NY市場は続落した。ダウ平均は小動きだがバイオ株が多いナスダック指数が下落した。
今週の米バロンズ誌が世界の経営者30人を発表した。
日本からはソフトバンクの孫社長とファーストリテイリングの柳井社長の2人がはいった。調査はバロンズ誌の編集者、記者のほか機関投資家、アナリスト、経営者の意見を入れ、5年間の実績を考慮する。評点表には過去1年間の株価の上昇、5年間の利益の成長率が採用されている。資産運用に力点を置くバロンズ誌らしい採点だ。
ソフトバンクはこれまでの業績の上昇、最近のスプリント買収、そしてT-モバイルの買収への関心。孫社長の飽くなき成長への意欲を重視している。ファーストリテイリングは柳井社長の世界一の小売チエーンへの挑戦を重視する。外人投資家が日本買いをする場合には避けて通れない銘柄になった。
中国からはテンセント(TCEHY)が入ったが、過去1年間で株価は2.3倍になり、時価総額が15兆円とソフトバンクを50%上回る大企業になった。中国のグールで、最近はEコマースにも力をいれる。さすがのグーグルも市場を攻めあぐねている。ほかに中国からはレノボがはいった。IBMのPC部門を買収し、短時間でPCではNo1になり、最近はグールからモトローラのモバルを買った。次の矛先はサムソン電子とアップルにある。
日中とも企業家精神にあふれる経営者の台頭が、世界の投資家から注目されている。