先週末の米雇用統計(1月)が予想を上回る好調な数字になり週末のNY株は大幅高になった。
この数字をめぐって専門家の間では様々な解釈が出ているが、オバマ大統領の経済顧問であったローレンス・サマーズは「景気は正常な軌道上を推移していると評価した。
一方、共和党のロムニー大統領候補の経済顧問であるグレン・ハーバードは求職数の減少に警鐘を鳴らし「数字は楽観できない」と反論した。彼は引き続き景気対策の必要性を主張している。
さて話は変わるが2010年にウォーレン・バフェットが後継者としてスカウトしたトッド・コムズの選んだ銘柄が絶好調な成果を上げていることに注目したい。
彼はここ1年間にマスターカード(MA),ダラー・ジェネラル(DG)、IBM(IBM)の3銘柄を選んだ。
ここ1年間の株価はマスターカード+56%、ダラー・ゼェネラル+75%、IBM+18%で、S&P500の+2.8%を大きく凌駕した。バフェットの人物の選択眼の正確さには感心させられる。
いずれも大株主にはTロープライス、バンガード、カナダ年金基金など名だたる機関投資家が大株主だが、コムズはすぐれた先輩の銘柄選択手法を的確に学んでいる。
私もコムズに「提灯を付けた」が、彼らの才能の偉大さを実感できた。