黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

リハビリ順調

2012-06-29 | 日記・エッセイ・コラム

姉の股関節手術後、今日で18日目

すっかり元気になり、リハビリも順調のようです。

最初は先行き不安で自信のない様子だったが

看護士さんや、担当医に励まされ、老骨に鞭打って

連日のリハビリに精を出している結果が好調だとの話。

とにかく、「足」は動かす以外に回復はない。

私も、普段より「つれなく」「厳しい言葉」を。

本人にしてみれば、「当事者しかわからない・・」の意は

理解するが・・・そこは、私も、ぐっと我慢で・・。

小物の買い物依頼があったので病院へ。

いや昼間なのに 駐車上は満杯、薬局の駐車場さえも。

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労災病院 8階病棟へ。

久しぶりに顔を出したら、顔色もいい。

「今日は、杖を外して歩けたの・・・」と、嬉しそうに話す。

「それは、よかった、よかった。

 もう少しだから根をあげないで頑張るしかないね・・・」

とリハビリの話を。

さらには、売店で「お茶買って来て、アイスクリームが食べたい」

・・・と、ちょっと甘え気味。

「それそれ、その歩行器遣って、自分で行きなさい」・・・と檄を飛ばす。

私が動けばすぐ済むことだが・・・・これも愛情?

あまり長居をすると・・・

「じゃ、今日はこれで帰るからね・・・と、早々と。」

とたんに声も小さくなり、「ありがとう・・・」

これだから病院に行くの・・・疲れるんだなぁ~・・・。

病院が大きく圧し掛かってくるような。

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もうすぐ退院だ。

でもこれからの日常生活の方が、いろいろと心配の種が出てきそう?

年を取って病気をすることは ◎×▼◆ ・・・・・

こんな手続きの申請も。

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人間、誰でもいつかは他人に頼らざるを得ない日が来る。

「人」という字、そのものですね。

支えられて、「生きている」ことを 痛感します。 

 それだけに、お互い元気で身体が動く間は、

できるだけ、「自分のことは自分で」を、合言葉に。


A thing last week No.5 最後の日

2012-06-27 | 日記・エッセイ・コラム

今回の「東京ぶらり旅」も今日で終わり。

少し遅めのホテルを発って 渋谷へ向かう。

懐かしい匂いです。

思い返せば、最初に東京へ赴任したのが昭和40年

次が昭和49年、そして最後が平成元年

合計で22年間 東急線の通勤地獄を繰り返す。

まさに、この渋谷(後半は池尻大橋)が、私の1ページでした。

都会の変貌は、すさまじく、この渋谷も例外ではなかった。

当時、(s.40年)私は南口駅前の「東急プラザビル」

(その前も近くのビルを数か所変わりながら)が本社に

東横線元住吉の独身寮からの通勤のぺーペー社員

九州の田舎者、都会生活に面喰いながら、薄給をやりくりの毎月。

当然のように遊ぶこともままならない。

そんな折、当時のY総務係長に「渋谷東急文化会館」内の映画館の

切符を貰って休日を過ごしたものです。

当時の「パンテオン劇場」は洋画の封切館でした。

大型のシネマスコープで、迫力満点

上映が変わるたびに、係長から切符をせしめて通った処だった。

その「東急文化会館」が 同じ場所で生まれ変わった。

天を仰ぐ高層ビル・・・その名も、「渋谷ヒカリエ」と。

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渋谷の谷間から雲を衝く偉容です。

ちょうど反対側 高速道路を挟んで向かいには

「セルリアンタワー東急ホテル」が聳えている。

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何だか、東大寺南大門の左右に仁王立ちしている「阿吽の巨像」に似てる。

間に挟まれている「東急プラザ」が小さく、小さく見え、可哀そう・・・。

 

東横線からの渡り廊下はそれほど変わってないような・・・

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でも、構内、人の動きは相変わらずの渦を巻いてました。

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「ヒカリエ」の中に。

先ずは、案内の標識が。

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どのくらいの店舗が入ってるの?・・・

 パンフレットを開くと 、テナント、ホール、ギャラリー、ミュージアム

イベントスペース、シアターetc

ずらりと店を構えるのは・・言わずと知れた名店ばかり。

その数は・・230店舗以上にも。 

取り敢えずは、社会見学と思って 「歩く、歩く・・・・」

スマートなショーケース、輝くばかりの照明 洗練されたアイテムの数々。

これって、世の中 不景気なんでしょうかと 疑いたくなる場所ですね。 

もう、私の足も 限度 いっぱい、いっぱい。

とうとう左足にマメ   やっぱり加齢?

