黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

ジョン万次郎の羅針盤

2021-03-31 | 日記
 講演の資料を準備する際には、それなりに事前の勉強?も必要。
 今、依頼されている一つの講演がコロナ禍の為に延期中。
  去年の予定が、伸びに伸びて~いまだ目途がたたない。

 その内容を調べている際に…「少し面白い挿話が欲しいなぁ」と。
 講演の核となす話も大切ですが、聞いている方々の反応をみるには
  「横道」も大事と。

 本筋は
  「坂本龍馬と前島密」を
 
  どんな関係? 
  そうなんです、今回、
  ちょっと意外な組み合わせを。

 同じ幕末の時期に、先進的な感覚を身に着けていた二人。
 この時代にとっては 稀有な異才を発揮したとこいえる二人。

天保6年(1835年) 新潟県に生まれた「密」 
                        
 同じ年     高知県     「龍馬」
           

      雪に閉ざされた    寒い越後の国、 
  かたや、山際に阻まれた土佐  暖かい南国高知
      環境の違いは 生活に影響するのか?
  しかし、この二人にとって
  僻地であろう? というマイナスにへこたれていない。
  「閉塞」を自力で脱した。 これだ。

  そして、未曾有の変革に邁進し、先行き不透明な読み切れない
 未来に対し、日本の進むべき方向を具体的に示した点が・・・
 共通しているのだ。

  己の望む方向へ現実を近づけるという着想力・発想力
 これも凄い。

講演を依頼された先方さんが「郵政」に関係したところなので
 「前島密」(日本郵便の父)を取り巻くことに。

  さらに、ちょうどこの時期に「1円切手」が新しくなりました。
       ⇒ 
   「俺の時代も終わったのか?」 と嘆く? 密さん。

さらに、さらに 現在も治まらない「コロナ」
私得意の駄ジャレ? で 
「3密」に引っ掛けて・・・・「密」

 そんなところから
 この講演のタイトルを「坂本龍馬と1円切手」と考え~。

 まず、この二人 例の日本中が 大騒ぎの「黒船来航」
       
  あのペリーさん。    

 龍馬も、密も~  この黒船を 見に行った! 

   そうそう、かの「吉田松陰」も、そうなんですね。
  こんなこぼれ話も考えながら・・・シナリオつくりをやってます。


ある日 本屋に出かけ、1冊の本を
 これがまたまた 私の心を揺さぶった…

こりゃ大変だ! またまた話のボリュームが増えそうだぞ。

それが この本
        

   「ジョン万次郎」
               
  
 作者は、ジョン万次郎(中濱万次郎)の曽孫(4代目)
  中濱武彦氏。  

 本を読む進めていくうちに~
  万次郎と、密、龍馬の接点が 出てくる、出てくる。
 これは、大変だ。
   それぞれが、三人三様  これらの
 登場人物とからみ、繋がっていくんですよ。

 ますます話に「重み」が増すぞ! と、熱が入ってきた。

 だってこの明治維新前後は、とても面白い時代です。
 「変革」という 大きなキーワードで いろいろな話も。
 役者も勢ぞろいなんです。

 この本の中にも、「万次郎」を取り巻く 逸材たちの数の多さ。
 ひょっとしたら? この講演は・・・・
 「万次郎話」の方が いいのかも とさえ 考え始まました。

  まだ これからまとめていくのですが~
 ちょと登場人物を少しだけ 
 これだけいれば、 どんな場面でも 切り替えができて
   時間が不足するなんてことはありませんね。

 
太平洋の無人島に漂着した万次郎

 アメリカの捕鯨船に救助された~
 ジョン・ホランド号 船長ウイリアム・ホイット・フィールド
                                                

 10年ぶりに日本へ帰国した際の薩摩の国
藩主 島津斉彬       土佐に帰り 藩主山内容堂  岩崎弥太郎
                        

江戸では
 佐久間象山     老中阿部正弘     江川太郎左衛門
              

  そして あの咸臨丸に乗って 一緒にアメリカへ 
             勝海舟       
                                       
  
         

   「咸臨丸」が 切手になっている。
          「日米修好通商百年記念」
     「密」さんへの天国便でもあれば 教えた上げたいね。
  
          「大政奉還」の徳川慶喜
            
       
  今、「令和」の時代です。
    「黒船」がやってきて 日本中を翻弄
     あれから すでに150年もの時間が・・・
     そして今の日本は? 
    「コロナ」という 化け物に翻弄されています。
   
  奇しくも 土佐の出身の 坂本龍馬とジョン万次郎の二人

  遠く 海のかなたを眺め 日本の行く末を心配しているのでは?

