黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「東京美術館めぐり」 始まり。

2013-06-30 | 日記・エッセイ・コラム

時間を少し遡ります。(今日は旅行初日、東京着 6月20日のできごと。)

羽田空港に到着後、乗り換えて「東京駅」に。

約、5年にわたる保存復原工事を経て「赤レンガ駅舎」を見学が目的。

何たって、重要文化財なんですから。

これはもう、絶対に確認しておかないと。 「多少、お上りさん気分も」

東京駅は変わったね・・・・・

ホームから、南口へ。 改札を出ると小雨にもかかわらず大勢の人が

この新しい駅舎の見学に、外国人の顔も、ツアーのガイドの大きな説明の声も。

私も、完全に「田舎もん」の上京組?

新装なった、東京丸の内駅舎をちょっと離れてた場所から望み、シャッターの連続。

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正面

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左に。

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右に、ステーションホテル側

駅の周辺も、この数年で大きく景色が変わってしまい、大パノラマに。

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左 サピアタワーから グランドトウキョウ・ノースタワー

  続いて、サウスタワー、 パシフィックセンチュリープレイス丸の内と。

前後左右 ノッポビルに囲まれてしまいました。

丸の内南口ドームに。

上を仰ぐと・・・・どこかの教会? なかなかの景色です。

普段、改札から出ると、一直線に出口や、乗り換えのホームへ走り

上を見ることなんて・・・・たまにゃ、「上を向いて歩こう」もいいよ。

この景色、ヨーロッパの古い駅に残っていそうだね。

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そのドーム中心の真下が、これ。

上を向き、それから自分の足元を見る。

ローマや、その他の名所で、

ここの大地を踏めば「幸運」が・・・・・なんてのあったよ。

朝の出勤では、誰も、無関心で・・・この上を急ぎ足で駆け抜けていく。

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とにかく、東京駅は美術品でもあり、歴史的建造物、大いに鑑賞できますね。

こんなものもありました。

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原敬、暗殺現場 丸の内南口の改札にプレートが。

私たち年代なら、歴史の勉強で。

予定外でしたが、南口に「東京ステーションギャラリー」があり、

「エミール・クラウスとベルギーの印象派」展が。

早速、切符を買って最初の美術鑑賞の始まりです。

私も馴染みがなく、この画家の展示会も日本最初の開催だった。

解説を読み、作品に触れていくうちに・・・日本の画家にかなりの

影響を与えた一人であることが分かってきました。

その作品も、印象派の影響を受け、彼独自のルミニズム(光輝主義)と

言われるスタイルで活躍した画家であった。

陽光溢れる田園の情景や、自然の中で暮らす人々の姿をいきいきと

描きだした絵が、心を和ませ、ほっとする時間を貰いました。

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いい絵でしょ、 この少女 何を想っているのでしょうか?

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「陽」と「影」が、自然体で。

少女の動きが、風のささやきが聴こえてくるような。

この絵を見ていると光輝主義という手法が理解できます。

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燦々と降り注ぐ柔らかな日差しの下に、何を収穫しているのでしょうか

着ている衣装に微妙な光が、強く、弱く、やさしく 細やかな筆使い・・・

絵画の奥深さを感じます。

次に、印象派の展示コーナーへ

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そして、ここでも幸運が。

「モネ」の作品が、「霧の中の太陽(ウオータールー橋)」の1枚にも出会った。

彼の持つ、光と影の描写力の凄さ、この場面に立てば、そのままの風景でしょうね。

以下、作品は続き、日本人画家 児島虎次郎や、太田喜二郎の作品も。

「こいつは、朝から 縁起がいいわいなぁ~」でした。

次に、やっぱり、構内の様子も。

地下街も大きく変わり、どこがどこだか? 

迷路の中を彷徨う・・・。そんな地下街です。

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「東京駅一番街フロアガイド」や

グルメガイドを手に持って・・・。

一体どれほどの店があるの?

その一つ、やはり酒飲みの習性か、飲み屋街に真っ直ぐ。

どんなお店が出店してるかな? 興味津々。

ここ「黒塀横丁」なる看板

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ちょうど、ほどよく軽めの空腹?・・

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この看板

築地だから「魚」は、いけるだろうと。

 

ショーケースには ランチタイムメニューが

テンコ盛り、 刺身定食、海鮮丼などなど

014_2海鮮チラシを 喰ってみたよ。

いけるね! ボタン海老は久しぶり。

ホタテ、サーモンもよし。

マグロ赤身も、イクラもなかなかでした。

腹八分でよかったね。

(寿司めしが程よい量でした、空腹時ならちょっと物足らないかな)

食後、足は八重洲口に向かい、信号を渡り、5分ほど歩き、毎度おなじみの

「ブリジストン美術館」へ。

(*毎回、ここ「ブリジストン」はプランの中に。)

今回は、 「色を見る、色を楽しむ。

        -ルドンの「夢想」、マティスの「ジャズ」・・・・ と題して。

色彩画家と言えば、ルノワールがすぐに思い浮かぶ。

もちろん、マティスも。 その色彩についてと言う企画が興味だった。

そして、マティスの作品に「ジャズ」とある。

今回は、私のもうひとつの目的に「ジャズライブ」を聴くがあるのでなおさらだ。

作品は「切り紙絵」 彼曰く、切り紙は、ジャズの精神と一致します。

音楽はマティスに欠かせないものだとか・・・この切紙絵はジャズ音楽に似ている?

と、言うのだが、この理解には、いささか ? だ。

しかし、ジャズのリズムがこの切紙絵と離れているとは思わないが。

どうですか?

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これなんか、ステージでジャズに合わせて踊っている?

