足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街のハイテクに対する見方の変化

2005-05-24 19:16:17 | 株式
昨日のNY市場での話題の一つはゴールドマン・サックスのソフトウェア関連株の格上げ。「中立」から「買い」に引き上げた。ポイントはインターネット革命が第2段階にはいり、ウェブとデスクトップPCを結ぶ基本的なシステムの開発競争が始まったという。新しいアーキテクチャーは、マイクロソフトのウィンドウズのように、世界のデファクト・スタンダードになるという。
先週はメリル・リンチがハイテクを「売り」から「中立」に格上げしたばかりだが、両社の共通点の一つは「市場のハイテクに対するセンチメントが弱過ぎた」というもの。
これらの証券会社の評価は行き着くところ「新インターネット革命が起こる可能性」にある。昨日までナスダックが7連騰したが、何かを暗示しているのか?
東京市場は中国関連、エネルギー、素材、金融、不動産などの株価の人気に手詰まりが出てきているときだけに、新しい人気の流れを求めている。少なくとも目先き夏相場があるとすれば、新テーマが必要。
先週、金曜日にIPO(新規公開)したセレブリックス(2444・HC)はIPO価格46万円に対して340万円と7.3倍で寄った。
公開株式数が990株といかにも株価を意識した感じ。いくら新興市場ファンのわれわれも、ここまで過熱しては・・・
「注意しないと火傷(やけど)しないように」。
IPO銘柄は2日目までに寄るような銘柄を狙う。
むしろ新興市場の人気株の押し目のほうに「玉」があるような気がする。その発掘の方に力をいれる。