足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ホシデンが早々に増額修正

2017-08-04 05:48:49 | 投資戦略
前日にNYダウ平均が2万2000ドルの大台を突破し、本日も小幅高。
この日はドル相場が小幅安で、多国籍企業の銘柄に人気が出たが、全体のムードは一休み。
大台替わりが市場の雰囲気を変えることもなく市場は冷静だ。
買われたのはバイオ、保険、通信、ハイテクだが、物色人気の横への拡散はなかった。トランプ大統領の出現いらい、相場の基調は上昇トレンドにはいったが、根底には企業業績の回復があることを大台替わりが示している。
今週はアップルの好決算で株価が5%以上の急騰になったが、この日は電気自動車のテスラが人気を集めた。規模は小さいが人気はアップル並である。
これまでの経験則ではダウ平均の大台替わりのあとは調整局面にはいるのが通例だが、今回も夏本番入りし、相場は調整局面に入りそうである。
今週はアップル、テスラという米国を代表する人気株が上昇したが、その人気は横への広がりは見えないヘッジファンド、機関投資家の間での意見が一致していないからだ。

しばらく鳴りを潜めていたダン・ロープ(サードポイント・オフショア)が健在。
ことし上半期のパフォーマンスは+10.7%とS&P500の+8.2%を上回った。これまでから市場平均を凌駕する成績を示してきた。最近は仲間のヘッジファンドは不振でダン・ローブのような好調な成果をあまり耳にしないが、彼はトランプ政策の積極的な経済政策を評価し、強気姿勢を続けたのが成功の理由である。

ウォーレン・バフェットの経営するバークシア・ハザウェイの株価が$268,430を記録し史場最高値を記録した。バフェットの笑顔が見える。今月中旬にはバフェットの近況の運用内容が明らかになる。

東京市場ではホシデン(6804)が昨日、2017年9月中間期の決算予想を大幅に増額修正した。2018年3月期も修正し売上2030億円→2500億円、経常利益50億円→85億円。一株当り利益は50.45円→92.50円とした。
任天堂向けの部品供給が急増したのが理由。当面はしばらく人気が続くだろう。