この色彩感覚こそ、マティスの絵ですから。

弾けた リズムが身体からほとばしっている・・・なんて 理解も。

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まぁ、絵は理屈無しに、自分の解釈で楽しめばいいのです。

この企画展、モネ、ルノワールなどの印象派から、セザンヌ、ピカソ、マティス

など西洋美術の展開を中心に、約170点もの作品で。

いい絵に出会うことが出来ました。

ルノワール

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モネ(黄昏 ヴエネツィア)

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名画の前に立つと・・・・・胸はドキドキ、興奮してきますね。

これだから、やめられない!

幸先いい美術館めぐりのスタートで気分も上々!

気分も切り替えて、東京駅へ。 

OB会 集合の熱海に向けて 新幹線に乗車し、旅が始まった。

「東京美術館めぐり」 NO.1~NO.6 既掲載済

今回、美術館めぐりを楽しむ為、事前に企画展の情報を集めて、場所や

行き方と時間、企画展の内容をうまく使うのに大分苦労しました。

とにかく、美術館は時間が決められているので(大体朝10:00~16:00)

訪れた美術館7か所、 日程にグッドタイミングで「1枚の絵」との出会いが

多く重なる幸運にも恵まれました。

また、来年。

この「楽しみ」を糧に、1年間元気な田舎爺さんの生活に戻り、私流に栄喜を

養うことにいたします。

「ブログによる田舎爺さんのガイド付き仮想美術館の時間」・・・・如何でしたか?

お付き合いいただき、ありがとうございました。  感謝・感謝 <m(__)m>


「東京美術館巡り」NO.6

2013-06-29 | 日記・エッセイ・コラム

いよいよ今日で東京滞在も終わり。

リックを背負ってホテルを出て、地下鉄人形町駅へ。

日比谷線、千代田線に乗り換え、原宿に。

日曜日の朝、すでに駅周辺は人、人、人・・・・・ほんとに凄いよね「東京」

この駅前に立つのも久しぶりです。

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道路を隔てててすぐ前、お馴染みのGAPが飛び込んでくる。

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人混みが続く駅前通りです。

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表参道の坂道を下って、すぐに「太田美術館」です。

ちょっと早かったので、すぐ前のマックで軽くコーヒーを一杯。

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看板が、ちょっと古く、剥げてきているね。

美術館の顔だもんね、新しく化粧直しして貰いたいものだ。

さて、ここは浮世絵専門美術館、また、今回の企画が「北斎と暁斎」

奇想の漫画 という、特別展である。

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今朝のニュースで「富士山」が正式に世界遺産決定! の報。

(*帰郷後、九州版記事を掲載します)

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「富士山 逆転満額」

「三保の神さまが残せと」

またまた、幸運が重なったのだ。

「葛飾北斎と富士山」

ちょっと美術館での鑑賞の前に、「北斎」について事前の知識を頭に入れて

絵を見ると楽しくなると・・・・少し聞きかじったことを整理してみます。

北斎19歳の時、勝川春朗で画壇デビュー(当時すでに、「歌麿」は人気絶頂)

なかなか認めてもらえず、狩野派、琳派に出向き教えを乞う。

とにかく飽くなき探求心で、一流一門を打破し、レパートリーを増やすことに専念

機会がやって来た。寛政の改革で出版統制令が出て、絵師の画風を変える必要

に迫られた・・・つまり、ただ絵を描くということから、物語の読解力と表現力が

求められたのだ、彼は、滝沢馬琴と組んで挿絵画家としてスタート。

彼の天性の動画的イメージの表現力を持っていたこと。

それが、「北斎漫画」のスタートに、そしてベストセラーとなっていった。

北斎漫画は第1篇から版を重ねていく。

漫画と言うよりは、百科辞典、う~ん、「絵の教科書」だね。

これが海を渡り海外でも「北斎スケッチ」と評判を得るのだ。

ゴーギャンも、ゴッホも北斎の絵をヒントとして作品を。

少し、漫画をご覧ください。

漫画とは、さまざまなモチーフを気の向くままに描いたスケッチ。

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現代の漫画とは違いますが

線を用いて絵を描くという

技術は、まさに現代マンガの

ルーツと言えるのでしょう。

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江戸庶民の普段の生活ぶりが

いきいきと表現されています。

こんなものも。

お化けもたくさん描いています。

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「描けぬものは何もない!」 

これでもか、と、各種の漫画、そのテクニックを堪能しました。

彼の凄いところは、絵に対する貪欲さです。

画法も、すぐに西洋の手法と絵具を取り入れたのだ。

「透視遠近法」もその例。

絵具においても、日本絵具では表現できない色を。

オランダ人から通じ、「紅」「青」の存在を知り、すぐにこれを求めた。

高価で庶民が使えないときに、中国ルートでこれを得た。

このひらめき、うまさ、しつこさ・・・

御存じ、最初の絵が、「富嶽三十六景」なのです。

その絵の10枚に、ブルーが使われた。

これが北斎の「ベルリン・ブルー」なのですよ。

 絵に興味がない方でも、日本人なら知ってるこの1枚でしょ。

「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

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このブルーは、グラデーションが表現できる。

青の深みがあるからこそ、空間の美が生まれる。

もし、このブルーがなかったら、この絵は生まれなかった・・・・そうだ。

じゃ、何故、北斎は富士山を描きたかったのか?

