黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

誕生日

2013-01-30 | 日記・エッセイ・コラム

今日は私の誕生日

「71歳」を頂きました。

これは神様からのプレゼントでしょう。

ありがたく戴くことにしました。

普段は、神様、仏様・・・なんてことあまり深く考えたことのない私ですが

こうして元気で迎えられたのは、縁あってのことでしょうから。

これから残り時間がいくらあるのかは分かりませんが、これも定めのあることと

縁に任せることにしましょう。

次男の孫から、贈物が届きました。

両刀使いの私に、今年は「甘党」のプレゼントを。

大好きな「とらや」の羊羹をいただきました。

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孫は、この春に1年生となります。

コメントに、「この贈り物は、20年先まで「とらや」に予約しました。

それまで元気でね。」と。

「う~ん、そうすると、孫が結婚する頃までか・・・・

・・・・そりゃちょっと無理かもしれないぞ!

いくら、私が図々しいからと言っても、許してはくれまい、ねぇ、神様

まぁ、これも運を天に任すことにするか」

長男からは、出張先よりメールが

「 お誕生日おめでとうございます。

  只今、出張先なので、プレゼント遅くなりますが・・・

 お母さんといつまでも仲良く、元気で・・・」

 二人とも、「Thank you very much!」 

今日の朝日新聞「天声人語」欄に

東京・井の頭自然文化園のアジアゾウが66歳になり、日本で飼われてきた

ゾウの長寿記録を塗り変えた。

名前は、はな子、昭和24年、2歳でタイから来た。

戦後初の輸入ゾウ。

大阪・天王寺動物園のコアラ 名前は「ミク」がコアラの最高齢に

人間だと100歳。

「・・・・動物たちは、ただ生きているだけで、命や地球に関わる深遠な

メッセージを発し続ける。

むろん人間についても多くを教えてくれる。

愚かさと弱さ、そして優しさも。 ・・・・・(天声人語より)」

ゆるりと、美味しい羊羹を噛みしめて・・・・脳を活発にし

「生きている」ことの存在感が少しでもあるようにを念じながら。

贈り物とメッセージありがとう!


庭仕事作業開始!

2013-01-29 | 日記・エッセイ・コラム

今年の「庭」仕事の作業開始です。

昨日は、まず先日買い求めた球根の植え付けを。

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中央花壇には現在既に地中にもいろいろな花の球根がある。 のだが?

どこら辺に植えたのか、判別でえきないのもある。

かなり、列も輻輳し始めているので、もう、勘しかない。

と言う訳で、まず、ビオラの列のすぐ傍に「チューリップ」を並列で。

中央円形の周囲に、さらに水仙の周りに並んで・・・・400球を。

植えながら、感じた。 球根の質が良くないのだ。

やっぱり安いのは駄目だね、即座に反省です。

すでに萎んでいたり、1球から2つの芽が出ていたり、殻だけのもある。

「安物買いの銭失い」 これは早速に苦情電話だ。

恐らく、かなりの球根は芽を出すことなく終わるのかも・・・・。

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玄関の傍の円形花壇には「チューリップ」100球

「クロッカス」などを。

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ベランダから眺められるように、樹の元には「ミニアイリス」

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ミモザの下には「ムスカリ」を。

とにかく、今回は試し植え? だ。

芽が出れば幸い・・・儲けものになり、駄目なら来年は、しっかりした球根を。

手を抜いたり、無精をしたり、節約と思って、安いのを買うと・・・結果はこれです。

やはり、何事も、「そこそこ」が必要なことなのかも? 

さて、今日は、今年最初の「庭の草取り」だ。

もう2カ月以上も、寝かせている雑草?この期間、満を持して、栄養分を取り

春の陽気に一気に顔出そうと虎視眈々?の彼らです。

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白砂の下から・・・こうして、どんどん顔を出してくるのです。

植えの砂を、取ると・・・・小さな、小さな芽が、びっしりと詰まっています。

が、私も、負けてはいない。

春になる前に、根こそぎ作戦開始だ!

