込んで…夕方には萎んでいきます。

 今日の「花」は のびのびと日向ぼっこしているみたいです。

 

 「赤」 これが 今日の主題です。

「秋」は紅葉 その美しさはどこにあるのでしょうか。

 色の盛りにあるの? それとも散る姿でしょうか…

古来、日本人の心の中には どっち?

 この歳になると…「散る」はおのが心や感情において

 少し翳となる。

 私は「色」にしよう。

庭のもみじは まさに 今 この秋の「色」

 そして、紅葉自身も 「色」か「散る」かどちらかを

 選んで、己の終末を 姿で表現するのだろう。

 庭全体が 明るくなりますし、締まります。

これだ!

 

 いい色してるね…うっとりします。

レンズを下げて~ 緑を加えると…いい絵になりますね。

 

 

 落ち葉の整理が済んだら…ちょっと休憩

 ひなたでのしばしの時間は 静寂の中で…。

このすぐそばで こんな「赤」を見つけました。

 シマトネリコの樹の中に…よく見ると

 ああ、「ハナミズキ」の葉だ。

 最後の数枚なんだ~  がんばてるなぁ~ 綺麗だよ!

もっと近づいて見ると 

 ほら、小さな 芽が いっぱい…

 「桐一葉 散って天下の秋をしる」?

 いや、秋って、 「色」も「散る」も 双方 いい勝負ですよ。

 

 私のブログタイトル 「黄昏どき」は 「散る」に掛けているからね 

 でも、「愉しんでいます」 

 庭の樹と同じように…。

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「桃山展」続き

2017-11-20 | 日記・エッセイ・コラム

第2章 「秀吉の世界への眼差し」

この会場の展示は31点。

信長の後の天下人となった秀吉の世界を中心として動いた世界なのだ。

まずは彼自身が登場

今週の展示は熊本 本妙寺蔵の1枚だった。

昨日の肖像画 3人 (部分)

先週まではお馴染みの「高台寺」像のものが。 これ。

 

 

そして彼 秀吉の建造物の中でも 力を入れたひとつ。

「聚楽第」を描いた作品。

秀吉が関白に就任した際に建てた邸宅で豪華絢爛の姿は

天下に威勢を示したもの。

 後陽成天皇の行幸を仰いでいる。

のち、秀次に譲るが 秀次も高野山に追放され自殺させる。

聚楽第も秀吉の命により破壊してしまう。

 いつも この秀吉と秀次の事件で思うには

 人間の感情って、理解できないですね。

 そこまで やるか …って 思いますよ。

 

「聚楽第屏風」

 

いよいよ 今回のエース登場です。

狩野永徳作  国宝「檜図屏風」

 

この屏風絵は8曲1隻 170.3×460.5  大きな作品です

 狩野永徳最晩年の作品と考えられており、八条宮家御殿の襖絵を屏風に改めたもの。

 まずこの絵を一目見たとき…巨木な圧倒的な姿が迫ってきます~ 背景をなくし、色の数を少なく

樹皮を荒々しく描き、この檜の力強さと、堂々たるたくましさ。 これほど強調したのは他にない。

この時代の雰囲気は華やかさ、豪華さなのだ。

 金地に絵の具を重ねていく手法が多い。

この絵も、金地に豪快に樹を…そして金に対抗すかのような「群青」の水が 凄い!

 狩野派の特徴でもある美の表現ではないでしょうか?

しかし、永徳自身の力、狩野は全体の力を示さんとの 「欲」みたいなものを感じます。

秀吉が八条宮家の御殿を建立し宮家に献上 そのための1枚の屏風絵である。

 この画面構成、豪華さは派手好みの秀吉の趣味にピッタリ?

永徳さんも その呼吸はしっかりツボを押さえていたのでしょうね・・・・。

 

 そしてもう1枚の 長谷川等伯 国宝「松林図屏風」

 この絵の前には 大勢の人だかり  動かない どんどん 人の群れが重なる。

 後から来た人たちは もどかしげ 「早く見たい、もっと近くで ゆっくりと」

 早く進んで…心の中で つぶやいている きっとね。

 誰も同じ気持ちでしょう。 

 少しづつ 移動していく。 

 やっと、目の前に来た。

 

この絵 凄い奥行きを感じませんか。 そして温度差を。

なにかひやっとするような・・

もし、この絵の周囲に誰もいなかったら~吸い込まれてしまうのでは?