以前、私は企業の教育担当をしていて、歴史に興味を持ち、カリキュラムにも

いろいろ工夫をして講義をしていました。

「旅の変遷」という話で、当時の江戸の旅ブームについてが、ちょうど

この北斎の時代だった。 

お伊勢参り、善光寺参りが大いに流行、「講」が大流行(旅の為に積み立てること)

江戸から近い「富士山」も例外ではなかった。

その頃、(享保年間)大飢饉が起こり、人々の心は荒れていた。

霊場富士をお参りすることで、その心を癒し「身分や男女を問わず平等である」

というのが人々を動かしたのです。

そこで、版元(浮世絵を販売する元)は、「富士山を出せば売れるのでは?」

こう考え、北斎に描かせる・・・・・・いつの世も、商売上手がいるもんだね。

それも、「三十六景」まとめて売れば・・・・凄い発想です。

それが大当たり!  さらに、追加が十景、全部でこのシリーズは四十六景に。

この辺で、もう1枚 これが「紅」 「赤富士」と呼ばれている作品。

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当時、江戸はすでに百万都市に拡大し、賑わっていたので、この浮世絵は

またたくうちに庶民の間に拡がって行った。

浮世絵は、江戸のあらゆる流行物を描いた最もポピュラーな印刷物

当時、浮世絵は1枚が、蕎麦1杯分とか。 気軽に買えたもの。

この浮世絵は、絵師が描き(いわばデザイナー)彫師が山桜の板に図柄を彫って

版木を作り、そして、摺師が版木を使い、和紙に1枚1枚、色を摺り重ねて完成させる。

これは、もう、組織的芸術工房でないと出来ない技ですね。

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そして、北斎の描く「富士山」は、この山がシンボル(主人公)ではあるが、

どの絵の中にも働いている庶民の暮らしの姿があり、歌がきこえると思いませんか?

また、同慶の深い方ならお気付きでしょうが

46枚の「富士山」の姿は、1枚として、画面の同じ位置、同じ形で描かれて

いるものはないのです。

画面の真ん中、左側、右側、上、下、小さく、遠く、大きく・・・・・

これは、もう、最初からイメージが完成されており、現代流なら

優秀なクリエーター?ですよね。

もう、かなりの紙面を費やしました。

最後にもう少し、他の作品も。 そして「暁斎」に関してはまたの機会に。

漫画で、こんなユーモラスな表情も。

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流行の着物を着た美人画や歌舞伎役者を描いた絵は、現在で言う

ブロマイド・・・・。

地方の人には、最高の江戸のお土産だった。

だから、人気絶頂の「喜多川歌麿」の美人画なんて、「売れて、売れて」

摺るのが間に合わない・・・・。 だったでしょね。

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これは、浅草浅草寺の人混みを。

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参った、参った・・・・・もう、満腹状態!  贅沢させていただきました。

表現力の凄さ! 躍動的な手法  一生懸命過ぎました? 

そして 最後はぐったり疲れました。 でも、心地よくね。

美術館巡りもここで終りです。

北斎は、90歳で没。(88歳かも)

「天があと十年 いやせめて 五年の命を 与えてくれるなら 真の絵師になれたのに」

この貪欲さ、爪の垢ほど見習わなければ・・・・・と。

私の美術館めぐり、期待以上の収穫で大満足でした。

足に肉刺(まめ)が出来たみい? 帰るまで もうひと踏ん張りだ!

羽田空港、ここもいつもように人、人、人・・・・。

リフレッシュの後は、田舎の風に吹かれて・・・本職の田舎爺さんに戻ります。

最後に、初日、東京到着時の場面を明日追加します。


「東京美術館めぐり」 NO.5 

2013-06-28 | 日記・エッセイ・コラム

根津美術館を出て渋谷へ向かう。

「渋谷」は相変わらずの人の波、田舎者にはやっぱり。今日祭り?

先般、話題になった「JIポリス」の呼びかけの場所だ

名所?に拍車をかけたのではないか?

久しぶりに「スクランブル交差点」の人混みの中に身を入れてみた。

何とか、まだ、負けずに歩けた? 

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若者がたむろする

最大の名所

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今日も、近県近郷からの若者が

お祭り気分で大声で会話を飛ばしていました。

その前を通り過ぎ

東急本店の裏道の坂を上り、静かな松濤の住宅街

旧鍋島藩屋敷跡地にあるのが「戸栗美術館」である。

ここは、世界的にも評価の高い古陶磁器専門美術館なんです。

今日、どうしてここなのか? 

それは、先日、伊万里焼 人間国宝第14代酒井田柿右衛門さんが亡くなられた・・・・。

以前、現職時代に、縁あって、当時、博多で九州の「陶工3衛門」

「柿右衛門、今右衛門、源右衛門」さんによる伊万里焼についての

シンポジュームの企画が行われ、その件に関わり、お話をする機会を

得たということもあって・・・・。

この機会に改めて、「伊万里焼」、陶磁器について名品を観賞したいと思い

歩を進めた。

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松濤1丁目の住宅表示板・・・・ここが高級住宅地なんですよ。

その一角にあり、道路に並んだように建物が。

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どうですか、入場券にも気品が。

この壺 江戸時代の伊万里焼

「色絵獅子牡丹葡萄文蓋付壺」

   74.6cm もの大物です。

収蔵品は約7000点で、伊万里焼、鍋島焼などの肥前磁器および

中国・朝鮮陶磁が主体となっている。

今回の企画は「古伊万里金襴手展ー元禄のきらめき」と題して

この企画展も明日までだったのです。今日は22日でした。

日本の陶磁器は、慶応3年(1867)パリ万国博覧会への出展を

きっかけに盛んに輸出されていくのです。

パリ博覧会で大変好評を得て、多くの賞を獲得、博覧会の参加は大成功。

さぁ、とにかく、名品をたっぷり鑑賞したいと思います。

展示は、古伊万里金良手とは、金襴手の文様、柿右衛門様式の継承

輸出された古伊万里金襴手、輸出用か、国内用か。

古伊万里金襴手と染付、金襴手の広がり・・・・・

展示の解説シートを読みながら、ゆっくりと、古今の名品に時を委ねました。

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様式や、文様に意味について語れば・・・・紙面が足りません。

その中で、色絵 花鳥文輪花皿 伊万里(柿右衛門様式)