最後に、いつも食材を求めて 「Tokyu Food show」へ。

「成城石井」で、香辛料、皮蛋、チーズ、イカスミパスタ etc

田舎の店では買えないものの物色、物色。

今晩のワインのお供に、アンデルセンで焼き立てのフランスパンを。 

リックが膨らんできます・・・・。

これ以上は 歩けません・・・・・・おそまつ。

最後は情けない不格好で「東京ぶらり旅 美術館めぐり」は

「私の蔵」にみのり多い大収穫で終わりました。

渋谷を後にして、北九州空港へ着いたときは、

バケツをひっくり返したような豪雨

すぐ傍の駐車場迄の間 雨が、都会の汚れを

さっぱり洗い流してくれました。

お疲れ様・・・・ 次回は、いつ ?

楽しみは、熟成するまで待ちましょう・・・・・。

(*先週を振り返って No.1~5 まで この欄で終り。)

 


A thing last week NO.4 (6.23-24)

2012-06-27 | 日記・エッセイ・コラム

ホテルを9時過ぎに発ち池袋~原宿~乃木坂へ。

メトロ乃木坂駅は国立新美術館へ直結

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*このショットは一旦、館の外へ出て写したもの。

 入場券を買い、067
入場前に朝食を。

まだ人の動きは少なく、静けささえも。

コーヒー&サンドイッチ

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熱いコーヒーが喉を通過

心地よい瞬間です。

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館の周囲は緑に囲まれて、都会の雑踏からしばしシャットアウト

三々五々にカップルがテーブルを埋めていきます。

一息入れて入場です。

本日は、「エルミタージュ美術館」世紀の顔 西欧絵画の400年

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パンフレットも両面に 華やかな装丁です。

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ロシアが誇る最大級のエルミタージュっ美術館展。

ロマノフ王朝歴代皇帝の壮麗な宮殿と300満点を超える所蔵作品

の中から、今回の企画に16~20世紀の各時代を代表する「顔」と

いうべき秀作の数々でした。

巨匠マティスの傑作(赤い部屋) の1枚は看板 表紙になってます。

展示は、Ⅰ.ルネサンス:人間の世紀 Ⅱ.バロック:黄金の世紀

Ⅲ.ロココと新古典派:革命の世紀 

Ⅳ.ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀

Ⅴ.マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀

全89点もの傑作ばかり。

今回の出品作品は、通常はエルミタージュ美術館の壁を飾って

いる常設展示作品という豪華さ。

ティツイアーノから、ルーベンス、レンブラント、ドラクロア

モネ、セザンヌ、マティス、ピカソ・・・・

これで堪能できなかったら・・・どうします?

一旦、軽く流して・・・もう一度、 展示会場を廻る、しつこさ。

そう、実際、ロシア(サンクトペテルブルグ)までの道は、遠いものね。

いや~、さすがに疲れました。  もう一度、カフェでしばし休憩を。

次に、新宿へ。 京王新線に乗り換え、初台へ。

 

