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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

司馬遼太郎の「城塞」から、真田幸村の話を

2016-01-31 | 日記・エッセイ・コラム

 この数日は読書三昧

寒さもあるし、動きも鈍い。

予定も少なめの時は、勉強も兼ねて読書を。

先日、講演で「戦国時代の女たちパート2」が終わって、次回パート3は5月か?

それまでに「余談」の話のネタ探しをと。

 淀殿、江、初 浅野3姉妹の話も佳境に入ってきたので、その周囲の事件なども。

 そこで 丁度、大河ドラマが「真田丸」放映中…ドラマも取り込むか?

 そう、もう40年も前にページを捲ったこの本を読み返してみよう。

 司馬遼太郎の「城塞」全3巻

  「大阪城」が悲劇の主人公の物語 

   豪華配役は、この二人

   徳川家康 対   淀殿

   重要な脇役として そこに真田家が絡んでくる。

  真田昌幸(父) 真田幸村

  豊臣家と徳川家 天下分け目の壮絶な駆け引きの歴史ストーリーなのです。

  この大阪城の最期の砦となったのが 「真田幸村」の

「真田丸」

  今年1年脚本三谷さん どんなふうに歴史を辿っていくのかが楽しみで~す。

 もうひとつ ちょっと面白い話をと。

 秀吉が築城したこの天下の「大阪城」 これを話題にすることに。

 

  絶好なネタが見つかりました。 

  オーストリアの世界遺産「エッゲンベルク城」で2006年に見つかった

  豊臣期「大阪図の屏風」これだ!

 

       関西大学大阪都市遺産研究センターが調査した結果

   なんと、この屏風 1600年代中頃の作(だから当時のものなんです)で

  同時期に日本からオランダ船でヨーローパに輸出された可能性が高いとわかった。

 

 8枚のうちの左側3枚(部分)

   中央が大阪城 

   もとは8曲1隻のものですが、現在は城内の部屋で、8枚に分割され、壁の装飾として

 埋め込まれている。

  大阪城を中心とした市民の生活の模様を壮大な8曲屏風で描かれ、図中、500人もの人々の

 生活の動きが描かれているのです。

  想像解説では、淀殿、秀頼? ではないか と言う 人物像も…

  だから この絵だけで、話が展開できそう・・・。 

  これは 絶対に面白いぞ! 徳川政権の時代になぜ、豊臣の栄華が描かれ

  さらに その屏風がヨーロッパへ渡っていったのか…

   ロマン満載の余談が見つかった。  

  本も まだまだ ページを残しているので 続きを 。

 

   

   

 

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庄屋日記が語るー幕末・小倉藩と苅田

2016-01-30 | 日記・エッセイ・コラム

 歴史の真実は どの角度から眺めるかによって違ってくる。

 「勝者と敗者」 に分かれ、歴史は どちらかと言うと「勝者」の伝が

 強い。 つまり、勝者の言い分で残され、伝えられ、理解される。

 今回、「かんだ歴史研究会」に入会して 初めての講座に出席した。

 

  今日の講師は「まちの歴史担当」 教育委員会生涯学習課副課長の

 小野剛史さん

  資料の最初の行を読み始め、すぐに…これは どういう意味かと …

  「手永」について解説を。

   幕末の頃の 行政区を指し、この京都郡には 四つの手永があった。

  「新津、延永、黒田、久保」と。

   その下部に 「大庄屋」、さらに 「庄屋」と。

  その「庄屋」が リアルタイムに文書に残した 当時のことを資料として

  本日のお話を進めて行きます… 

  所謂、直に目にし、耳にした 動きを その日の「日記」にのこした事実。

  これは 面白い!  文書に造作がないのだ。(真実のみ)と理解した。

 

  さて、この小倉戦争のこと、私も その歴史的詳細は知らない。

   そこで 今日の話に興味を持って参加したのです。

  小倉城 写真は現在の姿です。

  小倉城は 戦国末期、中国地方の毛利氏が現在の地に城を築いたことから始まり

 その後、関ヶ原の合戦の功労で入国した細川忠興により築城

 そう 忠興と言えば 御存じのガラシャが正室

 細川氏が熊本に転封後、譜代大名の小笠原忠直が入国 

 この小倉藩は九州大名監視という役目を受けていたのです。

 