江戸時代 の作品など、とにかく、うっとりと静かに眺めてきました。

今回の予定の美術館めぐりも、明日残すばかりになりました。

美術館を出て、一旦、ホテルへ。 今晩のジャズライブの時間までしばし休憩。

シャワーを浴びて、少し体を休め、着替え後、新橋へ向かう。

軽い食事をとってライブの店に。

お店の名前がライブ「月夜の子猫 3651」 

左が クリビア・sachi さん、右が マダム 佐野和江さんです。

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本日は クリビア・sachi (ボーカル) 蛯名知子(ピアノ) 高尾幸弘(ベース)

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開演前の打ち合わせ・・・・

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高尾さん お話聞いている間に

北九州八幡の出身と。

今晩は、特別の組み合わせで。

蛯名さん・・・・妙齢な女性ですから、お歳も、住所も聞いてませんよ。

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彼女のピアノ

ビートが効いていました。

「当然か、ジャズピアニストだもの」

流れるような演奏、弾けるようなリズム!

そして、うっとりと時に任せる・・・。

本日の仕掛け人 クリビア・sachiさんです。

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実を言うと・・・・私、彼女の「クリビア・sachi」の名付け親なんです。

現職でキャリアウーマンしながらレッスンに通い、実力を蓄え、数年前にデビュー。

在、東京時代からお友達としてお付き合いさせてもらっており、勝手に応援団長を

引き受け、東京~九州間で、楽しんでおります。

仕事の時間外で休日には、ライブや地方のまちおこし企画、ボランティア

(老人ホーム訪問)等でジャズ・ボーカルとしてこの近年活躍をしているです。

今回、OB会に合わせて、ライブの予定を無理に入れて頂き、旧友も集合しての

今晩の時間を作って頂いた。 と、いう訳です。 私の為に。

そして、特別ゲストとして、「原野カズヨシ」さん。

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粋な感じでしょ。 彼は、もういい年齢です。 私、前後年かもしれません。

昔、テレビ出演にも、「スクールメイツ」という当時有名なグループに所属

同期に、森進一、高橋真梨子さんなど、そうそうたるメンバーと。

なかなか渋い声で、聴かせてくれました・・・・・・年期の入った喉です。

フランク・シナトラ風? いや、デイーン・マーチンかも。

客席も30人前後、60~70代と、30代がほぼ席を埋めていました。

絶対、彼の古いフアンだな、とお見受けするご婦人さんも席に。

2ステージを、ゆっくりと喉を潤しながら・・・・また、ライブの合い間の会話。

昼間歩き回って、いささか疲れが溜まった身体がほぐされるように・・・。

いい気分です。

ジャズのスタンダードナンバーは、心地よく耳に入り、思わず口ずさむフレーズも。

ライブの時間に、私の傍でスケッチブックにコンテを動かしている方

画家の岩口史子さん。

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sachiさんを描いておりました。

以前にも肖像画を描いて頂き、sachiさんのブログのタイトル画にも。

彼女も、偶然なんですが、田川のご出身だったのです。

今晩は、九州day?  

そんなこともあり、会話も弾みました。

ライブ終了後、近くの居酒屋で、打ち上げ会を、新橋の夜を賑やかに深夜まで

おっとと・・・最終電車が出てしまうよ・・・・・楽しかった、お疲れ様でした。

また、来年 お会いできるように・・・・。

ジャズも、お酒も・・・そして絵画も。  み~んな、芸術だ! 

明日は、いよいよ最後の日だ。

 

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「東京美術館めぐり」NO.4

2013-06-27 | 日記・エッセイ・コラム

山口県立萩美術館・浦上記念館が東京へ引っ越してきた?

それほどの質の高い魅力的な作品が揃いました。

その名品展「やきものが好き、浮世絵も好き」展へ。

「根津美術館」に足を運びます。

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恵比寿から続く美術館通りの道路がすぐ前を、信号のすぐ傍です。

竹藪に囲まれた、和風でしっとりとした佇まい。

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敷き詰められた小石

竹の塀に真っ直ぐに伸びた竹

導入部からわくわくしてきます。

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本館は近代的建築、広く取った窓ガラス、中から庭園を望む眺めも逸品です。

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庭園に出ると

そこは別世界の景色です。

ここ都内ですか?

左手のドアーを開けると、庭園が続きます。

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芝生の中にも作品が・・・。

園内には休憩所も。

入場券、いや、観覧券とある。デザインが面白い。

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古代中国の壺の文様でしょうね。

展示室入り口に大きなポスターが。

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早速行ってみよう!  展示室1.中国陶磁から

唐時代の作品 「藍三彩有蓋万年壺」

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以下、ずらりと並んで・・・・その数、90余点

第2展示室は 朝鮮陶磁

これは凄い!

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粉青沙器掻落牡丹文扁壺

青灰色の素地に牡丹が浮かぶ。

「扁壺」は朝鮮が好んだ器形

これも素晴らしい。

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青花葡萄栗鼠文壺

筆の運びが自然で美しく

まるで動き出しそうなリスが

展示室3.は仏教彫刻、第4室は、古代中国の青銅器

そして、いよいよハイライト 展示室5.は浮世絵です。

浮世絵師が勢ぞろいです。

鈴木春信、勝川春章、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川豊国

葛飾北斎、歌川国貞、歌川国芳、歌川広重・・・と。

この展示室に60余点。

見覚えのある、本物の「浮世絵」が、時を経て、今、目の前に。

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ポスターに使用された 喜多川歌麿の「難波屋おきた」

この作品、前期のみの展示だった。 明日まで(6月23日)

なんと、ここでも幸運は続いていました。

そして、歌川広重

「東海道五十三次之内 庄野 白雨」

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東洲斎写楽の「三代目瀬川菊之丞の田辺文蔵妻おしづ」

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下世話なことですが、今日のこの浮世絵・・・・・全部まとめて値段をつけたら?