幸い今日は、天気も上々。

黙々と・・・しつこく、粘り強く・・・・ひとつ、ひとつ。

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舐めるように・・・・引き抜いていきます。

1日頑張りました。

これが仕事仲間です。

後は、帽子に、手袋。

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夕方の風は、まだまだ冷たい。

今日はここまで。   

やっと、4分の1 程度 終わったのかな?

・・・・まだまだです。


春の兆し?

2013-01-27 | 日記・エッセイ・コラム

小雪が舞い始めた・・・・長くは続かず陽が射しはじめて

穏やかな天気に。

注文していた球根が宅急便で届いた。

お買い得な球根類ををまとめて・・・・チューリップ・ミックス500球

小球根500球(チューリップ原始、イキシア、トリトレア、ヒヤシンス

ムスカリ、アイリス、クロッカスなど)

手間暇を考えると・・・・「球根」類を多くしないと、無精を優先に。

さて、午後からはすっかり天気になり、辺りの様子もなんとなく

春めいてきた? の風も。

そして、庭木に小鳥が飛んでくる。

今日は特に、多いのは何故?  メジロも、雀も、名前の分からない

小鳥たちが、入れ代わり立ち代わり? 変だよ。

ベランダのガラス越に、シャッターを。

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こんな墨絵のような・・・1枚も。 逆光で。

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そう、鳴く声も、「春の声」です。 枝の止まっていても踊っていますもの。

そして、枝から枝へと・・・・忙しく、喜んでいるかのような。

小鳥って、首を振ったり、傾げたりするんですね・・・

観ていて楽しいよ。

意識して、春を探そうと・・・庭を探索?しました。

春がもうすぐの芽吹きが始まってました。

紫陽花

遠くで見ると・・枯れ枝ばかり

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近寄って見ると・・・ほら、もう、可愛い芽が出てます。

ちょっと寒そうですがね。

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これは、ユキヤナギのホントにホントにちいちゃな芽です。

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うっかり浮かれた? 慌て者は、もう花を咲かせています・・・が、きっと

今晩の寒さで、首を引っ込めてしまうでしょうが。

桜も、意外に早く芽を出し始めていますよ。

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我が家の、この桜、いつも、そそっかしいのか、早くに咲いています。

鉢植えの、リビングストーンデージーもあれから随分と育っています。

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日当たりでのんびり、じっくりと成長していきます。

今年の寒さには、かなり堪えているようで、茎も、葉も、丈夫に大きくなっています。

彼ら(花や樹たち)の「生きる」って、大変なことですね。

寒さ、暑さにじっと耐えて、自分の季節が来るのをひたすら待って、華を咲かせる。

地中って、暖房や、冷房の役目もするのでしょうね。

水分は、天から取り、太陽の恵みを受けて、地中から栄養を。

そして、花壇の「あるじ」に、その季節の最高の姿を披露してくれる。

「ありがたいことです」

本当に、潤っています。

その期待に添うように・・・・私も、手入れをするのに手を抜かないようにと。

楽しみの「春」も、もう、すぐ傍まで来ています。


「区画整理事業」・・その後

2013-01-25 | 日記・エッセイ・コラム

年末から年始にかけて、工事の進捗には目が届かず

今朝、起床時に、海側から昇る太陽を眺めながら・・・・

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段々と周囲が明るくなると同時に風景が大きく変わっているのに気が付いた。

私の家のすぐ前、道路を隔てて2軒の家があります。

1軒は家内の親戚、もう1軒は同級生の家。

この2軒は移動を余儀なくされています。

その他、数軒の家が立ち退きを。

先日も、その為の調査が役場から入っていました。

大勢の調査官が一日かけて詳細な調査を実施していたようです。

もう、すぐ傍まで、埋め立ての土が近づいています。

写真、右端の黒が家の外塀ブロック、そのすぐ傍に。

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向こうの家(正面2階屋)も立ち退きの家です。

ポールの高さまで埋め立てです。

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大型トラックは、日々、その運ぶ回数も増えているようです。

山と積み上げられている土。

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これから均していくのでしょう。

一方、既に、大きな岩や、土で埋め立てられ、上に真砂土を固めた個所も

どんどん広がっています。

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ここは第1期工事地区です。

3年後には、きれいな造成地となる。 予定通りにいけば?

