足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

相場は調整が進行

2014-03-31 08:26:45 | 株式

 

2014年の第1四半期も本日で終わる。

 昨年の好調な東京市場の上昇相場が挫折した。年初来で-10%と相場の調整局面入りの条件である10%下落の要件を充たした。背景には円相場の底入れ機運がでて2月初めには101,10円まで上昇した(年初104.38円)。アベノミクスの発動に息切れが見られたのと、NY株のもたつきが材料として上げられるし、消費税引き上げ後の景気減速の懸念、需給面では外人の売りである。

 今週金曜日には米国の3月の雇用統計の発表があるが雇用増は月間で20万人増の予定。

 ただ日米とも悪材料は相場の方向性を変えるほどのものでなく、相場の短期的なテクニカルな波動に一服感が出た。

 週末のNY市場では円相場は102.79円と落ち着いた。

 日経平均が3月後半は25日移動平均を割れて推移しただけに相場の過熱感は消えてきた。

 特に相場の牽引役であったソフトバンク(9984)の対25日移動平均が-3.0%と過熱感が消え調整が順調に進んでいる。

 4月には20143月期の予想数字の見直しが出てきて、個々の銘柄の動きに影響を与えるだろう。特に調整が大きかったのは昨年10~12月に人気化した新興市場の銘柄でマザーズ指数は12月末比で25%も下落した。反騰の指標的な動きをするだろう。