いったいどれほどに・・・・何億円? いや、いや、何百億円かも。

展示室第6.は、風待月の茶   と題して。

墨画、漆塗、陶器、など、鎌倉から江戸期のものを。

いいのが目に止まりました。

「黒織部沓茶碗」  桃山時代の作品

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さて、歌舞伎の台詞じゃないけれど・・・

最後に、控えますのは・・・性は、葛飾、名は、北斎と申します。

私の時代(1830年代)から「富士山」は惚れ惚れするほどの山。

私も、どれほど力を入れて描いたことでしょうか・・・

何と、このたび私の愛する富士山が世界遺産に登録されたと

言うではありませんか、おめでたい事でございます。

北斎としても、後の世に残した作品が、さらに皆さんにご愛顧いただけること

無上の喜びでございます。・・・・・と、きっと、天上から語っていると思います。

山口から上京してきた、この名品も大喜びですよ。

「富岳三十六景 凱風快晴」

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凄いよね、どうしてこんなにグッドタイミングが続くのでしょうか、怖いくらいです。

そして、また続きがあるのです。

ちょうど、この富士山世界文化遺産の登録を狙って企画したみたいに。

浮世絵専門の「太田記念美術館」で、これも、ぎりぎり・・・・

「北斎と暁斎 奇想の漫画」展が・・・・続編は後日に。

今日はここまで。

そして美術館めぐりの合間の「夜の部」を明日に挟みます。


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「東京美術館めぐり」その3

2013-06-26 | 日記・エッセイ・コラム

箱根の余韻を残して、東京の美術館めぐりを。

以前から、この美術館の魅力は何と言っても日本画の収集にある。

それが特定の画家に偏ることなく、名品揃いであること。

何度足を通わせても飽きない美術館である。

今回は、これもラッキーなことに、「川合玉堂 特別展開催中」であった。

川合玉堂美術館も以前に行き、静かな佇まいの中の美術館でゆっくりと

過ごしたのは、もう20年も前になるが・・・・。

山種の凄いところは、その所蔵品。

重要美術品が目白押しなんです。

この1枚の名画だけを見に行っても、それだけの価値はあるのですから。

まず何と言っても、私の好きな 竹内栖鳳も「斑猫」 重要文化財指定。

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この自然な仕草・・・青い目は、ぞっくとしてきます。

同じく、速水御舟の「炎舞」 これも重要文化財指定。

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この絵を最初に見た時の感動・・・忘れることはありません。

作者の情念を肌に焼き付けられた。 そんな強烈な印象。

変わって、静かで、艶やかで、気品が漂う・・・上村松園の1枚。

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そして、この奥村土牛の「醍醐」

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そして、今回の川合玉堂の 切符のデザインにもなっている作品

「早乙女」

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この日の東京は暑かった。

朝、ホテルを出て地下鉄日比谷線恵比寿駅

軽い朝食をサンドイッチとコーヒーで済ます。

(ホテルはいつも素泊まり、安いホテル探しに時間を

かけて、他の費用を捻出するのが、また、楽し。)

それから、朝の坂道を歩いて美術館へ。

もう、それだけで汗ばんでくる。

開館10:00 土曜日の朝 入場者もまだ少なく、ここもゆっくりと鑑賞できました。

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「山雨一過」

心が清々しくなるような絵ですね。

玉堂の手法は、四季に彩られた自然と人々の暮らしを市場豊かに描き出す。

いわば、今は完全に失われつつある「日本の原風景」を写しだした作品が多い。

また、その作品の1枚、1枚が私たちの心を癒してくる。

今回は、美術館所蔵作品70数点のすべてが見られるという大おまけつきの幸運にも。

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玉堂の「紅白図」 (玉堂美術館蔵)は、ご存知尾形光琳に挑戦した?

これも見る者を圧倒させる。

金地に彩色された梅の枝のしなり、緑青の変化は光琳とはまた別の趣が。

この企画展は1200円、普通常設展なら800円

日本画を楽しむならここが落ち着く素敵な美術館である。

今日も、幸先良いスタートです。

今日は、この美術館前で待ち合わせ・・・・・。

久しぶりに再会を約束し、一緒に山種の時間を過ごす機会を。

館内のコーヒーショップでひと休み。

抹茶と和菓子(季節の紫陽花の1品)で

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ガラス越しに見る庭園もなかなかの風情です。

美術館を出て、腹ごしらえに・・・彼女ご推薦のイタリアンレストランまで歩く。

こ綺麗な構えの比較的庶民的な雰囲気の明るい店。

先ずは、ボタン海老のカルパッチョ。

ルッコラの香りが生の海老の味を引き締めてくれます。

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食べるだけじゃ・・・・ということで、昼間から素敵にワインを。

いいねえ~、白がぴったりでした。

話も弾み、心地よい時間が過ぎていきます。

そう、彼女とは、9年ぶり? の再会でした。

現在も、外資系の化粧品会社で独身のキャリアウーマン。

「まだ、結婚しないの・・・・」の問いかけにも・・・笑みだけで。

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楽しい時間はあっと言う間に。

彼女も次の予定があり、ここでお別れです。 またの機会を約束して。

さぁ、私も次の美術館へ急がなくては・・・・・。

途中まで、彼女の誘導で・・・・

田舎爺さんも、大きく変わりゆく街にはついていけない。

位置が変わると、自分の身が今、どこに?

目指す美術館はすぐそこに。

次は、「根津美術館」です。

今回の企画展は、「やきものが好き、浮世絵も好き」

さぁ、どんな出会いと、感動が待っているのでしょうか・・・。

それでは、美術館めぐり NO,4 を楽しみに。


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閑話休題 「居酒屋 源さん」リニューアルなる

2013-06-25 | 日記・エッセイ・コラム

「美術館めぐり」の途中に、割り込みしま~す!