 小倉と言う位置そのものが、九州各地に通ずる街道の起点なのですから。

 こうして 時は流れ 幕末を迎えます。

  徳川家 関ヶ原の戦いで事実上の天下を

  大阪冬の陣、夏の陣において 豊臣家を滅ぼし 江戸幕府を開き

  家康から 十五代続く 長期政権を握っていくのです。

  徳川家康   最後の将軍 徳川慶喜 

 

   嘉永6年 浦賀にペリー来航  

   この黒船来航によって 幕末の幕が切って落とされたのです。

 

   幕末の「時計」は、狂おしいほど速く そして日本の姿を変えていった。

  この小倉藩が幕末に、長州藩を攻める第一線基地となり 勇敢に 律儀に戦い

  ついに、1856年、自ら小倉城に火を放って戦線を後退していく。

   このころ 日常の第一線で 目の当たりにしている「村」の庄屋が 語る。

  それが 今日の話の重要な箇所なのです。

   残された文章は、活き活きしています。 内容は と言うと…事実ではあるが

   悲しくもあり、また 残虐そのもの・・往時を彷彿とさせる その時を。

     

   まだまだ 続くのですが 紙面の関係で割愛しますが 

   事実は これからも ひょっこり どこかの古い蔵から顔を出すかもしれない。

   そんな古文書を 現在でも こつこつと真実の解明を続けていらっしゃる方に敬意を。

 

   また こんな小さな町の歴史の中に ここは起点として「話」を繋ぎ、伸ばしていけば…

   教科書や小説、テレビに登場する歴史上の人物が 豪華に顔をそろえているのも

   一層、話を面白くして、 何かの機会に講演での「余談」に活用させて貰おう…と。

   幾人かをご紹介しましょう。

   関門海峡を挟んで 小倉と長州 と 言えば。

    安政の大獄       奇兵隊        亀山社中

   吉田松陰 高杉晋作 坂本龍馬

 

   なんせ、幕末は 「長州」が 完全に歴史の寵児になっているのですから・・・

   「桜田門の変」の井伊直弼 「新選組」「池田屋の変」「禁門の変」「戊辰戦争」

    ほら、剣豪の宮本武蔵も  

    巌流島の佐々木小次郎との戦い、 話は どこまでも広げることが出来そう。

 

   もっと 身近には 小倉藩家老の 島村志津摩がいる。

   若くして家老になり、藩の近代化や藩政に努めるが、守旧派の小宮民部によって

  蹴落とされ、江戸表に左遷される… その後、戦線は続くが最終的に長州と和議を結び

  戊辰戦争では官軍側について藩の立て直しに努める。

   彼は、明治初年に、オランダ人の教師を雇い、「育徳館」という学校をつくり、次代を

  担う地域の人材を育てることに努めた… 郷土史の精華のような人物なんです。

   現在、  「志津摩桜」として 春には近郷から足を向ける方も多くなった。

 

   先年、大河ドラマで「黒田官兵衛」が放映され、ここ地元でも 大いに賑わった…

   歴史って 遠い存在ではなく 身近にあるものだと  現在住んでいる地域の皆さんが 肌に感じたことなのです。

    幕末の 長州・小倉戦争(1866年)から   今日 2016年は なんと150年目たった

     しかし、 その領域を重ねてみても それほど違和感がありません。

    まだまだ えっ? と 驚く 歴史の真実が ・・・・・夢が膨らむ そんな 時間を堪能しました。 

  

   

   

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雨の「雫」 きらりと 

2016-01-29 | 日記・エッセイ・コラム

大雪の後は…雨か

 重たく 冷たく 暗い… まだ雪が塀の隅にかすかに残っている。

 半日も降り続けた雨が すっかり雪を溶かしてしまった。

 憐れ! 雪にやられた葉が 黒ずみ、しおれて 首をうなだれている。

 中には きっと 元に帰ることは 無理…

  主が不精したために ベランダに置き忘れた鉢植えの数々・・悲惨

 せっかく春を楽しみにしていただろうに、と 思うと。

 「ごめんなさい」 ここは 謝るしかない。

 

 雨は 勢いを増し 強く降る 地面を叩きつける音も 

 しばらく 窓越しに眺めていたら…思いがけない発見!

