黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

夏の花も楽し

2022-06-24 | 日記
 久しぶりのアップです。
 しばらく庭の手入れで朝晩、忙しく汗を流していました。
 黙々、ひたすらの「草取り」作業、剪定…。
 「ひまわり」の種の植え付け等々~次から次の仕事です。

 家内は足の具合いが悪くて、長い時間座り込むのが大変だとか。
 手伝ってもらうこともできず、亭主の私が頑張るしか…。

  なんとか、庭一周の草取りも目途付きました…とは言っても
 この季節は、一息入れても、すぐに顔を出します。
 これからまた、夏の暑さを考えると…庭仕事、うんざりです。

 夜半からの強い風は止まず、吹き荒れて、雨交じりの今朝です。

 雨の後の、「花」は綺麗に洗われて清々しい姿です。

  「アガパンサス」は、いつもの年より多く咲いています。
     場所も変えて、株も増えています。
       
        

  ひまわりが咲く前に~「ルドベキア」が輝いていますよ。
    この花も夏に強く、負けていませんね、ひまわりに。
    

 上を見ると~若葉から変わって~花がこぼれるように天に向かって。
 「シマトネリコ」の花です。
 今朝の風に耐えられなく…白い花が散って周囲一杯に

    小さな、小さな花弁です。
       
     
  中央花壇の方では

  縁取りの「サルビア」
   この赤が、強烈に、鮮やかに・・・

 「ポーチュラカ」
   やっと、花が咲き始めました・・・これから枝を伸ばし
    さらに、大きく、華やかな演出をしてくれるでしょう。

 こちらにも、「サルビア」「マリーゴールド」も。

 草の成長は目を見張るばかりで、私にとっては、最大の仇?
  雑草と呼んでもしょうがないですね。
 ほんとうにしつこく、力強く、この戦いに負ければ…
 我が家の庭は、もう、価値がありません。
 私も80歳。 そろそろこの庭。なんとか考える手段が必要では?
 と。 現在、思案中。

 さて、先日終わった、垣根の「紅花トキワマンサク」
  剪定したばかりの姿
       

       

  足元すっきりで、全体さっぱりと仕上げました‥‥が。

  今朝の姿は?

  しっかり葉が繁って…勢いよく~成長しています。
   この速さ…
   来春の季節には、きっと、素敵な花が満開に・・・。

  よく繁ると言えば~この草も。 「羊歯」です。
  本当に生命力の強い草ですね。
  羊歯の「緑」は、年中、変わらず、景色には重宝していますね。

 それから、景色がいい~「樹」としては
   「ジャカランダ」の若葉です。
 風にそよぐ~この風情は、暑さを和らげてくれます。
 眺めていて…飽きないいい樹です。
  これで、あの紫色の、豪華な花が咲けば・・・・
      もう、言うことなにのですが~




  ベランダにも 鉢植えの花が。
 「サンパチェンス」・・・今年は、「白」を。
       

  同じく、「白」の「マンデビラ」
       

 マンデビラの「赤」去年のもの
  手入れをして年越しさせました
  鉢を山茶花の花の下に置き、蔓を這わせてみました~
 
  やっと、上まで枝を伸ばし…顔を出しました。
   これからまだまだ枝を伸ばしてくるでしょう・・・愉しみです。
   
 
  「眺める」には、「育てる」「手入れをする」が肝心。

  まだまだ作業は続きますが~身体が続く限り、頑張るぞ!
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「北斎展」続き~NO.2

2022-06-11 | 日記
 葛飾北斎
    
      

  先ず葛飾北斎の絵と言えば…この絵を一番最初に浮かんでくるのでは?
そう、「富嶽三十六景 神奈川沖波浦」でしょう。

しかし、今回の企画展では、前期後期に分かれ、展示品の入れ替えがあり
この絵は、「前期」の展示作品でした。


 私は、何度も見ていますが、やはりこの作品は、是非に全期間中展示
しておれば、また、意義も大きかったのではと…。

 葛飾北斎、こんなに多彩な画家は他にはいない。
 その多才ぶりは、版画浮世絵はもちろん、肉筆浮世絵、北斎漫画
 銅板画、ガラス絵…挿絵画家としても活躍。
 油絵にも関心があったが、生涯、ついに果たせなかった。

   でも、ゴッホ、ゴーギャン、モネという巨匠が十分に自分の
  油絵の作品にその思いを込めて残してくれていますよ。

 この企画展でも、多くのその腕を発揮した作品が並んでいました。

  なんと、生涯に3万点を超える作品を発表しているのだよ。
  
 また、画家としては奇人、奇行の人です。
 彼の逸話を話せば、きりがない。
  とても、普通の人ではないのだ~何かの機会でまとめて話そう。

 彼は有名人です。
 1999年 (こんな近年ですよ)
 アメリカの雑誌「ライフ」の企画。 
 「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に。
  選ばれたのであるよ・・・。