      高知桂浜 龍馬像             足摺岬 ジョン万次郎の像

     
    
     
     さてさて、 この話の結末は、どんな風にまとめようかなぁ~ 

   やはりこれは、当日まで誰にも言えない。
 
         「密」に しておこう~ 
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山の空気は美味しい!

2021-03-24 | 日記
 快晴!
  孫の誕生に「記念植樹」した桜。
 そろそろいいかなぁ~と、殿川ダムの丘陵地
 「殿川クリーンクラブ」の場所へ。

 まだちょっと早い感じ。
  手前の1本ですが…

植栽して 5年目~同じ時期でも、種類や場所によって
随分成長が違うみたいですね。 肥料やりに来ないと?

  
 周囲の様子もまだまだ でも、この陽気です。
  桜は、「三日見ぬ間の桜かな」もありますからね。
 今週末にもう一度、ってとこかな。

  ついでなので、久しぶりに
 「内尾のお薬師さん」に登ってきました。

  信心篤い方たちの仏様の数々が迎えてくれます~
        

  さぁ、頑張って~
 
  天気がいいと、気分も楽に…足取りも軽く?
  いやいや、階段って、足にくるんですよ~

 頑張って、声かけられているみたい?
          

  う~ん、やっぱり 結構なもんですよ。この坂。

   
 

 やっと 着きました。
  心静かに、手を合わせ~

 

このお薬師さん 木造坐像ですが 3m近くも。
僧、行基作と伝えられております。
江戸時代に一部修理しているそうですが、室町後期から鎌倉時代に
作られたと認められているもの。
 
祠を抜けて~裏に出ると…広々とした場所、隣には朱の鳥居が~
  ここも 静寂の地。
  しばし、ほんのり汗ばむ体 一息の時間でした。

  これは、なかなかのショットです。

  祠から 対岸の桜景色を望む~

   

 

 さぁ、下りの階段  一気に。

 やれやれ 、清々しい気分でお参りができました。

 降りてきて帰りの道
  寄贈された方でしょう、 石仏像に~お花を持参し飾って
 お参りしておりました…
  「いいお日和ですね~ ご苦労様です」と 声かけて~

 水面の静かなこと。
 桜満開なら もっともっと いい気分でしたが~



 
我が家から車で あっという間の距離。
 今週末に もう一度 ってとこですかね。

    その時は、「おにぎり」 絶対必要だね!

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のどかな朝

2021-03-18 | 日記
 朝日がまぶしく輝き庭の木々が動き始めています。

ベランダから眺める今の時間(朝の8時前)は
 まだ周囲の人の気配もなく、静かそのもの。

 椿の花の蜜を吸いにやって来る小鳥の羽音がはっきりと
  耳の残る~ 気温もまだ 肌寒く感じる庭。

 ちょうど今、花や樹は 色彩の競演中なのです。

  左から
  「白」ユキヤナギ 「黄色」 レンギョウ 、サンシュウ
  その奥「ピンク」トキワマンサク 「緑」 山茶花、椿、 


 ちょうど 太陽の光が反射して 色彩の効果も抜群です。

 庭出でて、シャッターを押していきます。

 ご対面~ いい感じですね。
   今年の レンギョウは 黄色がとっても素敵です。
        この透明感がいいですね。

  高浜虚子の俳句に こんな1句が
     「れんぎょうに 見えて居るなり 隠れんぼ」



 隣の 「サンシュウ」も はっきりと小さな花の粒が
  同じ黄色でも 淡い 知的な黄色ですよね。


 こちらは 「白」なのに 凄く豪華に感じます。
   白は 質素、控えめ…とんでもない、 
 これこそ 派手やかで、周囲を睥睨するような「白」

 満開の「ユキヤナギ」

 これにも この句が

    「雪柳 いま 満開の重さかな」 田中一生

 

