足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日米ともIPO(新規公開)人気に期待

2014-03-24 07:19:25 | 株式

日米ともIPO市場が注目される。

ウォール街では今週、SNSゲームでの大物キング・デジタル・エンターティメント(KING)が公開される(25日予定)。アイルランドが本拠で日本のガンホーオンライン(3765)と同じように少数のゲームで世界を制覇している。ウォール街ではSNSゲーム関連の見直し人気につながると期待感が強い。

来月には数年に一度の大物ネット中国企業アリババの公開準備が進んでいる。

東京市場でも注目銘柄の公開がある。

25日はみんなのウェディング(3685・マ)で結婚式の口コミ情報をベースに関連サービスを提供。吸収資金が47億円超と大型の公開だ。ディー・エヌ・エーが大株主に顔を出す。

26日にはcyberdyne(7779・マ/サイバーダイン)で筑波大の教授が起こしたベンチャー企業。整形外科、脳神経科、電子工学など先端技術の組み合わせで整形外科分野の患者を補助するロボットを開発した。話題性が大きい。吸収資金は90億円近くの大物の公開で、未知数が多いが日本企業では世界的に先行きの展開が期待できる。

26日にはディー・エル・イー(3686・マ)が公開。アニメ・キャラクターの開発企業。吸収資金は18億円と中規模である。

28日にはエスクロー・エージェンシー(6093JQ)が公開される。ここにあげた4社では市場からの吸収資金が5億円弱といちばん小ぶりである。不動産売買の取引を契約から決済までワンストップで行うビジネスモデル。海外では早くから発達しているが日本ではこれからだ。インターネット・バンキングから派生したビジネスでクラウド時代の所産である。

いずれも公開銘柄は関心を引き付ける。われわれが利用している理論株価が公開後の評価には有効性を発揮する。