最終的には坪、70~80坪で計算しても、相当な規模の造成地域に。

また、すぐ隣では、田んぼの姿も。

もうすぐ、埋め立て開始。

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ポールの標識が並んでおり、この赤白の一番上の横板まで埋め立てられ

一帯が、連なって住宅地へと変身していくのです。

ちょうどこの辺に、前はこんもりとした木々で鬱蒼としており、雉のつがいが

居て、周辺の畑の野菜を啄んでいたのですが・・・・どこへ飛んで行ったのでしょうか?

去年、私の庭の白砂を雄の雉が悠々と歩いていた姿が懐かしい。

畔に咲いていた野草も、虫も、小鳥たちも・・・みんな消えてしまった。

ブルドーザや、ダンプの機械音が空しく聞こえるのは、私だけでしょうか。


「平山郁夫展」で感動をいっぱい

2013-01-22 | 日記・エッセイ・コラム

生憎の小雨だったが、女房殿が今日は休日

思い切って出かけることに。

北九州市立美術館分館で開催されている「平山郁夫展」に。

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館内は雨にもかかわらず大勢の愛好家が訪れていました。

作品は本画から、大下図、素描など90点も。

作者の初期昭和20年代、30年~平成15年頃までのもの。

今回は、素描作品が多く、かえって、生の味わいを感じ取ることができたは収穫。

平山さんの、取材した地図はヨーロッパ、東欧、イスタンブールからシルクロード

への道、現在紛争の真っただ中のアフガニスタンをはじめとする国々や、人類の

文化遺産を訪ねた。その軌跡は、文明と歴史への挑戦でもあった。

1枚、1枚の画は、心を穏やかにし、心和むものを湛えている。

「平和」「救い」・・・彼の心のフィルターが、対象を透かして見る過程で、優しさを

形づくっていくのであろう。

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今回の入場券の絵にも使用されているこの絵

「マルコポーロ東方見聞行」  

黄金の国ジパングをヨーロッパに紹介したマルコポーロ、彼によって中世

ヨーロッパ人の世界観は大きく変わり、その後の歴史も大きく動くことになった。

平山画伯も、同じ道を・・・・。

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「破壊されたバーミヤン大仏」

2001年3月11日は、世界の歴史の中で特筆すべき日。

バーミヤン大仏のように、何か月も前から予告し、あらゆる説得を排し、世界注視

の中で、堂々と破壊した例はほかにない。

(偶像崇拝を否定するイスラム原理主義者により。)

いかなる宗教的な理由があろうとも、先人や同じその他の生きた人々の心の結晶

として1500年もの長きにわたって受け継がれてきた大仏は、すでに一国一宗派の

枠を超えた人類の文化遺産であった。

我々が渡された歴史遺産は、安全に次の世代へ渡さなければならない。

一度破壊されたものは、二度と戻らないのである。

                   ・・・・・「平山郁夫の旅」 バーミヤン編より。

今回の展覧会に行く前に、何冊かの本を読み「平山郁夫」の画業について

下調べの上で絵の前に立った・・・・・。

取材した場所が、どんな処か? どういう歴史背景があるのか。

彼が追い求める、「仏」の道・・・絵に籠める魂のようなものを。

そのことで、確実に「絵」を観賞するにたる効果があった。

本物は撮影できませんので、本から拝借しました。

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NO49「アンコールワットの月」

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NO48「絲綢(ししゆう)の路 バミール高原を行く」

この絵は大作でした。(171.2×363.6)

会場の正面、いっぱいに圧倒的迫力で・・・・観る人を釘づけに。

 中国とタジキスタンの国境に近い、タクラマカン砂漠の西端からケイズ河の

渓谷沿いにクンルン山脈に足を踏み入れた標高四千メートルに近い地点である。

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NO.44「大毘波沙国桃源境」(だいびばしゃこくとうげんきょう)