 ぐるりと向きを変えて~

 欅の樹の下には 「リナリア」の薄ピンク、白、紫の色彩で~


 そのまま カメラ後ろに下がって~ ベランダ方向へ向けると

 もう、トキワマンサクの紅色の花が 咲き始めています。
  こちらから眺めても パレットの上の色彩のように

   右下には、「スズランスイセン」が 小さな花を
   


         
        

  庭の中央は

 左右に「ユキヤナキ」が。
  奥の樹の垣根は トキワマンサクです。 もすすぐ花が~
   右奥は、「利休梅」の気品ある白の花が

 

 利休梅の満開はあと、もう少しの時間が
 


 ベランダの鉢上の花も キラキラしています。

 「さくら草」

  この花にも すてきな1句が あります。
  「もとこれは 野の花なりき桜草」 石塚友二

   「咲きみちて 庭盛り上げる桜草」 山口青邨

 

  「ガーベラ」

 「ガーベラの 花の化身と なるは誰」  稲畑汀子

 

 
 のどかな 朝のひと時を愉しんでいます。

 それにしても、花を愛でながら~ 1句が すぐに浮かんでくる
      俳人たちの感性~ 凄いですね。

 「 芽が出て、蕾、花が咲く~そして 散っていく 枯れる 」

世の中の動きをつぶさにキャッチする 「目」と「感性」
 私たちも 見習うこと多いです
    ちょっとした変化に 「気が付く」
      このこと とても 人生では 大事なこと。 

  調べてみると、どんな小さな花でも、
     野の名前も知らなかった花にも 声をかけて
  みごとな 句に仕上げられる見事さ・・・勉強になります。

  週明けには コロナ 「緊急事態宣言、解除」のよう~

 心しながら、三つの対策も十分に配慮し
   少し、 外の 春を拾いに行ってみるのも いいかも?
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春風に魅せられて~絵の鑑賞

2021-03-14 | 日記
今川堤は菜の花は既に満開…桜並木はもう少し。
 例年より開花宣言が早いという「福岡市」でしたが~

 第2回京都美術協会小品展に行って来ました。
  同時開催が 第2回「みやこ・かえるの会」会員展も。      
        

 今日は暖かい陽ざしできっと大勢の方々は
    思い思いに出かけている? コロナの心配はあるけれど?

 ギャラリー「みどりの館」の テラス
  こんな場所も 春めいて … のどかな 微笑ましい
    「カエル」が 何匹? 
        


  そうか、今日は「カエルの会」の展示もだ。

       

  入ってすぐに 手を消毒し2階の会場へ
 85歳の杖を衝いて歩く姉にとっては階段はちょっと心配…

 まず記帳をして。

 オープン間際なので~数人しか
  そこに3人 静かに ゆっくりと鑑賞~ 
   でも、大勢の美術展フアンが 次々に 
      うれしいですね、 出品された方にとっては
            何よりです。


 「夜が明けないことはない」 八並順子 

    

   同じく 八並さんの作品で 
 これは 以前出品した作品だったと記憶していますが~。
 「カオス」
     

  そして もう1作
         

 「心象」表現?
        画家の「思い」 をどのような形で表現するか~
    まぁ、言ってみれば「永遠」課題なんでしょうが。

  今朝のNHK日曜美術館で 萩焼の13代 三輪休雪氏
   絵画も彫刻も 陶芸であっても この自己表現ってところは
  作品の中に その「思い」が込められていること。
   「土」「釉薬」「火」 も 同じように 作品おなかにある。
   のだと。

  また、12代休雪氏の言葉に
  「伝統」ってのは、引き継ぐことではなく。
    むしろ、壊し、新しいものを見つけて、
         それを自己表現していくこと。 ・・・・。
 