地元の大ニュースですから。 ご了解を。

本日開店!

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私の町の居酒屋さん

「源さん」がリニューアル・オープンの日でした。

夕方、姉から(すぐ目の前のマンションに住んでいるので、開店の飾りで気が付いた。

早速、電話があり、今晩都合はどう? もちろん、OK

と言う訳で午後6時にオープウン初日にお邪魔しました。

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豪華なお祝いの花がずらりと

御贔屓さんの多さを・・・・

華やかなスタートです。

店内も以前とは全く変わり、近代的? 雰囲気に。

なんせ上を観たら・・・これって、シャンデリア?

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う~ん、居酒屋にもね。

上を見てくれる人は?

まぁ、いいか。

客席は、1階はテーブル席で、入り口に左側に8人くらい。

右側カウンター席に6名くらい

カウンター内には大女将の姿が・・・(狼じゃないよ)

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入って、4~6名の席が4つ。  だったかな?

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すぐ目の前にカウンターがあって、バイキングスタイルで、自分で好みの料理を

トレイに載せて席に運ぶ・・・・。

つまり、この「お摘まみ」は食べ放題なんだ。

セットメニューになっていて、料金が ・・・・・円。

ご来店して頂いて確認してください。

今日の料理の一部をご紹介しましょう。

所謂、以前の「小鉢」がいろいろチョイスして楽しめる。

鶏のから揚げ、ヒレの串揚げ、豚足、手羽の煮物、サーモンンとホタテ

野菜の煮付け、南蛮も、豆腐と雲丹なんてのも。

パスタあり、お稲荷さんも・・・・。

うなぎちらし寿司・・・これ、なかなかでした。量がいいね。

酢はちょっと締めすぎ・・・私には。

スープあり、サラダあり、もちろん女性客向きにはスーイツも。

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ババロア、西瓜、プリン、フルーツ、ミルフィーユ・・・など。

ここは、歓迎されるかも?  今回、口にしませんでしたが。

さて、私の感じたところを少し。

オープン初日ですからね、お店の方は大変でしょう。 緊張! 当然です。

やっぱり、動きに固さがありました。 動きが、導線からはずれ気味?

お客も慣れない、スタッフも初めて・・・・当然と言えば当然です。

お酒は「辛口」が美味い。

お客の意見の辛口は苦い? でも、これは後できっと美味しくなる。

このバイキングスタイルの説明をもっと分かりやすくね。

カウンターの料理が、次々? と新しいものが出てくることも。

食べた後の、骨や、皮、残ったもの始末、もしくは、トレイの置く場所なども

お茶、お水など自分で席に運ぶことも。

席に着いたら説明を。 お互いに「システム」を遠慮なく、はっきりと説明することが

流れをスムーズにすることにも。

このスタイルだと、最初のオーダーで基本の勘定書が渡される。

その後の、追加が加算される。 明瞭です。

短い時間ですが、こんなこと感じました。

料理では、これは正直なところ、全体(どの料理も)に「塩加減」が強いようでしたが。

夏場と言うことで敢えてなのかも? しかし、「塩分」は気になります。

また、魚(生)が少々、少ない? (でも、これは、まぁ、納得してます)

揚げ物が多い。 これも時代かもしれません(若者には受けるでしょう)

すいません! お客は、間違いなく自分勝手なのですから。

このスタイルがどう受け入れられるかにはもう少し時間がかかるでしょう。

私もフアンの一人として、末永く、つまり「御贔屓さん」になれるよう

通わなくてはいけませんね。

でも、今日は初日です。

絶対に苅田に「源さん」あり。 

何故って? この笑顔が何よりのご馳走ですから・・・・・・・。

この笑顔を見たいフアンが大多数? なのかも? でしょ!

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こんな一言が飾ってましたよ。

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この「あなた」は、私たちじゃなくて、「若女将」の笑顔こそが「みんなの幸せ」

いや、いや、お店のこの姿勢、お客さんと共に、ここ「源さん」で「いい時間」を

過ごすことから「幸せ」がやって来るのでしょうね。

御馳走様でした。

頑張って下さ~い! 応援してま~す。

 (どこかのテレビ番組で聴いたフレーズのような?)


「美術館めぐり」その2

2013-06-25 | 日記・エッセイ・コラム

さぁ、いよいよ入館です。

私の「ブログ美術館」に、どうぞ・・・・。

開館間もない入場なので、静かなものです。

美術館でのひとときでこんな静かな落ち着いたことって

滅多にありませんね。

これも、雨のおかげ? 箱根の山深い場所でもあるからか。

先ず最初に目に飛び込んできたのがセザンヌ。「アルルカン」

入場券のデザインにあった。

ゴッホ、カンディンスキー、梅原龍三郎、平山郁夫、レオナール・フジタ。

と、矢継ぎ早に巨匠の登場です。

美術愛好家なら誰でも、「名前」だけでその収集の力が理解できるでしょう。

荻須高徳は、パリのジャン・ジョレス界隈を黒と白のモノトーンで

中川一政は得意の「薔薇」が。ユトリロ、ルドン、ルオーと続き。

アンリ・ルソー

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岡鹿之助「あやめの衣」

なんて艶やかな・・・・しばし、うっとり立ち止まる。

「彼女、誰かに、後ろ姿で語っているのかな?」

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気分上々のスターーとですよ。

梅原龍三郎の 裸婦は圧巻でした。

ダイナミックな筆使い・・・波打つ裸婦姿態。

安井曽太郎の絵は、いつみても心安らぐ。

次に出てきたのが「熊谷守一」

脳の回転を少し、楽にして鑑賞・・・・・

最初、彼の絵を見た時・・・何に?  子供の心を持ってる人だ!

