足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ビットコイン・キャシュが誕生・・・市場の幅が拡大

2017-08-07 07:25:20 | 投資戦略
ビットコイン相場が一時の暴落から立ち直り高値圏に戻った。
7月の相場は大波乱した。
ビットコイン市場の拡大で売買の成立の遅れが目立ち始めたので、中国の業者がビットコインに代わるビットコイン・キャシュを考案し取引を始めた。相場はビットコインと1対1の割合で交換されるのでこれまで取引に参加してきた投資家には全く影響はない。

ただ従来のビットコインとは異なる名称のビットコイン・キャシュと名づけられたので、既存のビットコインの価値に悪影響が出るのでないかという懸念が市場ではしったが、旧来のビットコインには全く影響はなかった。
これまでのビットコイン相場は、7月には大波乱した。新ビットコインの出現で現在のビットコインの相場に大きな悪影響が出るという懸念が走ったからだ。一時は円ベースの相場が21万円まで瞬間的に暴落した。
業者は7月末から8月初めまでシステム上の問題で取引を一時停止するところが出て、先行きに不安感を呼んだ。
世界での市場規模が5兆円を超えシステムの強化が必要な時期でもあった。
しかし短時間で業者の体制が整って、売買が再開されると、今度は人気が殺到し36万円台になった。
この一連の動きをみていると、さまざまな問題点が出ても、相場に決定的な影響を与えるのでなく、ビットコイン、ビットコイン・キャシュの相場形成は正常で、市場はもとの状況に復帰し、週末の相場は新高値になった。
ビットコイン市場で売買する投資かはその通貨を理解し、合理性の高い新通貨であることに確信をもつ投資家が多い。
市場に一時は走った懸念は去り、売買は正常に戻った。むしろその存在価値が再評価されたといえる。

ビットコインへの投資を再考しよう。