 よく、「子供の絵」の話で
 ある子供が 黄色いカラスを描いた。
  先生が、カラスは「黒」だよと、子供に言う。
  絵の表現は、
    そのままを写すことだけではないのに
     ?????? 
  子供の「思い」は? 
  子供が感じたことを表現するって、とっても大事なんです

  「彫刻」家 も、陶芸家も「土」との闘い
       「切ったり」「削ったり」
    その素材と同化していく、いや、むしろその土からの
    叫びに応えて 作品は作られているのだとも 言っている。

  画家の1筆には、 ご自身の「入魂」そのもの。
   そんな「思い」の 少しでも 
    「見る側」としても感じ取ることができれば
             また楽し。です。 
   

有益人良竹さんも3作の出展
 「菜の花の頃」

 「花瓶の集い」

 「アトリエの隅」
 
  中村正範さん

  油絵具の持つ 重厚感…いつ観ても 心安らぐ作品です。
    氏 独特の色合い 表現力には 落ち着きます。

 「阿蘇根子岳」

 「灯台」
    

 「ある風景」
 

 「桜島」


 他にも 作品ありましたが~ 会場も少し 人が多くなったので
  失礼があってはと…好きな作風の方を今回はアップしました。

  あと1週間会期はあります。

 花を愛でるのもよし、 絵の1枚を愉しむのも 味のあるものですよ。

 
 
  
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ああ~無残! 花の命は・・・

2021-03-10 | 日記
 いい天気が続きます。
  4月の初旬~中旬?

 やっと寒気が遠のいた? と言ってもいいのかな?

  朝早くから鳥の声が聞こえてきます。
 鳥たちにも春の声が分かるのでは?
  嬉々として…のような気もします。
 その動き、鳴き声でも~

 しかし、困ったことが毎年この時期には・・・

 何がって、こういうことです。

 我が家の自慢の椿の花です。
 名前が「港の華」
  小粒で薄ピンク色の可愛いい花です。

 ともかく、枝いっぱい鈴なりです。

  

  この花の「蜜」を吸いに鳥たちがやって来ます。

  「ヒヨ」「メジロ」「雀」「ムク鳥」? 

枝にぶら下がり、喰い散らしています。
その度に、花びらが落ちていくのが、ベランダ越しから見えます。

     
凄い勢いなんです~・・・枝から枝へ、飛び移り
  ユッサ、ユッサと大きく揺らし 
 鋭い嘴が 突っつくのがはっきり見えますよ。
   
  
  手を叩いて 追い払っても、追い払っても…すぐに舞い戻ってきます。
 
  まぁ、しょうがないか、彼らも楽しみにしている? 
   ともに楽しむは、「共生」かもね。

  どうです、この光景・・・
 上の枝が「満開」なら~ こちら樹の周囲も負けずと「満開」です。

  この数日 この場面を追いかけてみました。
 

 次に

 今日は もう こんなにも~

  ああ無常!

  花は咲いて散るもの ではありますが・・・
   自らの寿命で散るのではなく、 鳥たちの嘴で 絶たれるのは
    ちと、可哀そうな気もしますね。

  これじゃ、詩にもならない。

  「牡丹 散って うちかさなりぬ 二、三片」  与謝蕪村
         これだと  名句? 

    栄華と衰退 
                       花だけではありませんが、世の習いか。

   
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異色の画家~「高島野十郎」展 感動いっぱい!

2021-03-08 | 日記
福岡県久留米に生まれた画家高島野十郎

 久留米市美術館で今年の1月20日から開催中
     

 絶対見逃せないぞ! と思いながら…なかなか予定が立たない。
 コロナのせいばかりじゃなく、何だかんだ、こまごまの動きも
 結構あって 時間をつぶすことが多く、 
 絵を鑑賞する為の 
 気分よし、「1日ゆっくり」という心のゆとり
  そのことが熟成されない…。

まずは図書館に行き、彼の作品集、遺稿なども読み準備はできた。

今回の企画は相当な規模です。
 生誕130周年を記念の回顧展。
 
福岡県立美術館には何回も行き彼の作品も見てはいるが~
今回は、なんと総数115点だ。
 貴重な個人蔵の作品も出展なのだ。
まさに、「野十郎の世界」そのもの、
      早く行きたいと…思いは募る。