東京オペレシティアートギャラリーで開催中の

「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展」

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天才コメディアン・ビートたけし 世界的映画監督 北野武

いろんな顔を持つ「たけし」の また新しい魅力を探りに。

会場の掲示板に

「この個展を通して、アートって言葉に、もっと別の意味をもたせたら

いいなと思う。アートって特別のものじゃなく、型にはまらず、気取らず、

みんながずっと入っていきやすい、気軽なものであるべきだと思う。

日本開催が実現できてうれしいし、ぜひ多くの方に楽しんでもらいたい。」

とあった。

 ・・・・ということは、 そう。

 パリの「カルティエ現代美術財団」で大ヒットとなり、今回日本上陸。

彼の真価は、映画も、海外が先に認めているのです。

ってことは、日本人は、まさに、「型」にハマった思考型なんですね、きっと。

もう会場は、実に「笑い」満載、えっ? と驚く作品の数々・・・

ひとつひとつにしかけまで施され、中には、実際に体験できるものも。

感心し、驚き、唸ったのは・・・・・彼の色彩感覚の素晴らしさです。

 日頃から、「ペンキ屋のせがれ」を自認する本人だが、

それにしても並はずれているね。

脳の構造を分解してみたいような・・・・。

楽しい時間を過ごしました。

さて、一旦ホテルの帰り、夕刻まで休養。

今回のメーンイベントである ジャズライブを楽しむ。

曙橋駅で友人と待ち合わせ、会場の1階にある居酒屋で

開演までの間、一杯喉を潤すことに。

本日の 女性ジャズ・ボーカルは 「クリビア sachi 」さん。

実は、彼女は現職のサラリー・ウーマン

趣味が高じて、本格的ジャズボーカルに只今熱中!です。

縁あって、この会場で歌っております。

現職なので、基本的には、土曜日の夜のステージに。

その他、ボランティアで、老人ホームや関連の施設への訪問で

お年寄りの皆さんとのひととき。

また、地域の催事やイベントなどにも招聘されステージにと

活躍中です。

ご登場いただきます!

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美人でしょ・・・魅力的な方です。 

レパートリー ・・・

懐かしい曲が  きっと みなさん 酔いしれますよ。

比較的 選曲しているのが

Misty /  What a wonderfull word/ The shadow of your smille

Tennesse walth/ This masquerade /  Fly me to the moon

It's only a paper moon / Day by day / lullaby of birdland

Smoke gets in your eyes /  When you wish upon a star

まだまだ ありますよ!

 

もっと聴いてみたいでしょ! お出かけください。

あなたの、お友達にも声を掛けていただければ・・・

幸い(sachi ) です。

 

 この日は、彼女の職場仲間や、元の同僚先輩方も。

おかげさまで満員の中、感動と感激のライブを楽しみました。

私、彼女の大フアンなんです。

というより、「クリビア・sachi」の命名の親 ・・・・が、私。

職場の先輩でもあり、同じ趣味で意気投合・・・

会場もご紹介します。

 

曙橋近くです。 徒歩4分くらい。 

住所:新宿区愛住町19-24 アイシーエルビル4F

電話:03‐3358‐4885

http://www5.hp-ez.com/hp/fillin/

東京在、または近郊にお住まいの方、 お気軽にjazz

を楽しんでは如何  ?  ・・・・・

場内は席数、20名くらいでしょうか。

ベース、ピアノ そして オーナー 直々のドラム担当

こんな おじさんです。(顔、載せちゃったけどいいかな?)

真ん中がオーナーさん。

 この体格で叩く ドラム 迫力ありますよ。

 また、震えるような・・・・微妙な表現は、ボーカルとも息が合って

 jazz の真髄を 身体に流し込んでくれます。

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詳細はホームページ &お電話で。

ライブの後、夜更けの街を歩いてホテルへ着いたのが

もうすぐ 午前様の時間でした。

「心地よい」は心地酔いも 手伝って 増幅しています。

「Good night」 


A thing last week NO.3(6.22-23)

2012-06-26 | 日記・エッセイ・コラム

午後からは雨は上がっていたが薄曇りの天気

浅草へ向かった。

完全な「おのぼり」さん行動を。

今、動いている東京って、何?

そう、これしかない。

タワーの雄姿を一目だけでもと。

時間の都合上、タワーを眺めるだけ。

と、言う訳で・・・・シャッター・ポン

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 誰もが、ここでの 一番スポット・・・・

吾妻橋の傍ですよ。

634mの高さは、空の上ですね。

開業から1か月目の今日6月22日 奇しくも?

東京スカイツリー訪れた人が550万人だって。

予想をはるかに超えた人の動きだそうです。

いつか、塔に、展望台から東京の街を眺めてみようか。

さて、お昼の時間です。

ここも、久しぶりに訪れた店です。

浅草で「どんぶり」食べるなら・・・この店だね。

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「まさる」

名物親父はいまだに壮健

「この海老は天然ものです。

だから、プリプリで、養殖では味わえませんよ・・・・と、舌好調!