 

この情景は ひんやりとした「霧」の中 ですよ きっと?  

 

中央にかすかに山の頂が見えるでしょ。 これは注意して見ないとね…

霧の中で迷ってしまいそうな不思議な感覚です。

 

 これが「侘び」とか「寂び」の境地かもしれません。

1枚の絵で 一瞬にいろいろ考えて観る体験って そんなにはない。

会場がざわついている みんなの声(自分が感じ取った声 息が漏れてくるよう)な。

 しかし、絵は いつまでも静まりかえった光景なのだ。

震えるというのか、息が止まっているのか、 何とも言えない体験です。

 「左隻」

「右隻」

 

 近寄って眺めてみると…

 筆は かなり荒っぽく動いています。 刷毛も太く 剛毛使用? なんて思うくらい。

 濃淡は 微妙で 超絶的技で他を寄せ付けません。

現在流にいえば グラデーションの妙  霧が 動いていますよ~

 その動き合わせて こちらも動きたいような…

 等伯は これら すべてを計算していたのでしょうか?

 とにもかくにも 「凄い」の一言。

 

絵を描くということで 「狩野永徳」と「長谷川等伯」の2人

 同じ時代、同じ権力者の元、 これほど「手法」が違いながら

その表現力は「剛」と「柔」で 二分し

他を圧倒していく。 そして…

400年の時を経ても、変わらない「息吹」が見るものを圧倒させるなんて…

 やぱり 「凄い」だね。

 来てよかった~(こもごも)。

 

さて、会場には 他に31点

信長・秀吉とも「茶道」にその心を向けていた。

そこに登場するのが「千利休」 彼を取り巻く数々の逸話と銘品。

今回、中国明時代の一品 「灰被天目 銘虹」

室町時代「白天目」

そして 戦国の武将 多くの逸話を残した荒木村重が持ち その後

「利休」「家康」へと愛され 生き続けた逸品

 現在 徳川美術館で その時を 器に秘めて 今も。

 長次郎作「黒楽茶碗 銘ムキ栗」

 博多 田中丸コレクションから

 「絵唐津菖蒲文茶碗」

  

 何という優雅さ 素直に筆が動き 誰でも描けそうな…

 しかし、窯の中で 不思議な火が この逸品を生み出した。

 以前、門司の出光美術館において「田中丸コレクション展」の折 

 初めて出会ったとき 毎度の感動詞 「凄い」の声を。

「志野茶碗 銘 猛虎」

 

 長次郎作「黒楽茶碗 紙屋黒」

 

 この茶碗は 博多の豪商 紙屋宗旦が秀吉に献上したもの。

 献上したのかな? それとも

 秀吉がこれを茶会に出され一服頂いた後「これはいいものだのう…」

と一言が~ 宗旦 本音は「しぶしぶ」かもしれませんね。

 この辺の「逸話」があれば 面白いのになぁ~。

 

第3章 徳川幕府と「鎖国」への道 

 ここでの徳川家康像は東京大養寺蔵のもの。

家康の肖像はかなりの数残っております。

 普段 私が歴史の話に写真として使うのは

 狩野探幽作の この1枚です。

 

いろいろ描かれているのですが、どれも「よく似ている」

のが 不思議なくらいです。

 家康の顔 って 描きやすかったのでしょうか?

 

 この部屋では33点が展示されており「屏風」や

当時のヨーロッパやアジア地域の作品が各種展示されていました。

その中で ひときわ 目立った作品

「泰西王侯騎馬図屏風」

 

サントリー美術館像

 これは 重厚な描き方 それもそう 各国の王様なのだから?

 左から 「イギリス」「フランス」「エチオピア」「ペルシア」 と解説にあった。

 

エピローグ 屏風の軌跡

 「大洪水図屏風」

 

 

 

 「桃山」の「息づかい」を肌で感じ取ることができました。

 信長が 秀吉が そして家康へと天下は大きく変わっていく~

 「文化」も この時代 大きく羽ばたいたのである。

 江戸の落首に

 「織田が搗き 羽柴がこねし天下餅 うわりしままに食うは徳川」

 決して、家康も 何の苦労もなく 天下人になったわけではありませんが…

 本当に、信長が もう少し 生きていたら…

 「桃山」という時代  もっと 大きく 外へ向けた 日本になっていたかも?