やっとそのチャンスが到来。
3月最初の日曜日~少しく曇りがちだったが。
緊急事態宣言も本来なら解除…だった。

まぁ、いいか。「GO to トラベル」だね。
気分を変えて 意気洋々? 早めの出発 
バス・電車と乗り継ぎ~久留米の地に。

久留米といえば、青木繁や坂本繁二郎という洋画家たちを
すぐに思い浮かべる。 そんな巨匠を輩出した街だ。

 以前は、ご承知の「ブリジストン美術館」
  この響きが 今では懐かしくもある。

そうそう、このブリジストン美術館(東京)も
 2020年にミュージアムタワー京橋内にリニューアルオープン
 「アーティゾン美術館」と改称。
       

 その美術館には、是非とも今年6月に行く予定にしている。
「クロードド・モネ 風景への問いかけ」
  オルセー美術館、オーランジュリー美術館
  特別企画展があるから~
 ルーアン大聖堂、サン・ラザール駅、睡蓮の池
   など名作の数々 140点なんだ…

 さて、「高島野十郎」について
福岡県立美術館学芸員:西本匡伸氏の「高島野十郎画集」
作品と遺稿の中で こう表現している。

彼は、写真という軸足をまったく変えていない。
ほとんど脇道にもそれず、ひたすら写実を追求している。
作品をすこし、じっくりと見てもらいたい…
そのリアルさ、図鑑のイラストや観光写真のような
無機的な表情とは少し違う、どこかドロリとした
生々しさが含まれているように感じられる。
 独自に息づいているかのような感覚を抱かせる。」と。

      

この表現を、頭において、これから数々の作品
ご覧ください!
       

◆作品は 「青年期」大正時代
     「滞欧期」昭和5~8年
     「戦前期」昭和10~18年ごろ
     「戦後期」昭和20~50年
     「光と闇」大正~昭和全般
        の5章に分かれて展示されている。

 やはり前半と後半では、筆使いにも変化が見える…

絵を描くことを楽しんでいればいいのです」と
高島さんが言った。

誰にしろ「楽しい」を感じる仕事に向けては自分では制御できぬ
運命と資質によって誘われる。
いうまでもなく、そこにはしばしば苦難も待ち構えているが」

各章を鑑賞してみて~ 青年期の絵が いいなぁ~っと。
全体に「暗い」感じなんですが、一生懸命描いている…
模索している? 挑戦なんだ!  そんな感じが。

 「ひまわりとリンゴ」大正時代の作品
     エネルギーを感じますね。
   誰かの絵に似てる? 

 「廃墟 横濱南京町」


 「百合とヴァイオリン」

  

 「静物」
       

 「壺とりんご」


「滞欧期」
 野十郎は40歳になる直前(1930年)
  パリで写生に励む日々でした。
 イタリアやニューヨークにも~

 それまでの緻密な描写から素早い伸びやかなタッチに
初めて見る 使用の風景を前にして彼の感動が絵に表れている。
 随分と筆の動きの違いが分かりますね。

「セーヌ河畔」
      

 「小さき停車場」


「霧と煙のニュウヨーク」

「戦前期」

「煙草を手にした自画像」
        

 「戦後期」

「ぶどうとりんご」
         

 「境内の桜」
   珍しや~境内で遊ぶ 子供たちを そっと入れている    

「初夏の野路」


「れんげ草」



「菜の花」

 黄金の葉の花に戯れる数匹のモンシロチョウ(わかりますか?)
   ここで 蝶が入る… 何かが 込められているのでしょう。


「雪晴れ」

 
「睡蓮」

       

「こぶしとリンゴ」
         

「ティーポットのある静物」



 「積る」
       


第5章
 「光と闇」

高島野十郎といえば…この絵が一番最初に浮かぶほど。

「蝋燭」 作品は十数点にも~
 焔はうつろいゆく生命エネルギーの「現象」だという。
まずは、じっと いつまでも眺めて~
      「無」~何を見つけ出すか。

   