 そうなんです、枯れ木がキラキラと光っている。

  まるでガラスの花が咲いたように、 角度によってまた違って見える。

 これは凄い、 今 庭の花は 「水仙」くらいしか姿が見えない

  そんな折の 不思議な光景が 今日の 雨の中に。

 

  カメラを持って いろいろな 木の枝に輝いている「雫」を追いかけた。

     ほら、 このガラス玉のような雫

  枝に雨が溜まって 流れて 膨らんで 丸くなって 重たくなって 落ちていく。

  じっと眺めていたら 同じリズムで 繰り返されていく…なんか楽しい。

   ここは 雪柳  当然、花はまだ だが 雫が 花になっている。

   黒い実の周りを囲むように 雫が  オセロゲーム?  いやぁ~ 素敵ですね 自然の画家の方が 芸術です。

 

 隣の「南天」の赤い実も 雨に濡れて 赤みを増しています そこへ この真っ白の「雫」と

  清々しい、とは こんな時。  

 

 シマトネリコの 硬い葉も  雨を受け止めて 

 光線の具合で 神秘的に  角度を変えると 雨の雫の球の中に 景色が映って見える…こりゃ またまた凄いぞ。

 

  黒光りの桜の古木  太い幹に 先きっぽの枝から流れてきたのが 枝分かれの節で 止まり

 溜まって 太くなって 膨らむ…

 「トキワマンサク」の葉っぱに  1枚 1枚の葉っぱの 先っぽへ 「雫」は 流れていく

  光って 消えた? 

 

 

 

  鬱陶しい雨だが  雨を恨むのを止めて  違う角度で 雨を愉しむことが出来た。

  普段、気が付かないことを 発見する。  そう、 そこに新鮮さを見つけることができるのです。

  

   「風景」って、 自然の景色だけを言ううのではなく、 私たちの日常生活の中にも いろいろな風景がある。

   見過ごすことって とっても多い。 

   だから「気が付く」って こと 大事なことなんですね。

    「気が付く」ことによって 「考え」 今までとは違ったギアを入れて「行動する」することができる。

    雨の日の 「雫」のキラリが また 何か新しいテーマを与えてくれたような…

 

  

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この絵が九州に初上陸? 行くぞ! 「モネ展」

2016-01-26 | 日記・エッセイ・コラム

 「モネ」が九州へやってきた!

昨年の12月の22日から 今年の2月21日まで 福岡市美術館で公開中

  

今回の目玉は 何といっても 前期 「ヨーロッパ橋、サン・ラザール駅」

 後期「印象、日の出」。

マルモッタン・モネ美術館 

 特別出展 門外不出の至宝が目の前に。

 とにかく この美術館は モネ本人によるプライベート・コレクションであること。

 その中から 選りすぐりの約90展を展示。

 こんなことは これからだって きっと 願いは叶わないと思いますね。 

 

 以前、東京国立美術館での「モネ展」(世界中の美術館からの作品展示でした)にも九州から

 飛んで行きその感激に浸りました。

 それが 今回は 地元福岡での開催・・

  絶対に行くぞと このニュースを知ったときに決めていました。

 

  直接 美術館へと思っていたところ なかなか予定が取れず、そんな折に近くの公民館の

 企画で貸し切りバス美術館巡りの募集があり渡りに船と 

 申し込みに行ったところ応募者多数で なんと 「くじ引き」となりました。 

 幸いにも当選し 来月9日に行くことができます。

 

 公民館の この美術館巡り企画は、毎回盛況で 過去 私も「葛飾北斎」「棟方志功」

 「草間彌生」「シャガール」…に参加 「満喫ツアー」です。

 趣味で油絵、水墨画、水彩画を気の向いたときに筆を握って英気を養っているのですが

  油絵は ここ数年、すっかりご無沙汰なので 今年こそ… 少しキャンバスにと思いを。

 まさに本物を鑑賞し、興奮を引きずって きっかけづくりにしよう と。

 