 そんな 感じを受けますね。

 それにして、歴史の証人としての 1枚の絵 屏風 器 刀 日記

 ひょっとすると まだまだ 貴重なものの新発見があるのではと

 期待しながら 博物館にさよなら~

 

 刺激的な「桃山展」でした・・・・。

 

 

  

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「桃山」の文化がやってきた! その1 

2017-11-19 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数年、6月には「東京」での美術館巡りが私の楽しみの一つに。

その際、「国立博物館」「西洋美術館」は外すことはない。

 読書も私の楽しみの大きな位置を占めており、大好きな

「司馬遼太郎」を今でも追いかけていますが、もう一人

直木賞作家の「安部龍太郎」氏にも。

 2013年長谷川等伯の生涯を描いた長編小説「等伯」は

第148回直木賞を受賞。

 

 この本で、長谷川等伯の生きざまに触れることができた。

そして、その時代の(桃山~江戸)ライバル?

狩野永徳の物語「松籟」(神部真理子著)

天下人の茶(伊藤潤) 利休の闇(加藤廣著)

そして松林図屏風(萩耿介著) 

と、一つの流れで読破した。

 

 

 奇しくも、その時代の そしてその一人ひとりが今回の「会場」に顔を出した。

そう、「桃山」時代が九州にやってきたのだ!

 

 九州国立博物館で開催されている

「新桃山展 大航海時代の日本美術」10月14日から11月26日

こんなチャンスが ここ九州で体感できるなんて・・・・

もう、何が何でも、行かなければ~との思い ふつふつ滾って

分かりますこの気持ち。

だって、国宝(長谷川等伯)の「松林図」

    国宝(狩野永徳)の「檜図屏風」 

桃山時代を代表する絵師(永徳 等伯)2人が

九州の会場で鑑賞できるなんて きっとこれで最後かもしれない。

それに その時代を大きく動かした為政者

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康 この日本の歴史に燦然と輝く3人の

肖像画も展示されるんだ。

 国内では戦国時代の群雄割拠の終焉を迎え、天下統一がすすみ

新しい時代の息吹が…

 全国で 新しい「国」起こしが急速に始まり、槌音高く大建造物

 寺社仏閣 平城 街づくりが。 経済も文化も 華やかな幕開きです。

一方、日本がヨーロッパやアジア各地域と、さまざまな

かたちで積極的に交流した時期でした。

 南蛮貿易、キリスト教布教、遣欧使節ローマ行…は

これぞ「日本」だという強いメッセージが世界に向けて発信され

「日本の文化」の開花時期でもある。

 古来、文化はその時代の為政者の大きな権力志向から形づけられるもの

が多かった~ 、特に この桃山時代は豪華絢爛の花が開いたのでは

ないでしょうか。

 桃山文化と言えば「きらびやかさ」

その芸術が凝縮された「絵画」の(屏風図)は信長、秀吉好みによって

絵師たちの活躍が飛躍した時代である。

その代表的な2人の絵師、そして茶道の基礎を作り上げた「利休」

 もう今回の展示品を眺める前に、私の頭の中は すっかり「桃山」の

街を歩いている錯覚です。

 まさしく、「新」桃山展 というタイトルにふさわしい・・・・

 

 今回は姉(81歳)も、「松林図」この絵だけが長年の夢。

このチャンスは絶対逃したくないと、同行を希望。

 昨日(11月18日)の土曜日 九州国立博物館へ足を向けました。

 

 

もうすっかり秋の景色です。 綺麗なもみじ…

 

もう何回ここへ来たのでしょうか…いつ見ても 清々しい この景色

   

入ります…

 

入場したのは 10時過ぎ 土曜日、少し曇りがちからか、想像していたよりは人の姿も少な目?

 順調に鑑賞開始できるか・・・・が 

 中に入ると~ いやはや これは大変、まだ開場から少し経過しただけなのに 

すでに 人 人 の行列。

 また 「トコロテン」方式になって行きそう? 