出てきました・・・これです。

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ネタは、全て 江戸前に拘る。

パリッと揚がり、中ジューシー・・・歯ごたえ抜群 「美味い!」

 この丼で3300円也。  

高いか、安いかは・・・食べてみりゃ答えが・・・でも、個人差ありかも。

 

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お店には、各界の有名人の色紙がいっぱい。

あるある。 近くだけに、落語家の名も、またグルメ自称の面々。

「児玉清」「小さん」「小朝」「ヨネスケ」

これ、いいねえ。 「以食伝愛」 中華料理の 陳健一さん。

もう一度 吾妻橋の袂へ。

すっかり田舎爺さん。 観光人力車のお兄さんにシャッターを。

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食後、少し 浅草ぶらり・・・相変わらずの人、人、人・・・

どうみても、東南アジア系が多いね・・・甲高い声、飛び散る言葉。

いつでも浅草は地球人のたまり場である。

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足は、銀座方面に。

銀座と言えば、四丁目から。

ご存知の「服部和光」の雄姿です。

田舎爺さん、懐かしく、人波に付いて行きながら・・思い出に浸ってました。

八重洲口近くの 「ブリジストン美術館」へ。

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今回の企画展「あなたに見せたい絵があります。」

ご存知、石橋財団の美術館

この美術館開館60周年記念の企画です。

九州久留米市の「石橋美術館」と、ここ東京

の「ブリジストン美術館」

ここも、九州も 何回も足を向けているところですが、今回の企画は

二つの美術館の収蔵品の中からテーマごとに選んだ作品の展示。

「自画像」「肖像画」「ヌード」「モデル」「レジャー」「物語」「山」「皮」

「海」「静物」「現代美術」「コレクション展示」「古代美術」と。

 

 こんなに分かりやすく、丁寧な展示は ユニークです。

テーマが同じですから、画家の筆使いが比較できて面白い。

まぁ、教科書や美術書に並ぶ、巨匠たちのオンパレードです。

それぞれのテーマから、気に入った作品は。

自画像は、ポールセザンヌ。 肖像画は、岸田劉生「麗子像」

ヌードは、ルノワール「すわる水浴の女」モデルは、マテイス。

物語は、青木繁「海の幸」山では坂本繁二郎「放牧三馬」

川は、モネ「睡蓮」 海、モネ「黄昏、ヴエネツイア」

静物は、安井曽太郎「薔薇」・・・・・・もうこの辺で。

企画展のタイトル通り・・・こんな機会に出会ってよかった。

それも、この企画展 6月24日までだったのだから。

夕刻にはホテルにチェックインしました。

元の会社の後輩の実家が経営している主として外国人を。

池袋から乗り換え、「椎名町」下車、商店街を通り過ぎた

静かなアットホームな処です。

気兼ねなく滞在できて、さりげない心からのおもてなしは

言葉が通じなくても、心が通じる・・・そんなフワッとした気配りが素敵。

何でも、現在は外国人仲間の「口コミ」で、東京NO.1の人気だとか。

近くは東南アジア~欧米人まで、 今流のネット予約で大繁盛?

素敵な彼女?との夕餉の時間を。

想いでもいっぱいの「渋谷」で。

歩き疲れて・・・その晩はぐっすりも、いいとこです~夢の中でも

「美術館めぐり」していました。

まだまだ続きます。


A thing last week NO.2( 6.21-6.22)

2012-06-26 | 日記・エッセイ・コラム

東京駅発 新幹線で熱海へ。

ジパング倶楽部の会員なんです。

8_001熱海まで往復乗車券、

自由席特急券

3割引きで 3810円。

OB会の会場は 熱海 後楽園ホテル

到着後は、ホテルお迎えのバスにてホテルへ。

受付で参加費支払い、割り当ての部屋へ。

しばらく休憩後、総会の会場へ。

いるいる・・・懐かしの面々・・・み~んな元気な顔、顔

声を掛け、握手をし、お互いの無事を・・・

この瞬間こそが、喜びの時間でもある。

北は北海道から、南は沖縄まで これって凄いですよ。

総勢80名弱・・大いに元気な80代も ゴロゴロと?

将に、高齢化社会の見本市です。

でも、生き抜いてきた顔は、艶もテカテカ、血色は?

欠食児童並み? 怒られそう・・・。

正直、まだまだ「黄泉の国」の切符は買わない面々

・・・・・と、感じました。

「稀」は若く、「傘」さえも、この調子だと・・・「白」の気配?

