講演の資料を準備する際には、それなりに事前の勉強?も必要。
今、依頼されている一つの講演がコロナ禍の為に延期中。
去年の予定が、伸びに伸びて~いまだ目途がたたない。
その内容を調べている際に…「少し面白い挿話が欲しいなぁ」と。
講演の核となす話も大切ですが、聞いている方々の反応をみるには
「横道」も大事と。
本筋は
「坂本龍馬と前島密」を
どんな関係?
そうなんです、今回、
ちょっと意外な組み合わせを。
同じ幕末の時期に、先進的な感覚を身に着けていた二人。
この時代にとっては 稀有な異才を発揮したとこいえる二人。
天保6年(1835年) 新潟県に生まれた「密」
同じ年 高知県 「龍馬」
雪に閉ざされた 寒い越後の国、
かたや、山際に阻まれた土佐 暖かい南国高知
環境の違いは 生活に影響するのか?
しかし、この二人にとって
僻地であろう? というマイナスにへこたれていない。
「閉塞」を自力で脱した。 これだ。
そして、未曾有の変革に邁進し、先行き不透明な読み切れない
未来に対し、日本の進むべき方向を具体的に示した点が・・・
共通しているのだ。
己の望む方向へ現実を近づけるという着想力・発想力
これも凄い。
講演を依頼された先方さんが「郵政」に関係したところなので
「前島密」(日本郵便の父)を取り巻くことに。
さらに、ちょうどこの時期に「1円切手」が新しくなりました。
⇒
「俺の時代も終わったのか?」 と嘆く? 密さん。
さらに、さらに 現在も治まらない「コロナ」
私得意の駄ジャレ? で
「3密」に引っ掛けて・・・・「密」
そんなところから
この講演のタイトルを「坂本龍馬と1円切手」と考え~。
まず、この二人 例の日本中が 大騒ぎの「黒船来航」
あのペリーさん。
龍馬も、密も~ この黒船を 見に行った!
そうそう、かの「吉田松陰」も、そうなんですね。
こんなこぼれ話も考えながら・・・シナリオつくりをやってます。
ある日 本屋に出かけ、1冊の本を
これがまたまた 私の心を揺さぶった…
こりゃ大変だ! またまた話のボリュームが増えそうだぞ。
それが この本
「ジョン万次郎」
作者は、ジョン万次郎(中濱万次郎)の曽孫(4代目)
中濱武彦氏。
本を読む進めていくうちに~
万次郎と、密、龍馬の接点が 出てくる、出てくる。
これは、大変だ。
それぞれが、三人三様 これらの
登場人物とからみ、繋がっていくんですよ。
ますます話に「重み」が増すぞ! と、熱が入ってきた。
だってこの明治維新前後は、とても面白い時代です。
「変革」という 大きなキーワードで いろいろな話も。
役者も勢ぞろいなんです。
この本の中にも、「万次郎」を取り巻く 逸材たちの数の多さ。
ひょっとしたら? この講演は・・・・
「万次郎話」の方が いいのかも とさえ 考え始まました。
まだ これからまとめていくのですが~
ちょと登場人物を少しだけ
これだけいれば、 どんな場面でも 切り替えができて
時間が不足するなんてことはありませんね。
太平洋の無人島に漂着した万次郎
アメリカの捕鯨船に救助された~
ジョン・ホランド号 船長ウイリアム・ホイット・フィールド
10年ぶりに日本へ帰国した際の薩摩の国
藩主 島津斉彬 土佐に帰り 藩主山内容堂 岩崎弥太郎
江戸では
佐久間象山 老中阿部正弘 江川太郎左衛門
そして あの咸臨丸に乗って 一緒にアメリカへ
勝海舟
「咸臨丸」が 切手になっている。
「日米修好通商百年記念」
「密」さんへの天国便でもあれば 教えた上げたいね。
「大政奉還」の徳川慶喜
今、「令和」の時代です。
「黒船」がやってきて 日本中を翻弄
あれから すでに150年もの時間が・・・
そして今の日本は?
「コロナ」という 化け物に翻弄されています。
奇しくも 土佐の出身の 坂本龍馬とジョン万次郎の二人
遠く 海のかなたを眺め 日本の行く末を心配しているのでは?
高知桂浜 龍馬像 足摺岬 ジョン万次郎の像
さてさて、 この話の結末は、どんな風にまとめようかなぁ~
やはりこれは、当日まで誰にも言えない。
「密」に しておこう~