今回、広島でのOB会開催。
集合前に広島に来れば・・・まずは「ここに行く」
それが「ひろしま美術館」です。
気分が爽やかになる美術館なんです。
ひろしまという街が、「平和」を象徴しているからかな?
美術館の佇まいにも心が落ち着く場所なんですね。
さらに、懐かしさもありますこの街に。
以前、会社勤めの折には2回ほど(通算6年)
赴任地として過ごしましたから。
本館正面です
この本館は、原爆ドームをイメージした丸いドーム型展示室になっており
本館を取り巻く回廊は、厳島神社の回廊をイメージして造られた。
本館回廊部分
展示室は、1室~5室に分かれて鑑賞できるように。
その日はとても暑く・・・鑑賞する前にひといき
本館前の「カフェ ジャルダン」で冷たい飲み物を‥‥
一杯、喉を潤いしてからのスタートです。
ご存じのように、この美術館は「印象派」の作品が多く
何度も通っているうちに 「お馴染みの画家に会える!」
そんな楽しみも加わり、ここを落ち着く美術館です。
さっそく、歩いて行きますか~。
作品紹介にします。
なんせ作品の数も多いし、大変ですから
私の好みで 写して来ました。
先ずは マネの「バラ色のくつ(べルト・モリゾ)」
画面下の 小さな靴、ピンク色ですね。
この夫人は、エドゥアール・マネのモデル(ベルト・モリゾ)
画家です。そしてエドゥアール・マネの弟
ウジェーヌ・マネの妻です。 ややこしい?
私の好きな作品 この1枚。
「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」
マネは「黒」が大好きですよ。
日本美術館には必ず? この画家の1枚はある・・・。
モネ 「セーヌ河の朝」
ルノワール 「パリスの審判」
「パリスの審判」 主題はギリシャ神話でトロイア戦争の下人を作ったパリスの審判から取られている。
彼、最晩年の作品でこの時代のルノワールの作品のうち最も優れたものの一つとみなされている
《プライアの王ペレスと海の女神テテイスの結婚式が催されたとき、すべての神々が酒宴に招待された。
しかし、不和と争いの女神エリスはただ一人招かれなかったことを怒り黄金の林檎に
「最も美しい者へ」と刻んで祝宴の中に ・・・(略) という物語 》
この絵の真ん中、 アフロディテだけは衣服を脱ぎ捨てており…リンゴを受け取ろうとする
しぐさは誇らしげである。
ルノワール 「裸婦」
ドガ 「馬上の散歩」
ドガ 「浴槽の女」
ドガと言えば「踊り子」ですよね。
(舞台の踊り子)
実はそれと同時に「浴女」をテーマにした作品も多く描き残しています。
{ この「浴槽の女」 女性らしい丸みを帯びた体のラインが柔らかく表現されており、
非常に美しい作品。 パステル画で描かれていることもあり柔らかさがより際立って
いるように見えます。 }
ちょっと他の作品紹介しましょう。
「髪を梳く女」メトロポリタン美術館 「浴盤(たらい)」 オルセー美術館
ピサロ 「ボン=ヌフ」
ピサロ 「水浴する女たち」
ロートレック 「アリスティ・ブリュアン」
ロートレック言えば…あの有名な「ポスター」
この作品も これ!
当時人気の「民衆歌手」ブリュアンを半身像で画面に大きくとらえた版画ポスター
シンプルな構図と色遣いの中に、モデルの顔立ちと彼が身に着けていた定番の衣装
までを鮮明に描き出している。
セザンヌ 「座る農夫」
セザンヌ 「曲がった木」
ゴッホ 「ドービーニーの庭」
ゴッホの作品は
「ブログ」 {ゴッホはほんとうにピストル自殺をしたのか?}
(2,021・6・14 NO.1 ~ 7・27 NO.21 で
詳しく紹介していますので、読み返してみてください。
ヴラマンク 「雪景色」
ヴラマンクは冬のこの村を主題に数多くの作品を描いています。
ルオー 「ピエロ」
マティス 「赤い室内の緑衣の女」
マティス 「ラ・フランス」
今年の6月 東京「東京都美術館」でのマチス展の紹介をしています。
ブログ 2023・6.22~23
ピカソ 「仔羊を連れたポール、画家の息子、二歳」
ブラック 「果物入れと果物」
ローランサン 「花束を持つ婦人」
ユトリロ 「シャランド県アングレム、サン=ピエール大聖堂」
モディリアーニ 「男の肖像」
シャガール 「ヴィテブスクの眺め」
シャガール 「恋人たちと花束」
フジタ 「裸婦と猫」
何と言っても この「フジタ」の1枚は 凄い!
何度見ても… この「白」の魅力? 猫ちゃんも可愛いねぇ~
回廊に架かれている中から 1枚
ピカソ 「母子像」
今回気が付きましたのは「ピカソ」について…
展示室、回廊と、さすが巨匠~
さらに、こんな発見を。
本館を出てすぐの緑の木々が目に止まりますが…
小さな標識があって、 こんな
マロニエの花
ピカソと息子クロード
クロード・ピカソ
( 2023 8月25日 76歳で死去 )
驚いています…あの、親父パブロ・ピカソの膨大な作品の財産管理は?
ピカソは平和を愛する画家でした。
ご存じの大作「ゲルニカ」を描いたのも戦争絶対反対!
世界の平和を祈っての1枚だったのですから。
その血を受け継いだ息子のクロードは、「ひろしま」の為に、父の思いを
重ねてこんな行為になったのではないかと…
「1枚の絵」を鑑賞するだけじゃなく・・・ 美術館には「物語」ある。
こんなことを発見しました。