視覚×色彩感覚×子供の目=熊谷の絵  なんてね。

日本画の巨匠、徳岡神泉、福田平八郎と続く。

「ピカソ」が4枚も続く。 やっぱり凄い。

そして、お馴染みの「モネ」 言わずと知れた「睡蓮の池」も。

生涯、彼は何百枚の「睡蓮」を描いたのか。

そして、今回の特別展「杉山寧」の展示が始まる。

皆さんも一緒にゆるりと鑑賞を。

絵は、能書きは要らない・・・・自分の感ずるままで、自分が楽しめばいいのだ。

「薫」 クジャクだ。

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「洸」  水牛に乗った美女 

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どうですかこの色彩の鮮やかなこと、波は目の前で動いていました・・・・。

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「水」   この絵の前に立っただけで、しばらく神経が止まった。

このブルー・・・は何者だ!  夢か幻か?  

彼女は何にを語ろうとしているのか・・・作者は、この絵で何を訴える?

自分なりのストーリーを頭の中で急展開させながら時間が過ぎていく。

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「気」 という題が付いている。

白鷺の夫婦だね、このストーリーは?  いい絵だね。

真っ白と、赤のようで、赤でない、朱を混ぜて、金茶が入り。

単純でない手法だよね。 実際、描く時の脳はどう動いているのでしょうか?

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「英」 ポピーだね。

これも、ほんのり、ふんわり、優しい絵だった。

まだまだ作品を鑑賞したいが、いつまでも終わらない。

坂本繁二郎、マルク・シャガール、ブラック、ミロと続くよ。

展示室は、どこまでも。

陶磁器の部屋には、古今東西の名品がずらりと並ぶ。

これも、ひとつひとつ紹介したいが・・・余りの多さに。

これだけでも。

「五彩瓢形瓶(金襴手)」 あの景徳鎮窯 明の時代16世紀のものだ。

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最後に ポールセザンヌ「砂糖壺、梨とテーブルクロス」

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そして、最後の最後に。

ピエール・オーギュスト・ルノワール

「レースの帽子の少女」

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これだけ名品を観賞すると・・・・頭がボーッとしてくるね。

とにかく、展示された作品の数は、300点以上の物。

それを、ゆっくり時間かけて、まるで、自分が「作者」であるかのような気分で

「ああ、そうだ、この瞬間を、キャンバスに打ち込むのだ!」なんて想像しながら

手に汗握る、しばしの時間。

心地よい、疲れでした。

大、大満足の 「ポーラ美術館」でした。

美術館を出る頃は、雨も上がって・・・これも、天の恵み。

さぁ、次の行動へ移ります。 次回はまたこの次に。


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恒例の「美術館めぐり」 その1。

2013-06-24 | 日記・エッセイ・コラム

1年に1回 「自分のためだけの自由時間」

今年も足で稼いで「美術館めぐりプラスα 」を楽しんで来ました。

6月20日の早朝、北九州空港から、真っ黒なボディの飛行機で旅立ちの始まり。

先週(6月20日)、以前の会社のOB会が熱海温泉で開催され全国から

80名弱の参加があり盛大に老友の会?が模様された。

皆さん元気溌剌! いやいや、まだまだ若いもんには負けないぞ!

熱気は冷めるどころか・・・ご自分の郷里で日々息巻いているようです。

老体に鞭打って・・・・なんて言葉がどこかへ行ってしまった?

電車や、飛行機で全国から、この日の数時間の為に。

さらには、こんな強者も。

何と、今年、傘寿のお祝い対象者の中の数名もそのなかに。

世の中、サプリメントで健康管理・・・の話もある中。

そりゃなんじゃ、酒が一番だよ、健康には。

と、声高らかに吠える面々?

嬉しくなりますね、そして、よし、負けずに追いかけるか・・・とね。

総会、懇親会と話は弾み、盛会でした。

また、来年 お会いしましょう・・・・が、合言葉。

さて、このOB会のことはこの辺で。

私の自由時間にお付き合い下さい。 

この日(6月21日)は朝から薄曇り。

熱海のホテルを出て、小田原に。

小田原から箱根湯本。

湯本から箱根登山鉄道に乗り、強羅へと。

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その頃から雨が降リ始めました。

車窓から雨に濡れた紫陽花が、白、ブルー、濃いピンクと線路の両側に

切れ目なく続く・・・・。 今が盛りの箱根路の名所。

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この時間には名物ガイド車掌には会えなかった・・・。

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塔ノ沢から第一番目のスイッチバックが始まり、大平台、宮ノ下まで。

だんだん標高も高くなり、スイッチバックのたびに、山が迫ってくる。

湯けむりのような靄が風に靡く・・・・。これもまた1枚の絵だ。

横山大観? 川合玉堂? 

動く景色が、そのまま水墨画の世界です。

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強羅に到着。

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今朝の駅は、雨にも関わらず大勢の人が。

駅のすぐ前から

「箱根観光施設めぐりバス」に乗り

めざす「ポーラ美術館」へ。

曲がりくねった狭い道路を、喘ぎながらバスは走る。

ひとしきり強く降った雨も、遠方から来た私に気兼ねしたのか?