パキスタン最北部の秘境、フンザ渓谷に足を踏み入れている。本図は、そのとき

滞在した渓谷のホテルから、眼前に拡がるアンナプルナ山系の壮大な景観を

スケッチしたもの。 これも大きかった・・・(171×363)

その他、素描には、生まれ故郷の瀬戸田風景、瀬戸内海の海、父母の顔

そして、広島での強烈な原爆の瞬間。

シルクロード各地のスケッチ・・・、丹念に、精魂込めた1枚、1枚。

素描なんてもんじゃない・・・もう、立派な本画。

全部を見終え会場を出た瞬間。 

「心が安まる」・・・。

本物に触れる」ことが、如何に心を豊かにするかを体感した一日に。

 


ドイツ・オーストリア紀行を読む 

2013-01-21 | 日記・エッセイ・コラム

今日は薄曇りから雨、動きが鈍る。

本棚から1冊の本を取り出す。

「馬車よ、ゆっくり走れ」

日本の代表的画家、東山魁夷さんのもの。

もう何回目かのページ捲りだ。

昨日の展覧会に触発されて・・・

私の好きな画家の一人「東山魁夷」

絵はもちちろんですが、文章を書く、ペンの力も凄い。

ドイツとオーストリアを旅した500ページの紀行文です。

彼の、画集を傍に置きながら、ページをめくっていった。

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画集の中の1枚の絵

「晩鐘」 西ドイツ フライブルグの大寺院の塔

ドイツゴシック建築の最大の傑作と言われる大聖堂だ。

高さは116m、錐形の尖塔屋根は石を透かし彫りにした美しいもの。

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絵と文章がうまく重なり・・・イメージが広がる。

挿絵とは違う、絵画の1枚を解説してくれるような、雰囲気に。

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これも大聖堂だ。

ハンベルグのドーム

ドイツ中世のもっとも立派な建築だとか。

東山さんの絵の構図では、珍しいアングルです。

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緑のハイデルベルグ

こんな詩が・・・

「アルト・ハイデルベルグよ 美しき町 栄光に満てる町

ネッカーの岸 ラインの河辺にも 汝に優る町はあらじ 」

 

 

詩の文句に重なるような・・・風景です。

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「霧の町」

この本の始まりは、ドイツ の「リューベック」からです。

この町は、トーマス・マンの生まれた町。

東山魁夷が、この町のホテルに泊り、直ぐ前に見える

ホルシュテン門の前。 絵の右側上。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

確かな観察眼、流麗な文章を追いかけ、さらに、そこでのスケッチや

絵を画集からピックアップしながら時間を忘れて・・・

気が付いたら・・・外は薄暗く、時計の針が午後4時を過ぎていた。

こんな立体的な読書もなかなか味があるもんだ。

絵のタイトルだけでは、どこの場所だが判らないので、巻末の解説を探す。

少々、大変だったが・・「文章」と「絵」が、さらに面白い味付けをしてくれ

ページがどんどん進んでいき、

バーチャルで、ドイツ・オーストリア旅行の気分を満喫できた?

こんな時間の過ごし方も、、また、楽し!


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「絵画展」で脳が動き出した!

2013-01-20 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりの天気

新春の絵画展に足を向けるのは格好の日和です。

近くの(行橋市)増田美術館へ。

「近代日本画の巨匠たち」が開催されている。

開館と同時の入館。

私一人、ラッキーです。 

静かに、ゆっくりと、ひとり一人の作品の前に。

こんな鑑賞は滅多にできないと思うよ・・・・。

それも、日曜日だというのに。

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この美術館は、以前、橋本雅邦の(龍虎図)の展示の時にブログに掲載