怖いような・・・長寿って、いいこと? でも、一方 怖いね。

議事は、毎度おなじみの進行で・・・。

ただ、今回は、その他の事項で、会場盛り上がりました。

まぁ、内輪の話ですから・・・詳細はね。

個人的には、時代も変われば、ルールも変わるのは必定。

せこい異見? に翻弄されることなく・・・

(理事の皆さんの衆議でいいよ)

OB会って、難しい組織にすることはない!

真に、それぞれが抱いているロイヤリティこそが生命線でしょ。

やみくもに会員を増やすこともないし、財政が逼迫なら

年会費の増額だって・・・本音は「み~んなOK」なのさ。

遠慮なく、どんどん 理事さん 出発進行!

****これ以後の、「飲ん兵衛」の有様は、どこも同じの醜態です。

翌朝、大雨です。

残念なことに、ゴルフ組の皆さんは中止に。

私は、雨を縫って MOA美術館へ。

そう、何十年ぶりだろうか・・・「箱根に緑の雨が降る」 なんて

昔懐かしい、歌謡曲の情緒ではない、どしゃぶりの雨です。

美術館までのバスに乗っていたのは、数人のみ。

開館と同時に入館・・・たったの10名たらず。

このどでかい美術館に呑み込まれてしまいそうな小粒な人が。

この時期では、鑑賞できない「絵」が1枚

尾形光琳の 国宝 「紅白梅図屏風」絵

最近、テレビでこの絵の 「金箔」は、貼ったものか?

いや、金泥を使って描いたもの・・・諸説、未だに結論が。

現代のX線回析帆法とやらで、MOA美術館は

「金箔を貼ったもの」として発表

そんな話題の絵ではあるが・・・ここも、本物ではなく。

・・・・・・・の作品で我慢を。

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二曲一双   この微妙な局面 大胆な構図

 現代の発想より、より斬新な感じですよね。 

凄い! としか表現が・・・・・。

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 気が付いたの・・・右に 「青々光琳」

 

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左に 「法橋光琳」 と 落款が・・・・・。

どうやら、この銘は、彼の晩年ということらしい・・・。

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この「動き」は、見る人の心を揺さぶりますね。

絵の中に吸い込まれそう・・・・

この日の館内の静けさが一層、ときめきと感動を増幅してくれました。

企画展も多彩な作品群で じっくり、ゆっくりと鑑賞できました。

また、この館の逸品

国宝 色絵藤花文茶壺 野々村仁清 作

さらには、 展示室 6,7室の 陶磁器類

景徳鎮窯の名品の数々は圧巻でした。

「目を肥やす」には、本物との出会いですね。

これは、「絵」も 「書」も、「音楽」も、「食」も・・・

もちろん、「人間」だって、本物の人間との出会いこそが

「肥やす」ことの条件だと思いますね。

冷たい雨は、この美術館から遠望できる景色を遮断するほどの雨。

近くの樹々が、まるで 墨絵の世界を彷彿とさせる・・・

これが本当の「絶景」

新幹線は上りを。  再度、東京へ。

続きは NO.3 へ。


A thing last week NO.1(6.21)

2012-06-25 | 日記・エッセイ・コラム

6月21日。

早朝5:30 自宅を出て空港へ向かう。

当然ながら、道はガラガラ? そう、車の姿はない。

あっと言う間に空港へ到着。

駐車場へ車を置き、チェックインカウンターへ。

久しぶりのフライト・・・スタフライヤーで東京へ。

会社のOB会へ(今回は「熱海」)