 

 第1章は アジアの海と信長の覇権というテーマ

ここでの見せ場は 狩野元信の「四季花鳥図屏風」(室町時代)

  「洛外名所図屏風」室町時代

  倭寇図巻(中国明時代)

 

 そして 「聖フランシスコ・ザビエル像」

  これはもう 誰でも知っている この顔 

 

 このザビエルも信長に拝謁、ヨーロッパの事情と布教の話をしたという。

キリスト教の布教についても格別の配慮と畿内の許可をもらう。

 ルイス・フロイス(ポルトガルの宣教師で通訳として同行、滞在中の日本を

 分かりやすく、忠実に「日本史」として編纂)

 その「日本史」にその様子は細かく記されており、歴史の証拠でもあった。

 

 さて、その信長を描いた自画像

 普通私たちが観ているのは これかな?

 

今回の1枚は 狩野永徳筆による 京都・大徳寺蔵のもの。

 えらく顔が長~い。 着ているものも地味?

 これは 永徳が描いた最初のものを かの秀吉が見て…

 派手好みの信長像を嫌って(何というわがままなんでしょう)

 地味に、書き直させたとの 話が。

 権力者って、自分を中心に地球が回ることを願うものか。

「俺は、「信長」を超えているんじゃ…との思い かな?)

そして この時代、同じ時間を過ごし、それぞれの「形」を

作り上げた3人の像が ここ会場に並んだのである。

      織田信長         豊臣秀吉         徳川家康

 

 日本の歴史上 この3人の時代が一番華やかで 話題に事欠かず、面白く、真相はまだまだこれから

も出てきそうな…という ストーリー性が満載してる時代ではないでしょうか。

その件に関して、最近 秀吉が茶々(淀君)に送った手紙が見つかった…。

 さらに もう少し前には、消失前の 豊臣期の大坂城。

 その大坂城の屏風がオーストリアの古城の壁画として

 400年の歳月を経て 発見された。

(このこと ブログ(2016.4.8)に掲載しています。 

 

「伊東マンショ像」が展示されていた この1枚は「長崎歴史文化博物館蔵)のもので

素描(複製) ローマ法王の子孫の家で見つかったもの。

 

伊東マンショ像と言えば、昨年の私のブログ

(「東京美術館巡り」6月4日に掲載)

 東京国立博物館で 

 ドメニコ・チントレットの油絵が新発見されたと~ その企画展を見てきました。

  

なんだかこの企画展作品の中に ここ2~3年 出会いの作品に再び出会えたのが

感激ですね。

信長って、 強烈なイメージが先行するようですが、私は 彼の合理的なものの考え方

には 凄く共鳴するとこ ありありなんです。

ですから私の蔵書の中に 「信長」に関する本は多い方です。

 

棟梁は 組織を束ねるには 決断力がなければ そして厳しさも必要です。

歴史が伝えるもので 私たちは理解していますが ただ、すべてを信じて

「いいものか?」とは 思いますし、意外と 知らない一面もあるはずです。

そんな 疑問符が多いのもまた魅力なんですよ。

 もし、明智光秀が「本能寺の変」の主役でなかったなら…

という「レバタラ」があれば 桃山時代もまた。

大きく 違っていただろうなと…。

だから、今でも ことの真相は? なんて著書が多く出回るのですよ。

「勝者」と「敗者」の違いは 歴史を変える場合が多いのです。

 遺された著書だって やはり勝者の意見が通るのです。

 著者だって 時の権力者に対しては、「それが間違い」である場合でも

 現代流に言葉を変えれば 「忖度」していたのかもしれません????

  ね。

  

信長は 天正10年(1582年)「天正遣欧使節」は、日本に布教に来ていた

 アレッサンドロ・バリニャーノ宣教師 日本での総責任者

*展示作品ではありません。

に勧められ九州のキリスト教信者の少年たちを遣わした。

 *展示作品ではありません。

 

その中の一人が伊東マンショである。

 信長はこの際に ローマ教皇グレゴリオ13世への献上物として「屏風図」を託しています。

*展示作品ではありません。

また それ以後、日本の「屏風図」は数多く 海を渡って ヨーロッパ各地へ。

 

続きは 明日へ。  まだまだこれからが面白い。

 

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この「色」 この「形」 絵にしたい・・・

2017-11-12 | 日記・エッセイ・コラム

今朝も庭掃除の後

太陽が昇っていく…その短い時間に

庭の姿が変化する

そんな瞬間がこれだ!

