世界の7月相場を揺さぶったギリシャ、中国も小康状態、米国は今週の雇用統計しだいでは9月の政策転換の可能性が高まるが、市場人気は落ち着いてきた。
東京市場は好調な業績を背景に個々の物色人気が続くだろう。テクニカル面では日経平均の対25日移動平均の乖離率、同騰落指数も「買いゾーン」にある。
先にファナック86954)の大株主になり会社側に株式価値の向上を求め株主への還元率80%を表明させた、米ヘッジファンド(サードポイント)が先週末、6月末の報告書を株主に送った。上半期の成果は+4.9%とS&P500の+1.2%を上回りまずまずの成果であった。
同ファンドは設立後20年周年を迎え過去の成果が年率+20.5%で+4,000%というバフェットも顔負けの記録を達成したことを報告書に記述した。この間、S&P500は年率+9.1%、20年間では+475%であった。
「これまでの成果が今後も継続するとは約束できないが、引き続き投資家には満足のいく成果を還元できるとみる。様々な投資対象の異なったサイクルに注目し、グローバルベースで投資戦略を立ていく」と書いている。
「企業経営者が株主に恩恵を与えるような政策の環境づくりを提案する」とアクティビスト活動の狙いを書いている。
「米国には言論の自由、透明性、法の秩序があり、それが米国の資本市場を世界最大にした背景がある」と米国の資本市場の効率性も論じているのは読む者をひきつける。
特に安倍首相のここ2年間のアクティビスト活動の黙認と企業ガバナンスの改革の意気込みに触れ、だれも手の付けなかった頑固なファナックを動かしたことに言及し外人の日本株観を変える糸口になったと強調している。
今回のレポートではスズキ(7269)に大量投資したことを明らかにした。
特にインドの生産・販売の子会社マルチ・スズキ・インディアの時価総額が親会社を上回り、スズキの株価が割安であるというのが注目の大きな拠りどころだ。新しい視点でのスズキの評価である。株価は人気づくだろう。
東京市場は好調な業績を背景に個々の物色人気が続くだろう。テクニカル面では日経平均の対25日移動平均の乖離率、同騰落指数も「買いゾーン」にある。
先にファナック86954)の大株主になり会社側に株式価値の向上を求め株主への還元率80%を表明させた、米ヘッジファンド(サードポイント)が先週末、6月末の報告書を株主に送った。上半期の成果は+4.9%とS&P500の+1.2%を上回りまずまずの成果であった。
同ファンドは設立後20年周年を迎え過去の成果が年率+20.5%で+4,000%というバフェットも顔負けの記録を達成したことを報告書に記述した。この間、S&P500は年率+9.1%、20年間では+475%であった。
「これまでの成果が今後も継続するとは約束できないが、引き続き投資家には満足のいく成果を還元できるとみる。様々な投資対象の異なったサイクルに注目し、グローバルベースで投資戦略を立ていく」と書いている。
「企業経営者が株主に恩恵を与えるような政策の環境づくりを提案する」とアクティビスト活動の狙いを書いている。
「米国には言論の自由、透明性、法の秩序があり、それが米国の資本市場を世界最大にした背景がある」と米国の資本市場の効率性も論じているのは読む者をひきつける。
特に安倍首相のここ2年間のアクティビスト活動の黙認と企業ガバナンスの改革の意気込みに触れ、だれも手の付けなかった頑固なファナックを動かしたことに言及し外人の日本株観を変える糸口になったと強調している。
今回のレポートではスズキ(7269)に大量投資したことを明らかにした。
特にインドの生産・販売の子会社マルチ・スズキ・インディアの時価総額が親会社を上回り、スズキの株価が割安であるというのが注目の大きな拠りどころだ。新しい視点でのスズキの評価である。株価は人気づくだろう。