昭和の歌謡にある「箱根に緑の雨が降る・・・・」そんな風情へと変身してくれた。

「ポーラ美術館」

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敷地内は緑に囲まれ静かな落ち着いた佇まい。

美術館は、その建物自体が芸術品、近代建築の粋を集め、目を楽しませる館です。

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さぁ、入りましょう・・・エントランスへ続く回廊、両側は各種の樹木が並ぶ。

その中でも、一際、目を見張るのが、「沙羅」の樹の大木。

濡れた傘を設置された個所へ。

館内に続くエスカレーター

ガラス越しに、陽が入り、外の景色も飛び込んできます。

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いよいよ切符売り場です。

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入場券のデザインも洒落てますね・・・・。

モネの「散歩」、セザンヌ「アルルカン」ルノワール「レースの帽子の少女」

 お一人様1800円

そうです、この絵もすぐ目の前で立ち止まって、今からみることができるのです。

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「おかげさまで開館10周年」の表示

今回の企画展は

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コレクター鈴木常司「美へのまなざし」

ポーラ創業家二代目、鈴木常司が40数年かけて収集した作品群

総数約9000点(西洋絵画・日本洋画、日本画、版画、彫刻、陶磁器など

多岐にわたるコレクションは、戦後の個人コレクションでは最大級だとか。

このコレクションをたっぷりと、更に、今回は特集展示が「杉山寧」の作品。

収集作品より厳選された約20点を。

これまた、美術フアンにはたまらない企画です。

こんな特別企画展との出会いが今回出来たこと・・・・・

雨の箱根だった。

しかし、天が味方してくれ、雨をしのぐお宝を・・ここに立つことが。

これが幸運と、言わずして・・・・ラッキー! そのものです。

では、館内に入りましょう。

ここからは、カメラが使えません。

いろんなテクニックで作品を紹介しながら楽しむことに。

今日は第1回分です。

昨晩、遅くの帰着でしたので、この旅の整理が出来ていません。

きっちりとブログへの編集をします。

ではまた、明日楽しみに。


台風の余波(旅立ちの前)

2013-06-19 | 日記・エッセイ・コラム

今日はかなりの強風に。

さらに雨も降り始め、台風接近のニュースも。

明日から毎年恒例の全国OB会(以前の会社)へ出席だが

北九州空港発の朝便は大丈夫? の心配が出て来ました。

身支度と言ってもリックに替え着を詰めるだけ、会場が熱海なので

JRの切符を買いに久しぶりの「苅田駅」へ。

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この看板なら特に、感じませんが、

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この姿だと・・・こりゃ一体、何の建物? 

正真証明の苅田駅です。

駅舎に上がるのに、外からの、エレベーターあり(鉄塔内)、エスカレーターあり。

但し、人の動きを感じることは・・・滅多に経験したことがありません。

今日も、人っ子、ひとりもいなく、閑散とした駅。

切符売り場で、ちょっとお得な求め方を。

これです。

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そうです。ジパング倶楽部の会員です。

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会員手帳と顔写真つき会員証で、私の年齢では、3割引きで購入できます。

JR線、201km以上の利用で、寝台料金、グリーン個室、新幹線(のぞみ、みずほ号)

などは除外ですが(その他、まだ除外項目あり)

今回は、東京から熱海までの往復を。

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乗車券代 往復で2640円 新幹線自由席券2340円

まぁ、あまり遠距離ではないので、格別に特をするとまではね。

飛行機は、スターフライヤー(2か月前予約の割引運賃で購入)

東京行くにも、かなりお手軽に行けるようになりましたよ。

さて、OB会も楽しみですが、主目的は、「美術館めぐり」の方。

時間と、場所と、イベント内容を事前に調べて準備万端。

今年も朝から精力的に、4日間足で稼ごうと張り切ってます。

田舎の自然もいいのですが、やっぱり都会の雑踏が恋しい・・・・。

そんな溜まったストレスを、1年に最低でも1回は機会をつくって

出かけるようにしています。 

都内近郊を含めて、かなりの美術館めぐりをしていますが、果てることは

ありません。美術館独自の企画展は、ますます、グレードアップし、

美術フアンには飽きることがありません。

やっぱり、大都会の実力と言うほかありませんね。

田舎の爺さん、気分上々での旅立ちの前の日です。

・・・・行ってまいります。

この間、「ブログ」はお休みします。

だって、夜の部は、友人と語らい、飲み明かす・・・時間も予定にあるのでね。

帰ってきたら、まとめて掲載いたします。

 


「二日酔」で散々です

2013-06-17 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜は飲みすぎました・・・・。

子供たちからの贈り物に舌なめずり・・・にも、ほどがある。

嬉しさも手伝って、1本が2本・・・ついつい飲み過ぎて、今朝はフラフラです。

先ず最初に珍しい限定物の「シャルドネ」白ワインを。

美味かったね・・・爽やかな味、飲み口最高でした。

上品な甘味が口いっぱいに広がります。

舌でころがすと、さらに円やかに。

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家内と二人であっという間に・・・空に。

赤も飲もうか?

それは次にしない? の家内の言葉。

じゃ、お口汚しに? 冷えたビールを。

本日は特別に「父の日」という理由をつけて、少しグレード上げて「エビス・ビール」

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「あけぼの」の固い煎餅を齧りながら。ちょっと濃いめの醤油味がいいねぇ。

500mlを2本 これも終了。

酒の肴は、油物に「ヒレカツ」を揚げました。

千切のキャベツたっぷりを添えて。

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好きなんだなぁ~、このキャベツが。 おかわりもたっぷりで。

あっさり系は、「冷奴」とカット野菜を。

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そうそう、子供たちにお礼の電話を。

「ありがとう! 美味しく戴いてま~す。 最高の味だよ」

と、ひとしきり話をして、ここで止めればよかった?

またまた気分を変えて、日本酒新潟の辛口菊水4合瓶を開封。

いやぁ、この時期冷えた日本酒もいけるね・・・

家内との会話も弾み、喉越しも進む?

これまた空にしちゃいました。

おかげで、今朝は散々です。

6時に起床、まだ頭がフラフラ・・・・冷たいシャワーを浴びる。

やっぱり、歳だね。

回復力落ちたよ。

いつまでも若い気分じゃ、身体が追い付かないようです。

影の声「お前さん、毎回、同じことの繰り返しだよ!」

面目ない。

これまた、毎度繰り返しで、反省、反省。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。