足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

夏相場の分かれ道

2005-05-29 18:47:46 | 株式
ウォール街の好調がようやく東京市場にも伝わってくるか?
先週はその兆しがみられた。6月は正念場。
毎年、ウォール街の夏は相場全体は低調になる。過去60年間にわたって調べたデータがあるが(S&P社調べ)、第3四半期(7~9月)は+0.1%と、四半期毎のパフォーマンスでは「最悪」である。資産家やファンドマネジャーは夏休み、年金の資金流入も閑散期。このようなシーズン性を、ことしは打ち破ることができるか?
ファンダメンタルにはハイテク、ネット株に対する期待感が強まっているが、6月は別にして、その人気が夏までもつかどうかが、相場観の分かれ道だ。
金曜日に公開されたザッパラス(3770・マ)は月曜日には初値がつくだろう。
この株の評価はPSR(株価÷1株当たり売り上げ)で判断。予想の一株当たり売り上げは42万円。
携帯電話のコンテンツのサミーネットワークス(3745・マ)並みのPSR6倍なら250万円、ケイブ(3760・HC)並みのPSR10倍なら420万円だが、サミーの方のPSR6倍をとりたい。
先週の「トリトンスクエア通信」でPSR10倍に買えるとしたが、下方に修正したい。
(注)PSRはPrice Sales Ratioの頭文字