 さて 今回の「モネ展」

 ちょっと悔しいのは 前期に(2月3日まで)に「サンラザール駅」が出展

  そして 後期「印象、日の出」を2月4日から展示 と。

 う~ん、いじわるです。 一挙に ご覧あれ! って公開してくれれば最高なのになぁ と

  ブツブツ… 近くなら、3日と4日に行けば 両方とも鑑賞できるのですが…これもなかなかでね。

 

 つい先日、福岡市美術館にお願いして、パンフレット&当日の作品リストを送ってもらいました。

 今回も、美術館のホームページの解説や美術書、ネット検索に寄り出展作品の見どころなどを

 編集することにして 現在 作業中。 

 

 毎回、鑑賞用の解説を自分で編集し、参加者の皆さんにお節介ながらお配りしてきました。

 以前「シャガール展」では A4 5ページに。

   

 今回も、魅力的なモネの絵 全くの白紙状態で 眺めるよりは 事前に絵の内容について

 少々、頭に入れておいた方が 作品数が多いので  楽しく鑑賞できるのでは・・と。

 

 出発までにまとめようと 編集を始めたところです。

 素敵な作品多いので ページ数も増してきそうだな。

 本当は 全部 作品はカラーで印刷してあげたいけれど…ちょっとページも多くなる?

 

  今回の展示は

  ◆家族の肖像

  ◆若き日のモネ

  ◆モティーフの狩人

  ◆ジョルジュ・ド・ベリオ・コレクションの傑作

  ◆収集家としてのモネ

  ◆睡蓮と花ージヴェルニーの庭

  ◆最晩年の作品

   このようにテーマ毎に 分けられて 10点~20点の作品が展示される。

   

 あの 連作「睡蓮」は8点も。     

  

         「日本の橋」 6点

     

    「しだれ柳」 4点

   

  彼の息子ミシエル・モネの肖像画も。

   

また 親友 ルノアールがモネを描いた「新聞を読むクロード・モネ」

 

  最晩年の「バラの小道、ジヴェルニー」  ・・・・全展示作品は90点にちかい 豪華なものです。

 

 

  昨日、今日と この家にだ誰も訪ねる人もなく 静かな時 そして 外は雪

  こんな作業をするに恰好な時間です。

  まだまだ 時間がかかりますが 楽しみながら 間に合わせようと。

  これも 偶然ですね。

  雪って 絵にすれば こんな素敵な作品も。  これも 今回 展示される1つ。

 「雪の効果 日没」

 もうすぐ 会える・・・・

 本当に こんな 機会は 「も~ね~よ。」

  

 

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銀世界って・・・

2016-01-24 | 日記・エッセイ・コラム

昨日からの雪は 今日も終日 降り続けています。

特に 雪が珍しいことではありませんが…

私 昭和44年から 数年間 札幌に。さらに その後 山陰は松江にも居りました。

パウダースノーの北海道の雪 べっとりと冷たい山陰の雪

同じ雪でも こんなにも違いがあるのの? と 生活の中で 実感した 遠い思い出。

 

 しかし、ここ 九州 苅田町にリタイヤ後 12年目になりますが初めての大雪。

隣近所の方に聞いても なんと18年ぶりくらいだとか・・・そんな凄い 大雪。 

 「犬は 喜び 庭駆けまわり・・猫は炬燵で丸くなる」

私も カメラ片手に 庭駆けまわり 珍しい 雪景色を  まるで 初めての雪を愉しむ 異邦人?

 

  庭が 白一色に。 陶器のベンチも 雪帽子をかぶって。

 綺麗! 南天の赤い実が 別世界の絵になっている。

 みかんだって 綿帽子だね 

 鈴なりの「カボス」は こんな姿で…

すぐ隣の枯れた殻を残している 「酔芙蓉」

 ここにも 遠慮なく 雪が  芸術的に 積もって 一幅の絵のように。 花が咲いている時より 素敵な姿?

さらに モジリアニの抽象画? その幾何学的な文様のような構図を思い起こします。

 見事な 構図ではありませんか?

 

 

 これも 凄い! 