 この北斎に関して、私のブログにも過去
  2013.6.27  6.29 (東京美術館巡りNO.4   NO.6)
       2017 . 7.01               (東京美術館巡りNO.6)     
           他にも       アップしています…どうぞご覧ください。

 さて、本題に戻り

  館内の展示作品は・・・「中国画に学ぶ」と題して

   藍愛  寒山拾得 

 


 略画の編 「北斎漫画」 十一編 一部のみ掲載します。


  
 柳蔭野鳥図 黒川亀玉         
    
      

  琉球八景  葛飾北斎

  なんと、見たことも、行ったことのない琉球を描く。
  えっ、これも凄い…この想像力はただもんじゃないね
   
  当時、琉球は外国、島津藩が貿易をしておりましたが
  彼が旅をしたのは、京都・大阪方面~まで  まして琉球なんて…。

 じゃ何故にこんな絵が?
 明朝期及び徳川期の名所図の定番 「西湖図」を思わせる。
 これは、清朝版本『琉球国志略撰者の周煌は来琉、約1年滞在し
 この志略をまとめた。 徳川幕府もこの本が有用だと思ったのか
  「官本」として版行。
 北斎はこれを目にして描いたのだろう・・・さすが目ざとい
 ほぼ、この周煌図を踏襲している。
  誰かが言ってました・・・「絵空事の天才」であるとね。
          画家だけにね。

  こんな作品です。  一部のみ掲載します。
   「泉崎夜月」

 
   この風景・・・周煌図では

  「粂村竹籬」


この風景・・・周煌図では





 中島蕉園

 比べて・・・
  周煌図は、このような・・・

 しかしうまく描くもんだねぇ…北斎に、喝采?かな。


 俯瞰図と銅版画

 「唐土名所之絵」(もろこしめいしょのえ)

この俯瞰図の見事さ~ まさに鳥でないと見えないよ。
細かすぎて…これって狂気沙汰ですよ。
北斎先生、中国何て行ってる訳ないでしょうに
現在なら、航空写真や、衛星で、
    くっきり、はっきり 捉えることができるけど。
本作、「画狂老人卍」と号した数え81歳の頃の作品です。
 細かく、万里の長城や、名山迄描き込まれているのです。
    


 「羽根田弁天之図」

 「よつや十二そう」
  

 「阿蘭陀画鏡 江戸百景 高縄」

    これは銅版画風の洋風表現を試みた作品


 以前、ボストン美術館に行った際に、
   所蔵品他の「江戸名所」見て来ました。

 「赤穂義士報讐図」  安田雪洲
       
    


  ジャポニズム

 力士 「略画式」 鍬形恵斎


 力士 「北斎漫画」  北斎  他数点展示あり



 「東都富士見三十六景 昌平坂の遠景」   歌川国芳



 これから先の展示では、外国の作者の描いたもの・・・
 西洋風の三十六景? そう、パリの風景「エッフェル塔三十六景」に
  また、北斎の絵を自分の作品にデザインを模写しているものなど。


  蜻蛉にカエル文扁小壺(好かれようと気にかける)
    エミール・ガレ

  アール・ヌーヴォーを代表とするフランスのガラス工芸家 
   彼の作品は現在、かなり高い評価額ですよ~   
 
          
 
 鯉文双魚形花瓶    エミール・ガレ
   
  この作品は、北斎の「魚濫観世音」を引用し
   1878年 パリ万博に出品
           

 北斎の作品「魚濫観世音」
       

   「蜻蛉文ランプ」 ルイス・カムフォート
       

   セルヴィス・ルソー 「鶏に蛙」  「七面鳥」 など
    

 特別公開 新出の摺物  

  「妙見宮」

 特別公開 小布施の天井絵


 龍図 (東町祭屋台天井絵)
   
 鳳凰図 (東町祭屋台天井絵)
   

   見事なものでした・・・
   この作品は、5.5m×6.3m とても大きい。
現地 小布施の屋台 
     
   長野県小布施では、かって夏祭りの際に、各町が一基ずつ祭屋台を巡行
 させていたそうです。

 でも、何故 江戸に住んでいる北斎が…こんな不便な田舎町へ?
 4回も訪れたとか~
 北斎が80歳を過ぎた頃世の中は「天保の飢饉」で
 混乱を極めていて幕府は綱紀粛正のため贅沢を禁じ、歌舞伎や音楽
 などの娯楽とともに浮世絵にも厳しい制限が下されていました。
 そのため思うように絵を描くことができなくなった北斎は江戸を
 離れることに、かって知遇を得ていた小布施の豪農 高井氏の元へ。

  
 いや、もう満足満足でした。

  北斎の作品はまだまだ…なんせ、その数、
  そして収蔵している美術館の多さもあって、生涯かけてもその
   全容を見るにはとても難しいでしょう…
  これからも、工夫を凝らした企画展は続くでしょうから、また
  その折を楽しみに。
         久しぶりに充実の1日でした
      
    
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画狂老人葛飾北斎…「北斎展」へ行って来ました!

