黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

歳を重ねて また一歩

2015-01-31 | 日記・エッセイ・コラム
7か月ぶりのアップです。

 
  昨日は私の73歳の誕生日。

  妻と姉と3人で居酒屋での誕生会?

  いつも何かあると ここで喉を潤しているお馴染みの店。

  「源さん」という 洒落た居酒屋です。


  

  お気に入りの店なのは 先ず料理が美味しいこと。

  板場の腕は確かのようです…素材選びにもきっと神経を使っている

  味はもちろん、その盛り付けにもセンスが覗われます。

  料理って、「食材」を「理」に叶った食し方で提供する。
  
  これこそ腕の見せ所…そんな期待にいつも応えてくれる店です。

   これがその日のメーンオーダーでした。

  「鰻の白焼き」


  酒の飲みには この白焼きが一番

  蒲焼もいいけれど 特に木枯らしが吹く季節に辛口の日本酒の肴には最高

  ふっくらと焼き上がった身が 熱々の皿の上に

  レモンをぐっと絞って…また この香りが鼻に…

  多めの山葵を上に載せて 口に運ぶ

  思わず 「美味い!」と声が出る。

  いいね、この瞬間こそ 醍醐味という言葉が似合ってる。


   今宵は ちょっと贅沢して さらに 刺身を。


  「マグロ」 中トロ と赤身

  「ホタテ」 も。

   酒の香がさらに美味さを呼び込み、舌から唾液がどんどん出てくる。

  幸せだなぁ~ 、顎も、歯も 丈夫。

   舌先で味を感じる機能もまだまだ衰えてはいない。

   何が大事かって…食したものの「味」が分からなくなったら もうお終いだからね。

   さらに大事なのは…食事は「五感」で食することだってこと。

   目で見て、(皿の上の盛り付けや、彩り 器も大事)

   匂いは格別に食欲をそそる。五味も敏感に感じなければ

   「甘い」「辛い」「酸っぱい」「苦い」「しょっぱい」

    食材本来の味を 消してしまうような…料理は美味くないもの。

    口のなかの 触感 歯ごたえも 料理には欠かせない。

    音だって 美味さを増すんですよ。

    こうして 1品 1品  

    酒と交互に口に入れ 楽しむ食事 これぞ 「噛みあっている」そのもの。

    
     人生を語るでもなく…自分の足跡を振り返って 思い出話に花が咲く。

     静かに 夜も更けていき 液体も静かに喉から腑に浸み込んでいく

     ああ 至福の時間です。

     

   

  

   

続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。