  蘇鉄の葉に ずっしりと 重い雪が かぶさって とっても普段見ることのできない 姿です。

 

 玄関を開けると… アプローチのは?  石も埋まっています。

    

 

  暴風雪警報が出ています。 ほんとうに強い風が横殴りに吹き付けてきます。

   春を待ちながら 冬の寒さを凌いでいるアカシアの幹に 雪がへばりついて こんな景色も。          雪が 綿のように 飛んでくる。

   こんな景色も 滅多には見られない 。                                       ↓ これ、雪だよ。

 

  明日の朝はまた どんな 景色になっているのでしょうか…

  博多や 北九州の一部では 水道管が凍って…の 被害情報まで出ています。 

  この辺は大丈夫 だよね、と 勝手に判断。  ペットボトルの買い置き 少しあるみたい  風呂の残り湯も そのままに だね。 

  家のすべてのシャッターは閉めて 

  「雪の明日を 待つことにします」

 

 

 

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春を告げる・・・美術館へ

2016-01-23 | 日記・エッセイ・コラム

 強い寒気の影響で、九州・山口は23日から24日にかけて大荒れの天気となりそうだ。

福岡管区気象台は最大20~30㎝の積雪を予報…こりゃ大変だ。

 暴風や高波も予想、さらに路面凍結の恐れもだと。

これじゃ、車での外出などは…止めた方がいい?

 こんな天気になる前にと 今朝 一番に 今年の初めに行こうと思っていた近くの「増田美術館」へ。 

「春を告げる 名画・名陶・墨蹟展」を見るために (作品103点)

  

 国道10号線から 201号線へ 曲がってすぐ左側に 美術館が見えてきます。

 駐車場へハンドルを切る…あれ? 1台も入っていない。 「休館?」 じゃないはずだよ。

 降りて 入場口へ 開館していました。

 笑顔の係員に迎えられ 作品リストを頂き 無事入場。

 

  先ずは 最初の絵画部門の部屋に…えっ、誰もいない・・ 私一人 これはラッキー

 ゆっくり、じっくり 鑑賞できるぞと ほくそ笑む。

 ここは もう何回も来ていますので お馴染みの作品ばかり しかし、何度見ても

 いい作品はいい。 見るたびに味わい深くなるものです。

 

 そこで 今日は やってはいけないこと… だれ一人いない館内 そっとデジカメを出して

  意中の作品を写させて…「ごめんなさい」

 ( ブログアップに 少し インパクトが欲しいので…と言い訳 心中、ここの宣伝も兼ねてとも)

 

  何といっても 迫力のある 正面中央の1枚がこれ

  橋本雅邦の「龍虎図」  ちょっと慌ててのシャッター なので バックまでも 映ってしまいました。

 

 右に足を運ぶと 今年の干支に相応しい・・・橋本関雪の「老松白猿」   何度見ても この繊細な筆使いには うっとりします。

 日本画の大家が ずらりと並ぶ館内

 上村松園 横山大観 川端龍子 竹内栖鳳 河合玉堂…まだまだ 

 

  小作品ですが こんな可愛い絵も 伊藤深水の 「春雪」 

 龍子の 「瑞鶉図」  

 次の部屋は 「墨蹟」が一堂に・

  ここには 明治の香りが ぷんぷんでした。

なんと、なんと 幕末の三舟がズラリと… 骨太な そして大胆な書体 動きもあり

 そうなんです 維新直前直後を動かした 勝海舟 山岡鉄舟 高橋泥舟  圧巻! 横綱のそろい踏みです。

さらに 長州が生んだ異端児 高杉晋作の力強くも けせのある 独特な字も

 目の前に 「七言詩」の軸物が…読めません うまいのか 下手なのか  まぁ いいか。

 福沢諭吉先生の1枚も。

 

 一番奥の部屋は 一押しの 陶器の銘品が

 入ってすぐ 正面 目に飛び込んできたのが これ!  そうです 益子焼 人間国宝 文化勲章の 濱田庄司「白釉墨格子流掛文大鉢」 

   この大胆な 釉薬の動き   力強く  そして 柔らかく    観る人誰もが 惹きつけられる

 

  もうここは垂涎もの  国宝 文化勲章受章者の作家さんたちが これでもかと。

  器を庶民のものにと 時代を切り開いた  河井寛次郎、富本憲吉 先の 濱田庄司  凄い 凄い うっとりです。

  お茶を嗜む方は  陶磁器に趣味の方  もう  これは必見です。  (ちなみに 開催期間は 3月6日まで。 )