2022-06-10 | 日記
 待ってました!
  やっと出かけることに。
 そう、葛飾北斎の特別展
        
 今回の九州国立博物館の企画は~
 北斎の重要文化財「日新除魔図(宮本家本)」全場面の史上初公開



  今まで私も、北斎展は各所、各美術館の企画展で何回も見ていますが
 この企画は見逃せない…4月から始まっていましたが、なかなか予定が
 とれませんでしたが、幸運にも、
 町の「郷土史研究会」の会員研修旅行の日程に含まれていたので参加
 やっとの思いで願いが果たせることに。

 バスで高速経由で大宰府に直行~

 本企画最終の週6月9日(木)…予想通り、市内に入ると道路は渋滞。
 ちょっと心配…駐車場も変更しての到着。

 博物館迄少し歩く~
 天満宮の菖蒲の花が今、満開…大勢の人が鑑賞していました。

       
 博物館へ
              

  例の長い長い~エスカレーターで会場入り口まで

 人出では? そう、すでに、入場口前のエスカレーター前で待機。
 係員の人数制限の誘導をされながらの入場です。

 館内は真っ暗…行列が続く。なかなか進みません。
 浮世絵は小さい…作品の前はスポットライトで。
 前の方の頭がずらりと並んで、作品に近ずくのもなかなか~
 前には進まないは、はっきりとは見えないは・・・・
 こりゃ大変だぞ! ・・・

 それでも、事前に調べた資料を片手に、ひとつひとつ確認しながら
 食い入るように眺め、ため息、感動、凄さを愉しみました。
  
 この企画展では作品の数も多く、残念なのは、日程の関係もあって
 私には、時間が絶対足らなかった~
 やっぱり、独りで来ればよかったかなぁ~と、後悔の念も。
 しかし、まぁ、「本物」と直に対する喜びは大収穫ですから。
 満足としましょう

 では、アートに関心ある方の為にも、今回の作品をたっぷりと
 ご紹介しましょう~ごゆるりとご鑑賞ください。

 作品リストの順番にアップします。
 第1章 これぞ、北斎! 「真正の画工」への道のり

 最初の作品から お馴染みの作品で、インパクト最高です。

 富嶽三十六景 凱風快晴

 この作品が刷り上がるまでの、工程をビデオで紹介していました~
 「下絵」「彫る」「顔料」「摺る」 手間暇かけての作業です。
 この絵1枚で~7工程にも。

富嶽三十六景 駿州江尻

百物語 お岩さん
       

千絵ノ海 待チ網
    

諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ケ瀧
         

 諸国名橋奇覧 三河の八つ橋の古図  

諸奇写真鏡 安倍の仲麿
            

 百人一首うばかゑとき 源宗干朝臣

 遊亀
            


  桜に鷲図
     

        

  狐狸図

   


 如何ですか・・・この迫力。
  「構図」の斬新さ、 彫の繊細さ、色彩の表現 
        「動き」まで感じられますが
  
第二章 素顔の北斎 日新除魔図の世界

 これはもう、圧倒的なボリューム感。
  想像力の逞しさ、どこからでてくる? このアイデアは
  1年365日がずらりと並ぶ~ 
  よく描いたもんだなぁ~恐れ入りました。 

 ここだけはガラス越しの作品 撮影OK でした。


 

 こんな具合に 毎日 1枚を 根気よく
 
           

   よく見ても~何を表しているの?
     お化け? 悪魔? 虎、龍、獅子・・・いろいろ
     

  延々と続きました。

第三章 名作誕生の秘密 北斎とゆかりの画家たち

 吾妻風流図 勝川春章
                

 玉川布晒し図 魚屋北溪
       

 不二三十六景 東都江戸橋日本橋 歌川広重

 不二三十六景 大江戸市中七夕祭  歌川広重

名所江戸百景 神田紺屋町  歌川広重
                  


   広重もいいですねぇ~ 広重と言えば・・・

 東海道五十三次が有名ですが…
 なんと、他にも、日本全国 観光名所めぐり? と思わせるほど
 各地の名所を、これでもかと 腕を振るっていますよ。
      名所江戸百景  京都、浪速 などなど

            

  彼の作品の中でも 私が一番好きな1枚は これ!

 「大はしあたけの夕立」


 かの有名な ゴッホも、モネも・・・
 この1枚には びっくり仰天でした。
 「雨」を描くなんて・・・西欧の画家の発想には 「雨」を画布に
 描くというイメージはなかったのですよ。

  当時のパリの画家たちは、こぞって日本の「浮世絵」に刺激を受け
 その作品の模写に懸命~
 そして、自分の作品にも大いに影響していったのです。

      いわゆる 「ジャポニズム」なんです。

 それにしても 凄い 描写ですね。
   人、雨、雲 みんな瞬間 動いていますね。
                     って、感動した1枚です。

 さて、今日は、これで一旦終わります。
 
        まだまだ続きをお楽しみに・・・
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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。