昨年は、未曽有の震災のため中止し、今回に。

集合は夕方だが、私には毎回の楽しみがある。

このOB会の前後を利用して趣味の「美術館めぐり」だ。

さぁ、その美術館めぐり ぶらり旅を。

上野の森に着いたのは開館前。

先ず最初は国立西洋美術館へ。

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西洋美術館 過去何回通っただろう。

東京に居るときは、何かと言えば、心休めるのはここだった。

常設館の「松方コレクション」の1枚1枚に向き合って過ごすのが

至福の時間だった。

今回は、「ベルリン国立美術館展」を。

珠玉の1枚に会える。

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そう、この大看板にある 右側の1枚の絵。

「ヨハネス・フェルメール」

「真珠の首飾りの少女」なのだ。

1662~1665年頃の作品と言うから・・・・

460年も前の絵なのだ。

輝いていました。 

ほんの小さな額に収まっているのに。

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北九州~羽田を飛んで行けば・・・・

この絵に会えるのだからね。

普段は、「ベルリン」の美術館の壁に掛かっているのだよ。

因みに、左の肖像画は、「*マルティン・ルター」なんだ。

*ドイツの宗教改革者

ドイツと言うお国柄?か、収集の眼が極めて重厚な感じでしたね。

宗教色の強い絵画と、肖像画が。

つまり、絵の真の意味するところを理解するにはなかなか・・・・。

収蔵量も豊富、幅広い価値ある絵が出展されていました。

お馴染みの画家たちの絵も。

ボッテイチェッリ、ヴァンダイク、ベラスケス、ルーベンス、デユーラー

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館内は比較的静かで、人出もまぁまぁ・・珍しいなぁ~。

後は、いつものように「松方コレクション」を。

そして、いつもこの上野に来ると。

もうひとつ行くところが。

上野駅構内の「アンデルセン」 そう、パン屋さんなのだ。

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毎回、ここで朝・昼食を。

コーヒー&各種焼き立てのパンを楽しんでます。

そして、次の美術館へ足を伸ばすのです。

今回は、偶然にも「フェルメール」に関係がありました。

実際は、絵の愛好家としては、そこまで・・・と言う感はあるのですが。

でも、現代の科学の粋を集め、高度な技術力の結果が新たな芸術的

価値をも生んだのです。

「フェルメール」の全作品(37作品)の贋作です。

素人では全く判別なんか来ませんよ、額だって、本物と同じ素材で

精巧に作られているのですから。

驚き、桃の木 山椒の木・・・・・こんな駄洒落じゃ、怒られますね。

銀座松坂屋のすぐ裏のみゆき通り

 「フェルメール・センター銀座」にて

銀座ソトコトロハス館

「フェルメール光の王国展」

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絵を少しでもかじった方なら・・・この絵 見覚えが?

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この絵も。

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そしてこの絵も。

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さらには、フェルメールの故郷 デルフトの眺望

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所謂、本物ではありませんが、十分に楽しめました。

能書きを並べるばかりじゃなくて、素直に、1枚の絵として

見る方の私が、「いい気分」で眺めればいいのです。

本物の1枚との出会いと、贋作との出会い。

芸術とは、アートです。

たまにや、「アッート」驚いて楽しむのもいいのではないかと。

「A thing last week NO.2」

 明日に続きます。


殊勝な気持ちで

2012-06-20 | 日記・エッセイ・コラム

今日はこの地区の「老友会」の研修旅行

一日日帰りのバス旅行ですが。

昨日の大雨もうそのように晴れあがり、暑いくらいに。

これも日頃の精進のおかげ?

総勢38名 補助席を使っての大人数での出発。

本日は、昔に戻り「添乗員」の役目でお世話役を。

最初は、「宗像大社」

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早朝の境内は静かで、柏手の音も響きます。

それぞれが、思いを胸に・・・。

本宮だけで 済ます中で、個人的に 少し 奥の宮へ

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奥の「第二宮」「第三宮」まで足を延ばし・・・

参道は薄暗く、自然に神妙な気分にも

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「厳か」という言葉が出てきそうな、暗い参道を踏みしめて歩くと、

敷石のギシギシという音に思わず後ろを振り返る。

静寂だけがそこにある。 

何だか、ご利益を授かりそうな?

次は、特別養護施設に挨拶に。

会員から「タオル」の贈り物をして施設を後に。

車を返して、次は「宮地嶽神社」へ。

歩く参道、階段は長く、汗ばんでくる。

境内の「菖蒲園」は見ごろを過ぎ、また昨夜の雨で姿も哀れに。

昼食は、和定食。

海辺の料理旅館、さすが魚は美味しく、皆さん好評でした。

最後は、博多方面に向け、最近出店の「イケア」に。

平日だというのに店内は人、人、人のゴミ?・・・・・

それも若い人が群れを成して蠢いていた?