 

 さらに 今泉今右衛門 酒井田柿右衛門 の十三代 十四代の人間国宝が 作品を並べ

 唐津焼は 中里太郎衛門 無庵を初めとして 逸品が。 

 備前焼きは 人間国宝の藤原雄 

 志野焼は 荒川豊蔵 

 瀬戸は加藤唐九郎

 この作家たちの名品を 一挙に鑑賞できるなんて… まさに「春を告げる…」のタイトルに相応しい。

 先達たちの「美の心」をじっくり 触れ 味わった Only One  の美術鑑賞会でした。

 

  「堪能した」って  心から自然に湧いて出てくる … こんな至福の時ですね。

 

  今年は きっと いいことが と。 「春を告げて」くれた。

  独り占めしたい~と 。

 

      予報通り…午後から 風も強くなって 雨の後 雪になってきました。

  今夜から 明日の朝   どんな景色になっているのだろうか?

   部屋の暖房も 心なしか 冷え込みが強くなったような。

 

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母校の小学校で「餅つき」・・老人パワーの応援部隊

2016-01-22 | 日記・エッセイ・コラム

寒~い朝です。

 8:30に学校に集合 でも 着いたときは すでに皆さん活動していました。

 釜にも火がついて… 生徒の父兄の皆さんも 走り回って準備中

 今日は 釜は4つ。 火の当番は 男性群のようです。

 製材所から運んできたのか? 山ように積み上げた薪 

 どんどん 薪を入れて 火力を増します。

今日は 地元小学校5年生の 生活実習「餅つき」のお手伝いを。

今年で2回目 とか。

 私が ここを卒業したのは? そう 今から 60数余年もまえのこと。

 校舎の場所も以前とは違う位置になっています。

  地域の老人クラブの皆さんが

(お年寄りでないと 餅つきなんてこなせない だからこそのお手伝いなんです)

 応援部隊で参加し、小学校の皆さんと共に 校庭で「餅つき」を。

 初めて 杵を持っての 大仕事…

 我々 老爺舞台の面々は 大声を張り上げ 生徒さんに 杵の握り方 振り上げ方

 足の踏ん張り方を指導

 掛け声も 「それ、 一 二 三  !」

  「どうです この素敵な 笑顔…」 

   うまくいきました…

 搗き立ての餅は 早速 丸めてもらいましょう…

  可愛い手が 次々と 丸い 餅を 形にしていきます。 

 4つの 臼は 休みなしに 杵の音が 聞こえてきます。

  掛け声も  景気よく 響いてきます。 

  「一丁 あがり… 」 次々に 作業台に 搗き立ての餅が 揚がっていきます。

 

 丸めた餅は  お母さん方が パックに詰める作業を。

 生徒さん それぞれへの「お餅ち帰~り…」 です。

 

 さらに 搗き立ての餅は

 「黄な粉もち」 や 「酢餅」にして  

 みんなで 立ち食い なのだ!    食べる 食べる!  

  口の周りに黄な粉をいっぱい付けて 

  「美味い!」 「おいしい・・」 

 

 2時間ほどの 実習は終わり 生徒も 応援部隊の老人クラブの皆さんも 全員 行動に集合

 

 生徒さんの代表から そして 校長先生からの 御礼の言葉を頂き 無事 終了。

 講堂に用意されたテーブルには 私たちにもお土産の「お餅」が袋に詰めて。

 それより、何より こんな 素敵な ものが 1枚 ずつ 配られました。

 

 

 

  「ありがとう!」

 こちらこそ 元気を頂きました。

 普段、 子供の声を聞く そんな機会が めっきり減った 生活。

 今日は 久しぶりに 元気な子供たちの歓声の中でのひとときでした。

 

  今、 こうして元気で 生きて いるってことは、 

  少しでも 「他人(ひと)様のお役に立つこと」  だと 

 子供たちの 明るい姿に また 新しいエネルギーを頂いた 貴重な時間でした。

 

 

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今年、最初の講演は大雪の朝

2016-01-19 | 日記・エッセイ・コラム

夜半から台風並みの風が吹きまくる…

 寝る前に普段閉めない シャッターを全部降ろす。

 朝 起きると 周囲は銀世界 今年の初雪は大雪

  玄関へのアプローチ 芝生と石は芸術的に。

中央の花壇も 真っ白け。

 1晩でこんなにも? さてさて 困ったものです。 と 言うのも 今日は 今年初めての講演日

 我らの仲間のY氏が企画する 「火曜いきいきサロン」 地区のコミュニティセンターで。

 少し早めに到着したら 案の定、お集まりの方々は いつもより少なめ…大丈夫かな と 心配。

 しかし、ありがたいことに 開始までに この大雪の中 タクシーを使ってまでも お出でになった方も・・

 「御苦労さまです ありがとう」と。 主催者ともども 御礼!

