足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

相場の押し目は買い

2012-02-11 08:54:56 | 株式

NY株は下落した。最近のトレンドじからすると-89ドルの下落は「えっ!そんなに下がった」という感じである。

ギリシア問題が週末の同国議会で緊縮案を通過できるかどうかにかかってきた。

週末のウォール街で注目したいのは昨年5月に公開されたSNS関連のリンクトイン(LNKD)が決算発表後、急騰したことだ。第4四半期は売上2倍、利益が+30%になった。企業向けのSNSであるがIPO価格$45で高値$122をつけたあと、$55まで下落していた。昨日は$90台乗せ。フエィスブックの公開に関して、これまで公開した関連株の最近の人気の度合いが気にされていた。

最近、公開したジンガ(ZNGA)にも好材料が出た。玩具大手のハズブロ(HAS)がゲームのキャラクターを人形化して販売することを決めた。これまで任天堂、マイクロソフトなどのゲームの人気キャラクターが玩具市場での人気商品であったが、SNSゲームの人気キャラクターにも玩具メーカーが目をつけ始めた。

そういえが今週初め決算発表後、東京市場で連日に売買代金のトップグループを占めるようになったDeNAは決算発表で「これからは月10億円以上の大型ゲームを四半期に3本は出すことが目標」と語っていたが、それが実現すればゲーム市場を完全にSNSが席巻する可能性がある。爆発期いりの可能性が見え、この業界でも整理淘汰が進行するだろう。

グリー(3632)とDeNA(2432)が引続き市場人気の柱の一角を占めるのは確実だ。株価の調整は買いのチャンスだ。