黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

変幻自在の酔芙蓉

2009-09-15 | 日記・エッセイ・コラム

 陽射しが柔らかく感じるほど「秋らしい」空気の今日です。

「花の俳句」の本のページを捲りながら、なるほど、なるほどと感じ入りながら、う~ん、うまい。

凄い、この観察力は・・・・と先人の見事な表現に感嘆して。

その中に、こんな1句が

「白き芙蓉 あかき芙蓉とかさなりて 児のゆく空に 秋の雨ふる」(与謝野鉄幹)

瞬間に我が家の庭の「酔芙蓉」が。

そうなんです。 今、毎日「酔芙蓉」が、この花の特長の通りに、いや、主私のような

朝は「素面」 昼から気分がよければ、ちょいと嗜み?(軽く冷たいビールなんぞを)

それがついつい進み・・・いい気分で顔も真っ赤に・・・この通りに「酔芙蓉」も、朝は「白く」

昼過ぎから「ピンク」 そして「真っ赤」な花びらをこれみよがしに誇っています。

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朝日を浴びて元気に風に揺れています。

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昼過ぎから軽くビールを一杯? やるはじめたのでしょうか?

素面の顔が少しほどよくなってきました。

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大分酔いも廻ってきたようです・・・。

「えっ、もう1本ですって・・・このくらいで止めたら・・・」

もう少し付き合っていると・・・ほんとに真っ赤になってしまいます。

私の晩酌時間が終る頃でしょうか・・・。

不思議な花ですね、名前は将に、「酔っ払い」からでしょうね。

花の名前としては「お気の毒」・・・かも。

花言葉も「変わりやすい、不安定な」 益々、お気の毒・・・・。

しかも、真っ赤な後、枯れます。

 しかし、これまた、「枯れる」姿が、これも「いいんです」

絵になります・・・変幻自在・・・不思議な花なんです。

11月くらいなると「枯れた姿」 ご紹介できるかも・・・・

とりあえずは、秋の心地よい酔いの時間を花と一緒に楽しむことに。


「柘榴」

2009-09-12 | 日記・エッセイ・コラム

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これが「柘榴」の実です。

庭の北側に1本大きく伸びているこの樹はかなりの年齢です。

八つ手の樹、椿と並んで昔から北の番人をしてるかのように、どちらかというとひっそりと生活している? そんな控えめにされている樹ですが。

(花は、全然意に反して「ケバイ」個性を持っているようです)