柏葉アジサイの葉

まだ陽が当たらない姿は

 

そして 柔らかな光が当たると…

一変する この姿 凄い!

 絵になるぞ。 いや、絵にしたい…

葉脈まで 透けて  まさに この光の 当たる 瞬間の「美」なのです。

この「赤」の魅力を 筆で表現できれば…

光を通して 透き通る 不思議な色 いや、神々しさかも。

じっと眺めていても 飽きない。

 

もうひとつ「ニセアカシア」の黄色い葉

今、毎日 降るように~葉が 舞い落ちている

樹下には落ち葉が積み重なっていく…

この時期の アカシアの樹の姿が 素敵!

この樹、剪定しなければ どこまでも伸びていく。

に、違いない。

もうすぐ 枝を切るつもりなんだが…

この時期を楽しみたいという 願望も。

樹の「こぶ」が そして 伸びていく枝との微妙な姿が

絵になるのです。

 「描いてみたい」 

色彩的にも 魅力です。

「黒」と「黄色」

一番目立つ 色の組み合わせなんだ。

 

小さな枝は「直線」

元の樹は「曲線」

 幹が 微妙に大きく、太く、曲がりがあり、しなやかさも。

 これって、ほんとうに 味のある 姿です。

 

 キャンバスに思いっきり 「スカイブルー」と「白」の下地を半々に固め

 次に「黄色」を重ねて 塗りたっくて…

 ヘラで 削いでいく… 切り刻むように 

 「瘤」は強烈に 黒々と 男性的に。

 葉は そう、モンドリアンの筆のように~ 幾何学的に 表現しようか。

 

 もう、私の 頭のなかのキャンバスでは 完成しました。

 「赤」の1枚と 「黒」と「黄色」の1枚が

 お見せできないのが 残念!

 

 

 

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「朝のひかり」が秋を演出?

2017-11-07 | 日記・エッセイ・コラム

すっかり秋の気配です。

 遠くから「冠雪」の便りも…

行楽客が紅葉を訪ねる情報も満載のテレビ

「旅」と「食」のオンパレードの昨日、今日です。

 今朝も5:30起床

いつものように「顔」を洗い、「髭」を剃り、「新聞」を読み、

 昨日の「天声人語」を切って、ノートに貼る。

今朝の「天声人語」を書き写し、血圧を測り、記帳する。

そしてリビングのカーテンを開け新鮮な空気を入れる。

毎日、繰り返しのこの時間。

 

 朝日が庭の斜め前方に出てきたころ、庭に出てみる。

 

 「ニセアカシア」の黄色い落ち葉が 敷き詰められる。

 緑と黄色の葉が 朝の陽ざしの一条で…

これ、清々しい眺めに。

 ちょうどいい、太陽に感謝して、この「陽ざし」の効果を もう少し眺めてみよう。

シマトネリコの間の「ハナミズキ」 この赤が、とても印象的な…

 

その隣の 「紅葉」 ハレーション効果が また 違った感じで いい。

 

中央の花壇は 

先日植え込んだばかりの 「パンジー」「ビオラ」 40株 

まだしっかりと株が張っていない。

これから 花を全部摘んでしまい、今年いっぱいは花を咲かせない。

 1株をしっかり育て、花芽が多くなるようにするのだ。

鉢植え用に、50株も。

新しい年を迎え、一斉に 花を咲かせる。 為に…今は 辛抱なのです。

この花芽を摘む作業も 根気のいる気の抜けない作業です。

 

 朝日って本当に 「演出家」です。

箒目を入れた 庭を こんなに素敵に 見せてくれます。

こちらは 芝生( これって 植えたんじゃなくて…自然に増えたんです。

  どうして こんなに増えたんでしょう? 私も 分かりません…

  この芝生、「バリバリ」の固さ、 刈込もせず、自然に任せて、延ばしていたら

  こんなに広がって…「もうけもんじゃ」と、さらに 一部を刈り取って、他に

  植え込んでいます。

 

 そして、垣根の「黄金マサキ」 旬のころの輝きはありませんが

 太陽のおかげで こんな姿に。

 

 外はまだ冷え込んでいます。

 息を吐くと… 鮮やかな白 ~流れて ~

 短い時間ですが、とっても 気分のいい 朝のひとときでした。

 

 この調子、今日も 元気で!

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。