駐車場はもう、満杯状態

凄いですね・・・言葉もありませんでした。

ちょっと、高齢者に広すぎ、人が多すぎました。

買い物のシステムも、なかなか呑み込めない方も多く

やはり近代的手法には、いまいち戸惑った時間でした。

予定時間17:00 全員無事帰着。

ご苦労様でした。

明日は 早朝便で 東京へ。

この「ブログ」 24日まで お休み致します。

お休みの4日間は、改めて 掲載しますので。


まだまだ続けるよ・・・

2012-06-19 | 日記・エッセイ・コラム

去年の4月から始めた朝日新聞一面のコラム「天声人語」

の書き写し。

以前は、パソコンに毎日の天声人語を読み終え、次にパソコン

へ打ち込む・・・。

ちょうど去年に、朝日新聞が「書き写しノート」なるものを販売

これはいいやと早速、近くの新聞販売店に問い合わせると

「お持ちしますよ・・・」 と、言う訳で 3冊分ずつ依頼している。

こんなノートです。

2014_002A4版 原稿用紙様式

1カ月分が1冊に

朝日新聞の1面に100年続く・・・「天声人語」

私も、50余年 愛読している新聞です。

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毎朝、先ずは この天声人語から一日が始まる。

紙面を読み終わってから朝食に。

「天声人語」の書き写しは、その日の予定で変わりますが、なるべく

その日の行動の一番にしています。

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紙面を読みながら(2回目)、できるだけ一行を頭の中に記憶させる。

このノートは、原稿用紙になっており、紙面の天声人語と同じ字数・行数に

なっているのです。 段落分けの記号である「▼」も含めて写すのです。

書き終えて、新聞の天声人語を切り抜きして、ノートに貼り付けます。

左上の空白欄には、記事の感想や、漢字の意味など、関連の気が付いたこと

なども整理します。

天声人語欄を、読み終えた時点で、ハサミで切り抜き、ノリで貼る。

この一連の流れも、自然に続けることが。

こうして毎日続けていると、パソコンでは容易に漢字の変換をしており、

自分で書いていないので、実際に書くことによって覚えていく。

意味を考える。 指先の運動ですから、脳の運動としても最適ですね。

たまに、依頼される講演などの話の横道には、この「天声人語」の

書き写しの 効果が、高齢者の「ボケ防止」いいいですよ~・・・と。

頭の体操そのものです。

「読む」、一人で声を出して読む。 これが良いようですね。

「書くこと」で、脳に刺激を与える。 字も覚える。意味を調べる。

この意味なんかは、知っているようで・・・調べると、今までの意味が

まったく筋違いであることも。 

おかげで、「辞書」を引くことが多くなり、これは勉強になります。

また、文章の表現力にも身に付きます。

短い文章で、相手に伝えることは、なかなか難しい。

身近に、こんな文章の先生がいるのですから、大いに活用すべき。

天声人語の書き写しの前には、このコラムの執筆者の本が情報でも

ありましたね。

古くは、文章の味わいを堪能した「深代惇郎さん」「辰濃和男」さんの1冊

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文章は流麗

リズムがあり

スラスラと読めるのがうれしい。

しかし、意味は深く、重量感がある。

彼は、徹底的な反骨漢でもある。

20246_007_3著者は言う。

この本の主役は風です。

風の色、風の形、風のにおい

そういう風の気配を、ほんの少しでもいい

この本を読んで下さる方の心にお届けする

ことができたらと思うのですが、いかがでしょうか。

と。

著者の「感性」と言葉の背景を見つける凄さに

「自然を見つめる眼」の位置が 読む人を癒してくれます。

勉強しながら、楽しみながら、話のネタを探りながら・・・

無精の私が、続けられる数少ない、この「書き写し」です。

ネット 「アスパラクラブ」も、いろいろ幅広い勉強が。

やっぱり、脳は常に動かすことが「元気」の源。

これ、間違いなし!