秋には美味しそうな実になります。 もう少しすると皮が破れ、パカッ!と割れ。

真っ赤で透明な果肉の粒ば一杯詰まっています。

ちょっと甘酸っぱい味です。 

でも、あまり食してはいません。

どちらかというと観賞用ですね。 

生け花で楽しんい、油絵のモデル?にしています。

初夏に咲く花は鮮紅色で、葉の緑と対照的にかなりインパクトのある花です。

原産地はヒマラヤ山地だそうで、う~ん、やっぱり、という感じです。

中国の詩人王安石はこの「柘榴」を「万緑叢中紅一点」と詠んだとあります。

かなり目立つ存在の花だという証明でしょうか。

我が家の花壇で花を育てながら感じるのは、原産地が外国物は、概して「強烈な色彩」の種類が多いのに気が付きますね。

民族の性格も、「赤」「血」「燃える」「強烈」「ギラギラ」・・・・であり、それは食事にも表れ、

「動物の肉」「赤ワイン」「真っ赤な香辛料」で筋肉ムキムキ・・・それに比べ「日本」は

「米」「お酒」「大根」「蕎麦・うどん」「魚」・・・と色彩でいえば「赤」と「白」です。

これをくらべても、なんとなく「力」の差を感じてしまいます。

「柘榴」の実から・・・かなり横道に反れてしまいました。


かぼすもたわわに

2009-09-07 | 日記・エッセイ・コラム

 ユズの一種、独特の香りと酸味は料理には欠かせない。

去年から収穫ができるようになり重宝している。

今年も順調に育っています。

濃い緑色の小さな実が、枝に鈴なりです。

小さな樹ですがこぼれるように実がぶら下がっています。50個以上はありそうです。

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 このところ血圧も高いから減塩をと健康診断で医師の話

できるだけ料理も薄味志向に。

そんなときにはこの酸味が味方です。

酢物はもちろん、焼き魚に、味付けの基本に「酸味」を考える。

昨年もほとんど毎日この「かぼす」が登場でした。

今年も賑わいそうです。

小粒で濃い緑の実は、上品な酸味で、料理を一級上のランクにしてくれます。

料理には「香り」が絶対必要ですし、古来よりこの「香り」を求めて人間は大きく地球を歩いているのは歴史が証明しています。

我が花壇には、大葉、生姜、イタリアンパセリ、ネギ、玉ねぎ、ミント、ローズマリー

カボス、檸檬、酢橘、、胡椒などの香辛料野菜を少しずつと、果物類は

柿、枇杷、グミ、ミカン、無花果、ブルーベリー、金柑、柘榴の樹が1本づつ。

季節に合わせて私の手料理の食材となって食卓を楽しませてくれています。

「食べる」っていいですね。 

楽しみながら、工夫しながら、触感、香り、味を季節の旬を感じながら時間を過ごす・・・・・贅沢って、こんなささやかなところにあるんだと。

それぞれが大きく育っていくのを眺めながらこうして季節そのもも味わっています。


「檸檬」が鈴なり?

2009-09-06 | 日記・エッセイ・コラム

 6年目の庭の果樹の中での優等生?が「檸檬」の樹です。

今夏の陽射しと懸命に闘って? 沢山の実をぶらさげ、大きく成長しています。

身長はさほどありません。

150cm程度、水も、肥料も、気が付いた時に面倒を見ているに過ぎない。

 かなりいい加減にほったらかしている・・・・。

本当は、もっと手を掛けてやらなければと思っているのですが・・・。

この地区は昔、塩田業が盛んで一大生産地であった歴史があります。

だから雨が少なく、太陽の照りつけは尋常じゃありません。

そんな環境なので、花や樹の育て方も自然に慣れるように・・・・との主人?の考え方で(本心は「手を抜きたい」「楽に」が・・・)あまり面倒見が良くないのです。

自然力対応型生育法? 及び自分治癒力願望型・・・・ちょっといい加減過ぎますかね。

そんな主人の期待を感じてくれ、樹は一所で懸命にがんばって大きく成長してくれています。

料理好きな私にとっては、「檸檬」はなくてはならない素材なのです。

今年は大収穫です。

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つやつやとした実がたわわに・・・その数 1、2、~30・・・・

楽しみです。

これからあの輝くような黄金色の姿になって風景的にも庭の存在感を増してきますね。

檸檬の樹の傍に行き、葉っぱに触れるとあの檸檬の香りが強烈に鼻をつきます。

「なんともいえない」懐かしいような・・・夏の香りでしょうか?

白からピンクへ移る花、香り、実・・・・何度も楽しませてくれる檸檬の樹です。


秋の味覚は庭から

2009-09-05 | 日記・エッセイ・コラム

 3年前に頂いた「無花果」の樹から初めての収穫です。

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庭の片隅に植えてほったらかしのままでした。

周りの草取りをしている最中に気が付いたくらい。

随分と小粒な実が付いているなぁ・・・と思っていたのですが

その後、忘れてしまい・・・・熟したのを見て、「おおお・・・・」

早速枝からもぎ取っての収穫。

こんな具合で~す。

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果物も、野菜も収穫の時期は一度に沢山・・・まだ小さい樹ですから数は少ないのが丁度いい。毎日4~5個朝ちぎります。これが楽しみですね。このところ雨がゼンゼン降らないので毎日完熟の実が収穫でき、食後の楽しみが増えました。

花もいいけど・・・人間やっぱり「花より団子」? ですね。

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そうこんな小さな実が朝の姿ですが、1日太陽を一杯に浴びると完熟なのです。

枝は大きく伸びて、まだまだ小さな実をつけていますので当分は朝の楽しみが続きそうです。

花は咲いて綺麗なのですが、「無花果」は、咲かなくて綺麗? 凄いね。

味も抜群ですよ。 甘味もほんのり、しっかりとした感触です。 

薬は使ってなく、本物の自然のまま・・・・これって最高の贅沢です。

 


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。