テレビのスイッチを入れると、教育でちょうど落語をやっていた。
ひさしぶりに聴く。例の、古今集 業平の歌 「ちはやぶる神世も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」
関西弁の落語も、面白い・・・表情も豊か、テンポもいいね。
その「もみじ」
今、庭に「赤もみじ」が濃い赤に色づいています。
紅葉は秋に、青からだんだん赤くなっていくさまを楽しむもの?
大抵は、そう思っているのでしょね。
でも、この「あかもみじ」もいいですよ。
年中「赤」なんです。
紅葉は「時間的な経過を必要とする美」という方もいらっしゃる。
「散るとき」のもみじを見ながら、自分の心や感情を感じながら・・・というのも。
そんなに高尚には眺めたことはありませんが、やはり庭には欲しい樹の一つです。
これと、普通の紅葉(青い葉が紅に染まって、散っていく)もあります。
今、ちょうど、青と赤がはっきりと浮き上がってとても綺麗なとき。
そして、紅葉の種が、今年は沢山できているようです。
まるで、「竹とんぼ」「ブーメラン」のような形。
なんかかっこいい・・・! って声が出そうです。
そうなんです。
種は飛行機になって、どこへでも着陸して、根を地中に。
生命の神秘ですね。
「実生」で大きくなっているのが、すぐ傍にあります。
また、紅葉は単独で楽しむよりも、他の「色」との競合が素敵に感じます。
赤・橙・黄色・緑・茶色・・・パステルカラーを搾り出して、並べる。
そんな風景が実によく似合うと思うんですが。
京都の「高雄」「嵐山」「東北の山々」「北海道の広大な」
どこも、このパステルカラーの色彩の競演が見事な絵になっている。
「美しさ」は? 色の盛りか? 散る姿か
私は、その色合いを鑑賞するのが好きです。