NY株は下値固め・・・2017年にS&P500は3,200ポイント（著名なアナリスト）

NY株は100ドル以上の下落のあと戻し小幅高。
雇用企業関連ADPのデータで7月の新規雇用増が前月を下回り株価は売られた。
しかしサービス関連指標は10年ぶりの好調で下げ止まった。相場の先行きは今週金曜日の政府の雇用統計に関心が集中する。連銀の一人のメンバーが「利上げは急がない」と発言した。
金融政策の次の一手はゼロ金利からの脱却で一致しているが、時期をめぐって様々な思惑が出る。相場の下値は限定されているが、8月という季節性（経験則では不振の月）も心理的に影響している。
ダウ平均を押し下げたのはディズニー（DS）の決算だ。好調だが予想を下回り株価は9％も下落した。米国のエンターティメントの象徴的な存在であることを印象づけた。
人気株ではオンラインの旅行商品の第一人者のプライスライン・コム（PCLN）が決算の好調で5％高。小粒だが日本では一休（2450）だ。日本でも個人消費の回復でホテル、高級旅館の宿泊費が底入れし回復をはじめた。

中国株は安定した。サービス産業の指数が11年ぶりの高水準になった。世界最大の人口を抱える国だけに、個人消費の今後の動向は経済を読むうえでは重要な指数である。
中国、欧州の株価は上昇した。中国、ギリシャ問題は遠退いた。

ウォール街ではニュースレターで著名なラースロー・ビリニィが「長期的にみて現在の相場は史上2番目のブル相場だ。1990年代と類似しており、S&P500は3,200ポイントを目指す」と語ったのが注目されている。（現在のS&P500は2.099ポイント）
スーパーブル・サイクルの再現である。理論的な分析家で信奉者が多い。

今週、再注目した任天堂（7974）がウォール街で人気が出始めた。昨日は9月からの人気ソフトの発売とアミーボーの新キャラクターの登場が材料になった。