  今回は 「戦国時代の女たち パート2」 浅野3姉妹を中心とする 

  戦国時代の 「女」がどう生きて来たかを シリーズで続けています。

  小道具も用意し わかりやすく 面白く 退屈しないようにと 工夫しながらの毎回。

 

 登場人物は この時代のスターたちばかりです。

 織田信長 お市の方 浅井長政 柴田勝家  豊臣秀吉 ねね 茶々 初 江 秀次 秀頼 徳川家康 秀忠 家光

 

   写真を マジックで ボードに張り付け  まるで 「紙芝居」 

   口調は   ときに講談風 落語調  ?

    「絶世の美女 信長公の妹 お市の方は… 同盟を結んだ 浅井長政の元へ… 」 

 

 歴史を動かした 面々… どの一人を 取り上げても 話は尽きない 大物スターばかりですもの。

  本筋よりは 「横道」話ばかりが続く…私の話  爺さんの駄洒落も 少し 古いかも?

  いえいえ そんなことお構いなしで 進めていきます。 結構 厚かましく 図々しく。

 

  サロンでは 講演の区切りで 休憩 お茶を召し上がって(会員の皆さんがお世話を)  また 始める。

  ところなんですが 本来は。

  私が話始めると 止まらなくなり…(毎度御迷惑をおかけします) 

  ついつい そのまま お茶 飲みながら  適宜 トイレに行っていただき 気軽に 聴いていただいています。

 

  歴史の考証をする時間でもない と 勝手に私流に考え また 失礼ながら ほとんどが ご高齢 ということで 

  年代を覚えていただくつもりもなく  おおざっぱに その時代のお話を この場で 愉しんでもらう。 

 

   また お話をしながら こう言っております。

  「講演が終わって 帰り道で ぜ~んぶ忘れて下さい。それがいいんです。

   次回 また 新しく聴いてください 新鮮ですよ」と。  入れるには 出しておくことも 必要。 ????

 

    さらに 余談で。

   今年の干支が「申」年。 こじつけて「猿」を話題に。

        今年は 三猿の 

   「見ざる 聞かざる 言わざる」の 逆の年にしてください。

 

   「よく見て よく聞いて よく会話をする」 …要は 

   内に籠ってはいけません! どんどん外に出かけて

   皆さんとのコミュニケーションの量を増やすことに心がけてくださいと。

   熱心な方 は ( ..)φメモメモ  

 

   聴きながら メモする…さらに 脳の運動に 最適ですね。

   

    ・・・楽しい時間も あっという間に90分 経過   ご清聴ありがとうございました。

    次回 パート3 は?    決まりましたら 広報でお知らせいたします。

    次回もどうぞよろしく  

  

   帰り道は 雪も解けて 道路も顔を出して 少し 雪が舞っていますが 心配なし無事帰宅です。

   玄関に入ると

   おお!  

   昨夜 雪で凍結でもしたら大変と 大急ぎで運び込んだ

   大輪椿「ロイスミナウト」の1輪が 厳しい寒さを押して 花開いていた ちょっと早すぎない? 

 

   寒さで ビックリしたのかな?