そして、また今日もその作品の前に立つことが出来た。

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館内の作品は、それはもう豪華なものです。

日本画の大家ばかりです。 ご紹介しておきます。

上村松園、上村淳之、伊東深水、狩野芳崖、川合玉堂、鏑木清方

下村観山、竹久夢二、徳岡神泉、富岡鉄斎、橋本関雪、菱田春草

前田青邨、松林桂月、横山大観、北大路魯山人、平櫛田中・・・

どうです、この凄いメンバー。

文化勲章受章者や、芸術院会員の巨匠たちばかりです。

「目が肥える」って言葉は、本物の作品を前にして鑑賞することですよ。

いい作品に出会うと・・・心が落ち着きます。

なんとなく、気分もウキウキと。

今日は、いい時間の中に浸ることが出来ました。

さらに、新聞の記事を見て足を伸ばしてきました。

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第11回 行橋市美術展覧会代表作家展

始まったばかりです。

行橋赤レンガ館で。

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街は昔に比べると・・・活気がありません。

この通りも日曜日なのか? 人も、車も・・・姿が・・・。

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このレンガ館

以前は百十三銀行行橋支店の建物

各種の企画展を開催しているところです。

難は、駐車場ですね。 とにかく、この付近は狭くて・・・・

ちょっと雰囲気はいいんですよ・・・ほんの少しの周りがね。

館の前の道路は、きれいな煉瓦で・・

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街の表示や、通りの看板もクラシックに・・・

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ワンカットだけ見れば・・・・・いい雰囲気です。

ここも、独りでした・・・・・。

作品は、「書」「日本画」「洋画」「陶芸」「写真」と、先生方や会員の力作が勢ぞろい。

南画の先生(以前、教室で習った)の作品も。

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また、写真の部に同級生の作品も。

巨匠の絵とはまた、別の意味でいいものです。

一年の始まりに、こうした心落ち着く時間を持つことって大切ですね。

日頃は、何となく始まり、終わって・・・流され、それが繰り返されると。

人間は馬鹿になってしまいます。

確かな「インプット」をして、そのエネルギーで新しいことへの「アウトプット」を。

1枚の絵、1行の書が、「五感」のスイッチを・・・

「後頭葉」を動かし、「前頭葉」にも伝わり、脳全体を刺激してくれました。


大雪? ・・・・心配なし!

2013-01-18 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜からの天気予報では「大雪」

地方局テレビも、各地の積雪情報なども・・・

一夜明けて、ガラス戸開けると外は雪がうっすらと。

予想していたよりは・・・大騒ぎはどこかへ。

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朝まだ早い道路は車の跡もなし・・・これが雪景色のみどころ?

先日、植えたばかりの「ビオラ」が雪に埋まって、寒そうに震えていました。

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この寒さで、きっと負けず魂がむっくりと・・・これから芯が強くなり。

「もうすぐの春」に備えてくれるような。

こんな風景もみつけましたよ。

おお、尾形光琳の絵? と、そんな斬新的な構図の枝ぶり。

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これも、雪が周りの余分な姿を覆ってくれた仕業なんですね。

”う~ん、いいねぇ~・・・・・”しばし見とれていました。

玄関へのアプローチ

鉄平石の飛び石が、芝生に雪が覆い、格好の絵になりました。

どこかで? 見たような・・・・そう、冬の京都の静かな庭園かな?

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さらに、さらに上を眺めると・・・これもまた、珍しい・・・。

「酔芙蓉」の枯れた花柄の、ひとつ、ひとつに、ほら、雪が。

これって 綿の実? と思わせるような。

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雪化粧は、今までの姿を、一瞬のうちに変えてしまいます。

そう、「化粧」って、やっぱり魔物ですよ。

ほら、「女性」が、将に、この通り・・・・スッピンが・・・お化けの仕業で?

全然、違った「顔」をみせることになるのと。

数々の、「雪の芸術」鑑賞も、瞬く間の時間でした。

雪の朝の美術館(庭)を出ると・・・・

空は、うそのような青空が・・・・。

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これが、ここ周防灘に面した温暖な地の「雪」でした。


感動の1冊が

2013-01-17 | 日記・エッセイ・コラム

第148回直木賞に福岡久留米出身の安部龍太郎氏が。

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受賞作は、桃山時代の絵師、長谷川等伯が主人公。

次々と襲いかかる悲劇を乗り越えて、苦悩と向き合いながら

「松林図?風」を描き上げる姿を描いたもの。

「このような晴れやかな日がくるとは思っていなかった。

自分の解釈よりは、その人の内面が分かるまですり寄っていく基本姿勢

で書きたい」と語った。(新聞紙面より)