あれこれと忙しいこともあるけれど、要は、今日、「何をするか」

優先順位を整理して、気負わず、淡々と やれば ・・・

今朝の天声人語の初めの一行、「文字は書くより打つものとなり、

ペンダコは死語になりつつある。」

・・・この一行が、今日の一文のきっかけとなりました。


にんまりの「父の日」に。

2012-06-17 | 日記・エッセイ・コラム

 玄関から、「おはようございます、宅急便で~す。」

・・・・大きな箱、 二つ抱えて。

差出人名は、長男。 次男の名が。

箱を開き、包装紙をほどくと・・・

006

ああ、そうか、今日は「父の日」だったのだ。

贈り物は例年どおり。

長男は、「あけぼの」と「花園万頭」のお菓子を。

私は、固い硬い、煎餅が大好き。

その固いのが、ここ「あけぼの」のげんこつ。

何かあると、長男から贈ってもらってます。

もうひとつ、両刀使いの私。

甘いものにも目がなく・・・特に、「小豆」もの。

羊羹は、「とらや」&「藤村」

甘納豆なら・・ここ、花園の、ぬれ甘納豆に。

もう、この美味さは格別です。

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次男は、「和久傳」の青竹酒と夏野菜のオードブルを。

このオードブルは凄い。

013栞が入っているのですが::

こんな食材が。 10品を、彩り豊かに。

鱧 (湯引きしています) 鱧の子 醤油で味付けし、寒天で固めました。

海老 薄味に炊いています。 長茄子 輪切りにし、素揚げしています。

茗荷 甘酢に。 青唐辛子 素揚げ。 冬瓜 柔らかく薄味に炊いています。

南瓜麩 少し甘味をつけて炊いています。 

椎茸 干し椎茸を戻し、甘辛く炊いています。 蓮根 甘酢に。

木の芽、 特製ジュレ

「お召し上がり方」 よく冷やした鱧と夏野菜を、彩りよく盛り付け、

冷蔵庫で2時間以上冷やした鰹出汁のジュレをかけてお召し上がりください。

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もうひとつの酒の栞にも なかなか細かい注意が・・・

「このお酒は青竹から出る成分を混ぜ、まろやかになるよう

特殊な調整をしてあります。青竹は生きておりますので

三、四日たちますと、色の成分も枯れてしまいますのでお使いに

なるまで冷凍保存願います。そして、お飲みになります折は、

五時間以上前に竹に移して冷たくひやしてお呑みくださいませ。

・・・・・」 と、細かい呑み方の注意が。

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小さな青竹の猪口二つ。 徳利も。

早速、青竹に酒を入れて冷蔵庫で冷やし・・・・夜の準備を。

遠く離れていても、1年に2回(誕生日、父の日)

こうして「飲兵衛の父」へと、気を遣ってくれます。

本当なら、家族揃って一杯やれればとも・・・・

(*お正月は感心なことに、毎年、帰省し家族揃って過ごします)

まぁ、子供たちも、40歳を過ぎ、社会人として人並みに歩いている

ようだし・・・・こうして「親」の方に「気」が向いてくれているだけでも

感謝、感謝です。

息子たちよ! ありがとう! 

今宵は、女房殿と一緒に、青竹で心地よい酔いを楽しむことに。

 


紫陽花 悲し!

2012-06-16 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨の雨は、やっぱり鬱陶しい・・・・

昨日から止むこともなく、降リ続く。

庭も水浸しになって 急ごしらえの池?

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水面が光って 砂も綺麗に洗われて、これはこれで美しい。

しかし、折角花開き、じっくりと眺めを楽しもうとした矢先の雨

おお! 可哀そう!

ぐったりと首を垂れ、力なく、地面に頬を付けているではないか。

きっと昨夜からだろう・・・もう、疲れてきたのか、色を無くしつつある。

「紫陽花」は色変わりをする。と、言うが。

この強い雨に打たれれば・・・「色」を失う。

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1列に並んだ紫陽花の株 雨に顔を落としているのが、30個にも。

さらに、次々と 枝がしなって、首を落としていく。

今日、1日雨が降り続くと・・・もう、花は回復できない。

006
花びらも、水に浸かって・・・時間と共に、褪せていく。

枝が頭を支えきれなくなってきた。

み~んな、頭を こちらに傾けてくる。

いっときの小降りが欲しい。

雨を払いのけて、元の姿勢になって、少しの時間の陽射しがあれば

きっと、元の元気な姿に戻るのに・・・

でも、雨は降り続く・・・

これが、梅雨の雨。

慈雨にもなれば、豪雨にも。

紫陽花には、無情の雨に。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。