   開いたばかり… まだ 小ぶりです。 去年の花は 直径18㎝にも大きく花開いた。

   さぁ、どんどん大きくなってくれ と。

   予報によると 今夜も大雪 だとか。  

  「椿さん」 この寒さを乗り越えてくださいな と 願うばかりです。  

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たったの4枚だけ・・・お年玉つき年賀はがき

2016-01-18 | 日記・エッセイ・コラム

恒例の お年玉つき年賀はがきの当選番号が新聞に掲載

 

 現金10万円 旅行 家電(5点)の中から

 いいね、 家電も 旅行もいいや、 ここは 一番 現金狙いだな…と。

 さぁ 1等の幸運は?  と

  今年の年賀状を取り出して 

  番号調べを 始めました。

  89 91 70 68 …ひとつ違いは あるもんだ…でも ね。

   あった あった やっと1枚

   さらに 捲る… 全部で 今年は 229枚(番号付きはがき枚数が)

   また 1枚   さらに 1枚   

   全部で 4枚 

   229分の4  確率は? 計算するほどじゃないね。

   ま、 これでも いいか。 おめでとうございます だね。

   早速郵便局へ 颯爽と出かけて

   うやうやしく 頂いた 切手シート が これ。

  

 

   52円 82円 切手2枚が 1シート… これは これは 豪華な 豪華な 商品でした。

   郵便局って いまだに お役所?

   この切手シート ハガキと交換する手続き

   窓口の係員 さん なにやら伝票に 「 苗字を書いてください」と。

   さらに 自分の印鑑を押し、 後ろに控えている 上司の印鑑を貰ってから

   私に この切手シートを渡してくれた のだ。

   「大げさ」

   こんなことを いかにも仕事だと 言わんばかりの 仕草には いささか驚きである。

   

   さぁ この切手 どう使おうか・・・

   せっせと思いを込めて 誰かに 手紙を。  素敵な ♡  どこかにいるかも?

 

   

 

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「餅つき」は日本の伝統行事です・・・

2016-01-17 | 日記・エッセイ・コラム

今日は 私たち 仲間の オールドパワー 発揮の1日でした。

 

毎年 町の公民館主催 行事の一環として「国際交流ひろば」を

企画して 盛りだくさんのお楽しみの集いを行っています。

 その一つに「苅田まちづくりOB会」が参加して恒例の 

「餅つき」を披露し 苅田町在住の外国人のみなさんと一緒に 

 日本の伝統行事の「餅つき」を実際に皆さんと共に 杵を搗いてお餅づくりを経験して 

 もらい 出来立ての餅を食べてもらう

 そんな 楽しいひとときを…

 会の皆さんは総勢30余人  朝8:30に集合 餅つきの設営準備からはじめ

 前日には 道具の点検、準備 「餅米」を洗う…など 大がかりな仕事です。

  朝 準備完了 もち米を蒸篭に入れて 釜へ。

 火を付けて 餅米を蒸していきます。 

 いよいよ 餅つきの開始です

  まず最初は 元気のいい ヴェトナムのお兄ちゃん 2人

 

  相どり の手並みも爽やかに… 力強く

 初めてにしては 凄い 「様になっています」

 杵の音も 軽々と リズム感も最高! ペッタン ペッタン・・ またたくうちに

 いっちょ あがり~・・

 

 次は 可愛い お嬢ちゃんに交代 

 さぁ 頑張って・・・

     よいしょ よいしょ 足踏ん張って と 応援の声

   周りの皆さんからも 掛け声も出て 盛り上がります!

 

 次々と  我も 我もと  思いがけない 人気ぶり…やはり 「餅つき」は珍しいこと。

 今どき 日本の家庭でも 滅多に 杵で餅を搗くなんて・・・ 忘れられている行事ですものね。

  蒸篭は 次々に 出来立ての「もち」に変身?

 搗き立ての餅を 今度は 皆さん 自分と手で 丸めてもらう…これも貴重な経験

 これが またまた 大好評でした。

 さて、 マイクからは この伝統の餅についての 由来 の解説もあり

 みなさん 興味を持って聞いていました。

 さぁ、 出来立ての 「黄な粉もち」 召し上がれ! 

 その次は 酢餅ですよ…

  さらに さらに、 お帰りには 袋詰めの「おもち」はお土産に

  これには 大喜びです。 そこは 餅ろん? 大成功!

  私たちも やりがいって ものです。

  これが 国際交流 日本の文化を 腹いっぱい吸収していただいたようです。

  Thank you very muchi !   

  こんなに喜んでもらって ありがとう は こちらのほうこそ です。

  疲れも 吹き飛んで 心地よい帰り道でした。

 

 

 

 

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。