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去年、この1冊を読み終えて、ブログに掲載した。

私の近年の感動の1冊にあげるものです。

ちょうど東京在の折に、この絵に出会える機会を得たこと、そしてその時の感動。

水墨画を趣味とするものなら・・・ただただ、その作品の前に立ち尽くすのみである。

「ふう~っ・・・というような、感動を表現する術もなく」 だった記憶です。

「松林図?風」長谷川等伯筆、六曲一双

この作品「創立100年記念東京国立博物館所蔵名品展」の解釈は次のように

述べている。

「霧につつまれた松林のたたずまいを、濃淡の微妙な墨調と颯爽とはげしい

筆致によって、静かに、生き生きと表現している。

牧谿をはじめ中国宋元の水墨画を深く研究した等伯が、それらの模倣を超えて、

日本人の独自の感性を率直に盛り込め得る水墨画家と大成したことは、この一作

によって何よりも雄弁に証明されることだろう」

絵の一部分(美術書より)

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今回の小説「等伯」は、松林図?風の解説に似て、まさに作者安部龍太郎さん

が小説家として、等伯自身の絵に込められた魂を巧みに、活字に変換して

我ら「読み手」に静かに、そして荒々しく、時に激しく、圧倒する迫力で最終章まで

引っ張り続けてくれた。  この一作によって証明されたのだ。 

読み終えたあと・・・・・心地よい疲労感と充実感が交じり合う清々しい時を頂いた。

安部龍太郎さん受賞おめでとうございます!・・・。

いい加減な読者私としては、次の作品は?と、既に心待ちに。

「本ってやっぱりいいですね~、本を手にして、紙の感触、めくる音、活字の匂い、

著者の「まえがき」と書き終えて」・・・・

「本」でなければ味わえないもの。 

そこにこそ、存在感もあるのだ。


春を告げる「花苗」たち

2013-01-15 | 日記・エッセイ・コラム

今日、午後からいつも花の苗を買いに行く

「行橋植物園」へ。

園内は鮮やかな花苗が所狭しと並べられていました。

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プリムラ、桜草・・・・

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花壇用シクラメンも。

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ヘリクリサム、ブルーデージー、ユーカリなど。

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圧巻は、「パンジー」「ビオラ」の多さ・・・・将に、「春の花」の王者?

色とりどりの種類が、一番広いブロックを占めていました。

眺め、品定めしながら、あれも、これも・・・み~んな欲しくなります・・・が。

花壇が広いので、株数が必要なため、出始めの苗は敬遠しています。

いつもの買い方で、一番最後に「お得な」時点を追いかけてゲット!

その為には、ちょくちょく・・顔を出して、値札を確認するのが苦労です。

本日のお買い得は。

3株100円のビオラを取りえず60株ほど。

「黄色」と「紫色」を30株づつに。

以前、パンジー(これも、黄色と紫)を植えた、株の間に、ビオラを。

寒さはまだ当分続くでしょうから、寒さや、霜などに弱い苗は、春の声が

聞こえて来てからだ。

花壇も、水仙の芽が出て来たので段々、形がはっきりとしてきました。

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球根類の花「オキザリス、チューリップ、ムスカリ、グラジオラス(夏花)」

など縁取りに植えている花が姿を現すと、花壇全体が浮かび上がってくるのです。

これから芽が出てきた合間に、並びを変えて、いろいろな苗を植えていくことに。

種からの「リビングストーンデージー」も鉢の中で芽が出て成長しています。

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これから、又 株分けを。

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実生の「リナリア」も、日増しに大きくなっており、もうしばらくで移植です。

花の終わりごろに、種を花壇の至る所にばら蒔きし、自然発育で株を増やそうと試み

今、どんどん小さな芽が出て来ているのです。 

おう1種類、「ストロベリーキャンドル」の芽が出るのを楽しみにしているのだが?

でも、まだ春はまだまだ・・・・夕方にはやっぱり寒さが肌を刺します。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。