 
「秋陽」
 


「太陽




「山の夕月」
  


いよいよ 作品の最後です。

「月」ではなく 闇を描きたかった~
 闇を描くために月を描いた。
   月は闇を覗くために開けた穴です」と。 作者は言う。

  月浮かぶ 空のまことのむなしさも
         わが身のほどの思い知らるる。


 「月」
        

 光と闇という対極にある現象への追求
 「蝋燭」「太陽」「月」の連作は・・・・
  見る者の心の内まで照らし出すかのような静かな力に満ちている。


 全体をご覧になっていかがでしたか。

 きわめて明瞭ですべて合点のいく絵ばかりでした。
 目に見えるままの風景や物としてただ淡々と写実的に描かれている
 その精度は、息をのむくらいに高い!

  こんなひとときは今までに経験がなかった~
    1枚の絵が持っている魅力。
    この濃密な味わい 描く方が「楽しむ」以上に

   私も 最高の「楽しみ」の時間を過ごすことができた。

いまどきで表現すれば~

 コロナは「月」
  「闇」がずっと続くわけがない~
      もうそこまで「太陽」が昇ってきているはずだ。

     どっと疲れが出てきたが…この疲れは値千金だ!

    6月の 「アーティゾン美術館」への道を心待ちに
       

   
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我が家の庭も賑やかに!

2021-03-03 | 日記
 この数日の寒さから今朝は 暖かい太陽の光を感じます。
 小鳥は微妙にそれを受け止める? 
 雀が群れを成して庭お降りてくる。
  冬の間眠っていた草の芽が少しづつ色づいてきている。
 それを見逃さず、啄み始めている…季節の到来を見逃さない
 さすがだね~。

  先週、畦道を歩いた~春の兆しは もう間違いなくそこまで。
 庭の花も樹も~活発に動き始めています。

  今年、9輪目の「ロイスミナウト」 あと、残すは2輪だけ。
  10輪目が 少し蕾始めているが…

     

  私の食卓の椅子からガラス越の眺めは特等席なんです。
    朝の新聞を追いかけるとき 午後のコーヒータイム、
    夕餉の晩酌の折。
  
   ふっと 目を正面に向けると 広がる景色~遠く 山の頂も 
           落ち着きます・・・

 
   
 コロナでのこの1年間 「春夏秋冬」
  いらいらや、鬱陶しさも 季節の移ろいの変化によって
  助けられました~ 自然は ある時は厳しく、ある時は暖かく
  迎えてくれ、癒してくれます。
  どれだけ 気持ちを和ませてくれたものか。

 今週を目途に 非常事態宣言の解除も 取りざたされている折
 やっぱり春の到来は 何よりも増して 心の安らぎを感じます。

 それに応えてくれるのが 庭の花たちです。

 小さな花も鉢から漏れそうに~「サクラソウ」
   

 ベランダのデザインを変えて~ちょっとお洒落に。
   「ビオラ」の鉢を囲んで アレンジを。



    

   「クリスマスローズ」も 次々に芽を出してきます。
 
 隣の「水仙」も、 「リナリア」も~

   


 「サンシュウ」は 黄金色に輝いて

   

  「桜」も もう ここまで 開いていきました。
    

  「サクランボ」はもう 終わりのころです。
        

  「椿」は もう圧巻です。

  

  

毎朝、鳥が 群がって蜜を吸いにやって来ます。
そして、もうすぐ この根本は 鳥たちから啄められた花が
敷き詰められるほど~重なって 一幅の見事な絵に変身。

  隣の塀越しの「椿」
    見事なものですね! 樹齢 ?年物。
      この眺めも 拝借させてもらってます。

 

  そうそう、これから 主役の「ユキヤナギ」です。

  我が家には 5本植えてありますが・・・
   「白」と「ピンク」の2種類  華やかに庭を彩ります。

 この手の 大きな白が2本 

 少し 小振りですが 薄ピンクは

 白ですが まだ 背丈が 不十分?
  しかし、充実した枝ぶりで アクセントがあります。

 
 そろそろ 朝のコーヒータイムです。

  ゆっくりと 熱い 一杯を 庭の花を眺めながら 

          「いただきます ! 」
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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。